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令和3年11月18日記者会見動画(You Tube)<外部リンク>
それでは、定例記者会見を始めたいと思いますが、今日はですね、その前に、知事である私が理事長を務める群馬交響楽団について、副理事長である高崎市の富岡市長に来ていただいて、一緒にですね、「群馬交響楽団改革プラン策定に関する合同記者会見」を行わせていただきたいと思います。
群響はですね、皆さんご存知のとおり、群馬県が全国に誇る貴重なコンテンツであり、群馬県のかけがえのない財産だと認識しております。
戦後の荒廃した社会の中で復興を目指して創設されたという経緯は、皆さんご存知だと思いますが、今年で創立76周年になります。
今日まで、群響は音楽を通じて、群馬県民に潤い、大きなエネルギーを与え続けてきたと、理事長としては自負しているところです。
この群馬県が誇るべき楽団をさらに飛躍させたいという思いから、昨年2月に、富岡(高崎)市長と合同記者会見を行い、県と市が協力して群響を盛り上げていくことを表明させていただきました。
その後、県と市で群響を盛り上げるための具体的な方策について、丁寧に議論を重ねてまいりましたが、今回、「群馬交響楽団改革プラン」の策定に至りました。本日はその中身について、(定例)会見の前に発表させていただきたいと思います。
まず、私の方から改革プランの概要等について、ご説明をさせていただき、そのあと、市長の方からもいろいろご説明・コメントを求めたいと思います。
スライドをご覧ください。群響改革プランの概要に関するスライドです。
目標は、群響は「日本一の地方オーケストラ」を目指したいと思います。
オーケストラを総合的に評価する指標というものはありません。しかしながら、地域オーケストラにとって最も重要なことは、やはり地域の皆さんに愛され続けることだと考えています。
このため、「人口100万人あたりの演奏会入場者数」を成果指標とし、日本オーケストラ連盟に加盟する25団体の中で、No1を目指していくと。これが最も分かりやすい目標だろうということになりました。
なお、平成30年度時点では、約6万人ということで、すでに全国3位であることが分かりました。
計画期間は令和3年度から7年度までの5カ年ということにさせていただきます。この5年でしっかりと基盤を固め、計画後の5年以内に成果指標を達成してまいりたいと考えております。
次のスライドをご覧ください。
目標達成に向けた2つの柱をまとめました。
1つ目は、「楽団のさらなるレベルアップ」です。2つ目が「安定的・継続的な楽団経営」ということです。
日本一の地方オーケストラになるためには、より質の高い音楽を追求していくべきだと考えています。そのためには、楽団・楽員のさらなるレベルアップが、必要不可欠だととらえています。
加えて、仮にレベルアップしたとしても、楽団自体が継続的に存在しなければ意味がないということは周知のことです。
このため、安定的で継続的な楽団経営、これからの楽団運営ですね。このための取り組みもしっかりと加速させていただきたいと考えています。
それでは2つの取り組みについて、それぞれ具体的にご説明いたします。
スライドをご覧ください。「楽団のさらなるレベルアップ」に関するスライドです。
1つ目の楽団のさらなるレベルアップを実現するためには、楽団の体制づくりと演奏環境の向上が不可欠だと考えています。
群響では、一昨年の4月から、日本を代表する指揮者であり、世界的にも活躍している小林研一郎マエストロ、私も何度かお食事を一緒にさせていただいたり、お話をさせていただきましたが、たいへん立派な方ですけれども、この方をミュージックアドバイザーに迎えております。
残念ながら小林マエストロは、今年度末の任期満了に伴いご退任ということになりますが、今後も指揮者体制の確立に向けて、群響を牽引していただける優秀な指揮者の招へいに、知事としても努めてまいりたいと思います。(小林)マエストロにも様々な形で群響を応援していただこうと、今後もそう考えております。マエストロの後任については、来年1月中に決定する方針です。
また、世界的に活躍する実力のある演奏家、いわゆる外部人材の導入も必要だと考えています。
楽団の中に実力がある演奏家がいれば、それが刺激となり、他の楽団員の技術の向上にも繋がると、すなわち楽団の魅力が一層引き上げられると考えています。
このため、優れた指揮者に加えて、国内外から実力のある演奏家の獲得も積極的に進めてまいりたいと思います。
加えて、楽員の研さん機会の確保、これも大事ですよね。アンサンブルの演奏会や高校音楽教室を積極的に実施するとか、楽員のモチベーションを向上させるための県外公演の拡充、海外公演の実施等にも取り組んでまいりたいと考えています。
次のスライドをご覧ください。「安定的・継続的な楽団運営」に関してまとめたものです。
安定的・継続的な楽団運営には、これは当然ですけれども、未来に向けた運営基盤を強化していく必要があります。
まず、群響の新たな魅力を創出・発信するため、来年度から、高崎芸術劇場と連携して、先ほどこの会見の前に富岡(高崎)市長といろいろお話していたのですが、クラシックだけではなく、親しみやすい曲など、新たなジャンルの音楽も取り入れた新企画演奏会を開始したいと考えています。
これによって、新たな群響ファンの獲得、収益源の創出につなげてまいります。
また、「ニューノーマルにおける新たな取り組み」ということで、有料ネット配信などにより、群響を応援してくれる皆さんともっと距離が近づくような、こういう取り組みを打ち出してまいりたいと考えています。
加えて、民間支援の拡大を目指して、既存の協賛、寄付、ふるさと納税等の支援メニューに加えて、新たな支援をいただけないかという検討も行ってまいりたいと思います。
さらに、子どもたちの鑑賞機会の提供をということで、群響のアイデンティティともいえる小中学生に対する移動音楽教室については、今後も継続していきたいと考えています。
次世代の子どもたちに、質の高い優良な音楽を届けることは、これは地域に根づく楽団としての重要な使命だと考えています。群響の魅力を若い世代に伝えることで、将来的なファンの獲得につなげていきたいと、こういうねらいもあります。
改革プランの概要については以上です。冒頭申し上げたとおり、群響は群馬県が全国に誇る貴重なコンテンツであり、かけがえのないアセット、財産だと思っています。その群響の未来について、群馬県と群馬県最大の都市である高崎市が、こうしてしっかり検討を進められたこと。また、こうして(高崎)市長と合同で記者会見が開けたこと。これ非常に意味のあることだととらえています。
よく会見で申し上げますが、富岡(高崎)市長さんのことは、個人的にも大変尊敬しておりまして、高崎の先進的ないろんな新しい取り組みは、県としても、いろいろと参考にさせていただいております。(高崎)市長と2度目の合同記者会見ができるということで、大変うれしく思っております。
改めて、今日ここに来ていただいたことに対して、感謝申し上げたいと思います。
引き続き、群馬県と高崎でしっかり連携し、群響を盛り上げてまいります。
県民の皆さまには、ぜひご期待していただきたいと思いますし、引き続き、群響に対するご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
私からは以上です。ここからは、富岡市長に渡したいと思います。
富岡市長お願いします。
(高崎市長)
1年半、群馬県の副知事さんを筆頭に、(県の)担当課長さんなどと、高崎市は副市長を先頭としまして、担当者が何回か話し合っております。いろいろ議論し、(今回このプランを)まとめていただいた知事さんに感謝申し上げます。
具体的に、市からはいろんなことを申し上げましたけれど、一番申し上げたのは、外部人材の導入を積極的にやりましょう、やってくださいと。特に海外からの演奏家の採用といいますか、雇用については、積極的に取り組んで欲しいということを一番申し上げました。
2つ目はですね、より親しいジャンルの演奏会を増やしていきましょうということで、高崎芸術劇場とコラボレーションで、ポピュラーなクラシック、よく知られているようなクラシックや、映画音楽、ミュージカルなど、そういうコンサートを増やしていきましょう。そして、普段足を運ばないような県民・市民の方に、たくさん来ていただくようにしようということで、この辺がたいへん意見が一致いたしまして、来年のプロジェクトからコラボレーションの企画が始まります。12月ぐらいにはラインナップを発表できると思っていますが、そういうことをやってまいろうと思っています。
とかくオーケストラというと、難しい曲をやる方に力を入れていくものですが、それはそれで頑張っていただいたとしても、県民や市民に、幅広く群響、私どもの高崎芸術劇場を知っていただくために、もう少し同じクラシックといっても、分かりやすいものをやっていただくことに意を尽くして欲しいということをお願いして、議論してまいりました。群響の皆さんも分かったということで、やっていただいていますので、ラインナップができると思っています。
このように、まとめていただきまして、県の皆さんに感謝申し上げます。
ありがとうございました。
(知事)
せっかく今日は富岡(高崎)市長にもお越しいただいておりますので、群響の改革プランに関する質問を、ここで一旦受けさせていただきたいと思います。
ご質問があればお受けしたいと思いますがいかがでしょうか。
(記者)
この改革プランなんですけれども、なぜこのタイミングで、どういった経緯で持ち上がったお話なのか、ちょっとご説明いただけますでしょうか。
(知事)
先ほど富岡(高崎)市長さんからもお話がありましたけれど、これ1年半前にですね、富岡(高崎)市長と合同の記者会見をやって、やはり群響は群馬県のまさにアセットだと。しかしながら、やはりこの群響をいろんな形でもっともっと発信できるのではないかと。もっともっと群響のポテンシャルをしっかりと発信していくために、さらなる高みを目指して、群馬県と高崎が協力してできることはないかということで、先ほど市長の方からありましたプロジェクトチームを作って、県の方は副知事、高崎市は副市長ですかね。それで1年半、いろんな相談をしてきて、この度まとまったということで、こういうタイミングになったということです。
(富岡高崎市長)何か付け加えることはありますか。
(高崎市長)
知事さんが地方の文化発信ということをよく言いますが、我々も同じ共通(認識)で、知事さんと文化発信の材料として、これ(群響)について、考えていきましょうと、そういう話し合いがあって、そこから始まりました。
(記者)
日本一の地方オーケストラを目指すということで、人口100万人当たりの演奏会入場者数をナンバーワンにするというのがありましたけれども、ほかにも何か経済効果的なところなど、何か具体的な数値目標があれば教えていただけますか。
(知事)
担当部長の方から、そこでマイクを持って一言お願いします。
(地域創生部長)
今回、分かりやすい目標として、100万人当たりの演奏会入場者数ナンバーワンというのを掲げさせていただきました。
今のご質問は、他に分かりやすい経済(指標など)ということでしたが、いくつか他にも目標は掲げていますが、ご質問の趣旨に合うような目標は残念ながらございません。
(知事)
なかなかね、経済効果みたいなものを出すのは難しいのと。いろいろ調べたんですけれど、やっぱりオーケストラの評価を示す指標ってなかなかないんですよね。芸術ということもあるかもしれませんけれど、でもこれ、中々分かりやすい指標だと思うんです。
これ1位になるということは、おそらく地域に最も愛される地方オーケストラと言えると思うので、これはこれでしっかりやっていくと。
あと先ほど話しましたけれども、やっぱり質を上げていくということはすごく大事なので、やはり群響は、いわゆる地方オーケストラの中でもね、トップクラスの演奏力を持っているという、そういう評価を得られるように、しっかりやっていきたいと思いますが、なかなか経済効果とかを出すのは難しいということで、これが一番分かりやすい目標だということで、最初に掲げさせていただいたということです。
(記者)
(冒頭発表の)途中で出てきた、群響特使なんですけれども、これってどういうものなんでしょうか。
(知事)
(地域創生部長)どうぞ。
(地域創生部長)
群響の認知度向上、新たなファンの獲得のため、群響の理事ですとか、ファンの中から任命して活動していただくということを今考えております。
具体的にどの方というふうに決めているわけではないんですが、SNSによる情報発信ですとか、賛助会員等への加入PRなど、活動に取り組んでいただける方を念頭に置いています。
(知事)
他のメインな楽団とか、世界的にいろんな楽団を見ても、こういうゼネラルマネージャー的な人は必ずいるんですよね。
プロモーター的なことをやったり、あるいは広報の方針をリードしたり、こういう方は、やっぱりこれから群響の知名度を広げていく、存在感を高めていくためには、すごく必要だなと思っています。
宇留賀副知事何かありますか。
(宇留賀副知事)
副理事長をしております宇留賀です。
先ほど1点目の質問のところで、経済効果というところなんですけれども、今回、人口当たりどのぐらい来ていただけるかというところを指標にしていますが、このためには、まず音楽の質を上げていく、そのことによって人気が高まってより来ていただけるというところもありますし、今日はあまり詳細はご説明してないですが、財政のところは結構、行政からの支援に頼っているところがありまして、ここも来場者数が増えてくれば、行政に頼っている部分、そういった割合も低くしていくことができるところがありますので、そういうふうに、経済効果ズバリということはないんですけれども、財政の面というところでも(支援に頼る部分を)縮小していけるし、より地域から愛されることによって、この群響といろんなコラボなどが増えることによって、経済効果も出てくるかなと思います。
今回、1年半かかりましたが、中身を見ていただくと相当財政面もそうですし、魅力を高めるところもそうですが、他の地方オーケストラに負けないような、そういうプランになっていると思います。今回のプランができた後に、実際、令和7年ぐらいまでに、相当またさらに愛される楽団になっていくものだと思っています。
(知事)
今回、高崎市と連携でこういうプランを発表して、高崎市長のアイディアもあって、少し親しみやすい音楽という企画もやりますので、きっとですね、1年ぐらい経ったら、改革プランを実施していく上で、きっといいご報告ができるんじゃないかと。それから今、宇留賀副知事が言ったように、こういう効果がありましたという、きっとですね、入場者数も含めていい効果をご報告できると確信しています。
(記者)
先ほど、他社さんからも質問がありましたが、小さな目標という意味では、プランスケジュールの5年目のこういうところが主に目標になるというイメージでよろしいのでしょうか。
これは部長ですかね。
(地域創生部長)
こちらももちろん目標にはなり得ると思います。
ただ、非常に実はその(目標の)下に、例えば演奏技術向上ですとか、そういったもの(の下)に、(そのためには)こういったことをやりますということが、さらに下に、たくさんの企画、プロジェクトを考えておりますので、そういうものを合わせますと、非常にたくさんの目標がございます。
今ご質問の趣旨からしますと、次に掲げてる目標としては、ご覧になっているところのもの(群響改革プランスケジュールの5年目の部分)が、それに当たります。
(高崎市長)
ちょっといいですか。群馬交響楽団がだいたいどのぐらいのランクかというと、単純に音楽家に質問するとね、(日本のプロ)オーケストラの中で、一般的には半分、真ん中辺だと言うんですよ。だけどね、東京から新幹線で切符を買って来られる方もいるので、特徴があるんですよ。個性を持っていると言ってますよ。
だから、その個性をグッと引き上げて魅力的にしていきたいと私は思ってるんですよ。それが日本一。全部トータル日本一というのは中々難しいと思うけれど、個性の豊かさ、群馬の交響楽団があるんだと、そいうオーケストラにされたらいかがかと、そういう考えを持っています。
(記者)
こういう高い目標を掲げられたということで、目標の裏返しが現状の課題ということになるかと思うんですけれども、知事や市長から見て、現状課題に思っていること、感じていることがあれば、教えていただけるでしょうか。
(知事)
市長からどうぞ。
(高崎市長)
先ほど申しあげたように、演奏家に外部人材ということを積極的にやっていただきたいとずっと申し上げてきました。
このプロジェクト、具体的には来年以降ね、外国人演奏家を入れていこうとまとめていただいているからね。これでだいぶ違ってくると私は思っています。
それからやっぱり、ちょっと曲が難し過ぎるんですね。私なんか聞いたことがないようなね。難しいことやり過ぎないでくださいという。もっとポピュラーなやつをやると。それは芸術劇場の関係者も等しく群響さんに理事会等を通じてお願いして、知事さんが出席しているところでお願いしましたので、来年そうします。
(記者)
より親しみやすくというところですね。
(知事)
今、市長がおっしゃったことに全く同感だなと思っていたのですが、群響は本当に群馬県の大事なアセット。ただ市長がおっしゃったように、口コミの情報だと真ん中ぐらいだって言われることが多いんですね。
でも、群響はものすごく頑張っていると思うんだけれど、やっぱり今のところに安住するんじゃなくて、やっぱり一歩でも前に進むということで、せっかく県も国も市もこれだけ応援しているんだから、それにはちゃんと分かりやすい目標を掲げて進化していくということが大事だと思うんですよね。
だから、市長さんの方から強くあった、外部人材を導入してくれというのを入れたんですけど、やっぱりレベルアップをしていくための不断の努力が必要で、やはり新興のこういう楽団はオーディションなんかもやって、どんどん新しい人材も入れているんでね。今いる方々を大事にしながら、やっぱりどんどん新しい血を入れていく。そういう流れを作っていくことが大事だと。財産は持っているだけじゃ駄目なんで、やっぱりさらに磨き上げるために必要なことを、今回みんなで考えて打ち出したということだと思います。
(記者)
先ほど発表されたプランが5年の計画ということだったんですけれども、この5年というスパンの意図はどのようにお考えでしょうか。
(知事)
どうぞ、部長の方から。
(地域創生部長)
当面という意味で5年というものを立てさせていただきました。それで終わりということではなくて、随時見直しをかけますけれども、5年経った時点でまた新しいプラン、これも進めていきたいと考えております。
(記者)
一区切りが5年ということでしょうか。
(地域創生部長)
そういう意味でございます。
(知事)
今の改革プランを実際にやっていくということになると、明日からできるものでもないので、例えば外部人材を導入するといっても、どういう形で持ってくるかも考えなくてはけないし、一定の成果が出るには5年くらいかかるだろうと。いろんなプランを議論する中で、このぐらいがやっぱり最初の計画期間としては妥当だろうということで出てきたんだと思います。
(記者)
財政の面について伺います。先ほどの副知事のご発言にもあったとおり、財政の面で、2020年度の収支も黒字転換にはなっているかと思うんですけれども、補助金とか県民からの寄付とか、そういったことに頼って黒字になっている部分があると思うので、楽団自体で何か財政改革みたいなものをするとか、そういったことは、何か新しい収支を得るような事業のほかに、何か改革というのを考えていらっしゃいますか。
(知事)
宇留賀副知事から説明お願いします。
(宇留賀副知事)
正確な数字は後でお知らせしたいと思うんですが、群響のいわゆる公(おおやけ)から来ている補助金の金額が40%を超えるかたちで、全国でも高い方になっています。
今回、特にコロナ禍を経験して、いわゆる普通の収入が減ってくるというところに直面したというところがあって、今回ネット(配信)みたいなところで収入を得るような手段もありますし、40%という公に頼っている分が非常に大きいので、これは下げていくというところを目標にしています。
具体的な方法は、ある意味群響の主力の演奏会により多くの人に来ていただく。そのことによって収入を上げていくというのが、やはり一番、我々としては、いいんじゃないかというような議論をしましたし、そのために群響の音楽の質を上げたり、地域により愛されるようにしていくというところが重要です。
たぶん、そういう活動をしていると、さらに、いろんな企業ですとか海外から呼ばれたりして、それで収入の幅も広がってくると思うので、まずは音楽の質を高める。市長からもお話いただきましたが、海外の実力ある方に来ていただいて、それで楽団員に刺激が入ってきたりというふうにするとか、あとは給与体系とかそういったところも、より腕を磨けば報酬が上がるような、そういう体系も入れたいですね。より音楽を楽しみながら自己研さんして音楽を高めていく。そんな枠組みを入れているというようなところが、特に財政のところでは大きいです。
(記者)
雇用形態の変さらということも考えてらっしゃるのでしょうか。
(宇留賀副知事)
そういったところも時間かけながら、相談しながらというふうに。先ほどの5年という時間も、来年度からいきなり変えましょうといってもできないので、いろいろ相談しながら少し進めていくということで時間をいただいています。
(知事)
他にありますか。よろしいでしょうか。
それでは、群響に関する会見はここまでにしたいと思います。富岡(高崎)市長、今日はありがとうございました。
(以上で終了)
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。