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第25回定例記者会見要旨(9月16日)

更新日:2021年9月16日 印刷ページ表示
  • 日時 令和3年9月16日(木曜日)午後3時10分~3時55分
  • 会場 記者会見室
  • 出席者 県:知事、副知事ほか
    記者:記者クラブ所属記者等 17人
  • 記録作成 メディアプロモーション課(報道係)

 令和3年9月16日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

 モニター資料(PDFファイル:973KB)

 質疑応答はこちらをクリック

知事冒頭発言

発表項目

1.はじめに
2.直近の感染状況について
3.人流に関する分析結果について
4.若年層への新型コロナワクチン接種促進事業について
5.県営ワクチン接種センターの稼働状況について
6.県内のワクチン接種状況について
7.アニメ「ぐんまちゃん」について

1.はじめに

 それでは定例会見を始めたいと思います。
 スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。
 本日は、新型コロナウイルスの直近の感染状況、県内のワクチン接種の状況、それからアニメ「ぐんまちゃん」等について発表させていただきます。

2.直近の感染状況について

 それでは直近の感染状況からご報告いたします。
 スライドをご覧ください。新規感染者数の推移です。
 直近1週間の新規感染者数は、本日の新規感染者数33人を含めて326人になりました。
 第5波のピーク時には、1週間で2,000人近い感染者が確認されておりましたので、それに比べると、6分の1程度まで減少したということになります。
 次のスライドをご覧ください。感染状況についての客観的な数値をまとめました。
 (1)の1日当たりの新規感染者は、52.1人ということです。これは減少傾向にあることはご存知のとおりですけれども、およそ1カ月半ぶりに国のステージ4の水準である69人を下回りました。
 (2)の経路不明の感染者ですが、40.5%まで落ちてまいりました。これも50%の基準というものを下回っています。
 (3)の検査の陽性率、これも、5.6%ということで、ようやく7%の基準を下回った状況です。

 続いて、新規感染者のワクチン接種状況をご報告したいと思います。
 感染者のワクチン接種状況のスライドです。
 昨日までの1週間の新規感染者について、ワクチン接種状況を調査いたしました。
 未接種の方は73%、1回接種の方は16%、2回接種の方が11%となりました。
 先週も申し上げましたが、ブレイクスルー感染、いわゆる接種を受けていても感染する方々、この事例は一定数あることは間違いありませんが、感染の中心は、ワクチン接種を完了していない方々であるという傾向は変わっておりません。

 次のスライドをご覧ください。年代別に新規感染者数を見たスライドです。
 特に11歳以下の感染が増えていることに十分注意しなければいけないと思います。11歳以下の方々の感染経路は、過去の会見で申し上げましたが、8割以上が家庭内感染ということになります。
 こうした子どもたちの周りの大人の方については、感染防止対策の徹底はもちろんですが、ぜひ積極的なワクチン接種をお願いしたいと思います。

 次のスライドをご覧ください。新規感染者の推定感染経路別の状況です。
 先週に引き続き、家庭の感染が最も多くなっています。この1週間で職場でのクラスターは2件発生いたしました。職場での感染の割合も若干増えてきているということが分かります。
 職場など、外から家庭に持ち込まないように、「不織布マスクの着用」、「換気」「食事、喫煙時には会話をしない」といった基本的な感染防止対策の徹底を、改めて県民の皆さまにお願いしたいと思います。

 続いて、客観的な数値のうち、医療提供体制についてご報告したいと思います。医療提供体制についてのスライドです。
 重症例として、現在、人工呼吸器を使用してる方が17人いらっしゃいます。その中で、ECMOを使っている方が3人いらっしゃるということです。また、人工呼吸器の使用には至っておりませんけれども、ICU、集中治療室を利用している方が3人いるということです。
 新規感染者は、先ほど申し上げたとおり減少しておりますが、重症者を見ていただくと、感染者数に比べてそれほど減少していません。ということは、医療機関にまだまだ負荷がかかり続けているということになります。
 なお、酸素投与が必要な中等症の患者の方々は、47人ということになっています。
 スライド中段の病床稼働率に関しては、ようやく38.2%まで減少してまいりました。これも、ようやく国のステージ4の水準である50%を下回っています。
 しかしながら、これは、確保病床数が472床から503床に増えたことによる影響もあると思いますし、まだまだ予断を許さない状況が続いています。思い出していただければ分かると思うんですけれども、第5波のピークの時は、1週間であっという間に病床稼働率が上がって、一時は2割以下だったものが、あっという間に7割までいってしまったことを我々は忘れてはいけないと思っています。
 病床の確保については、ご協力いただいた県内の医療機関の皆さまに、この場を借りて、深く感謝を申し上げたいと思います。今後も、私たちが掲げた新たな目標である552床、これを確保できるように一生懸命努力してまいりたいと思います。
 スライドの下段をご覧ください。入院以外の療養の状況です。
 宿泊療養者数が219人、自宅療養者が123人ということで、先週と比べるとかなり減っていることが分かります。
 なお、この1週間で新たに2名の方々が残念ながら亡くなられています。謹んで哀悼の意を表したいと思います。また、ご家族の方々に心からお悔やみを申し上げたいと思います。

 続いて、症状別の患者状況についてもご説明したいと思います。
 患者状況を症状別に見たものです。入院患者の症状別の割合を見ると重症が10%、酸素投与が必要な中等症が25%、軽症が65%という形になっています。
 次のスライドをご覧ください。重症、中等症の状況を年代別に見たスライドです。
 重症者は、このスライドを見ていただければ分かるように、40代、50代が最も多く、約7割を占めているということが分かると思います。
 また、今回初めて、2回のワクチン接種が完了して2週間経過した方で、重症化した方が1人いらっしゃいました。
 これまで、2回接種をした方は、群馬県では100万人を超えているんですけれども、これまではゼロだったんですが、初めて、お一人が重症化しました
 ワクチンによって感染を100%を防ぐわけではありません。しかしながら、現時点でも、今までのデータから見て、2回のワクチン接種は、重症化予防に高い効果を発揮していると言っていいと思います。

 続いて、保健所ごとの感染者数です。
 スライドをご覧ください。保健所別の感染状況です。
 赤く塗られた地域が少し減ってまいりましたが、まだ全県で多くの感染が見られることが分かると思います。
 以上が、直近の感染状況です。

 県内の感染状況は、総じて改善してまいりました。前回の会見で申し上げましたが、最悪の状況は脱したと言っていいと思いますが、まだまだ予断を許さない状況に変わりはないと考えています。
 県としては、緊急事態宣言措置期間が延長されまして、9月末までになりました。この間、気を緩めることなく、とにかく感染を徹底的に抑え込み、感染者のレベルをできる限り低く抑えていくことが、とても大事だと考えています。

3.人流に関する分析結果について

 そうした中で、人流に関して少し気になるデータがあるのでご紹介したいと思います。
 これも、時々ご紹介している県内主要スポットの人流分析です。
 調査地点は、先週と同様、高崎駅、太田駅、草津温泉周辺の3カ所です。草津温泉に関しては昼間の14時時点、高崎駅と太田駅については、昼間14時と20時時点の人流を調査いたしました。調査期間は、まん延防止等重点措置が適用される直前の8月1日から今週9月の12日の日曜日までということになります。
 先ほど申し上げた、気になる点なんですけれども、高崎駅とか太田駅の夜間の人流は減少傾向にあるんですけれども、昼間の人流が、横ばい、もしくはやや増加傾向にあるというところが気になっております。
 そこで、改めて県民の皆さんに、この人流分析も踏まえて、お願い申し上げたいと思います。

 次のスライドをご覧ください。県民の皆さまへのお願いをまとめました。
 県では、緊急事態宣言の適用に伴い、外出の機会を2分の1に減らしていただくことを目標に取り組んでおります。
 県内の感染者数は、先ほどから申し上げているとおり、減少傾向にあります。
 しかしながら、少しの気の緩みで再び感染が拡大する危険性があります。今せっかく感染者が減少傾向にあり、いよいよ感染が何とか抑えられてきたという中で、ここでもう一度、感染が拡大してしまうと、何度も言いますが、元も子もないという状態になります。
 県では、今週13日月曜日の臨時記者会見において、今後の県内の社会経済活動再開に向けたロードマップと、それから群馬県ワクチンパスの導入について発表させていただきました。
 ワクチンパスについては、かなりマスコミの関心も高くて、テレビや新聞等で、かなり取り上げられていることは、皆さんもご存知だと思います。
全国に先駆けて、10月上中旬頃から、感染状況もよく見極めながら、「群馬県版ワクチンパス」というものを活用した需要喚起策を実施する予定です。
 こうした需要喚起策を進めるためにも、県民の皆さんにおかれては、今一度、気を引き締めていただいて、不要不急の外出自粛にご協力をお願いしたいと思います。
 特に、来週は祝日が2日あります。県を跨いだ移動は感染を急拡大させるということで、夏休み期間に起きた第5波で、このことについては皆さんも実感をしていただいていると思います。
 改めて、知事の方からは、県を跨いだ移動についても、できる限り控えていただくことをお願いしたいと思います。

4.若年層への新型コロナワクチン接種促進事業について

 続いて、県内のワクチン接種の状況を説明する前に1点、ご報告をしたいと思います。
 次のスライドをご覧ください。若年層への「新型コロナワクチン接種促進事業」に関するスライドです。
 県では、若年層の接種加速化を図るため、9月末までに2回の接種を完了した方を対象に、抽選で特典を付与する、若年層への新型コロナワクチン接種促進事業を実施しております。
 この会見でお伝えしたところ、皆さまにもしっかり報道していただきましたし、いろいろなところでも取り上げられておりまして、非常に関心が高いということを実感しています。
 いよいよ、昨日から応募を開始いたしました。
 応募開始当初は、実は申込みが殺到いたしまして、一時受付を停止するなどのトラブルもあって皆さまにはご迷惑をおかけしました。現在は受付を再開しています。
 本日14時時点で、2万9,000件を超えるご応募をいただいているということです。
 応募期間は11月1日までです。県のLINEの公式アカウントである「群馬県デジタル窓口」から受け付けております。
 引き続き、皆さまのご応募を心からお待ち申し上げています。
 なお、先着順ではありません。勘違いしている方もおられますが、先着順ではありませんので、期限までに手続きをいただければと思います。もう1回言いますが、先着順ではないので、期限までに安心して手続きをいただければと思っています。

5.県営ワクチン接種センターの稼働状況について

 それでは、県営ワクチン接種センターの稼働状況についても、最新の数字を報告したいと思います。
 スライドをご覧ください。昨日15日までの接種人数の累計は、県央ワクチン接種センターが47万7,000人。東毛ワクチン接種センターが14万1,000人、両センター合わせて、約61万8,000人ということになりました。
 これまでの通算の稼働率は、東毛センターが95.1%、県央センターが86.0%ということになっています。
 Gメッセ群馬での県央センターの稼動も残り2週間ということになりました。各曜日とも、十分に予約枠に空きがあります。ぜひ県民の皆さんに、積極的にご利用していただくように、知事の方からも重ねてお願い申し上げたいと思います。

6.県内のワクチン接種の状況について

 続いて、県全体のワクチン接種率についてもご報告いたします。
 次のスライドをご覧ください。
 昨日時点で、県民全体に占める1回目の接種率が7割を超えました。70.65%ということで、これは全国平均の62.92%を大きく上回って、全国2位です。山口県との差が、ほんの少しずつ縮まっているというような状況です。
 2回目の接種率は57.98%ということで、これも全国平均の51.0%を上回っています。現時点での全国順位は8位ということになっています。

 続いて、ワクチンの効果についても改めて直近の状況をまとめました。
 次のスライドをご覧ください。接種状況に関するスライドです。
 直近2週間の新規感染者1,121人のうち、ワクチン未接種の方は829人。1回接種のみの方が170人、2回接種済みの方が122人ということになりました。
 2回接種済みの方の感染率は0.01%ということになります。これは、1回接種のみの方の7分の1になりますし、未接種の人と比べると14分の1ということが分かります。
 加えて、重症者について見ても、未接種の方では5人、1回接種のみの方が7人に対して、2回接種済みの方は、昨日初めて確認された1人だけということです。
 このデータからも、ワクチンの重症予防効果が非常に大きいということを県民の皆さまに分かっていただけると思います。

 次のスライドです。ワクチン接種と感染者数の比較に関するスライドです。
 こちらも何度か会見でお示ししていますが、年代別のワクチン接種率と感染者数をスライドにまとめてあるんですけれども、若年層の接種率に関しても、以前よりかなり上昇してまいりました。これ見ていただくと、それは分かると思います。
 それでも、相対的に接種率の低い若年層の方が感染者数が多く、接種率の高い高齢者ほど感染が少なくなっているという傾向は同じだと。こういう傾向を見ていただけると思います。このデータからは、ワクチンの発症予防効果を分かっていただけるかと思います。
 県民の皆さまには、改めてワクチンの有効性について、正しくご理解いただいた上で、ぜひ積極的なワクチン接種にご協力をお願い申し上げます。

 なお、県では、12歳以上の接種対象者への2回の接種を全国最速で8割にすると。言い方を変えると、この12歳以上の接種対象者の8割の方々に2回の接種を終えてもらう。この達成を全国で最も早くやりたいという新たな目標を掲げています。
 感染者を徹底的に抑え込むというのはもちろんですけれども、この目標を早期に達成することが、前回の会見でもご説明した「群馬県版ワクチンパス」を活用した需要喚起策の実施に繋がると考えています。
 県としては、早期の社会経済活動再開のために、引き続き、市町村と連携しながら、接種の加速化に力を入れてまいりたいと思います。

7.アニメ「ぐんまちゃん」について

 最後に、アニメ「ぐんまちゃん」についてもご説明をしたいと思います。
 いよいよ、アニメ「ぐんまちゃん」の放送が迫ってきました。10月3日日曜日からのテレビ放送開始に向けて、この会見でも、様々なアニメ関連のニュースを提供していきたいと思っています。
 本日は、3つお知らせをさせていただきます。
 1つが「動画配信サービスでの配信」、もう1つが「アニメ本編の無料公開」、最後に「新プロモーションビデオの公開」です。順を追ってご説明いたします。

 スライドをご覧ください。アニメ「ぐんまちゃん」のスライドです。
 1つは、インターネット動画配信サービスでの配信が決定したということを報告したいと思います。
 群馬テレビとか、東京MXなど全国8局でのテレビ放送に加え、今回、インターネット動画配信サービスでの配信が決定いたしました。現在、配信が決定してるのは「dTV」と「アニメタイムズ」です。「dTV」と「アニメタイムズ」での配信が決まりました。
 いずれも、10月4日の正午から配信予定です。この配信によって、テレビ放送エリアに限らず、全国でオンデマンドによる視聴が可能となります。より多くの皆さんにアニメを楽しんでいただけるということで、私自身も、今回の配信の決定は非常に嬉しいなと感じています。
 なお、今回は「dTV」「アニメタイムズ」について発表いたしましたが、その他のサービスでの配信についても調整を行っているところです。詳細は決まり次第、ご報告したいと思いますが、この点についても続報を楽しみにしていただければと思います。

 次のスライドをご覧ください。
 続いて2つ目。アニメ本編の期間限定・先行無料公開についてです。
 9月5日の日曜日に開催を予定していた試写会、楽しみにしていたのですが、多くの皆さんにご応募いただきましたが、新型コロナの緊急事態宣言下ということで、残念ながら中止とさせていただきました。
 しかしながら、やはり、本作の魅力を伝えるには、アニメ本編を実際に見てもらうのが一番だと思っています。このため今回、期間限定で無料公開を行うことといたしました。
 公開期間は、明日9月17日の金曜日から10月2日の土曜日までです。県公式のYou Tubeチャンネル「tsulunos」で、アニメ本編から1話分だけ、7分の話になりますが、1話分だけ無料でご覧いただけるようになります。
 ぜひ、多くの皆さんにご覧をいただければと思います。

 次のスライドをご覧ください。
 最後の3つ目ですけれども、新たなプロモーションビデオを公開いたします。
 本日16日に県公式のYou Tubeチャンネル「tsulunos」で、新たなプロモーションビデオを公開する予定です。約40秒の映像なんですが、アニメ本編から様々なキャラクターたちが登場しています。
 私も拝見しましたが、アニメ全体の雰囲気がよく伝わってくる、かわいらしくて、楽しいPVに仕上がっておりますので、こちらもぜひ、皆さんにご覧いただきたいと思っています。

 アニメ「ぐんまちゃん」のテレビ放送まで、先ほど申し上げましたが、いよいよ半月ということになりました。放送に向けて、様々な趣向を凝らしたプロモーションを仕掛けていきたいと思います。
 また、アニメ公式ホームページとか、公式のTwitterでも、随時情報をアップしてまいりたいと思います。
 コロナ禍ではありますけれども、県民の皆さん、ひいては全国の皆さんに、ぐんまちゃんを通じて、少しでも明るい話題を提供していきたい。少しでも多くの方に、癒しとエネルギーを与えたいと。こんなふうに考えています。
 ぜひ皆さん、アニメ化されるぐんまちゃん。ぐんまちゃんアニメに注目をしていただきたいと思います。

 私からのご報告は以上です。

質疑応答

感染者減少の要因について

(記者)
 新型コロナウイルスの感染状況について伺いたいんですけれども、先ほど、1週間の感染者の数字をお示しいただきまして、一番多かった時から6分の1の326人まで減少して、知事も最悪の状況を脱したというご認識を示されたんですけれども、ただ、一方で人流がなかなか減っていないというデータもお示しされましたが、今回、326人まで減って、一定程度の収束が見られた原因というのは、どういった点にあるとお考えでしょうか。

(知事)
 正確に分析するのは難しいんですけれども、1つは、前回の会見でも申し上げましたが、経済活動を制限してますから、緊急事態宣言の効果が表れてきているということだと思います。
 緊急事態宣言は、現行の法律では最も厳しい枠組みですよね。この中でいろいろ対策をうち、さらに、県としての独自の呼びかけもやってきました。こういうこともある程度、功を奏しているのかなと思いますし、緊急事態宣言が延長されたという緊張感はメッセージとして、県民の皆さんに伝わっているのかなと思います。
 とにかく、県民の皆さんに、県の発信を重く受けとめていただいて、協力していただいてることが最も大きな原因だと思います。

若年層へのワクチン接種促進事業について

(記者)
 若者向けのインセンティブの件に関して伺いたいんですけれども、応募開始から大体24時間程度で3万件弱の応募があって、先ほどの資料でも、20代、30代のワクチン接種率が6割に上っています。
 まだ接種が続いている状況なので、はっきりしない部分もあると思うんですけれども、今回の接種促進事業が若い世代のワクチン接種の促進に及ぼした効果について、どう分析されているでしょうか。

(知事)
 細かいことは大久保局長から報告してもらいたいと思いますが、これも過去の会見でも申し上げましたけれども、このキャンペーンが始まる前の8月1日と先週ぐらいを比べた時に、30ポイントぐらい上がってますから。8月1日の時点では、たぶん18%とかそんな感じだったのが、今の時点で5割超えていますので、これは明らかに、数字からいっても効果があったと(思います)。県に対する問い合わせの数から考えてもそうですし、今回の応募に初日から殺到したということから考えても、これは明らかに、数字上も効果があったと思います。
 大久保局長、何か付け加えることがあれば。

(宇留賀副知事)
 8月1日から1カ月間で35ポイントぐらい上がったと思いますので、大久保局長から、そのあたりを正確にいただければ。

(新型コロナワクチン接種推進局長)
 接種率で言いますと、8月1日時点で10%台のポイントでありました。それが8月後半、下旬のころには40パーセントを超えて、現在は、60%近い1回目の接種率という形に繋がっております。
 8月以降、県央接種センターの予約数を見ても、20代、30代の方が半分以上、予約をいただいているということで、やはりこのインセンティブを加えた部分の効果(があったと思います)。ただ、正しいワクチンに対する理解というところが一番目的としていたところなので、その部分が少しでも伝わっていれば、本当によかったなと思っております。

(知事)
 ご存知のとおり、応募するためにはクイズをやらないといけないわけですよ。難しいクイズじゃないけれど、何回もトライできるので。このクイズをクリアして応募できるということになるので、応募していただいた方々は、クイズを見たり、ワクチン接種に関する正しい情報を伝える動画を見てもらっているので、そういう意味で言うと、こうやって、自動車が当たる、旅行券が当たるというインセンティブだけじゃなくて、正しい知識を持ってもらうと。この点についても、我々としては手応えを感じているということでいいですよね。

(新型コロナワクチン接種推進局長)
 はい。

(記者)
 若者へのインセンティブなんですけれども、一部に賛否両論もあったかと思うんですけれど、そのことについての受けとめを改めてお聞きしたいんですが。

(知事)
 もちろん、どんなことをやっても賛否両論あると思うんですけれども、何て言うんでしょうか、評価する声の方が、私の耳に入っている感じだと多いですよね。
 いろいろと報道もされているんですけども、意外と前向きな報道の方が多いのかなという感じはしています。
 記者さんがすごくいいこと言っていただいたので、ちょっとここで言うと、これをどうしてやるのか。ワクチン接種率を上げるためですよね。しかも我々としては、大久保局長から説明がありましたけれども、ワクチン接種率が順調に上がってきいて、このままだと10月の上旬ぐらいには、(接種対象者の)県民人口比の8割の方々が2回の接種を終えると。そのタイミングを見て、さらに感染状況もちゃんと見極めながら、2回接種して2週間たった人を中心に、愛郷とかGo To Eatをやるわけですよね。
 しかし、ワクチンを受けられない方もいるので、アレルギー体質とかでね、そういう方々については、PCR検査とか抗体検査などをうまく併用しながらということで今、制度設計をやっていますが、今、ワクチンパスみたいなものを扱うことについて言うと、ワクチン接種率を上げるための1つの方策なんだけれど、(接種を)受けられない人たちを差別することなんじゃないかという議論があるわけですよね。それについては、あちこちでも申し上げているんですけれども、まず、我々が今考えている愛郷ぐんまキャンペーンとかGo To Eatプレミアムについても、受けられない方について、例えば、今申し上げたとおり、細かい制度設計はこれからですが、PCR検査とか抗体検査もいろいろ使いながら対応していこうということもありますが、知事としては、ワクチンを打っていない人たちも守らなくてはいけないわけですよね。ワクチンを受けていない方は、これまでのデルタ株の状況から考えても、打っていない人を狙い撃ちにするみたいなウイルスで、なおかつ重症化しやすいわけじゃないですか。
 だから、この人たちを守るためには、社会全体として感染のリスクを下げなければいけないと。社会全体のリスクを下げるためには、やはり、接種を希望する方、1人でも多くの方々に接種をしてもらうということが、実は接種のできない方を守ることにもなると。このことをぜひ、皆さんに分かっていただきたいと思っています。

新しい総理大臣に期待すること

(記者)
 政治家としてもちょっとお伺いします。
 総裁選が明日、告示を控えておりまして、知事もブログ等でも、河野氏支持ということで、すでに表明されていますが、河野さんに限らず、新しい総理・総裁に、ご期待になっていることは、どういうことかお聞きしたいのですが。

(知事)
 まず総裁選挙についてはいろいろ言われてますけれども、最後まで予断を許さない厳しい戦いになるんじゃないかと思ってまして、私は今回、岸田政調会長も高市前総務相も、もちろんよく存じ上げていますし、高市さんとは、旧知の間柄ってこともあるのですが、河野太郎を全力で応援しようということなので、最後までこの姿勢を貫きたいと思っています。
 総裁選について言うと、小泉進次郎環境大臣が、河野さんが最大の既得権益と戦っていると言ってましたけれども、いろんな意味で、非常に的確な表現だと思っています。
 やはり、河野太郎大臣が総理になるというのは、かなり大変だと思ってまして、ここからいろいろな抵抗を乗り越えていかなければならないということですが、とにかく最後まで頑張って欲しいと思っています。
 すみません。前置きだったのですが、新しい総理に、まず望むことは、なぜ河野大臣を応援しているかという理由の1つにもなるんですけれど、やはり、最大の課題は新型コロナ対策だと思うんですね。これはもう国にとっても、地方自治体にとっても、現下の最大の、喫緊の課題だと思ってるんですけれども、河野大臣が所信表明演説の中で、かなりの時間を費やして、国と地方とのあるべき関係について話をしたと。特にワクチン接種担当大臣として、群馬県はもちろん相当多くの自治体の長と直接交渉してきたと。その中で、やっぱり地方自治体が果たすべき役目について、いろいろな考えを持つに至ったんだと思うんですよね。
 所信表明演説を聞いてみると、とにかく地方の考えを、もっともっと生かしていくと。任せるべきことは、任せていくのがいいと言ってましたから、新しい総裁って、おそらくイコール総理大臣だと思うんですけれども、これは、やはり国と地方自治体の関係、国と都道府県の関係、あるべき関係を、しっかりと作ってもらいたいと思いますし、やはり地方自治についての感覚で言うとね、もっともっと地域の判断というものを尊重してもらいたいと思いますし、それから、コロナ対策についても、緊急事態宣言という枠組みはあるのですが、何度も言ってるように、使い勝手が悪いし、仕組みも、まん延防止も含めてあるので、ここは知事が感染を抑えるための、もうちょっとしっかりした舞台装置を、新しい総理のもとで、作っていただきたいと思います。
 それから、世界がこういう情勢で大きく変わろうとしているので、やはりこの日本も変わらなければならないということで言うと、新しい時代にふさわしいリーダーシップをしっかり発揮できる、国際感覚を持った新たなリーダーに登場してもらいたいなと思っています。
 それもまた、河野太郎大臣を全面的に推している理由の1つです。

河野大臣の支持拡大に向けて

(記者)
 県内での支持拡大に向けて、知事が働きかけも行ってるということですが、例えば県選出の国会議員とか、何か具体的に、今からされようとしてることとありますか。

(知事)
 県選出の国会議員の方々は、まだいろいろな事情もあると思うので、ようやく昨日から今日ぐらいにかけて、いわゆる各派閥が実質的に岸田派以外、自主投票に決めたということなので、これからそれぞれの立場もあると思うので、状況を見て、少しいろいろとお話をしていこうかなと思っています。
 これも会見で言ったか分かりませんが、自民党県議団の方々には、全員私の方から電話をして、河野大臣の支持をお願いしました。理由も説明した上でですね。
 それから、職域団体、総裁選挙の地方票の6割は組織票で、職域団体の方々が持っている票なので、これは主な職域団体の長には全部自分で連絡して、河野大臣の支持をお願いしました。
 それから、私の後援会が県内に70あるんですけれども、それぞれの会長は実は地域で非常に信望があって、自民党員にも影響力があるので、全部電話して自分でよくお願いをいたしました。
 ここから、もうちょっとピンポイントで絞って、例えば自民党系の市議の皆さんとか、支部長とか、もうちょっと細かく、地元担当秘書ともいろいろと相談をしながら、ピンポイントで、またお願いしていければと思っています。
 さすがに、コロナ禍なので、走り回ることができないので、主に電話とかメールになると思いますが、できる限りのことはやらせていただこうと思っています。
 さらに、河野陣営の選対が今日できそうなので、すでに選対の中核の若手とは連絡を取り合っていますので、いろいろ中央の情勢等々も聞きながら、私の守備範囲は群馬県なので、知事としてできる限りのことをやっているという報告もしながら、よく中央の選対とも連携しながら、もう1回言いますけれども、中途半端なことはやらない主義なので、できる限りの応援をさせていただきたいと思っています。

(記者)
 石破さんとか、小泉進次郎さんが、支持に回るということで、非常に国民的人気も高いということで、追い風があるという話だそうです。
 勝利する可能性とか、それから県内の党員の得票数ですね、これ、何か具体的にこれぐらい行けたらいいなというような・・・

(知事)
 まず、どうなるか全然分からないと思うんですね。
 総裁選って、ブログにも書いたんですけれども、次の総理を決める権力闘争なので、そんなに甘くないと思うんですね。
ですから、河野陣営の若手の人たちに連絡したんですけれども、絶対油断は禁物だと、これはもう厳しい戦いになるんじゃないかろいうことを、私の意見はお伝えしています。
 やっぱり国会から離れてみて、今、現場のプレーヤーなので、国会議員だったときには、分からなかった感覚もあるから、全く予断を許さないし、さっき申し上げたとおり、やはり河野太郎総裁になったら、自民党はかなり変わりますから。それはやはり、本当になりそうになったときには、いろいろな抵抗を乗り越えていかなきゃいけないので、これはもう予断を許さない厳しい戦いだと思っています。
 ですから、中央の情勢は、いろんな方々と毎日連絡を取り合って、聞いていますけれども、全く分からないと思います。むしろ厳しい戦いだと思った方がいいと思います。
 それから、県内の党員票ですが、これちょっと分からない、自分で、例えば国会議員の時だったら、党員を集めてとかできるんですけれど、そういう反応がちょっと分からないので。
 ただ、少なくとも後援会の皆さんに電話すると、河野太郎大臣いいじゃないかという声が意外と多いと。他の方の名前を言う人もいるんですけれど、そこは説得してます。
 ですから、党員票がどうだっていうことは、ちょっとよく分からないんですけれども、できる限りのことをやって、何とか群馬県では、河野太郎大臣が一番票を取れるように全力を尽くしたいと思います。

県内の感染状況について

(記者)
 感染状況の中で、国のステージ4との比較等もありましたので、その点について伺いたいと思います。

(知事)
 ステージ4は武藤さんの方から、どこをクリアしたかについて、説明があると思うんですけれども、ただ、前から言っているように、全く油断できないと思うんですね。
 今、最新の病床稼働率が4割を切って38%ぐらいになったのですが、もう1回言いますけれど、第5波の時を思い出してもらうと、一旦、10%を切った病床稼働率が数週間で7割ぐらいまでいってますから、だからちょっと落ちてきたからといって、とてもまだ油断できるような数字じゃないと思いますし、1日当たりの新規患者数は、それでもまだ50人ぐらいいるのかな、まだ50,60人ですよね。
 やっぱり20人から比べたら、まだ倍だし、だからステージ4を抜けたからといって、全く油断できるような状況じゃないと思います。
 武藤健康福祉部長から、(数値にて)どこがオーバーしたのか、下回ってるかみたいなことを、ちょっとおさらいしていただけますか。

(記者)
 全部、この(国の)ステージ4の基準から下回ったと、言っていいのでしょうか、県の今の感染状況は。

(健康福祉部長)
 全部ではないですね。

(記者)
 ちなみに、まだ上回っているものというのは。

(健康福祉部長)
 今、入院率という指標がありまして、これはまだ国のステージ4のものより、ちょっと高いですね。ほぼそのくらい。

(記者)
 分かりました。

(健康福祉部長)
 すみません。訂正させてください。
 今のところ、すべてクリアしています。

(記者)
 今、基準をクリアしているということで、重ねての質問になってしまいますが、現状の受けとめと、今後の展望というところ、改めて知事からお願いします。

(知事)
 ステージ4はクリアしたということで、それは先ほど申し上げたとおり、最悪の状況は脱していると。ただ、まだまだ予断を許さない状況だと思います。
 これまでのパターンだと、特に第5波が来たと認識してから、何とか少し下がりはじめた局面があるのですが、ちょっとしたきっかけで、また上がっていますので、そんなに、第5波は甘いものじゃないと思っていますので、ここもしっかり緊張感を持っていく必要があると思います。
 それから、我々のこれまでの過去のデータの分析だと、だいたい4カ月に1回ぐらい波が来ているので、それに当てはめると11月ぐらいにまた波が来るかもしれないし、冬にもなるし、ただ、ここは十分気をつけていく必要があると思います。
 ちょうどいいご質問をしていただいたので、お話しすると、群馬県は、全国に先駆けてワクチンパスを導入して、おそらくこれも全国の都道府県で初めてワクチンパスを活用した需要喚起策をやるわけですよね。
 そこは、ちょっと条件があって、このワクチンパスを導入したからといって、例えば、先行して接種率が最も進んでいるイスラエルで、マスクを外して一気にノーマルに戻したら、デルタ株の影響もあって、一気に拡大したということもあるから、我々そこからしっかり学ばなきゃいけないと思っていまして、そこは、もちろんマスクを着けるとか、あるいは基本的な感染防止対策ですよね。つまり、密になるような場所に行かないとか、ちゃんと換気をやってもらうとか、調子が悪い時は医療機関で診療してもらうとか、こういうことを、まずちゃんとやることが大事だと思います。それと同時に医療提供体制の強化を図っていくと。この3つを、やっぱり一緒に走らせることが、実はとても大事かなと思っています。

 他によろしいでしょうか。

知事メッセージ

 それでは、最後に知事の方から県民の皆さまに、改めてお願いを申し上げたいと思います。
 今日の会見でも言及をさせていただきましたが、新規感染者数は、ここのところずっと減少傾向にあります。おかげさまで、国のいわゆるステージ4の基準をすべてクリアして、これを下回る状況にはなっていますけれども、先ほども、記者の皆さんのご質問にお答えしたように、全く油断はできないと思っています。
 西村大臣に直談判もさせていただいて、群馬県の緊急事態宣言措置の期限を2週間延長していただいたと。今月末まで延ばしていただいたということなので、この枠組みを使って、この2週間で、できるだけ感染者数を少なくしておく。できる限り感染を抑えておく。このことがとても重要だと思っております。
 そのためには、ワクチン接種率をさらに加速化していかなければいけないと思っています。
 おかげさまで、群馬県が全国に先駆けて行う、20代、30代の若手世代の接種率を高めるための、促進するための、例えば抽選で車とか旅行券が当たる、このキャンペーンも、10月上中旬頃に接種対象者の8割の方々が2回の接種を終えるという見込みのもとで、全国に先んじて打ち出したワクチンパスも、非常に実は世の中の関心が高くて、自民党本部の方からも、県の政策についてヒアリングをしたいと、こんな連絡もいただいております。
 これもすべて、県民の皆さんの協力でワクチン接種率が、トップレベルの状況にあるということが、実は基本にあります。
 ぜひ、皆さん、ようやくここまでまいりましたので、群馬県として掲げた新たな目標、接種対象者の8割の方々に2回のワクチン接種を済ませていただくと。この8割に達する、このスピード、これは全国最速でいきたいと。こういう目標を達成するために、ぜひ1人でも多くの皆さんに、2回のワクチン接種をやっていただかなければなりません。
 1回目のワクチン接種、例えば来月以降にやろうと思ってる方がおられたら、可能ならば今月中にやっていただいて、とにかく先ほど申し上げましたが、Gメッセ群馬とそれから東毛のワクチン接種センター、それぞれ9割以上、8割以上の稼働率できましたけれども、ここのところ、Gメッセは結構枠が空いていますので、ぜひ、今までよりも枠は取りやすくなっていますから、皆さん、接種を進めていただいて、もちろん市町村長の方ともしっかり協力して、我々も接種能力を維持していきたいと思いますが、もう1回言いますけれども10月上旬に、我々が計画してるように、人口比8割、接種対象者の8割の皆さんが、2回の接種を終えられるように、ぜひ、この目標の達成のために、ご協力いただければと思います。
 ワクチンパスについては、事業者の皆さんから歓迎する声がある一方、飲食店の一部の方々から、それでもやっぱり気をつけなきゃいけないというお声もいただいています。
 今日も記者の方の質問にお答えをしたように、接種率が8割いって、ワクチンパスが活用できるようになったからといって、一気にマスクを外して、夜の街もOKみたいなことはやりません。ワクチンパスができたとしても、接種率が8割いったとしても、やはりマスクはちゃんと着けていただくと。
 そのために、実は、我々は愛郷ぐんまプロジェクト、この宿泊割引キャンペーンと、それからGo To Eat、30%のプレミア券を発券するということですが、これを利用していただく方々には、啓発用のマスクを提供する事業も一緒にやる予定にしています。
 ぜひ、基本的な感染対策はこれからも続けていただいて、マスクは不織布のマスクを着けていただいて、さらには、もう1回言いますが、体調の悪いときには、しっかり医療機関にかかっていただくとか、換気にも十分注意していただくなど、こういう対策を一緒にやっていただくということが、とても大事だと思いますし、さっきも申し上げましたが、医療提供体制も、病床のベッドを増やすのは本当に大変ですが、健康福祉部を中心に本当に努力して、これもしっかり増えはじめていますので、これも一緒にやっていきますので、その点はご安心いただきたいと思います。
 十分な感染対策を引き続きやりながら、ワクチンパスを使って、ほとんど限界まできた、疲弊した地域経済を立て直すための施策を、全国に先駆けて打ち出していきたいと、そのためにも、県民の皆さまのご協力を、重ねてお願い申し上げたいと思います。
 今日は、少し時間が短くて済みましたが、毎回この会見に集まっていただいてる記者の皆さんに、最後にまたお礼を申し上げて、なんか最近会見すごい多い気がして、しょっちゅうやってるような気がしますが、臨時会見があったので仕方ないと思いますが、今日は定例会見ということで、この定例会見を終わりたいと思います。
 ありがとうございました。

(以上で終了)
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。