本文
令和3年9月29日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>
1.はじめに
2.新型コロナウイルスの直近の感染状況
3.県内主要スポットにおける人流分析について
4.ワクチン接種の状況について
5.アニメ「ぐんまちゃん」について
6.群馬県立女子大学における連続講義について
7.直滑降ストリームについて
それでは、定例の記者会見を始めたいと思います。
先週25日の土曜日に、「防災ヘリコプター事故殉職者慰霊碑除幕式及び3周年追悼式」を渋峠、それから、前橋市内にある県消防学校で開催いたしました。
台風や新型コロナ感染拡大の影響で延期になっていたわけですが、無事に開催できたことに、知事として安堵しています。改めてこの場をお借りして、お亡くなりになった方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆さまに追悼の意を表したいと思います。
献花されるご遺族の姿を拝見し、私自身のブログにも書いたのですが、歳月が経過しても癒えることのない遺族の方々の深い悲しみに触れました。改めて事故の悲惨さに、胸が締め付けられる思いがいたしました。
私たちにできることは、今回の事故でお亡くなりになった方々のご遺志を胸に刻んで、二度とこうした悲惨な事故を起こさないことだと考えています。
そのために、今月8日から運行を開始した、新しい防災ヘリコプターの安全、確実な運航に全力を尽くしていきたいと思います。さらなる防災航空体制の強化にも、しっかりと取り組んでいきたいと考えています。
それでは、本日の会見の項目です。スライドをご覧ください。
本日は、新型コロナ感染症の直近の感染状況、それから、ワクチン接種の状況、さらには、アニメ「ぐんまちゃん」について報告したいと思います。
それでは直近の感染状況です。新規感染者の推移をまとめたスライドをご覧ください。
直近1週間の新規感染者数は、こうして下がってまいりまして、本日の新規感染者は15人ですが、これを含めて140人ということになりました。
先々週の365人、先週の206人から減少していることを分かっていただけると思います。
次のスライドをご覧ください。感染状況についての客観的な数値をまとめたものです。
(1)の1日当たりの新規感染者数は21.4人ということで、減少傾向にありますが、まだ、基準の20人をちょっと上回っているという状況です。
(2)の経路不明の感染者ですが、41.3%ということで、このところ4割台ぐらいで、基準の50%を下回っている状態です。
(3)の検査の陽性率ですが、これも相当下がってまいりました。2.8%ということで、こちらも基準値を下回っております。
続いて、新規感染者のワクチン接種状況について、ご報告したいと思います。感染者のワクチン接種状況です。
昨日までの1週間の新規感染者について、ワクチン接種状況を調査したところ、未接種の方が73%、それから1回接種のみの方が7%、2回接種済みの方が20%ということになっています。
2回接種済みの方が多くなっていますが、これは伊勢崎市内で発生したブレークスルー感染の影響を受けているということで、全体としては、感染の中心がワクチン接種を完了していない方という流れ、傾向は変わっておりません。
やはり、今までのデータからいっても、8割以上発症を抑える効果がありますし、さらには、何度も言っていますけれども、ワクチン2回の接種によって重症化を防ぐ効果については、依然としてかなり高いと私たちは考えています。
他方で、今申し上げましたが、先週公表した病院でのクラスターの影響もあって、2回接種済みの方の感染は増えています。ブレークスルー感染は増えているということです。
ワクチンによって重症化するリスクが低減するというのは、先ほど申し上げたとおり、本県のデータからは明らかですが、しかしながら、感染を100%防ぐ、オールマイティではありません。県民の皆さまにおかれましては、2回のワクチン接種が終わった後も、ぜひ、基本的な感染対策をお願いしたいと思います。
昨今伺った話だと、2回接種を済ませた方が、マスクをしないで飲食をするケースも増えているようですので、その点は、ぜひ県民の皆さまにご注意をお願いしたいと思います。
次のスライドです。年代別にまとめた新規感染者の状況です。
20歳未満の割合というものが下がっています。夏休みが明けて、しばらく経ちますが、学校等での感染は見られておりません。教育現場の皆さまのご尽力にも感謝したいと思います。
次のスライドです。推定感染経路別の新規感染者の状況です。
家庭内感染が4割を占めていることが分かりますが、これまで申し上げているとおり、家庭内感染はなかなか防ぎにくいというのが実情です。
外から家庭にウイルスを持ち込まないよう、不織布マスクの適切な着用とか換気の徹底などの基本的な感染対策を、引き続きお願いしたいと思います。
また、少しでも具合が悪くなったら、早期の受診をお願いしたいと思います。
続いて、客観的な数値のうちの医療提供体制についてもご報告をしたいと思います。スライドをご覧ください。医療提供体制に関する客観的な数値です。
まずは、上段の重症例です。現在、人工呼吸器を使用している方が9人。そのうち、ECMO、人工肺装置を使用している方が3人いらっしゃいます。また、人工呼吸器の使用には至っておりませんが、ICU集中治療室を利用されている方も3人おります。酸素投与が必要な中等症の方も26人いるということです。
スライド中段の病床の稼働率ですが、これは20%を切ってまいりました。18.8%ということで、先週から比べても減少傾向にあります。
スライドの下段、入院以外の療養の状況についてですが、宿泊療養者数は80人、自宅療養者数が22人ということで、これも先週から半分ぐらいになっています。
なお、この1週間で新たに1人の方がお亡くなりになりました。慎んで哀悼の意を表するとともに、ご遺族の皆さまには心よりお悔やみを申し上げたいと思います。
昨日の臨時会見でも申し上げましたが、新規感染者の減少に伴い、病床の稼働率は下がってまいりました。しかしながら、ここで見ていただくように、重症者の数がそこまで減っていないということで、ここは本当に注意が必要だと思っています。
続いて、症状別の患者状況についてもご説明したいと思います。症状別のデータです。
入院患者の症状別の割合を見ると、重症が13%、酸素投与が必要な中等症が27%、軽症等が60%。こういう流れになっています。
次のスライドをお願いします。重症・中等症の状況を年代別にまとめました。
重症者に関しては、60歳代以上が多くなってきているということで、約6割を占めていることを分かっていただけると思います。
中等症については、40代~50代が一番多くて、こちらも6割を占めているということになります。
また、ワクチンの接種状況ですが、2回のワクチン接種を終えた方で重症者はゼロ。中等症で3人のみということになっています。9月28日現在ですけども、こういう状況になっています。
続いて、保健所ごとの感染者数についてもご報告をしたいと思います。次のスライドをご覧ください。毎回お見せしていますが、保健所別の感染状況です。
ほとんどの地域で減少傾向にあることは分かっていただけると思います。
以上が、直近の感染状況についてのご報告です。
続いて、これも毎週やっておりますけれども、県内主要スポットの人流分析についてご報告したいと思います。
次のスライドです。人流分析についてのスライドです。
調査地点は、いつものとおり、高崎駅、太田駅、草津温泉周辺の計3カ所ということになります。調査期間は、まん延防止等重点措置が適用される直前の8月1日の日曜日から今週9月26日の日曜日までです。
このグラフを見ると、先週19日日曜日からの傾向としては、太田駅では人流が抑制されているということは分かりますが、高崎駅の夜間、それから草津温泉では、上昇傾向にあるということが分かっていただけると思います。
先週は祝日が多かった影響もあると思いますが、特に観光地である草津温泉の人流増加率が高いということが読み取れると思います。
昨日の臨時会見で申し上げましたが、群馬県に適用されている緊急事態措置は、明日30日に期限を迎えることになります。10月1日からは県の警戒度4を継続し、県のガイドラインに基づいて、飲食店等に対する営業時間短縮要請を全県において実施することといたしました。
この1週間は、感染のリバウンドを避けるため、段階的に制限を緩和する期間だと我々は位置付けております。
県民の皆さまにおかれましては、気を緩めることなく、引き続き感染防止対策にご協力をお願いいたします。
続いて、県内のワクチン接種の状況についてご説明をしたいと思います。
まずは、県営ワクチン接種センターの稼働状況についてのご報告です。
スライドをご覧ください。
昨日28日までの接種人数の累計は、県央ワクチン接種センターが約52万3千人。東毛ワクチン接種センターが約16万6千人、両センター合わせて、約68万9千人ということになりました。
これまでの通算の稼働率は、県央ワクチン接種センターが85.2%、東毛ワクチン接種センターが92.8%となっておりまして、おそらく、他の同様の施設に比べたら、かなり高い水準を維持していると言っていいと思います。
Gメッセ群馬での県央センターの稼動は、残り3日ということになりました。
まだ1回目の接種を終えられていない方は、ぜひGメッセ群馬での積極的な接種をご検討いただきますようにお願い申し上げたいと思います。
なお、Gメッセ群馬で1回目の接種を受けた方で、10月3日以降に2回目の接種を予定されている方は、群馬産業技術センターでの接種ということになります。会場を間違えないように、この点ご注意いただきたいと思います。
また県では、Gメッセ群馬での県央センターの稼働終了に伴い、東毛ワクチン接種センターにおける接種対象を拡大することといたしました。
次のスライドをご覧ください。東毛センターでの対象拡大に関するスライドです。
これまで東毛センターでは、接種対象者を東毛地域の4市5町にお住まいの方に限定していました。
来週、10月3日の日曜日からは、東毛地域に限らず、県内全域から、接種を受け付けたいと思っています。
18歳以上の方で、接種券をお持ちであれば、どなたでも接種が可能です。
予約は県公式LINEアカウントの「群馬県デジタル窓口」、または電話で、10月1日金曜日から開始いたします。
接種がお済みでない方は、ぜひご活用いただきますようにお願い申し上げます。
続いて、12歳以上のワクチン接種率についてご報告したいと思います。
12歳以上のワクチン接種率に関するスライドです。
まず1回目の接種率ですが、昨日時点で81.7%いうことで、全国平均の75.38%を上回り、福井県に抜かれていますけれども、3位ということになっています。
さらに、2回目接種についても、順位が上がってきていまして、72.51%ということで、これも全国平均を10%近く上回って、第3位になっています。
これを見ていただければ、群馬県の接種率が、まさしく全国トップレベルであるということが分かっていただけると思います。
県内の接種率はかなり高まってまいりました。
ちなみに、12歳から64歳までの接種率という点で言うと、1回目も2回目も群馬県が全国でトップだということは申し添えておきたいと思います。
今後も県としては、12歳以上の接種対象者への2回の接種を、全国最速で8割にするという目標の早期実現に向けて、市町村と連携を図りながら、接種率の向上に全力を尽くしてまいりたいと思います。
まだ接種を終えられていない方は、ぜひ積極的な接種をお願いしたいと思います。
続いては、アニメ「ぐんまちゃん」についてです。
フリップを使わせていただきたいと思いますが、アニメ「ぐんまちゃん」の特報ということで、いよいよアニメ「ぐんまちゃん」の放送日が近づいてまいりました。
2週連続でお伝えしてきたアニメ関連のニュースも、テレビ放送前としては今回が最後ということになります。
本日は、3つお知らせをさせていただきたいと思います。
1つが、テレビ放送のスタート、今申し上げた2つ目が、動画配信のスタート。3つ目が、群馬広報10月号の特集です。
スライドをご覧ください。
1つ目、テレビ放送のスタートですが、各局での放送時間が決定いたしましたのでお知らせします。
まず10月3日から、群馬テレビや東京MXを含む7局で放送を開始いたします。
10月5日からは、KBS京都で放送を開始いたします。
次のスライドをご覧ください。
2つ目は、動画配信のスタートです。
10月4日の月曜日から、dTVとアニメタイムズ、それから10月9日の土曜日からは、楽天TV、フジテレビオンデマンド等で配信が始まることになっています。
なお、配信サービスについては、さらに追加したいと思っておりまして、続報は、アニメの公式ツイッター等でお知らせしたいと思います。
次のスライドをご覧ください。
最後3つ目は、毎月第1日曜日に配布している県広報誌の「ぐんま広報」についてです。
10月3日日曜日に発行予定の「ぐんま広報」10月号で、アニメ「ぐんまちゃん」を特集いたします。
特集では、アニメのストーリーとか、本郷みつる監督のインタビュー、登場するキャラクターの紹介など、アニメ「ぐんまちゃん」を皆さんに、より楽しんでいただけるような内容になっています。
また、テレビ放送を記念して、抽選で40名の皆さまにぐんまちゃんの文房具セットをプレゼントする企画も、この中で掲載しています。
非売品のプレゼントですので、奮って皆さんご応募いただきたいと思います。
ぐんま広報は、新聞の折り込みや、県有施設などで配布をしているほか、県のホームページでも閲覧できます。
ぐんまちゃんファン必見のぐんま広報10月号を、ぜひご覧いただきたいと思います。
いよいよ、テレビ放送開始まであと4日です。
9月17日金曜日から公開している「アニメ ぐんまちゃん」の本編の1話分の動画は、再生回数3万5千回を超えました。
新しいPVと合わせると8万5千回以上の再生回数となっています。
多くの方々に、ご視聴いただき、「アニメ ぐんまちゃん」の注目度が着実に高まっていることを知事としてうれしく思っています。
動画は、10月2日の土曜日まで公開していますので、ぜひ多くの方に、お楽しみいただければと思います。
引き続き、放送直前、また放送開始後においても、様々なプロモーションを仕掛けてまいりたいと思います。
コロナ禍ではありますが、県民の皆さまはもちろんのこと、全国の皆さまに、ぐんまちゃんを通じて、少しでも明るい話題を提供していきたいと考えています。
おうち時間を有意義に過ごすためにも、ぜひ「アニメ ぐんまちゃん」を、ご覧いただきたいと思います。
続いて、群馬県立女子大学における連続講義についても、お知らせしたいと思います。
スライドをご覧ください。
10月4日から、群馬県立女子大学において、知事である私自ら客員教授を務めるほか、副知事、DX推進監、企業管理者、教育長などにも講師として参加していただき、連続講義を実施いたします。
テーマは「知事と語り合う地域政策論」です。
これは、一昨年、私が知事に就任し、始めたもので、全国的にも例を見ない画期的な取り組みだと思っています。
すべての事業に参加して、知事が講義をしたことは、他の都道府県では例がないと聞いています。
昨年度は残念ながら、新型コロナの感染状況もあって、延期にさせていただきました。
今回、感染防止対策を徹底した上で、全15回の連続講義をしっかりやり遂げたいと考えています。
新・群馬県総合計画ビジョンなど県の主要政策をテーマに、小林学長をコーディネーターとして、講義を進めてまいりたいと考えています。
第1回の講義は、「山本県政の目指す姿と実績」をテーマに、私みずから教壇に立ちたいと思います。
講義では、学生との意見交換に多くの時間を確保しておりまして、地域で学ぶ学生の生の声を伺うことができる貴重な機会です。
知事である私自身も大変楽しみにしています。
今回の連続講義を通じて、群馬県における女性リーダーの育成、若者の意見の県政への反映、県政を身近に感じてもらうことを目指してまいりたいと考えています。
最後に、来週の直滑降ストリームについてお知らせします。
スライドをご覧ください。
来週のゲストは、大河ドラマ「いだてん」のオープニングタイトルバックや、東京2020パラリンピック公式アートポスターを手がけた、画家の山口明さんに来ていただくことになりました。
県ではアートによる地域振興施策を、「アーティスティックGUNMA」ということで進めていますが、山口さんとは、「アートの持つ力~アートによる地域創造~」をテーマに意見交換したいと思います。
また、番組の後半は「一太の知らない県庁職員の世界」をお送りします。
今回も素晴らしい特技を持った県庁職員が登場予定です。
放送は、10月7日の木曜日19時から1時間程度、群馬県動画放送スタジオのtsulunosからライブ配信を行う予定です。
ぜひご覧いただきたいと思います。
今、自民党総裁選の決選投票の投開票の状況が入ってまいりました。実はこれについては、やはり知事としても、かなり直接関わったということもありまして、改めてぶら下がりの会見もやろうと思ったのですが、そうすると、また皆さまに集まっていただかなければならないので、もしお許しをいただければ、(記者の皆さんに)2度集まっていただくのも申し訳ないので、今日ここで(定例記者会に関する)皆さんからのご質問いただいた後に、少し総裁選についても、いろいろと語らせていただいて、ご質問を受けたいと思いますが、よろしいですかね。2回やる(集まる)のも大変だと思うので。
それでは、私からは以上です。ここからご質問をお受けしたいと思います。
(記者)
今日発表された事項について、まず東毛ワクチン接種センターでの接種対象を拡大されるということですが、Gメッセは来月の2日で終わるという予定が示されていますが、東毛ワクチン接種センターは、いつごろまで運用することになりますか。
(知事)
大久保新型コロナワクチン接種推進局長から、少し正確に説明してもらえますか。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
東毛ワクチン接種センターにつきましては、現在も予約枠2,300でフル稼働を進めているところです。
おかげさまで、東毛地域の接種もだいぶ進んでまいりました。今1回目予約の方が日によって上下はありますが、200(人)前後の日もだいぶ多くなってきたということで、これから市町村とよく相談しながら、今後の予約状況の推移を見ながら、終了時期の方は決めていきたいと考えております。
(記者)
東毛ワクチン接種センターが確保しているモデルナ製ワクチンは、だいぶ余裕があるような状態ということでしょうか。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
当然、予約枠でお示ししているワクチンは確保できていますので、この先やはり予約が少なくなってくるとなると、そこはだいぶ余裕が出てくるというような状況になっております。
(記者)
知事に伺いたいのですが、来月の2日で県央ワクチン接種センター、Gメッセの1回目の接種の運用が終了をするということで、先ほどお示ししていただいた資料だと、延べ52万人の方が受けられたということで、だいたい人口比で言うと、4分の1近くの方が受けられたと思いますが、改めて県央ワクチン接種センターの開設から3カ月振り返って、この運用ですとか、実績をどう評価されているか、お考えをお聞かせください。
(知事)
一言で言うと、大久保新型コロナワクチン接種推進局長ももちろんですが、県庁職員の涙ぐましい努力。本当に大変だったので、いろんな課題を解決する、乗り越えていくことが。この涙ぐましい努力と、それから、もちろん市町村が接種主体ですので、市町村にもすごく頑張っていただいたということがありますが、医療従事者の方々の協力もいただき、あるいは2つの県営ワクチン接種センターの設置については、県議会からも最大限のサポートをいただいて、全国で最も効果的に運用できたと思っています。
実際、実績を見ても、これだけ大規模な接種センターで、これだけの稼働率を上げているところはほとんどないと思います。
菅総理が、総裁選に出馬しないと表明した後になりましたが、お目にかかったときも、そのことをご報告しました。官邸の方にも、群馬県がかなり頑張っているというご認識をいただきました。
もちろん、これは県民の皆さまのご協力のおかげですけれども、この2つのセンターを、東毛の方はまだ動いていますが、特にGメッセ群馬をここまでフル稼働できたということは、本当によかったと思いますし、その結果として、4分の1になっているわけなのでね。
その結果として、大勢の皆さまの努力の結果ですが、群馬県のワクチン接種率が、少なくともさっき言ったように、12歳から64歳まで、1回目も2回目も全国1位になっていると。これも、群馬県知事として、昨日も(県議会の)一般質問の答弁で申し上げましたが、誇りに思います。
県民の皆さまにも、ぜひ誇りに思っていただきたいなと思います。
(記者)
ぐんまちゃんのアニメが3日から始まるということですが、先ほどお伝えいただいたようには、民放8局ですとか、各種動画配信サービスで、全国的に展開されるということですが、今回、ぐんまちゃんのアニメの放送開始に当たって、例えば、現時点で、県として視聴率ですとか、動画再生回数ですとか、そういった目標は、何か設定されていますか。
(知事)
それについては、まず田子知事戦略部長から説明してもらって、私の方から少しまたコメントします。
(知事戦略部長)
ご質問の点ですが、まずは、ぐんまちゃん自体をしっかりブランド化して、県内外、また国内外にも発信していくということで、それによって、県内経済にも波及効果をということで、今ご質問のあった視聴率につきましては、実は各局で視聴率を取っているところ、取っていないところ、また視聴率の取り方もいろいろありますので、具体的な目標として、視聴率というものは設定していないというところです。
ただ、当然各局、またSNS等でも、反応があると思いますから、そういうところを細かくよく見ながら、反応というか、今回のアニメ化が、どのような形で反響があったかということは、しっかりウォッチしていきたいと思っています。
(知事)
田子部長から説明があったように、今の時点で視聴率がどのくらいかみたいな目標立てはなかなか難しいです。今申し上げたとおり、各局で取り方も違うので。
ただやはり、ぐんまちゃんの放送が始まって一定の期間が経てば、効果があったのかということを含めて、しっかりデータを整理して、この記者会見でも発信したいと思いますし、県議会でも説明したいと思います。県民の皆さまにも、しっかりご報告したいと思います。
このぐんまちゃんの投資については、いろいろご意見があると思いますが、私は、とにかくこういう本格的なアニメを初めて地方自治体が作って、まず発信をすること自体に、ものすごく意味があると思いますし、前も言ったように、新型コロナとの戦いの、まさに渦中のタイミングにはなってしまいましたが、こういう時だからこそ、やはり県民の皆さまを元気にする。癒しを届けるという意味では、ある意味タイムリーなんじゃないかと思っています。
先週の会見で、ぐんまちゃんと、あおまと、みーみのぬいぐるみをちょっとお見せしましたけれども、ぐんまちゃんのアニメに出てくるいろいろなキャラクターがそれぞれ魅力的なので、いろいろな形でグッズを使ったり、アニメを使ったり、イベントに登場させたりすることで、かなり面白いPR戦略ができると思いますし、アニメが始まった、そこでズバーンと大ブレイクするかどうかは分かりませんが、私はじわじわ人気が出てくるのではないかと思いますし、必ず、やってよかったとみんなに言っていただけると、知事としては自信を持っています。
他にありますか、よろしいでしょうか。
以上で終わりにします。
(以上で終了)
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。