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令和3年10月21日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>
※動画の29分26秒~28秒の間で、映像と音声が一部途切れてしまいました。ご迷惑をおかけしますが、テキストにて内容をご確認ください。 該当部分はこちらをクリック
1.はじめに
2.直近の感染者数について
3.ぐんまワクチン手帳について
4.豚熱(CSF)防疫措置の進捗状況について
スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。
今日は、直近の新型コロナの感染状況、ぐんまワクチン手帳、それから豚熱(CSF)の対応状況についてご報告したいと思います。
まず、直近の感染状況についてです。
新規感染者数の推移をまとめたスライドです。
直近1週間の新規感染者数は、本日の新規感染者数4人を含めて、34人ということになりました。先々週の62人、先週の53人から、さらに減少して、3週連続で2桁台となっております。
次のスライドをご覧ください。感染状況についての客観的な数字です。
(1)の1日あたりの新規感染者数は4.6人まで下がってきました。先週の8.6人から比べても半減しています。基準である20人を大きく下回っていることが分かると思います。
(2)の経路不明の感染者数ですが、こちらは59.4%で基準の50%を超えていますけれども、感染者自体が減っていますので、実際の人数は先週よりも少なくなっているということです。
(3)の検査の陽性率については、こちらも前回の1.2%からさらに下がって0.7%ということになりました。こちらも7%の基準を大きく下回っている状況です。
続けて、新規感染者のワクチン接種状況についてのスライドです。
昨日までの1週間の新規感染者について、ワクチン接種状況を調査しました。
未接種の方は59%、1回接種が19%、2回接種の方が22%となりました。
この会見で何度もお伝えしているとおり、ワクチンには発症予防効果、それから重症化予防効果があります。これは、群馬県のデータでも実証されておりますが、もちろん(ワクチンを打っていれば)100%(防げるというもの)ではありません。ワクチン2回接種完了後も、何度も申し上げているとおり、油断しないで、マスクの着用や3密を避けるといった基本的な感染防止対策の徹底に、ぜひご協力をお願いしたいと思います。
次のスライドをご覧ください。年代別の新規感染者の状況です。
20代から30代の割合が減少し、これに対して、40代、50代の割合が増えてきていることが、この両方のスライドから分かると思います。
次のスライドです。推定感染経路別に新規感染者をまとめたスライドです。
感染経路不明は60%ということで、最も高くなっていますが、先ほど申し上げましたが、実際の経路不明の人数は、全体の感染者が減っておりますので、減少しています。市中感染が起きている状態だとは考えておりません。
続いて客観的な数値のうちの医療提供体制です。
医療提供体制の客観的な数値をまとめたスライド、毎週ご報告していますが、こちらをご覧ください。
スライド上段の重症例ですけれども、現在使用されている人工呼吸器は1台まで減ってきました。ECMOを使用している方はおりません。
また、酸素投与が必要な中等症の方が2人います。ICUにいる方は1人です。
スライド中段の病床の稼働率は3.3%ということで、8週連続で減少している状況です。
スライドの下段、入院以外の療養の状態については、宿泊療養者数が20人、自宅療養者数が9人になっています。
なお、この1週間で新たに2人の方が亡くなられました。謹んで哀悼の意を表するとともに、ご遺族の皆さまには、心からお悔やみを申し上げたいと思います。
続いて、保健所ごとの感染者数をご報告したいと思います。
スライドをご覧ください。保健所別の感染状況です。
すべての地域で10万人当たりの新規感染者が1人を下回っているということで、落ち着いていると言っていいと思います。この図からも、非常に落ち着いた状況だということが分かっていただけると思います。
以上が直近の感染状況です。
昨日の臨時会見で発表いたしましたが、明日から全県の警戒度を3から「2」に引き下げることになります。
県民の皆さまをはじめ、事業者の皆さまには、警戒度2における要請内容に基づき、適切な対応を、改めて知事の方からお願い申し上げたいと思います。
続いて、ぐんまワクチン手帳についてご報告いたします。
スライドをご覧ください。登録実績をまとめたスライドです。
先週13日から運用を開始したワクチン手帳ですが、本日12時現在で登録者数が約16万8千人になりました。予想を上回る方々にご登録いただきました。
ワクチン手帳に対する県民のニーズの高さを痛感しています。
次のスライドをご覧ください。登録者の年代をまとめました。
登録者の年代についてですが、50代、40代を中心に、幅広い世代の方々に登録いただいていることが分かると思います。
高齢の方々はデジタルが苦手というイメージがありましたが、60代以上の方が全体の3割を占めており、4万7千人。さらに70代以上の方でも全体の1割弱にあたる、1万5千人を超えていることが分かりました。
群馬県は2023年度末までに、日本最先端クラスのデジタル県になることを目指しております。これを機会に、ぜひ高齢者の方々も積極的にご登録いただいて、デジタルの利便性とか魅力を感じていただきたいと考えています。
一方で、ワクチン手帳が全国に先駆けた取り組みであるがゆえの、様々な課題も見えてきました。
次のスライドをご覧ください。ワクチン手帳の課題をまとめたものです。
ワクチン手帳の登録には接種券番号が必要となりますが、「接種券番号が分からないので登録できない」という問い合わせが多数ありました。こうしたお問い合わせをいただいている方々のほとんどは、優先接種を行った医療従事者の方々であることが分かりました。
この原因を調査、確認いたしましたが、その結果、医療従事者等の方々にも、優先接種の有無にかかわらず、市町村から接種券が送付をされています。しかしながら、すでに接種済みの方については、3回目の誤った接種を避けるために、接種券を破棄するように国から運用方針が示されております。
このため、接種券を廃棄したことにより、接種券番号が分からないという方がいることが判明いたしました。
なお、優先接種を行った医療従事者等の方々は、県内に約7万8千人いらっしゃいます。このうちの一部の方々が接種券を破棄し、接種券番号が分からない状況にあると推定されます。
このような接種券をすでに破棄された方については、早ければ12月に開始が見込まれている3回目の接種の際に送付される、または市町村の窓口で取得する接種券をもとに、ワクチン手帳への登録をお願いできればと考えております。
しばらくの間、ご不便をおかけすることになりますが、その点はご理解をお願いしたいと思います。
また、全国的な課題として、接種記録が誤って登録されているケースも指摘されています。接種記録については、3回目接種に向けて、国から各市町村あてに、データの確認、修正が求められておりますが、ワクチン手帳を進めている群馬県においても、こうした誤った登録事例があることが分かりました。
先日デジタル庁から、誤った登録の割合は、全体の0.07%程度だという推測が発表されています。この数字を群馬県にそのまま当てはめると、千人程度であると推計されます。
こうした事案に関しては、すでに市町村において修正作業を行っていただいておりますので、しばらくお待ちいただければと思います。
次のスライドをご覧ください。県の需要喚起策での対応についてのスライドです。「愛郷ぐんまプロジェクト」と「ぐんまGo To Eatワクチンプレミアム」です。
現在、実施しているこの2つの事業に関しては、紙の接種済証の提示でもご利用が可能となっています。ワクチン手帳の登録ができない方々につきましては、お手数ですが、紙の接種済証をご利用いただきたいと思います。ご不便をおかけしますが、ぜひご理解のほど、よろしくお願いいたします。
今回、ワクチン手帳を全国に先駆けて取り組んでいく中で、様々な課題も見えてまいりました。こうした課題にしっかり対応し、第6波への備えを適切に進めることができるのは、全国トップクラスでワクチン接種を進めた本県だからこそできる取り組みです。
現時点で、2回目接種、実質的に8割に達しているということもご報告しておきたいと思います。
なお、先般、宇留賀副知事にも同行してもらいましたが、堀内ワクチン担当大臣、山際経済再生担当大臣、コロナ担当大臣ですね。牧島デジタル担当大臣にお目にかかった際にも、群馬県のワクチン手帳の取り組みについて、非常に前向きな反応をいただきました。
私の方から各大臣に申し上げたのは、「全国に先駆けた取り組みであり、いろいろな課題、新しい課題が出てくると思うが、これから実施する他県の参考にしていただくためにも、しっかりと伝えていきたい」と申し上げてまいりました。
引き続き、国や市町村とも連携しながら、一つ一つの課題を解決し、より利便性の高い制度にしていくよう、努力してまいりたいと考えています。
なお、先週15日金曜日から始まった、愛郷ぐんまプロジェクト第3弾とぐんまGo To Eatワクチンプレミアムに関しては、好調なスタートを切っております。
愛郷ぐんまプロジェクトに関しては、予約・宿泊実績の集計はこれからとなりますが、宿泊事業者の皆さんからは、「事業開始後、県民の予約が増えた」「早速、客足が戻りつつある」という、大変嬉しいご報告を多数いただいております。
Got To Eatワクチンプレミアムに関しても、昨日時点での販売実績がおよそ6万冊となりました。一部の販売場では予想以上の反響をいただき、一時販売を停止していたところもありますが、明日からは県内10カ所すべてで販売を再開する予定です。
私も高崎駅の周辺で食事をしてみたのですが、そこでGo To Eatプレミアムの話を聞いたら、これを活用している方々が早速大勢いらっしゃっているという反応がありました。これも大変嬉しいなと思って、伺ってまいりました。
Go To Eatワクチンプレミアムは12月15日まで、愛郷ぐんまプロジェクトは、12月31日までのご利用となります。
引き続き感染防止対策を徹底の上、多くの皆さんにご利用いただけますよう、知事としてお願い申し上げたいと思います。
最後に、前橋の農場において発生した県内4例目の豚熱、CSFの進捗状況についてご報告をさせていただきます。
スライドをご覧ください。防疫措置の進捗状況です。
まず防疫措置についてですが、昨日20日から開始をいたしましたけれども、これまで殺処分した頭数は、本日12時現在で1,064頭ということで、全体の進捗率が27.3%ということになっています。
昨日から県職員を中心に対応しています。本日からは、国や近隣市町村、県外の獣医師の皆さん、JA、建設業協会等にもご協力をいただきながら、引き続き作業を進めてまいります。
殺処分終了までは10日程度。その後の消毒を含めると、2週間程度での作業終了を見込んでいます。引き続き関係者の皆さまと協力し、しっかり対応していきたいと思います。
また、昨日からは、国と県の獣医師で構成する疫学調査チームによって、当該農場の飼養衛生管理の状況、感染経路の調査・検証が行われております。調査結果も踏まえながら、必要な対策を検討してまいりたいと考えています。
農場や埋却地の近隣にお住まいの皆さまには、大変なご迷惑とご心配をおかけしております。県としては、埋却後の周辺環境等についても、関係機関と協力し適切に対応していきたいと考えております。その点、ご理解いただきますように、重ねてお願い申し上げます。
私からは以上です。何か皆さんから、ご質問があればお受けしたいと思います。
(記者)
衆院選挙戦における各党の公約等の中で、現金給付、一律10万円や20万円という具体的な額も出ております。こうしたものについて、一部でバラマキという批判もあるわけですが、どのように受け止められていますか。感想でも結構ですが、お聞きできればと思います。
(知事)
各党いろいろなお考えがあると思うので、私なりの意見もありますけども、選挙戦が始まっているので、知事としての見解をここで申し上げることは控えたいと思います。
(記者)
同様の政策を県単独でできるという可能性についてはいかがでしょうか。
(知事)
その点についても、今衆議院選挙の最中ですから、県としてこれに対応する等ということは、現時点ではちょっと控えたいと思います。
(記者)
先ほど、Go To Eatをご自身でお使いになったというお話でしたが、愛郷ぐんまの方は、温泉に行かれたりとか・・・
(知事)
Go To Eatを自分で使ったわけじゃなくて、お店に行ってみてどうですかと聞いたら、このGo To Eatを活用して来店されている方が大勢いらっしゃるというご報告を受けたということで、私自身が使ってみたということではないので、そこはちょっと誤解のないようにお願いしたいと思います。
愛郷ぐんまの方はですね、産経部を中心に、常に各旅館とかホテルからいろいろな反響をいただいておりますので、その中では、私個人的にもそうですけども、非常に好調だという話を伺ってます。そこはせっかくですから、鬼形産業経済部長の方からご報告をお願いしたいと思います。
(産業経済部長)
15日から、愛郷ぐんまプロジェクト第3弾が始まりました。まだ1週間足らずですけれども、この間、四大温泉中心にご利用状況、人出の状況等を確認しております。
おかげさまで、15日以降、大変多くの県民の方からお問い合わせ、ご予約をいただいているというお話を聞いております。私自身も月曜日に伊香保に行ってまいりましたけれども、石段街含めてかなりの賑わいだったという状況でございます。
今回、ワクチン手帳をご持参いただいているお客さまも多数いらっしゃいまして、窓口での対応状況等も聞きましたけれども、施設をご利用いただく県民のお客様はですね、十分そのことを承知されていて、すぐに手帳を提示して受け付けをしてくださるということで、窓口での対応もスムーズにいっていると聞いています。大きなトラブルもなく、今のところスムーズに受け付けしていると聞いております。
昨日現在ですが、参加施設はこれまでで一番多い682施設がご利用いただけるということで、第3弾のスタートは非常にスムーズに切れていると考えております。
(記者)
利用者の数はなかなか出にくいですか。1週間程度だと。
(産業経済部長)
利用者については、これまでもそうなんですけども、1週間単位で取りまとめて、観光物産国際協会の方に報告がございますので、次回の会見ではご報告できるかと思います。
いずれしても、お客さまがかなり動いてきた印象であるということ、予約がだいぶ入ってきているというお話を聞いております。
(記者)
知事は、愛郷ぐんまをご自身でお使いになる予定はないでしょうか。
(知事)
前回、前々回は、メディア戦略アドバイザーと、少しPR戦略もあったのでまいりましたけども、今のところ予定はありません。
状況によっては、また観光地を視察するということはやってみたいと思っています。
(記者)
先ほどの接種券番号について、医療従事者の方、対象およそ7万8千人のうちの一部で登録ができないと、かなりの連絡があったということでしたが、どれぐらいの数か、分かったりするんでしょうか。
登録ができない方の人数。対象者およそ7万8千人いるけれども、そのうちの一部ということですよね。
(知事)
そうだと思います。
岡田DX推進監から説明してもらいます。
(DX推進監)
今の直接のお答えになるかちょっと分かりませんが、電子申請によるお問い合わせの累計が約2万7千件ございます。このうち、接種券番号が不明というものが、約1万8千件、その他が約9千件という状況です。その他の中に、登録できたものの表示内容に誤りがあるですとか、登録手続きそのものに対するお問い合わせ、こういったご質問も多く含まれております。
(記者)
先ほど質問のあった医療従事者の接種券番号ですが、現時点では先ほども知事がおっしゃられたように、12月まで、第3回(の接種券の送付)まで待つか、もしくは個人で、市町村にかけ合って手に入れてもらう方法しかないということですか。
つまり、例えば市町村側から救済というか、再発行してもらう、そういう措置というのは、今のところ予定はないのでしょうか。
(知事)
岡田DX推進監からお願いします。
(DX推進監)
接種券番号が不明な方に関しましては、先ほど知事の方から説明ありましたように、基本的には紙の接種済書、こちらもご利用可能ですので、ご案内をさせていただいております。
医療従事者の方については、3回目の接種券が送付されるタイミングで、接種券番号がお分かりになりますので、それを使っていただくということをご案内しております。
(記者)
今回、ワクチン手帳を使われる方、高齢者の方が3割程度いたと思いますが、裏返してみれば、まだ若い世代の方に浸透していないのかなという見方もあると思いますが、その辺の知事のお考えはいかがでしょうか。
(知事)
まず、岡田DX推進監からお願いします。
(DX推進監)
おっしゃるとおりで、割と若い世代にご利用いただけるのかなと思っていました、デジタルというので。実際には、先ほどお示ししております数字のように、かなり高齢者の方々のご利用も進んでいるということは、実は想定外というか、驚くべき結果です。
若い方たちの利用が進んでいないというのは、祝日とかの兼ね合いもあるのかなということを少し考えております。
(知事)
今の段階でも16万人来ているのは、相当早いペースだと思っています。
これ、さらに増えてきますから、若い方々の数、登録も、もっと増やせるように努力したいと思います。
(記者)
CSF対策について、伺いたいのですが、昨日、知事もご出席されていました関東地方知事会議の中で、豚熱に関する議論がありました。
問題となっていることの1つが、国からは50日から60日齢への接種が推奨されてきましたけれども、やっぱり8月に発生した桐生市の例だったり、全国でも、それより前の40日齢での感染が出てきていると。
そういう中で、子豚へのワクチン接種について、時期の見直しの過渡期にあるように思われるんですけれども、現状の群馬県として、知事としての、子豚へのワクチン接種の時期に関するお考えを、ぜひお聞かせいただければと思います。
(知事)
昨日の関東知事会でもあったんですけれども、まず国の方でしっかりとした科学的な分析を示してもらうことはとても大事だと思いますが、まず担当レベルで、どうぞ。
(畜産課 家畜防疫対策室長)
今ですね、一律に前倒しをしていいのか(については)、ずっと検査を重ねてきております。
ただ、検査結果を見る限り、50日齢前に打ってしまうと効かないという農場、豚が、確実に一定の割合で確認できております。
国からも示されているように、県レベルできめ細かな検査をしながら、個々の対応が今必要であろうという時期です。
一斉に早くしたから、それが本当に防げるのか、それによって、ワクチンが無駄になってしまって、肥育まで、すべてフリーのまま、感染を防げない状態の豚を増やしてしまう可能性もあります。
今回の生産者もそうですけれども、個々に家畜保健所が対応しまして、この農家さんはこのくらいがいいのではないかという柔軟な対応はしています。
ただ、うち(群馬県)のような、たくさんの農場が、たくさんの豚を飼っている中で、一律に、いろんな規模に当てはまる日齢というのが、今のところ、県レベルで割り出せていないので、皆さん、相談をしていただいて、その農場に合った日齢を推進させていただいております。
(記者)
そうすると、8月の桐生市があった(時の)会見ですと、農水省の指示に基づいて、目安として50日か60日で打っているというお話がありましたけれども、少し運用が変わってきているというような・・・ちょっとそこ現場も混乱しているようなので、少し確認をしたいのですが。
(畜産課 家畜防疫対策室長)
規模によって豚の更新状況等も、農家さんによって違いますので、相談を受けながら進めていたのは、さらに前からも同じです。
50日より前は打ってはいけないということは、一切申し上げておりませんので、農場に合った、少しでも適切な時期を見極めながら打っております。
(記者)
知事に伺いますけれども、やっぱり国に科学的な知見を求めて、県としても検討していくということですか。
(知事)
そうですね。
昨日の知事会でも、各県から出ていましたけれども、まずしっかり国の方で科学的な根拠も含めたしっかりとした指針を出してもらいたいという要望を出しました。ただ、それと同時に、今ちょっと話があったように、各県としてもより柔軟な、群馬県はすでに始めていましたけれども、最も効果的にワクチンを使える、柔軟なやり方をしっかりと模索している状況だと思います。
他によろしいでしょうか。
それでは、知事の方から最後に県民の皆さまにお願いしたいと思います。
皆さまのおかげで、新型コロナの状況は落ち着いております。
今日も10人以下ということで、このところ大変心配をしていた、医療提供体制のひっ迫も起こっておりませんし、病床の稼働率が下がっております。重症者の方もですね、今の時点で2人ということで、減ってきております。
ワクチン接種については、ブレークスルー感染も増えておりますけれども、全体として言うと、やはり2回のワクチン接種が県民(接種対象者)の8割に達していることもですね、今群馬県の感染が抑えられている、さらには重症者が減っていることに貢献していると思います。
ただし、何度も申し上げますが、2回の接種を受けられた県民(接種対象者)の皆さまが8割に達しているという状況でありますけれども、2回受けて2週間経った後もですね、やはりワクチンは100%万能ではありませんので、ぜひですね、基本的な感染対策については、引き続き徹底をしていただきますように、お願いしたいと思います。
それから、おかげさまでワクチン手帳はですね、16万人の方にご登録をいただきました。
これは、ますます増えてくると思いますが、その中で新しい課題もですね、いろいろと出てきました。
これについては、率直に皆さんに情報を開示をして、いろんなリスクを踏まえて、さらによりよいものにしていく。国にもしっかり報告して、政府とも連携をしてですね、これをしっかり進めていきたいと思います。
今は収まっておりますけれども、この後、例えば第6波が来たときに、やはり群馬県でワクチン手帳という仕組みを作っておくことは、そうしたさらなる波にさらされた場合に、大きな意味を持つと。全国に先駆けて、我々は今構築しつつありますが、大きな意味を持つと考えております。
それから、このワクチン手帳を踏まえて、今実施が始まった2つの需要喚起策、愛郷ぐんまプロジェクト第3弾と、それからGo To Eat ワクチンプレミアム。おかげさまで非常に順調にスタートいたしました。
ぜひですね、県民の皆さまには、この2つの事業をご利用していただきたいと思います。皆さんにとっていろいろとメリットがあるだけではなくて、飲食店を応援する、あるいは観光地を応援すると。こういうことにも繋がりますので、ぜひ積極的にですね、★この2つの事業をご活用いただければと思います★。〔動画と音声が途切途切れてしまったのは、★~★の部分になります。〕
かなり感染状況が落ち着いてまいりましたが、明日からも油断なく、状況をしっかりウォッチしていきたいと思いますし、こうして今、感染が落ち着いている状況だからこそ、ワクチン手帳のような仕組みも整備をすると。さらには医療提供体制の強化もしっかりやってまいりたいと思います。こうして一つ一つの試練を皆さんと協力しながら、乗り越えてまいりたいと思います。
引き続き、県民の皆さまのご理解とご協力をお願いし、またメディアの皆さん、昨日に引き続いての会見で申し訳ないんですけれども、今日も大勢お集まりいただいたことに御礼申し上げて、知事の定例会見を終わりたいと思います。
ありがとうございました。
(以上で終了)
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。