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令和3年11月11日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>
1.はじめに
2.新型コロナの直近の感染状況について
3.令和3年度医師臨床研修マッチング結果について
4.eスポーツの開催について
それでは定例記者会見を始めたいと思います。
昨日上京いたしました。後藤茂之厚生労働大臣にお目にかかってまいりました。後藤大臣には、3回目のワクチン接種に関して、県営の大規模接種会場の設置とか、追加接種の必要性に係る国民への周知とか、すでに本県に配分済みのモデルナ社製ワクチンの有効活用等について、直接お願いをしてまいりました。
大臣からは、「要望はしっかり承った。3回目接種の準備を進めており、モデルナも活用していきたい」という力強いお言葉をいただいています。
岸田政権となり、閣僚の顔ぶれも一新されたわけですが、今後も引き続き、政府とはしっかりと連携してまいりたいと思っております。
今日は、かなり中身がコンパクトですので、いつもより少し短い会見になるかもしれませんが、本日の主な項目について、まずご紹介したいと思います。
スライドをご覧ください。本日は、「新型コロナの直近の感染状況」、「医師臨床研修マッチングの結果」、「eスポーツ大会の開催」等について発表させていただきます。
まず、直近の感染状況についてご説明したいと思います。スライドをご覧ください。新規感染者数の推移です。
直近1週間の新規感染者数、本日の新規感染者数は1人ですけれども、これを含めて12人ということになりました。先週の40人から減少し、依然として2桁台ということで、低い水準を維持できています。
次のスライドをご覧ください。客観的な数値をまとめたスライドです。
まず、上段の感染状況、「1日当たりの新規感染者数」は1.7人で、かなり下がってきました。基準である20人を大幅に下回っている状況です。
(2)の「経路不明の感染者数」は66.7%ということで、これは基準の50%を上回っていますけれども、全体の感染者数が減っていますので、(1日の当たりの新規感染者が)10人以内ということも多いので、これは問題はないと考えています。
(3)の「検査の陽性率」についても0.3%ということで、基準の7%を大きく下回っている状況です。
続いて下段にある「医療提供体制」についてもご報告したいと思います。
(1)の「重症例」ですが、現在、人工呼吸器もECMOもゼロということで、重症の方はいないということです。
(2)の「病床の稼働率」についても4.5%ということで、先週よりもさらに下がっていますけれども、低い水準のままということで、これも問題ないというふうに考えています。
続いて、保健所ごとの感染者数です。スライドをご覧ください。
毎週ご報告しておりますが、保健所ごとにまとめたこの図を見てもですね、ほとんどの地域に色がついてないということ分かっていただけると思います。非常に落ち着いた状況だと言えると思います。
以上が直近の感染状況です。県内の感染状況は、先ほど申し上げましたが、依然として低い水準に収まっていると分析しています。
私も毎週、ほぼ週末はそうなんですが、高崎の市街地の状況をずっと視察してまいりましたが、街中のにぎわいは確実に戻ってきていると感じました。もちろん、それ自体は大変嬉しいことなんですが、いつも言っているように、感染のリバウンドへの警戒は怠ることができないと思っています。
県民の皆さまにおかれましては、引き続き、マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、こういった基本的な感染防止対策の徹底をお願いしたいと思いますし、少しでも具合が悪くなったときは、仕事・学校を休んで受診していただくようにお願いしたいと思います。
加えて、本日、保健所長会議を行いました。令和3年だと6回目。全体で11回目だったと記憶していますが、各地域の保健所長の皆さんから率直なご意見、ご報告をいただきました。その中でですね、「高血圧とか糖尿病、肥満等の生活習慣病をお持ちの方は重症化しやすい。第6波に備えて、今のうちにしっかり治療を進めていただきたい」ということを県民の皆さまに呼びかけて欲しいという要望もいただいています。
また、感染を心配して、がん検診や健康診断等についても延期している方が見受けられるとのことでした。特にがんは、早期発見・早期治療で治る可能性が高くなるということです。感染が落ち着いている今のうちに、県民の皆さまには各種健康診断等を活用し、がんや生活習慣病の早期発見・早期治療に努めていただきますよう、知事としてお願いしたと思います。
続いて、令和3年度の医師臨床研修マッチングの結果についてご報告したいと思います。
(フリップを掲げて)令和3年度の医師臨床研修のマッチングの結果です。
今年度卒業予定の医学生等の臨床研修先を決める臨床研修マッチングの結果をまとめたものですが、一部報道もなされておりますが、本県は今回、昨年度を上回る112人の臨床研修医の採用が内定いたしました。
昨年度に続いて、過去の数字と見比べていただきたいと思いますが、2年連続で過去最多を更新したと。山本県政になってから、過去最多を更新しているということになります。
この結果はですね、知事としても大変誇らしく感じています。もちろん、こういう結果が出たのは、臨床研修病院、県の医師会、関係機関の皆さまが一体で取り組んでいただいた結果だと考えています。知事として、この場をお借りして、ご協力をいただいた関係者の皆さまに心から感謝を申し上げたいと思います。
これまで本県では、皆さんご存知だと思いますが、人口当たりの臨床研修医数が全国で最下位レベルにあるということで、特に若手医師の確保が課題となっておりました。このため、この会見でも、何度も医師確保対策について発表させていただきましたが、就任後に「ドクターズカムホームプロジェクト」というものを立ち上げて、若手医師の確保に取り組んでまいりました。
昨年度からは、知事と若手医師との直接対話の場所を設けておりますので、こういう中で、現場の声を取り入れて、病院紹介動画の配信とか、病院説明会の実施、こうしたオンラインを活用した取り組みを推進してまいりました。
加えて、少人数制の座談会の開催や県外医学生への病院見学交通費助成、こういうきめ細かな対策も実施してまいりました。
こうしたオンラインとリアルを組み合わせた施策で、多くの医学生に県内病院の魅力を伝えられたと考えています。tsulunosの動画を見ていただくとですね、それぞれの研修を受け入れている病院の方々が自ら動画を作っていただいているのですが、なかなか工夫を凝らしているところもあったりしてですね、アクセス数は(直近でアップロードした動画では)300とか400なんですけれども、見ている人たちは研修医の方々なので、この数字を見ながら手応えを感じていたんですけれども、結果に結びついたかなと思っています。
加えて、コロナ禍で、都市部よりも地方で働きたいという若者が増えています。こういう中で、群馬県の恵まれた住環境に改めて注目が集まったことも、今回の結果の一つの要因になっているのではないかと私たちは分析しています。
今後も若手医師の確保のために、研修環境の充実などに取り組んでまいりたいと思いますし、同時に、研修後も群馬県で働き続けてもらうことが大事なので、情報発信とか、受け皿の整備等の移住・定住に向けた取り組みも、あわせて注力していきたいと考えています。
最後に、eスポーツについて報告を申し上げたいと思います。スライドをご覧ください。11月に開催されるeスポーツ大会です。
県では、「群馬県をeスポーツの聖地にする」という強い思いのもと、eスポーツの普及に取り組んでいます。その一環として、皆さんご存知だと思いますが、全国規模の大会の開催や誘致を進めております。
「11月は群馬からeスポーツ!! 決戦の舞台はGメッセ群馬」と題して、全国規模の大会が3つ開催されることになりましたので、ご報告したいと思います。
1つ目は、14日の日曜日に開催する「U19(アンダーナインティーン)eスポーツ選手権2021」です。この大会は、19歳以下の国内最強チームを決定する大会として、昨年度初めて開催いたしました。採用するゲームタイトルは昨年同様、世界で最も競技人口多い「リーグ・オブ・レジェンド」になります。
高校などの学校の枠にとらわれない、19歳以下の真の国内王者を決定するという趣旨ですが、昨年に続いて、観客を魅了するハイレベルな戦いを期待したいと思います。
2つ目が、27日の土曜日に開催される「Red Bull(レッドブル)5G 2021 FINALS(ファイナルズ)」です。
これは、5年ぶりレッドブル・ジャパンが主催する、皆さんご存知か分かりませんが、世界的なブランド力のある大会です。群馬県での開催はもちろん初めてということになります。
ジャンルの異なる5つのゲームを、東西の2チームに分かれて、団体戦形式で戦うことになります。東西対抗戦の形式をとる国内唯一の大会です。
県ではこれまで、ワークショップとかトークセッションなど、主催者と連携した取り組みを展開してまいりました。大会の開催にあたっては、主催者とがっちりスクラムを組んで盛り上げていきたいと考えています。
3つ目が、28日の日曜日に開催する「全日本eスポーツ実況王決定戦」です。こちらはですね、近年注目を集める「eスポーツ実行者」にスポットを当てたものです。全国で初めて、実況者の国内ナンバーワンを決定する大会となります。
eスポーツ業界の動向を先取りして、実況に焦点を当てた大会ということで、業界からはすでに大きな注目を集めております。私自身も、この実況王決定戦は特に楽しみにしています。県としては、この大会をeスポーツ実況者の登竜門と呼ばれるような大会に育ててまいりたいと思っています。
いずれの大会も無観客での開催となりますので、大会の模様は無料のオンライン配信でご覧いただければと考えております。国内トップクラスの熱戦になると思いますので、ぜひ、この3つの大会をお楽しみいただきたいと思います。
私からは以上です。ご質問があればお受けしたいと思います。
(記者)
冒頭で、3回目のワクチン接種に向けて、大規模接種センターとか、モデルナワクチンの活用の話も出ました。
今のところ、大規模接種センターの新たな設置ですとか、何か現時点で方針など決まっていることがあれば教えてください。
(知事)
昨日、宇留賀副知事にも同行してもらって、後藤厚生労働大臣に会ってまいりました。
先ほど報告したとおり、3回目のワクチン接種について、群馬県の要望を伝えてまいりました。
我々としては、全国で最も成功した大規模接種会場を運営したおかげで、群馬県が全国最速に近いペースで、2回の接種を終えたということもよくご説明して、できればこの接種センター設置を、我々がしっかりと3回目の接種でも有効な手段として使いたいということと、それからファイザー製のワクチンについては、高齢者とか医療関係者中心、あるいは基礎疾患のある方々を中心に使うような方針が出されていますけれども、群馬県はまだモデルナ製ワクチンを持っていますので、こういうものもぜひ活用したいということを申し上げてまいりました。
大臣の方からは、よくこの要望を承ったということで、しっかり検討するということでした。
もう1回言いますけれども、群馬県としては、大規模接種会場を設置させていただきたいと思っています。これはご存知のとおり、市長会からもいろいろと要望が出てるということです。
それから、先ほども言いましたけれども、やはり3回目の接種の必要性をしっかり国民に分かってもらう必要があると思うんですよね。
今日の保健所長会議でも、3回目の接種を心配している医療関係の方もいると聞いたんですけれども、副反応の心配をされているんですよね。
だから、副反応も含めて、3回目の接種がなぜ必要なのかは、国の方で積極的に周知してもらう必要があると。県もそれと連携して、しっかり県民に呼びかけていきたいと思っています。
今のところお話できるのはそんな感じです。
(記者)
では、まだ会場ですとか、時期の目処とか、そういうことはまだちょっと先にならないと・・・
(知事)
これは記者さんもご存知のとおり、まず国の方針が固まらないと、県が勝手にやるわけにはいかないので、国の方針がしっかり固まれば、検討したいと思います。内々にはいろんなことは、検討を始めているというところです。
(記者)
昨日発表がありましたけれども、オスプレイが県内で訓練するということですが、危険性はないと、防衛省も言ってますけれども、そこら辺も含めて県民の皆さんに、何か知事からおっしゃりたいことを・・・
(知事)
まずは関係部局から経緯を説明してもらった上で私の方からコメントしたいと思います。
(地域創生部長)
昨日、防衛省北関東防衛局から説明を受けまして、その内容について(報道機関に)資料提供させていただきました。12月以降、訓練で、本県に飛来する可能性があるということです。
その際に、一緒に記載させていただきましたけれども、安全性の最大限の確保、また県民生活への配慮、防衛省として適切な情報発信、このようなことはお願いしたところでございます。
(知事)
今説明したとおり、県民の安全の確保とか、県民生活への影響、これはものすごい大事なポイントなので、ここはしっかり政府の方で(配慮していく)そういうふうにお話をしていますので、ここは信頼したいと思います。
何かあれば、常に防衛大臣とも直接お話ができる関係なので、しっかり県としてもウォッチしていきたいと思っています。
(記者)
情報発信についてですけれども、今回、県内での訓練は3回目と聞いておりますけれども、国の方から前回、前々回は情報発信に足りないところとかはありましたでしょうか。
(地域創生部長)
国の情報発信が足りないというご質問ですか。
(記者)
そういった何か要望といいますか県の方にありましたか。
(地域創生部長)
やはり心配される県民の方はいらっしゃると思います。
昨年度は、日米の共同訓練だったと思います。今回は陸上自衛隊だと思いますけれども、しっかり対応していることですとか、どういったことに配慮していただいているかというのは、防衛省からもしっかり情報提供していただきたいというお願いはさせていただきました。
(記者)
あと今回12月から始まるということですが、これはいつまでというアナウンスありましたでしょうか。
(地域創生部長)
特に期間については聞いておりません。
(記者)
ワクチン接種に関してですけれども、2回接種を終えた方に対するブレークスルー感染が、先月3割を超えたということについて、報道もされているんですけれども、これについて、知事はどうお考えなのかということと、一定期間経過すれば抗体が下がっていくことは仕方がないことなので、だからこそ3回目接種の必要性ということにも繋がっていくんだと思うんですけれども、この辺どうお考えかというのは・・・
(知事)
担当部長の方から、説明してもらってその上でコメントしたいと思います。
(健康福祉部長)
ブレークスルー感染の、すいません質問の趣旨が・・・。
(記者)
担当部長には、数値的なところを一応改めて確認させていただきたいんですけれども、先月、全感染者に対する(ブレークスルー感染の)割合が3割超えているというところを事実として抑えていただいた上で、知事はそれをどうご覧になっているかを聞かせてください。
(健康福祉部長)
10月におきましては、220人の感染された方がいらっしゃるうち、67人の方が2回接種をされて2週間以上経っておられた方ということで、それなりの高い確率で、ブレークスルー感染が起こっていることが事実としてあります。
やはり高齢者の方が多かったですが、打ってからひと月から5カ月ぐらいの間でしたので、6カ月とか8カ月経って、抗体価がぐっと落ちたからというような言い方はなかなか難しいのかなと思っております。
2回接種をしたとしても、適切な感染管理等をしていかないと、やはり感染は完全に防ぐことができないと理解しております。
ただ、決定的な違いというのは、やはり9割以上の方は本当に軽症で済んでおります。特段、重症化された方も聞いておりませんので、そういった意味では、ワクチンの効果はものすごく高いものがあるのですが、ただ、感染そのものを完全に防ぐことはできないと理解しております。
(知事)
記者さんのご質問ですけれども、いろいろな分析がなされているので、専門家じゃないので、諸説あるのですが、ブレークスルー感染が増えていることは健康福祉部長が言ったように事実で、3割ぐらいになりました。
ただ、県民の8割以上の方が、全国最速に近いペースで接種を終えているので、やはりここから感染者が出てくるということになると、どうしてもブレークスルー感染が多くなることは必然だと思うんですよね。
なぜ3割まで上がってきたかというのは、欧米のいろいろな論調を見ていればご存じだと思いますが、免疫が時間が経って低下してきているということが結構定説として語られているんですけれども、群馬県の場合で言うと、健康福祉部長から話があったとおり、群馬県のデータを見る限り、必ずしも期間が経過して免疫が落ちているからという傾向でもないので、その辺りの原因は、(国の)分科会でもいろいろ分析しているので、それをよく我々もフォローしていきたいと思っています。
ですから、健康福祉部長が言ったように、2回接種しても、必ずしも対策が不必要になるわけじゃないということで、やはり2回接種した方々が結構緊張感が緩んで、マスクをせずに飲食店に行くような例も散見されるので、こういうことについて注意を喚起していきたいと思っています。
ただ、これは繰り返しになりますが、重症化を防ぐという点では、かなり大きな効果があって、群馬県のデータで言えば、今接種者が150万人ぐらいいるんですけれども、重症になっている方は本当にわずかです。数人とかいうレベルだと思うんですよね。だから、効果はものすごくあるということは、あわせて訴えていきたいと思います。
それから3回目接種の必要性については、政府も認識しているということで、免疫力を高めるという意味で効果的であるのならば、政府も方針を出していますけれども、3回目の接種をやるべきだと思います。
ただ、知事として県民に呼びかけるだけじゃなくて、国の方から、しっかり政府として、なぜ3回目の接種が必要なのか、副反応のいろいろなデータについてもしっかり説明をすることは、とても大事だと思っていまして、国がしっかりそれをやっていただくのとあわせて、知事として、なぜ3回目の接種が大事なのかということを県民の皆さまにしっかり訴えて、まずは国の方針が確定しないといけないんですけれども、大規模接種会場も使いながら、できるだけ迅速に3回目の接種を済ませていけるような準備を今進めているところです。
(記者)
昨日、岸田総理も会見されていますけれども、第6波への備えということで、夏場の第5波を念頭になんですけれども、病床確保の数を3割増やしていくんだと。病床確保は各自治体ともかなり苦労されてて、さらに増やすのは、なかなか難しいところもあると思うんですけれども、群馬県としてどういうふうに取り組まれるかってことを聞かせていただけますか。
(健康福祉部長)
(先般の)補正予算の方でもいろいろご説明させていただきましたが、第6波に備えて、現在、群馬県としては、552床をベッド確保数の目標として、これに向けて今努力をさせていただいております。
現在、529床まで積み上げたところでございまして、あと20数床なんですが、いろいろな病院さんと調整をさせていただいているところです。
(知事)
今健康福祉部長の方からあった552床について、過去の会見で説明しましたけれども、ピークのときには1日最大300人ぐらいの感染者が出たわけですよね。
こういう状況になったとしても、ある程度耐えられる、病床稼働率だとか病床数というのを我々はシミュレーションして、552床になり、そこに向けて準備してきました。
これは今、記者さんがおっしゃったように、すごく大変ですけれども、群馬県は相当真面目に、各地域の医療関係者とも相談しながら積み上げてきているので、この目標にはたぶん届くと思うのですが、国が言っている3割ですね。この数字をよく確認をしながら、できる限り国の目標に近づけていければと思います。
今の国の基準からいくとどうですか。それは分かりますか。
(健康福祉部長)
確認させていただきます。
(知事)
もうちょっと国の方針も確認して、どのぐらい、全国の各都道府県に割り当てがくるのかということもよく確認したいと思いますけれども、とりあえず我々としては、最悪のケースでも、ある程度耐えられる552床というのを目標に、今積み上げているところです。
よろしいでしょうか。他にありますか。
それでは最後に、知事から県民の皆さまにお願いを申し上げたいと思います。
今日の会見でも申し上げましたが、群馬県内の感染状況はおかげさまで、非常に落ち着いております。これはいつも申し上げますが、県民の皆さまのご協力のおかげだと思います。
週末に高崎の市内を1時間以上歩いたんですけれども、マスクをしていない方はほとんどいないということで、県民の皆さまが、警戒度が「1」に下がった後も、基本的な感染対策にご協力をいただいてるということを、改めて再確認させていただきました。その点、本当にお礼を申し上げたいと思っています。
ただですね、これ皆さまご存知のとおり、ワクチン接種で先行していた欧米、アメリカもイギリスも、ワクチン接種率では日本が抜いていますが、しかし、ワクチン接種がかなり進んだ国でもリバウンドが起きていると。今ヨーロッパで再び感染拡大が始まっていますし、お隣の韓国はワクチン接種率が日本よりも数パーセント、3%くらい高いにもかかわらず、軽いリバウンドが始まっているということで、油断できないと思っています。
やはり冬に向けて、いろんな専門家の方が言っておりますけれども、ある程度のリバウンドは想定しなければいけないと思っていますので、この波をできるだけ小さくしていきたいと思っています。
県民の皆さまには、引き続きいろいろとご苦労をおかけしますが、ようやく収まってきたところですので、基本的な感染対策の徹底をお願いをしたいと思います。
それから、群馬県のワクチン手帳を活用した「愛郷ぐんまプロジェクト」、それから、「Go To Eat ワクチンプレミアム」。ワクチンプレミアムはほとんど8割ぐらいまで出ていますが、これもですね、感染対策に十分気をつけながら、できるだけ活用していただいて、愛郷キャンペーンも今のところ滑り出しは好調なんですが、そういう余裕のある方は、この2つの事業も十分活用していただければ幸いです。
皆さんと力を合わせて頑張っていきたいと思います。なかなか群馬県(の新規感染者が)0になりません。栃木県とか茨城県は0の日も出てきていますが、群馬県はですね、「1」とか「2」はあるんですけども、「0」にならないという感じはあるんですけど、逆に前向きに考えて、コロナウイルスは根絶できないという意味で言えば、むしろ緊張感を保つために、逆に効果があるというふうに考えておりますので、いずれにせよ、いかなる事態にもしっかりと迅速に対応できるように、県庁一丸となって、医療関係者の皆さまのご協力も得ながら対応していきますので、ぜひ県民の皆さまには、引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げます。
今日は、少し中身がコンパクトになったので、珍しく30分で終わりましたが、今日も最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。これで定例会見を終わりたいと思います。ありがとうございました。
(以上で終了)
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。