ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 知事のページ > 第37回定例記者会見要旨(12月10日)

本文

第37回定例記者会見要旨(12月10日)

更新日:2021年12月10日 印刷ページ表示
  • 日時 令和3年12月10日(金曜日)午後3時5分~4時5分
  • 会場 記者会見室
  • 出席者 県:知事、副知事ほか
    記者:記者クラブ所属記者等 17人
  • 記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 令和3年12月10日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

 モニター資料(PDFファイル:1.12MB)

 通常の質疑応答はこちらをクリック

知事冒頭発言

発表項目

1.群馬大学が実施する「クラウドファンディング」による寄附の募集について
2.本日の会見の主な項目について
3.直近の感染状況について
4.基本的な感染防止対策について
5.豚熱(CSF)の緊急対策について
6.健康志向宿泊プランの販売開始について
7.直滑降ストリームの告知について

1.群馬大学が実施する「クラウドファンディング」による寄附の募集について

(知事)
 それでは、定例会見を始めたいと思います。会見に入る前に、群馬大学が今実施しているクラウドファンディングについてご紹介させていただきたいと思います。
 本日は群馬大学の栗田准教授にもご同席をいただいています。栗田先生ありがとうございます。後ほど、ちょっとお話してもらいたいと思っています。

 群馬県では、今年度から新たに、産業経済部内に「スタートアップ推進室」というものを設置いたしました。この推進室では、スタートアップの支援に取り組んでおります。
 その一環として、今年の7月に「ぐんまテックプラングランプリ」というものを開催させていただきました。そこで、県内大学や企業の方々に、新たな科学技術の社会実装に向けたプレゼンテーション等を行っていただいたところです。
 本日お越しいただいた栗田准教授には、ファイナリストとして、大変すばらしい発表をしていただきました。
 先日、群大の石崎(正確には、やまへんに、右上が「立」、右下が「可」)学長と栗田准教授には、表敬していただき、その際にも、栗田准教授から直接お話を伺いましたが、栗田先生の熱意に大変感銘を受けたところです。
 詳しくは、この後、栗田准教授ご自身から、ご説明していただきたいと思いますが、今栗田先生が心臓移植を待つ子どもの体内に埋め込むことができる「超小型人工心臓の開発」に取り組んでいらっしゃいます。
 現在、その実現に向けては、クラウドファンディングによる寄附の募集、4回目か5回目ということなんですが、これを今実施されています。
 県としても、知事としても、このプロジェクトを全面的に応援したいという思いから、今日は、会見にも同席していただきました。
 それでは、今日の会見に入る前に、栗田准教授から事業の詳細等について、ご説明をいただきたいと思います。
 栗田准教授よろしくお願いします。

(群馬大学 栗田准教授)
 今日はお時間いただきまして、ありがとうございます。
 こちら、今見えているスライドなんですけれども、「小児重症心不全患者を救いたい!超小型人工心臓の開発」ということで、群馬大学初のクラウドファンディングで、現在このプロジェクトを進めています。私がプロジェクトリーダーをやっています栗田と申します。もう一人の方、阿部先生は、群馬大学医学部の循環器外科の教授で、この方はアメリカでの人工心臓の埋め込みや心臓移植手術に非常に経験の深い方です。また、副学長の板橋先生と浅尾先生、理工学部と医学部ということで、大学全体で、強力に推進しているプロジェクトになります。
 次(のスライド)お願いします。
 現在、心不全を含む循環器系の病気によって亡くなる方が、全体(全世界の死因)の3割を超えるというほど、今、心不全パンデミックと呼ばれている状況です。
 ただ、そのような状況がありまして、延命のために心臓移植が必要だと診断されてから、実際にドナーが見つかって心臓移植を受けられるまでにかかる日数は、これがなんと4年間を超えると。それほどドナーが少ないという状況になっています。成人でもこういう状況で、小児においては、さらに深刻な状況になっています。
 ただ、小児に埋め込むことができる人工心臓というのが、現在存在しません。
 小児に使うことができる人工心臓というのは、唯一ドイツの、ベルリンハート社のEXCORというものが、唯一、小児に使うことができる人工心臓です。
 ただ、これは、体の外に設置するタイプのものなので、その人工心臓の補助を受けている小児は、24時間病院にいなければいけない。家族の方も24時間つきっきりで看護しなければならない、そういうような状況になっています。
 これが成人になりますと、体内に埋め込むことができる人工心臓が製品として完成されていまして、かつ、日本でも、この4月30日から、人工心臓を埋め込んだまま、寿命を全うされるという、最終置換という治療も保険適用になって、成人に対しては、埋め込み型の人工心臓が、かなり一般的な治療になりつつあります。
 ただ、小児の場合は、先天性の拡張型心筋症という、例えば、そういうような先天性の心疾患そのものが難病指定されるほど、非常に数が少ないんですね。
 つまり、医療サイドからは、あれば絶対いいことが分かっているのに、非常に数が少ないので、企業の経営が成り立たないので、取り組むことができないという問題があります。ですので、小児用の体内埋め込み型人工心臓は、非常に開発が遅れているというような現状があります。
 この部分を大学やクラウドファンディング、大きな国の予算も当然これから入れていきたいと思ってるんですけれども、民間企業がなかなか取り組めないところを、大学発、群大発で推し進めていきたいと、そういうふうに考えています。
 (モニターを指して)これが、私のコアの技術になります。磁気浮上モーターというものです。磁気の力を使って、物を浮かせながら回転させる、こういうことをすることによって、血液がこすれて壊れる、こういう部分がなくなるので、血液に非常にダメージが少ない、かつ、長く使うことができる。こういう、人工心臓を今、開発することができます。
 これは、私が長くやってきまして、さらにこれを小児用に、ここからは、群馬県のものづくりに携わっている方々の力をお借りして、実際に製品を作っていきたいと思っています。
 大学ではやはりこういう手づくりですから、こういうようなレベルのものしか作れないんですけれども、これは実際に、その後の治験に行けるような状況ではないので、ここを、ものづくりの力を利用して、すばらしいものを作って、製品化に結びつけていきたいと考えています。
 今回、知事も強力にバックアップしていただきまして、群馬県発、群馬大学発、そして、群馬県の、ものづくりの力をお借りして、すばらしいものを作っていきたいと思いますので、支援のほど、よろしくお願いします。
(次のスライド)
 現在、第5目標、第1目標で最初は700万円だったんですけれども、これを約9日間ほどでクリアすることができまして、その後、第2目標、第3目標、第4目標、今、第5目標目前となっています。
 今日にでも目標をクリアするかもしれないというところなんですけれども、募集期間は、12月16日の23時まで、このレディーフォーというサイトから、支援を募っています。
 ただ、もし3千万円をクリアしたとしても、実際にかかる費用はもっとたくさん必要になってきますので、さらなるご支援をお願いできればと思っています。何卒よろしく願います。

(知事)
 栗田准教授ありがとうございました。
 ただいまご説明いただいたとおり、この超小型人工心臓というものは、心臓移植を待つ子どもたちの希望です。ただ、先ほども先生の方からありましたが、なかなか収益化の問題もあって、企業が取り組むのは難しいということで、今まで開発が遅れているという状況があります。
 こういう厳しい状況の中で、栗田准教授が、これまで15年以上小児用の人工心臓の開発に取り組んでおられます。他人が踏み込まない領域に、勇気を持って挑戦する。これこそまさに群馬県が育成を目指している始動人のスピリットに合致するものだと思っています。
 この群馬から、世界の子どもたちの笑顔を作るこの取り組みを、知事としてもぜひ応援したいと考えております。
 ぜひ、報道を見た皆さま、確か最初にクラウドファンディングをスタートするときに、地元紙に掲載されていた覚えがありますけれども、ここからはまた、なかなか大事なところですので、ぜひ、この報道を見た皆さまには、このクラウドファンディングへのご支援、ご協力を重ねてお願い申し上げます。
 それでは、せっかく栗田准教授にお越しいただいたので、(記者の)皆さんから何か質問があれば受けさせていただきたいと思います。

(記者)
 まず、栗田先生にお聞きします。今日にも3千万円の目標をクリアしそうだということですが、16日まで1週間弱まだありますけれど、さらなる目標の引き上げを考えてらっしゃるのかというのが1点目で、今回、最初の目標から比べるとかなり多くの金額が集まってますけれども、これによって10年という、実用化に向けた期間が短縮される可能性があるのかどうか、そして3点目として、クラウドファンディング、集まるプロジェクトと、なかなか集まらないプロジェクトに分かれると思うんですけれども、今回は成功している例なんじゃないかと思うんですけれども、その要因についてどう捉えていらっしゃるか、この3点をお願いします。

(群馬大学 栗田准教授)
 1点目なんですけれども、ゴールの引き上げ、これは検討しています。
 最初の時点では、プロトタイプ1号機を作ることが目標だったんですけれども、非常に支援が広がったおかげで、プロトタイプ2号機とか、それらの性能評価も行うことができるというところまできてます。
 さらに、今回開発をスピードアップするために人件費と、非臨床試験に関わる準備をする資金も賄うことができています。
 さらに、これから増やして、臨床試験には実際3億円ぐらいかかることになるんですけれども、その一部も募っていければと思っています。
 2つ目は、スピードアップができるかというところなんですけれども、開発自体のスピードアップは確実にできる、製品の開発自体は、ただ、その後の非臨床試験とか臨床試験というのは、何件非臨床試験をやったかと、例えば、日本の場合、臨床試験を18例やる必要があるんですけれども、18例に対して、さらに6カ月間ずつの経過観察が必要になってくるんですね。そういう意味で言うと、その部分を短くすることはなかなかできなくて、製品のスピードが上がるんでしょうけれども、その性能を確かめるためには、決まったプロトコルがあるので、その部分はなかなか縮められないという問題があります。
 3つ目、最初は我々もどれぐらい集まるかというのは、ちょっと本当に見えないところがあったんですけれども、実際にご寄附いただいた方のコメントを見て分かったんですけれども、実際に娘さんが人工心臓の補助を受けているとか、悲しい例ですけれども、心臓の病気によってお子さんを亡くしたとか、まさに今、心臓移植を待ってますとか、そういう当事者の方からのご支援があるんですね。
 今まで、私はこの研究費は実際に申請書を書いて、それがよければもらうようなものだと思ってたんですけれども、そうじゃなくて、この意味は、本当に欲しい、今まさに必要だと、当事者の方が、「こういうものがあったらいい」ということで、プロジェクトそのものの趣旨に賛同していただいて、ご寄附をいただいている。本当になかなか企業ができないんだけれど、本当に欲しい人がいる。本当の当事者の方に、我々の取り組みが響いたということで、これほど大きな支援の輪になったと感じてます。

(記者)
 続いて、山本知事は先ほど、県としても全面的に応援していきたいというご発言がありましたが、具体的にどういった、金銭的な支援とかいろいろな形もあるかと思うのですが、どういう形で県として支援をしていくお考えですか。

(知事)
 まず県としては、知事の記者会見に栗田准教授に来ていただいて、私自身の口からも、皆さまに呼びかけると、これがもう大きな支援だと思っています。
 今のところ、財政的支援とかそういうことは特に検討してませんけれども、いろんな形で、知事としてもいろんな場面でPRしていきたいと思っています。
 この間、石崎学長が来て、群馬大学は、これからいろんな分野でいろんなことに挑戦していきたいという話がありました。
 やはり、県内の大学に頑張ってもらうことは、群馬県の魅力とか存在感を上げることに繋がっていくんですよ。特に群馬大学のプレステージが戻ってくる、上がってくるということは、これ県にとってもとてもいいことだと思うし、県立女子大もあるし、(県立)県民健康科学大学もあるし、他にもすばらしい大学もあるので、とにかくやっぱり群馬県の大学には頑張ってもらいたいと。その筆頭である群馬大学は国立ですけれども、いろんな挑戦をしてもらいたいと思っています。
 それから今回の試みは、もう1回言いますが、やはり始動人のスピリットのもとに始まった試みということで、こういうチャレンジャーをやっぱり知事として応援したいと、こういう気持ちです。

(記者)
 現在の集まっている額が分かれば教えていただきたいんですけれども。

(群馬大学 栗田准教授)
 2,953万円です。

(記者)
 本当に間もなく達成ということで、引き上げを検討しているということですね。

(群馬大学 栗田准教授)
 はい。

(知事)
 よろしいでしょうか。
 栗田先生ありがとうございました。本日、栗田准教授にお越しいただきましたが、県内では、今回の事例に限らず様々な分野で、新たな技術を活用した研究、商品開発が実施されております。県としては、こういう意欲ある企業、大学の取り組みに対しても、先ほど、記者さんから質問ありましたが、様々なこうしたプロジェクトに寄り添った支援を行っていきたいと考えております。

2.本日の会見の主な項目について

 それでは、ここから定例会見に行きたいと思います。
 スライドをご覧ください。本日の主な項目です。
 本日は、新型コロナの直近の感染状況、それから豚熱(CSF)の緊急対策、それから「健康志向宿泊プランの販売開始のお知らせ」、こういうことについて、取り上げたいと思います。

3.直近の感染状況について

 まず直近の感染状況です。
 スライドをご覧ください。新規感染者の推移です。
 ここは皆さまご存知のとおり、ちょっとこうして今、上がってきているところありますが、直近1週間を見ると、本日の新規感染者数12人、このうち、確か、太田の某工場のクラスターの関係が3人ぐらいかな(正しくは2人)、それから、さらにもう一つ感染者が分かっているところもあるので、実質的には7,8人かなと思いますが、直近の1週間、(今日の)新規感染者12名を含め、85人ということになっています。
 このうちの40人は、先日の臨時会見でもお伝えした、太田市内の某工場で発生したクラスターによる感染者ということになります。
 なお、今回のクラスターに関しては、濃厚接触者に限定せず、大規模な検査を実施中です。これまでに、私自身のブログにもちょっと書いたんですが、400件以上の検査を行っておりまして、このうち累計で55人の陽性者を確認をしています。現在、さらに約250人の検査を実施しておりまして、近いうちに結果が判明する予定です。
 また、先ほどちょっと言いかけたのですが、桐生市内の高齢者施設でも、新たに7人のクラスターが確認されました。こちらについても拡大検査を実施したいと考えています。
 このため、今後、数日程度はクラスターの影響によって、県内の新規感染者が増加する可能性があると考えています。
 ただし、この後詳しく説明いたしますが、今群馬県は、他の都道府県に比べて、日々の感染者数が多いと、これは間違いありませんが、前回の会見で申し上げましたが、現状でも医療がひっ迫するようなレベルには至っておりません。
 予断を許さない状況ですが、県民の皆さまには、冷静に受けとめていただければと思っています。

 続いて警戒レベルの判断基準である客観的数値をご説明いたします。
 スライドをご覧ください。
 まず上段の感染状況についての客観的な数値です。
 (1)の「1日当たりの新規感染者数」は、12.0人ということで、前回から増加していますけれども、基準を大きく下回っているという状況です。
 (2)の「経路不明の感染者」は、21.4%ということで、こちらも、基準を下回っています。
 (3)の「検査の陽性率」、これも1.5%ということで、基準を大きく下回っているということです。
 (4)の「今週先週比」ですね。これは基準である1.0以上が10日間連続しているということで、これは、クラスターの影響が大きいということですが、ここは県としても注視が必要だと考えています。

 続いて、下段の医療提供体制についての客観的な数値を申し上げたいと思います。
 (1)の「病床使用率」、これは4.3%ということで、前回から増加していますけれども、警戒レベル1の水準を維持しているということになります。
 (2)の「重症病床使用率」、これも全体をちょっと引き下げましたけれども、まだ5.4%ということで、こちらも警戒レベル1の水準になっています。

 続いて保健所ごとの感染者数もご説明したいと思います。
 スライドをご覧ください。
 クラスターの影響で、一部の地域で感染者がちょっと増えていますが、全体としてはかなり落ち着いていると思います。
 以上が、直近の感染状況ということになります。

4.基本的な感染防止対策について

 次のスライドをご覧ください。基本的な感染防止対策に関するスライドです。
 毎回、会見の最後に、「知事からのメッセージ」ということで、県民の皆さまに感染防止対策をお願いしておりますが、県内事業所でのクラスター、これ大規模なクラスターになりましたが、こういうこともありましたので、本日は改めてスライドにまとめたものを私の方から、県民の皆さまにお伝えをさせていただきたいと思います。

 新たな変異株オミクロン株の全貌は明らかになっておりません。未知の脅威への警戒も高まっているところですが、少なくとも基本的な対策のポイントは変わっておりません。
 県民の皆さまにおかれましては、引き続き、マスクの着用、手洗い、換気の徹底、野外でもソーシャルディスタンスの確保など、基本的な感染防止対策の徹底をお願いしたいと思います。
 また、これまでも感染リスクが高いとされていたホームパーティーや忘年会等の大人数での会食や飲み会、ここには十分注意していただくとともに、皆さま会食をするときは、できるだけ感染対策を講じたお店を利用していただきたいと考えています。
 前回の会見で申し上げましたが、ワクチンの効果が100%でない以上は、例えワクチン接種が完了していても、気づかない間に感染し、誰かを感染させてしまうと。そういったリスクが誰にでもあることは忘れないようにお願いしたいと思います。
 確率は低かったんですけれども、今回、我々が某工場で実施した拡大検査、これ濃厚接触者以外の方々ですから、この中からの陽性者の方々がいるということを、我々はしっかり受けとめなければいけないと思っています。
 加えて、これから寒くなります。体調も崩しやすい季節となります。発熱、喉の違和感など、普段と体調が違うときは、登校や出勤を控え、早めにかかりつけ医を受診するようにしていただきたいと思います。
 なお、WHOとかCDCは、オミクロン株への対策として、ワクチン接種を最優先ということにしております。健康上の理由等でワクチンが接種できない方以外は、なるべく早く接種を完了していただきますように、お願いいたします。
 オミクロン株については、政府の様々な見解、専門家の見解、あるいは欧米の発表、様々な動き、これは、しっかり知事としてもフォローさせていただいております。
 昨日の、レスター・ホルト「NBCナイトリーニュース」に、ホワイトハウスの顧問のファウチ博士が出てきて、ちょうどインタビューを昨日、拝見させていただきましたが、ファイザーのCEOが、3回目のブースターショットを受けると、オミクロン株についても、かなり感染防止効果があるということを発言しておりまして、ファウチ博士も、同様のことをおっしゃっていました。
 やはり3回目のブースターショットは、かなりオミクロン株にも有効に効くと、何倍にも免疫力が跳ね上がるということで、そういう可能性が高くなってくるんじゃないかというふうに思っています。
 ちなみに、このインタビューの中で、ファウチ博士に、レスター・ホルトがこういうふうに聞いてて、「3回目のワクチン接種をやった場合の持続期間はどうなのか」と。こういう話があって、これはまだ分かりませんが、ファウチ博士は、3回目をやることによって、持続期間が延びる可能性も期待できるのではないかと。これまだ分からないけど、それを実は少し期待してるんだという話もしていました。
 いずれにせよ、県としては、様々なチャンネルを使って、最新のデータをしっかりと把握しながら、国の動きも、いろいろとできるだけ早く察知しながら、必要な対策を打ってまいりたいと考えております。

5.豚熱(CSF)の緊急対策について

 続いて、桐生市内の農場において発生した県内5例目のCSF、豚熱、この緊急対策についてご説明したいと思います。
 先月の26日から開始した防疫措置については、おかげさまで3日の金曜日にすべて完了いたしました。これまでご協力をいただいた、すべての関係者の皆さまに、知事として改めて感謝を申し上げたいと思います。

 スライドをご覧ください。疫学調査チーム、政府のチームの、現地調査概要に関するスライドです。
 国と県の獣医師で構成される疫学調査チームが実施した飼養衛生管理状況や、感染経路に関する現地調査の概要が4日に公表されています。
 報告によると、飼養衛生管理の状況及び農場の周辺環境については評価できる点と、いくつかの問題点が指摘されています。
 評価されたのは、飼養衛生管理について、特段の指摘事項はなく適切に管理されていたということ。また、飼養衛生管理区域は、ワイヤーメッシュ柵で区分されていたということです。
 一方、問題とされたのは、農場敷地内で過去にネコやねずみが確認されたことがあること。それから農場周囲では、豚熱に感染した野生イノシシが確認されていたことです。
 今回の発表は、調査概要ということですが、今後より詳細な調査結果も発表される予定になっています。その結果も踏まえながら、国とも連携し、具体的な対策を検討していきたいと考えています。

 続いて、先週の会見で、県内5例目の豚熱の発生を受けて、緊急対策を発表させていただきましたが、その進捗状況についてもご報告したいと思います。
 スライドをご覧ください。緊急対策の進捗状況です。
 まず、「知事による消毒命令」に基づく離乳豚舎周辺の衛生管理についてです。
 これまで、県内で発生した5例の豚熱は、前回の会見でも申し上げましたが、すべて離乳豚舎で発生しています。離乳豚舎での飼育衛生管理の強化が必要だと考えています。
 このため現在、知事認定獣医師及び家畜保健衛生所が各農家を訪問し、消石灰の散布など、離乳豚舎周辺の衛生指導を行っております。
現時点ですでに半数程度の農家で散布を終えたという報告を受けています。

 続いて、野生イノシシ対策として実施する経口ワクチンの散布についてです。
 野生イノシシはウイルスを媒介して、農場周辺に拡散させることから、経口ワクチンを散布することは有効な対策だと認識されています。
 直近では、11月の15日から19日にかけて、赤城南面地域で散布を実施いたしました。
 そのほか前橋だと、11月9日、10日、高崎市だと11月9日、桐生市で11月11日、それぞれ散布を行っております。
 国の方針や学識者の見解等も踏まえて、最も効果的な間隔とされる1カ月間隔で、再び同じ地域での散布を実施していきたいと考えています。
 なお、野生イノシシの捕獲状況とか県の危機感を共有するために、緊急捕獲エリア等の関係市町村と12月24日、クリスマスイブですが、この日に会議を開催いたします。今後の対策について、ここでしっかり意見交換をさせていただきたいと思っています。
 今後、市町村ともしっかり連携し、さらなる対策について検討を行ってまいりたいと考えています。
 また先週の記者会見の際にお伝えしましたが、子豚へのワクチン接種時期については、7月の農水省からの通知を受けて、県では、農家の皆さまに接種時期の前倒しを含めて個別に説明を行ってまいりました。
 参考に、この通知に対するワクチン接種を実施している他県の状況を調査してもらいましたが、ワクチン接種を実施しているのは36県です。このうち回答のあった、ほとんどの県で、群馬県と同様の対応だったということが確認されたので、この点をご報告しておきたいと思います。
 いずれにせよ、今後も接種時期に関する県のデータ分析とか、検討の方向性は、しっかりと農家の皆さまにお示ししていくことが大事だと思っています。この知事認定獣医師の方々にも力を借りて、この制度も活用して、適切なワクチン接種の実施に、全力を挙げてまいりたいと思っております。
 また、適切な接種時期の周知の徹底はもちろんですが、県の抜本的な対策、やっぱり抜本的な対策なので、そんなに簡単に、はいこれですよという感じにはならないので、もう少しかかると思いますが、この抜本的な対策に関しても、早急に検討を行っていきたいと思っております。
 何度も申し上げますが、養豚業は群馬県にとっては、農業産出額の2割近くを占める大変大事な産業だと思っています。
 県では、今回5例目の豚熱の発生を許してしまったということも踏まえて、これまで以上に気を引き締め、養豚農家や市町村と協力していくことで、豚熱の発生予防に最大限の努力を傾注してまいりたいと、このように考えております。

6.健康志向宿泊プランの販売開始について

 続いて、健康志向宿泊プランの販売開始について報告したいと思います。
 県が監修した健康志向宿泊プランが絶賛販売中ということで、ここにフリップがあります。
 新たな旅行プランのキャッチフレーズは、「コロナに負けるな!群馬で元気回復!」です。
 今知事として掲げている群馬県の目指すべきイメージの1つ、「リトリートの聖地」ということにも繋がる話だというふうに思っています。
 これは、すでに12月6日の月曜日から楽天トラベルで販売を開始いたしました。
 本県の最大の強み、最大のコンテンツと言える温泉と、疲労感の軽減に効果が期待できる成分を豊富に含む「上州地鶏」、さらには様々なアクティビティ、これを組み合わせて、新たな切り口でPRを行っていきたいと考えています。
 特に「上州地鶏」に関しては、群馬県が誇る県内唯一の地鶏ですけれども、昨年度、G-アナライズ&PRチームで成分分析を行いました。その結果は会見でもご報告いたしましたが、分析によって、疲労感の低減効果などが期待できるアンセリン、この含有量が、他の肉用鶏と比べて非常に多いということが判明いたしました。
 これまで県では、こうした優れた成分を生かして、新たな手法でPRができないか検討を行ってまいりましたが、今回、「上州地鶏」を活用して新たな旅行プランを販売することになりました。
 多くの方々にこのプランをご利用いただき、体と心をぜひ癒やしていただきたいと、群馬県に来ていただいて、元気になって戻っていただきたいと考えております。

 次のスライドです。プランの概要も説明したいと思います。
 県内には宿泊できる温泉地だけでも約90カ所あります。特徴的な、泉質を持つ温泉が数多くありますが、今回ご協力いただいたのは、県内主要温泉地の14の宿泊施設ということになります。
 これらの宿で希少な地鶏を使った独自の料理を堪能することができます。いずれの料理も、趣向を凝らしたものとなっておりますので、ぜひお試しください。
 あわせて県内では、スキーやスノーシュー、雪遊び、カヌー、カヤックなど、様々なアクティビティがお楽しみいただけます。
 プランをご利用の際は、ぜひこれらを組み合わせていただき、本県のすばらしさを感じていただければと考えています。
 旅行プランのご予約は、楽天トラベルホームページ内の「上州地鶏」特集ページから、どなたでもご予約ができるという仕組みになっております。
 すでに12月6日から販売を開始しておりまして、愛郷ぐんまプロジェクトの割引対象にもなっています。県民の皆さまにも、ぜひこのプランをご利用いただければと思います。
 何度も申し上げていますが、群馬県には、温泉という、スペシャリティと言いますか、本当にすばらしいコンテンツがあります。
草津温泉、伊香保温泉、水上温泉、四万温泉、それだけじゃないんですけれども、それぞれの温泉地に独自の魅力があって、また効能の違う温泉があります。
 先般、数日前でしょうか、私の生まれ故郷の草津温泉が、「じゃらん」の人気ランキングで初めて箱根を抜いて全国1位ということになりました。これは本当に嬉しいニュースでした。
 もともと観光経済新聞のランキングでは、17年、18年、草津温泉がトップですけれども、「じゃらん」の方はだいたい箱根に次いで2位だったんですけれども、これ本当にいいニュースだと思っています。
 先ほど申し上げましたが、これから群馬県の価値を高めて全国に発信していく新たなキーワード「リトリートの聖地」ということを、しっかりと強調していきたいと思っています。
 今回のコロナ再拡大、未知のウイルスによるパンデミックの可能性というものを想定すると、もう今あちこちで言っていますが、このコロナが私たちに突きつけたものは、県民や国民一人一人が自然治癒力や免疫力をいかに高めるかと。いかに健康状態を日頃から向上させておくかと。これが大変重要だという、こういうメッセージだと思っています。
 今回は地鶏と温泉の組み合わせですけれども、例えば温泉と農畜産物、他の農水産物もありますよね。あるいは、ヨガみたいなアクティビティの組み合わせとか、様々なバリエーションが考えられると思います。こうした群馬県の新しい楽しみ方を提案し、先ほど申し上げました、「群馬県に来たら元気になって帰る」、こういう「リトリートの聖地」に、改めて、群馬県として、内外にPRしてまいりたいと考えています。

7.直滑降ストリームの告知について

 最後に、来週の直滑降ストリームについてお知らせします。
 来週のゲストは、2008年から群馬大使を務めていただいているタレントの中山 秀征さんに出ていただくことになっています。
 直滑降ストリームの当日、中山さんは県内主要メディアにも生出演していただいて、群馬大使の活動についてPRを行っていただくことになっています。その流れで直滑降ストリームにもご出演いただけるということになりました。
 中山さんとは、群馬県の魅力だけではなくて、スポーツや音楽について、幅広く意見交換させていただきたいと思っています。
 放送は、12月14日火曜日、15時30分から45分程度、群馬県動画・放送スタジオのtsulunos、ここからライブ配信を行います。ここのところ、オンラインの対談が続いていましたけれども、生で対談させていただくということになりました。
 なお、新型コロナの警戒レベルは、全県で1ではありますけれども、密や混乱を避けるという目的から、ご自宅などから、You Tubeでご覧いただければと考えております。
 私からは以上です。

質疑応答

豚熱の疫学調査について

(記者)
 CSFの疫学調査の関係で質問します。飼養衛生管理に、特に問題はなかったというような報告だったということですけれども、そうすると余計に、この対策の難しさが際立ってくるのかなと思っていまして、「抜本的な見直しには時間がかかる」と先ほど仰ってましたが、どんな方向性でアプローチしていこうと考えてるのか、現時点でお考えがあればお話しいただけますか。

(知事)
 これは後で、農政副部長の方からも話をしてもらいますけれども、今記者さんがおっしゃったように、なかなか難しいということです。この豚熱の疫学調査チームの調査概要を改めて拝見して、もちろんいろいろな提案とか提言みたいなものがあって、これはしっかり県としても学ぶべき点があるんですが、これまで県としても取り組んできたことも多くて、これはやはり、さらに徹底していくしかないのかなという感じがしています。
 今、豚熱のワクチンのことが、ここのところ問題になりましたが、ワクチンだけでは完全に防げないですよね。やはり、そこは飼養衛生管理を徹底するしかないと思います。外から侵入を防ぐために、あらゆる手段を取らないと防げないし、あるいはいつも言っているように3本柱の3つ目の野生イノシシ対策。この三つを強化していく以外にはないと思います。
 ただ、この報告書の中で出てきたいろいろな指摘で、もうちょっとさらに進められるものについては、県からどんなサポートができるのかも考えつつ、農家の方にさらに徹底いただくということだと思います。
 まだ抜本的な対策は出てきていないのですが、発想を少し変えてもらわなきゃいけないというところがあって、やはり我々としては、かなり厳しい状況だと(思っています)。つまり、赤城の南面のあたりに(感染が)集中しているわけですよね。そこは山間部ですし、もともと野生動物が多いということを考えると、しかも群馬県は飼養頭数も全国でも有数ですよね、本州で一番ですよ。だから、もともと非常に難しいですよね。そこを踏まえた上で、相当踏み込んでやらないといけないのかなと感じています。
 抜本対策ということになると、そうしたいろいろな条件も含めたところを考えていかないといけないので、簡単な答えはないと思うんですけれども、さらに細かい報告も出ますから、よく検討して、少し先の産業のあり方みたいなものも含めて、いろいろな知恵を出していかなければいけないのかなと思っています。
 農政副部長、何か付け加えることがあればどうぞ。

(農政副部長)
 今知事がお話されたとおりなんですけれども、基本的には飼養衛生管理、ワクチン接種や野生イノシシ対策の3本柱を、これまでの県の取り組みを検証しつつ、疫学調査チームの詳細な調査結果ですとか、国の提言も踏まえて、専門家の意見も聞きながら、対応を検討してまいりたいと考えております。
 以上です。

18歳以下への10万円給付について

(記者)
 では、発表事項と違うんですけれども、コロナの経済対策の関係で、18歳以下の方への給付金の関係で、現金給付とクーポンの両立と、全額現金給付ということで、県内の市町村の考え方も分かれている状態なんですけれども、知事ご自身は、支給の方法についてお考えがありましたら教えてください。

(知事)
 これは、柔軟にやっていただいていいんじゃないでしょうか。
 たぶん市町村によって準備の状況とかも違うので、どこまでできるかということはあるんですけれども、ここは国としても、やはり地域住民の声に耳を傾けて、柔軟に対応していただくのがいいんじゃないかと思います。
 それぞれの首長が、それぞれ地域の需要を一番分かっていると思います。とにかく地域を何とかしようと思って一番熱心にやっている方々ですから、そういう方々の判断というものを尊重していただくのがいいんじゃないかと個人的には思っています。

健康志向宿泊プランについて

(記者)
 発表事項にありました、上州地鶏と温泉ですね。個人的に私も温泉大好きなので非常に楽しみな取り組みだと思うんですけれども、それについて数点お伺いしたいんですが、いろいろなプランがあると思うんですけれども、もしお分かりになる範囲で、例えばどれぐらいの値段だとか、なぜ楽天トラベルなのかとかいうこととか、好評だったら、例えば今後拡大する予定がありますとか、さらに、あえて鶏を選んだ理由についても教えていただければと思います。

(知事)
 担当者からお願いします。

(Gアナライズ&PRチーム 担当者)
 まず、値段帯なんですけれども、手元にお配りしております施設の一覧表があるかと思いますが、施設によってさまざまな価格帯がございまして、1万円台から5万円台程度までのものがございます。それぞれ、お宿の方で、上州地鶏の特性を生かしたさまざまなお料理を開発していただいております。
 また、なぜ楽天トラベルかという部分につきましては、本事業につきましては、プロポーザルの企画提案をしていただいた中で、業者さまを選定しております。今回はJTBさまに委託させていただきまして、JTBさまと楽天トラベルさまの連合ということで、この企画を担っていただいております。
 最後に、この企画が今後拡大していくかという部分ですけれども、特に継続して実施していくことが大変重要だと考えておりますので、これからも本企画の趣旨にご賛同いただける宿泊施設さまに推進させていただきまして、継続して続けていきたいと考えております。

(知事)
 Gアナライズチームでもいろいろ成分分析をやっているので、知恵を出してもらって、基本的に私はずっと言い続けてきたことなんですね、この組み合わせは。一応こうやって実験的なプロジェクトもできて、宿泊プランとしてやっているのですが、これはぜひこれからも大きな流れにしたいと思うし、どんどん進化させていかないといけないと思っています。とりあえずまず、今回、楽天トラベルを使ってこれをやってみて、その反応を見ながら、さらに進化させて展開していくということだと思うんですね。
 今、本当に世界的にリトリートがブームになっているので、群馬県の温泉地に、しっかりとしたリトリートをやりたい人たちを受け入れるような、ハードでもソフトの面でも受け入れ体制ができれば、群馬県には非常に大きなポテンシャルがあると思います。
 特に首都圏からのお客さんが多いですから、疲れた体を群馬県に来て癒やしていただいて、距離も離れてないし、そこで温泉に入って、地鶏も食べて、例えば、冬だったらスキーやってもらってもいいし、ヨガやってもらってもいいし、何でもいいと思うんですよ。犬ゾリでも何でもいいんだけど、そうやって自然に触れてまた癒されるという流れをぜひ作っていきたいと思います。ぜひ記者さんにも行っていただきたいと思います。
 私、四万温泉に行きましたけど、本当にいいです。リラックス物質も出ますし、ストレスも下がるというデータも一生懸命今調べていますし、十分効果がありますから、ぜひ行ってください。それで、感想を記者会見で聞かせていただければと思います。

(記者)
 細かいことですが、価格帯は1万円から5万円とおっしゃっていますけど、1泊2日とかそういう感じなんですかね。

(Gアナライズ&PRチーム 担当)
 そうですね。1泊2日のプランです。

(記者)
 あと、始められて早々で恐縮なんですが、6日に始められたということで、今日は10日なんですけれども、もうすでに予約が結構入っているとか、反応がお手元に入っていらっしゃいましたらお願いします。

(Gアナライズ&PRチーム 担当)
 昨日までのデータで約50万円程度の予約が入っていると聞いております。
 今回は変わった企画ということで、「ゼロから立ち上げたプランとしては非常に売行きがいいという感覚がある」と楽天の担当者さまからは聞いております。

(知事)
 もっと予約が殺到するみたいにしないといけないから頑張ります。

県内のクラスター発生について

(記者)
 新型コロナのクラスター関連で、最初、拡大検査という話もありました。拡大検査の中で陽性者がいたということで、改めてクラスターが見つかった時の、拡大検査の重要性や意味合いというのは、知事はどのように受けとめていらっしゃいますか。

(知事)
 まず、必要があれば健康福祉部長に補足説明してもらいますが、これだけ大規模なクラスターが出たということで、濃厚接触者以外の方もしっかりと検査することは正しい方向だと思っていまして、実際200人近い人を検査した中で、5~6名ですよね。だいたいそのぐらいで、思ったよりも広がっていないということで、ちょっと安堵したんですが、逆に言うと、濃厚接触者じゃない人から出たということは、やはり無症状の人が増えた。つまり2回接種を終えている方々が、県民も国民も増えているわけですよね。2回接種済みの方が8割とかなってきた中で、やはり無症状のまま周りに広げているという流れがあるんだと思います。これは十分群馬県としては意識しなきゃいけないし、数字に出てきているよりは、潜在的な感染者は多いと思ったほうがいいと思います。
 他の地域のことは言いません。でも群馬県では、少なくともそういう傾向があるということなので、ここは真剣に受けとめなければいけないと思っています。
 そういうことで、さらに300人ぐらい検査をやることになって、これも近く判明するので、週末ぐらいから数字が出てくると思うんですね。
 それから、今日も発表したように、桐生市内の高齢者施設でもクラスター7人ぐらい出ています。ということは、クラスターは、少なくとも感染経路が分かっているので、そこを封じ込めるということだけど、しばらくの間は、二桁の感染者数が出てくることが続くかもしれないと。ここはちょっと苦しいところですが、しっかり我々としては、これを抑えていくということです。県民の皆さまで、心配される方もいると思うんですけれども、これが難しいんですけれども、冷静に受けとめていただきたいと思います。ただ他方で、やはりこの無症状のまま広がっているというような傾向が、今回は比率が少なかったですが、あるということが分かったので、ぜひそこは気をつけていただきたいと考えています。

(記者)
 要するに、今回桐生のクラスターが発生して、また拡大検査するということですけれども、同様のクラスターが確認されたときには、濃厚接触者を、より広げて検査をしていきたいというお考えなんですね。

(知事)
 はい。
 武藤健康福祉部長、何か補足ありますか。

(健康福祉部長)
 基本的には、例えば、同じ部署の方とか、いわゆる濃厚接触者の方を特定させていただいた上で、そこをまず検査します。その中で感染者が出なければ、その先には広がっていないだろうという推測もできるんですけれども、そこでそれなりの数が出てきますと、さらにその外側までというかたちで同心円状のものを広げていかないと、封じ込めは難しいと思っておりますので、そういったかたちでやっていければと思っております。
 やはり先ほど知事から説明がありましたとおり、無症状のままで広がっていることがあります。人間の記憶は非常に曖昧なものですから、誰かと話をしたとか、ずっと覚えていれば、あの方と話をしたとかということで、濃厚接触者の特定ができますが、そういったことがなかなかできないこともありますので、広がりがある程度見られたときには、なるべく広め広めに検査の対象を広げていかなければならないと考えております。

(記者)
 今回の太田のケースですと、濃厚接触者で複数人が感染確認されて、拡大検査という流れだと思うんですが、その場合、その間は、濃厚接触者じゃないと最初言われていた人たちも、基本的には待機されていたということですか。それとも、普段通り動かれていたということでしょうか。

(健康福祉部長)
 それなりに気をつけてくださいというかたちにはさせていただいております。ただ、濃厚接触者という特定はなかなかできないので、その方たちに、濃厚接触者と同じように、ご自宅でじっとしていてくださいという指示はなかなかできないものですから、ただ、くれぐれも気をつけて欲しいということは依頼させていただいております。

(記者)
 現状でいうと、およそ200人のうち、(感染者が)5~6人ということですか。

(健康福祉部長)
 そうですね。280人ぐらい検査をしております。

ぐんまワクチン手帳の活用について

(記者)
 発表事項と重ならないんですけれども、ぐんまワクチン手帳が、今は「愛郷ぐんまプロジェクト」と「ぐんま Go To Eat」の2事業に限って県の事業として活用されていると思うんですが、愛郷ぐんまに関しては、報道では延長の可能性もあるとされておりますけど、一応、今のところ決まっているところでは、制度が終了になるということで、国のワクチン検査パッケージなんかも発表されたんですけど、ぐんまワクチン手帳に関して、今後の活用策というのはどういった活用が考えられるのか、今のお考えがあれば・・・

(知事)
 まずは担当部から。

(デジタルトランスフォーメーション課長)
 ぐんまワクチン手帳ですが、今後の国のワクチン検査パッケージの状況を今見極めているところでございます。
 国のワクチン検査パッケージの中で、自治体独自のワクチンパスも活用できるという見込みでございますので、そういった中での連携等を考えているところでございます。

(記者)
 政府のスマホ版のデジタルワクチン手帳みたいなものも、そろそろ出るみたいな話を伺っているんですけれども、そことの連携についてはいかがでしょうか。

(デジタルトランスフォーメーション課長)
 政府との連携というかたちじゃないんですけれども、すみ分けというかたちで、独自性を出していくという方向で今考えているところでございます。
 政府のデジタルパスはマイナンバーカードと紐づけて出されるというかたちになっております。それに対して、ぐんまワクチン手帳は、接種券番号という個人情報をキーにして出しますので、マイナンバーカードをお持ちでない方も、LINEが使えれば簡易に登録できるというところでございますので、そういった中でマイナンバーカードを持っていない方も使えるという部分が大きな違いでございますので、その辺をしっかりと差別化を図っていきたいと考えております。

(記者)
 ワクチン手帳の導入をめぐっては、県議会でもかなり真剣な議論がなされて、今回は2事業に限って導入するという経緯で導入されたと思うんですけど、今後ワクチン検査パッケージの導入などで活用するにあたって、飲食店での入場制限だったり、懸念されていたようなことに使われる可能性も出てくるかなと思うんですけれども、その辺について県としての呼びかけ等あればお願いします。

(知事)
 まず、記者さんが言ったように、今回ワクチン手帳の導入は、県議会の大多数の賛成で認めていただきました。その間、差別に繋がらないようにということで、ワクチンを打っていない方にも、ある程度のインセンティブを共有するという方向で最終形を作ったわけなんですけれども、その中で、このワクチン手帳を使うということについては、今言ったように、インセンティブを与える、これが差別に繋がらないようにということについては、しっかり県として頭に入れていきたいと思います。
 これから、民間企業がいろいろなかたちでいろいろな事業を展開していくということがあるので、そこは、その都度、ある程度国のワクチン検査パッケージの方針とか、そういうものとしっかり照らし合わせながらしっかり対応していければと思っています。

(デジタルトランスフォーメーション課長)
 その件で1点だけ補足させていただきます。
 ぐんまワクチン手帳を民間事業者の方が独自利用する場合の留意点というかたちで、国のワクチン検査パッケージの概要が分かりましたら、やはり差別的な取り扱い等、そういったことにならないように、県からも関係団体を通じて、通知等により、しっかりとその点を周知を図ってまいりたいと考えております。

(記者)
 先ほど発言したんですけれど、愛郷ぐんまを延長したり、近隣都道府県に広げるみたいな議論が県庁内で起こっていると昨日の県議会で発表があったんですけれど、その辺について今の進捗状況があれば教えてください。

(知事)
 まず鬼形産業経済部長から答えてもらって、その後補足します。どうぞ。

(産業経済部長)
 検討状況ですけれども、近県の方も今回対象にするというようなことで、国からそういうスキームを示されていますので、近県ではなく隣県ですね、お隣の県と今調整をしているところです。それと財源についても国の補助金が使えるということがほぼ内定しておりますので、ここのところの最終の詰めを行っているところでございます。
 いつからということですけれども、今のスキームが12月いっぱいまでですので、その先について検討を行っているという状況で、終期については、合わせて今検討を行っております。いずれも感染状況をしっかり見ながら対応したいと思っております。

(知事)
 何か付け加えることがありますか。

(宇留賀副知事)
 県議会ともしっかり議論していて詳細がまだ決まっていないので、県議会と議論して、決まり次第、しっかりお知らせしたいと思います。

豚熱のワクチン接種について

(記者)
 まず前回の会見、ちょっと熱くなり過ぎてしまって、本当に申し訳ありませんでした。もう少し冷静に伺っていたらよかったなと思っています。本当に申し訳ありませんでした。
 もう少し、今後の豚熱をどうするかとか、前向きな質問をしたいと考えていますし、子豚へのワクチン接種の問題はこれで最後の質問にしますので、お聞かせいただければと思います。
 まず、私も少し誤解を与えていたら申し訳ないなと思ってお伝えをしておきたいんですけれども、一律の前倒しのアナウンスをすべきだったとは考えていないんです。
 個々の県としての家畜防疫の考え方があるのも重々承知していますし、検査結果のばらつきが農場ごとにあるという状況を踏まえたときに、農場ごとに判断していくという県の考え方は非常に理解をしているつもりです。それと同時に、ワクチンだけでは完全に防げないというのは承知をしているつもりです。現場ごとにそうした判断が行われてきたということも承知をしています。
 その上で、私が一番訴えたい問題だったのが、現場での情報格差と情報伝達のあり方、県と現場とのコミュニケーションの話をずっとさせていただいていたかと思うんですけれども、その点に関して、知事の今のお考えと今後の対策を聞かせてください。

(知事)
 まず記者さんが、前回の質問が感情的になって申し訳なかったと言ったのですが、謝る必要は全くないと思いますよね。そもそもメディアの役割は行政をチェックすることなので、記者さんはやっぱりジャーナリストの、自分の信念で取材したことを書いたので、まず謝罪をする必要は全くないと思います。
 この場所は真剣なせめぎ合いなんでね。私もぼうっと出てきてるようだけど、一応、いつも言ってるとおり、この記者会見の後ろには県民とか国民がいると思ってるから、だからこそ、これだけ担当部長も出して、全力でやってるということなので、まず感情的になったとか、ちょっと言い過ぎたみたいな謝罪は全く必要ないと思う。記者さんの意見は意見として真剣に受けとめました。
 その中で、ちょっと今ブログにも書いているんだけど、これはちゃんとオープンな議論だから、記者さんが書いたことについて、やっぱり知事として、反論というか、ちょっと言っておきたいなということをこれから書こうと思ってるんだけど、それは何かと言うと、一つは、あの記事は記事として、記者さんがその信念に基づいて発信したことだからいいんだけど、群馬県の対応が、例えば7月に国から、もうちょっと前向きに接種を進めてくださいというメッセージを受けたときに、その前の会見でも言いましたけども、養豚農家の人たちがこれだけ焦燥感を持って、ぎりぎりの毎日を過ごしている中で、記者さんの記事で分かったんだけど、やっぱり県の対応に対して不満を持っているということが、あれで分かったわけですよ。
 でもそのことを考えれば、やっぱりその時点でね、文書を出すかどうかはともかくとして、やっぱり中間報告みたいなことはするべきだったと思って、情報発信についての配慮が足りなかったということは率直に謝罪をさせていただきました。それも農政部は一生懸命やってるので、私の責任だということなんですね。
 ただ一つ、今日ちょっと書こうと思ったんだけど、言いたいのはね、記者さんが言っていた農水省の指示。一律には言わないけどちょっと進めてくれというのは、県としてこれをもってGoがかけられるかというと、そうでもないのよ。この中身よく見ると。だから、群馬県は特にその点は真剣に考えて慎重だったから、これについて一律に文書を出すということは難しいと思ったんですね。
 だってそうじゃなければ、まず宇留賀副知事と東京に行って、金子農水大臣に会った時に最初に言ったのは、豚熱問題について、子豚のワクチン接種の適期について、もっと農水省としてしっかりと分析をして方針を出してくださいと。あれが本当に明確な方針だったらそんなこと言う必要はないのであって、まずそのことを、養豚農家の方には分かって欲しいと思ってるんですね。
 それからあと、養豚農家の方々にこういう意見があるというのは、私も非常に胸が痛んだところでね、こういう意見があるんだなということがあの記事で分かったので、それはもう1回言いますけども、情報共有について配慮が足りなかったら申し訳ないと思ったんだけど、ただ、あの記事を見たら、そういうことじゃないかもしれないけど、通知を出さなかった群馬県にすごく問題があって、中間報告みたいなことはすべきだったと思うんですね。だけど、通知を出さなかったことが行政の怠慢で、それによって豚熱が起こったかのような印象があるとしたらそれは違うと。それはね、岐阜県の例も記者さんが出しておられて、岐阜県も一生懸命やってるんですけど、基本的に群馬県も、中に入って一生懸命指導をしていたんです。むしろ一律に文章を出すよりは、個々の養豚農家の状況に従って、我々が正確に説明した方がより配慮があるだろうというのが農政部の感覚だったのね。ワクチンを接種してる県のほとんどは出していません。茨城県は出しましたけど、他は出してないので、そこは群馬県と同じ対応だったということだけは分かって欲しいなと思って。
 そこを間違った印象を持たれるとね、ブログにも書いたけど、完璧な人間もいないし完璧な組織もないので、行政は、何か問題があるとか間違いが起こったと思ったときには、ちゃんとそれを認める勇気も必要だし、改善する真摯な姿勢というのは必要だと思うんだけど、もしあの記事を見て、群馬県の職員とか獣医師の皆さんの対応が、同じような対応をとっていたところよりも、あまり熱意がなかったとか思われたら、それは、大晦日だって年始だって、豚熱が出たらみんな動員されるわけじゃないですか。それは、県庁職員の頑張りを目の当たりにしてる知事としては、これはちょっと余りにも忍びない、立つ瀬がないということなんです。だからそこを少し発信しようと思ってるんです。記者さんは記者さんの信念で書いたので、これはこれで一つの考え方だと思っていますから、引き続き、興奮とかそういうことじゃなくて、鋭く突っ込むところがあれば突っ込んでいただいて結構です。そこは我々も真剣に対応したいし、やっぱりここは違うと思ったところは、これはやっぱり反論するのが民主主義なので、要はそういうことです。
 その記事の中で、今お話があったから言うわけじゃないんだけど、やっぱり参考にすべき点で言うと、記者さんが書いていた専門家のお話。県と自治体と、それから家畜保健衛生所、それから農家は、しっかりと情報共有する仕組みを作っていかなくてはいけないと。そのとおりだと思いますね。
 だからそこは、農政部の人達も集めて、そこのところにしっかり力を入れていこうということにしたので、こういう危険な状態で、本当に次が起こる可能性もあって大変なんだけど、でもその中でも、なかなか完璧にはできないし、いろいろご批判もあるかもしれませんが、我々としては、今まで以上に、もう1回言いますけど、記者さんが記事の中で書いていた専門家の方がおっしゃっているように、家畜保健衛生所、県、それから養豚農家とのコミュニケーション、これは、今までよりも力を注いでいきたいと思います。

(記者)
 現場でかなり混乱があったということは、知事、ご認識されていますか。

(知事)
 混乱があったのかどうかは分からないけど、でもそういうことを感じた方がおられたならば・・・私が聞いているところは、個々の養豚農家の方々に一生懸命職員や獣医師の方が指導している中で、やっぱり一律にやるよりは個別にやってくれた方がいいという意見も結構あると聞いていたから。そういう人たちも結構いるんですよ。一律にやるよりはと。
 だけどその中でも、記者さんが紹介されたような声があるんだとすればね、それは真摯に受け止めなければいけないと思っています。
混乱があったという表現だけど、職員や現場の人たちが一生懸命やっていたと思うけど、そういう感じ方をされた方がいるというならば、そこは少しでも改善ができるように、より努力していきたいということです。

(記者)
 群馬県を貶めようとか、現場の方を貶めようというつもりは一切ありません。

(知事)
 それはもちろんです。誤解してませんから、別に。

(記者)
 現場の声を届けたいなと思っていて、ちょっとお話を聞いていただいてもよろしいですか。

(知事)
 はい。

(記者)
 まず、ワクチン接種をしている獣医師さんの声。民間獣医師の方なんですけれども、自分が受け持っている複数の農場で発生させては目も当てられないと思って、今年の5月か6月に検体を採って、家畜保健衛生所に持って行って検査をしました。結果は、6割の農場で30日~40日。4割は後ろでもいいかなという結論が出ました。実は、今年の早い段階から母豚が更新されれば移行抗体が弱まるという知見が実はありまして、それで検査をしなくては、と思って判断をさせていただきましたと。
 一方でこれは、ある農家さんの話です。ここでは民間の知事認定獣医師さんが担当しています。頭の中に50日~60日があって、国の言うとおりにしないと、ここが駄目だったんじゃないかと指摘されるのが怖くて、早めることは11月までしていませんでした。国の県への通知は全く知りませんでした。ずっと50日~60日だと思っておりました。4例目が出た辺りからちょっとおかしいなと思って、早めた方がいいと思って、獣医師さんと相談して今は早めて打っています。県から、知事認定獣医師を通じて、何も指導や通知はありませんでした。
 別の農場さん。ここは家畜保健衛生所の家畜防疫員がワクチンを打ってます。家畜保健衛生所の方にはよく相談をさせていただいていて、非常に感謝をしています。ただ、少なくとも私の農場では、県がおっしゃっている検査は今年の3月からしていません。桐生で3例目が出た8月ぐらいから、ちょっとまずいぞと自分で思って、50日~60日じゃちょっと間に合わないかなと思って、検査をせずに少しずつ早めています。国の通知も報道で知りました。県からはずっと指針や通知が示されず、現場はずっと不安でした。
 という声があります。やっぱり現場がそれぞれで判断をしていたという状況が県内各地であって、それに対して県は何ができたんだろうかということを考えています。本当にこの質問最後にしますけれども、そこをもう一度検証していただいて、今後に生かしていっていただきたいと思ってます。

(知事)
 今、記者さんが言った現場の声は貴重な情報なので、それはそれでしっかり我々として、よく検証して生かしていきたいと思います。とても参考になりました。

知事メッセージ

 他にありますか。よろしいでしょうか。
 それでは、最後に県民の皆さまに知事から、改めてお願いをさせていただきたいと思います。
 県内で大型のクラスターが発生したことは皆さまご存知だと思いますけども、太田のクラスターに続いて、伊勢崎市内(正しくは、桐生市内)の高齢者施設でもクラスターが出たということで、やはり濃厚接触者の方だけではなくて、場合によっては、こうして拡大検査もしてきますので、ここ何日間かは、特に太田の某工場のクラスターに関して、拡大検査をした300人近い方に陽性者がいれば、これ数に乗ってきますので、ここはやはり週末から来週にかけて、2桁くらいの数が続くということも考えられますが、我々としてしっかりクラスターを封じ込めていきたいと思いますので、この点は、皆さま冷静に受け止めていただければと思います。
 同時に、いつも言ってることなんですけども、やはり今回の検査で分かったことは、まだまだその比率は高くなかったんですけども、濃厚接触者でない方にも陽性の方がいると。これは前から言われていたことなんですけども、やはり感染に自ら気がつかずに広げてしまっているという流れもあるということがはっきりしたので、この点を踏まえて、引き続き、ほとんどの方、マスクをしていただいてると思いますが、マスクを着用していただく、こまめな換気をしていただく、例えば飲食店に行く時も、先日あるところで食事をしたんですが、食べるときは黙食でしゃべらない。しゃべるときはマスクをつける。また食べる時は取る。こういうことをずっと実践しているんですが、なかなか簡単ではないと思うんですけども、食べている時も、こういう注意を払っていただければ大変ありがたいと思います。
 県民の皆さまのご努力もあって、群馬県、20代、30代、40代のワクチン接種率も随分長い間1位でしたし、かなり早く、接種を望んでいる皆さまへの8割接種も終わりました。
 皆さまの努力のおかげで落ち着いている感染の波がまた再拡大するようなことがあると、今までの努力が水の泡になってしまうと。今、経済的な様々な制約も解除しているところなので、本当に何度も何度も申し訳ないんですが、県民の皆さまのご協力をお願いしたいと思います。
 県は常に全力で、県民の皆さまを守ってまいりますので、その点はご信頼をいただきたいと思います。
 直滑降ストリーム、中山秀ちゃんが来ますので、ぜひ来週見ていただきたいということを申し上げ、直滑降ストリームは、何しろ他のことがものすごく忙しくて、なかなかシリーズが組めないんですけども、ちょっと年末に構想して、また新しいシリーズを作っていきたいと思いますので、もっともっと面白い番組にしていきたいと思いますので、その点も皆さまご期待いただきたいと思います。
 以上をもって、定例会見を終わりたいと思います。記者の皆さんには、今日は群大の話もあってちょっと長くなってしまいましたが、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

(以上で終了)
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。