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令和3年7月1日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>
1.はじめに
2.新型コロナウイルス感染症対策本部会議の結果について
3.警戒度2における要請内容について
4.直近の感染状況について
5.県営ワクチン接種センターについて
6.県内のワクチン接種率について
7.ワクチン接種後の注意事項動画の外部提供について
8.オードリー・タン台湾デジタル担当大臣とのオンライン対談について
9.アニメ「ぐんまちゃん」について
10.直滑降ストリームの告知について
それでは、定例の会見を始めさせていただきたいと思います。
スライドをご覧ください。本日の会見の主な項目です。
本日はまず、新型コロナウイルス感染症対策本部会議の結果を発表いたします。また、県営ワクチン接種センターの稼働状況等や、アニメ「ぐんまちゃん」などについても発表させていただきます。
まずは、新型コロナウイルス感染症対策本部会議の結果について、ご報告したいと思います。
前回の警戒度の判断から2週間が経過したため、本日、第50回目となる新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催いたしました。来週5日月曜日以降の警戒度等について、協議を行いました。
まず、その結果からご報告したいと思います。
スライドをご覧ください。警戒度に関するスライドです。
来週の5日月曜日から、全県において、県のガイドラインに基づく警戒度を「2」に引き下げる方針を決定いたしました。期間は7月18日の日曜日までということになります。
詳しい数値は後程ご説明しますが、皆さんご存知のとおり、ここ数週間、感染状況は落ち着いています。警戒度の判断基準である客観的数値、感染状況、あるいは、医療提供体制ともに、すべて基準の範囲内に収まっております。
感染症危機管理チームの専門家の方々からも、「警戒度を下げることは妥当。ただし、東京都は今後感染が拡大する見込みであり、近県に影響が出る可能性がある」、こういうご意見もいただいております。
このことから、感染の再拡大には注意を払いつつ、警戒度については、「3」から「2」に引き下げることといたしました。
それでは、警戒度の引き下げに伴う、5日月曜日以降の要請内容について、ご説明したいと思います。
スライドをご覧ください。警戒度2における要請の中身です。
県民の皆さんにおかれましては、感染リスクの高い行為、また、高齢者・基礎疾患のある方の外出、こうしたことに関しては、引き続き十分な注意をいただきますようにお願いしたいと思います。
特に、何度もこの会見で申し上げてますが、飲食を伴う懇親会、大人数・長時間の飲食等は、感染リスクを高める場面として指摘されています。こうした点について、改めて注意をお願いしたいと思います。
加えて、緊急事態宣言とか、まん延防止等重点措置が適用されている地域への、不要不急の外出は極力控えていただくようにお願いをします。その他、感染者の多い地域への移動は、慎重に判断いただくことをお願いいたします。
事業者の皆さんにおかれましては、引き続き事業所内でこまめに換気していただくとか、あるいは、共用部分の定期的な消毒をしていただくなど、適切な感染防止対策の徹底にご協力をいただきたいと思います。
また、テレワークや時差出勤、こうした新しい働き方改革についても、改めて事業者の皆さまにご協力を呼びかけたいと思います。
学校に関してですが、すでに通常登校としておりますが、この方針を継続したいと思います。
部活動については、複数の種目において、全国大会等を控えている状況でありますが、ここは慎重を期して、現在の対応を継続したいと考えています。国の緊急事態宣言及び、まん延防止等重点措置の対象都道府県、その他、県外移動を慎重に判断すべきとされる県に所在する学校との練習試合等は自粛とさせていただきます。
なお、それ以外の都道府県及び県内の学校との交流は、宿泊を伴わず、感染防止対策を徹底した上で実施できると、この方針に変わりはありません。
市町村立、私立学校に対しても、こうした県立学校の対応を参考に、それぞれ適切な対応をお願いしたいと考えています。
以上が、本日午前中の対策本部会議での決定事項となります。
続いて、直近の感染状況についてご説明したいと思います。
スライドをご覧ください。新規感染者数の推移です。
直近1週間の新規感染者数は、本日の新規感染者1名を含む24人となりました。先週の19人と比べると、若干増加しておりますが、依然として低い水準を維持しています。現時点でリバウンドの兆候は見られません。
次のスライドをご覧ください。感染状況の客観的な数値をまとめたものです。赤枠で囲んだ部分をご覧いただきたいと思います。
昨日までの1週間における各項目の最新の数値をここにまとめてあります。
(1)の「1日当たりの新規感染者数」については3.3人で、先週の3.0人から若干増加しておりますが、基準である20人を大きく下回っている状況です。
(2)の「経路不明の感染者」は43.5%で、これも基準の50%を下回っています。
(3)の「検査の陽性率」ですが、これも0.7%ということで、基準の7%を大きく下回っていることを分かっていただけると思います。
続いて、新規感染者の状況について報告をしたいと思います。
スライドをご覧ください。年代別にまとめた新規感染者のスライドです。
60代以上の割合が下がってきて、20代から50代が7割を占めてるという状況になっています。
なお、専門家によると、東京都では10代の方々の感染割合が高くなってきているということですので、この点は群馬県でも注意が必要だと考えています。
次のスライドをご覧ください。新規感染者の状況を推定感染経路別にまとめたスライドです。
感染経路の不明は4割ということになってますけれども、この中で県外との往来歴がある方が6割を占めていると、この点をちょっと気をつけなければいけないと思っています。県外からウイルスが持ち込まれ、家庭内で広がるケースが比較的多く見られます。
次のスライドをご覧ください。医療提供体制についての客観的なスライドです。
こちらも赤枠の数字をご覧ください。
上の2段にありますが、現在、人工呼吸器を使用してる方は6人ということになります。このうちECMO、人工肺装置を利用してる方が1人となっております。なお、この1週間で亡くなられた方はおられません。
スライド中段の病床の稼働率、これも非常に大事な数字ですけれども、これは7.4%ということで、先週の10.2%からさらに大きく低下いたしました。
数字上で見ると警戒度1の水準まで下がっていることが分かっていただけると思います。
スライド一番下、宿泊療養者数ですが、これは11人です。
続いて、保健所ごとの感染者数についてもご説明いたしたいと思います。
スライドをご覧ください。保健所別の感染状況です。
スライドは、直近1週間の人口10万人当たりの、保健所ごとの新規感染者数ですが、一部の地域で増加が見られるものの、現時点では、全体的に落ち着いた状況を維持していると言っていいと思います。
以上が直近の感染状況のご報告になります。
県内の感染状況は落ち着いており、警戒度も先ほど申し上げたとおり、来週の月曜日から「2」に移行いたします。
これまでの県民の皆さまのご理解・ご協力に対して、知事として改めて感謝申し上げます。
しかしながら、この会見で何度もお伝えしておりますが、ウイルスの根絶ができない以上、これはですね、ここからまた経済活動が再開していくと、いつ感染の再拡大が起こっても不思議ではない状況が続いています。
何度もこの会見でも申し上げておりますが、本県が最も影響を受ける東京都で、11日連続で前の週の同じ曜日の感染者数を上回っているということで、明らかにリバウンドの兆候が見られています。
県民の皆さまにおかれましては、ぜひ気を緩めることなく、感染のリバウンドを防ぐため、先ほどからも何度も申し上げておりますが、感染防止対策の徹底に一層のご協力をお願い申し上げます。
続いて、県営のワクチン接種センターの稼働状況等についてもご報告したいと思います。
県央ワクチン接種センターに関してのスライドをご覧ください。県央ワクチン接種センターの稼働状況です。
昨日、6月30日水曜日までの接種人数は、合計で1万6,278人ということになりました。1日当たりだと、約1,500人、稼働率は90.4%ということになっています。
なお、センターでの接種に際しては、医師、看護師、歯科医師、薬剤師など多くの医療関係者の方々にご協力いただいております。
これに加えて、6月20日の日曜日に、臨床検査技師約200人の方々に、ワクチン接種に関する全国初の実技研修を受けていただきました。この臨床検査技師の方々のお力をお借りするという点で言うと、群馬県が全国で最も進んでいると言っていいと思います。この研修会をやった上でですね、全国に先駆けて、先週26日の土曜日から実際に接種にご協力をいただいています。臨床検査技師の皆さまに、全国に先駆けてご協力いただいたことについて、この場をお借りして、知事として、改めて深く感謝申し上げたいと思います。
次のスライドをご覧ください。東毛ワクチン接種センターの稼働状況です。
東毛ワクチン接種センターに関しては、昨日までの接種人数が累計で2万2,676人ということになりました。1日当たりにすると約660人ということで、稼働率は平均82.8%となっています。
なお、副反応についてですが、両センター合計で、軽度の副反応により救護室を利用された方が123人いらっしゃいました。いずれの方も、その後の経過は安定しているという報告を受けております。
続いて今後の稼動予定についても、お知らせしたいと思います。
次のスライドをご覧ください。今後の稼動予定です。
県央ワクチン接種センターに関しては、来週5日の月曜日から、ブース数をさらに増やし、4ブースでの運用に移行します。
1日当たりの接種数ですが、現在の3,000人から、4,450人に拡大いたします。一般枠に関しても、これまでの予約・利用状況等に鑑み、現在の1,000人から、順次拡大してまいります。
その後も、徐々に接種数を増やして、17日土曜日からは、「群馬モデル」の活用も含めますが、6ブースのフル稼働ということになりまして、1日7,300人まで拡大していく予定です。
なお、国の職域接種は新規の申請を中止しておりますが、本県の職域接種プラン「群馬モデル」は、7月9日の金曜日まで募集を受け付けています。
誤解をされている企業・団体の方もおられると思うので、もう一度申し上げますが、国の方針は国の方針で、県央接種センターはですね、7月9日までは募集を受け付けております。
ぜひ、ワクチン接種加速化のため、多くの企業団体の皆さまのご利用をお待ちしております。
次のスライドをご覧ください。東毛ワクチン接種センターの一般予約についてのスライドです。
東毛ワクチン接種センターに関してですが、高齢者接種の完了の目処が立ってまいりましたので、7月13日からは、一般の方の受け入れを開始することといたしました。
県央ワクチン接種センターのように、県内在住(正しくは、東毛地域在住)の18歳以上の方で、お住まいの市町村が発行した接種券をお持ちであれば、年齢、職種等関係なく、1週間先までの予約が随時可能です。
予約の受け付けは、来週の6日から開始いたします。県の公式LINEアカウント「群馬県デジタル窓口」で受け付けております。
多くの皆さまのご利用をお待ちしております。
なお、エッセンシャルワーカーの優先接種に関してですが、前回の会見でもちょっと申し上げましたけれども、様々な業界団体の方々から、新たにエッセンシャルワーカーとして認めていただき、優先接種を受けたいというご要望をいただいております。
先週の会見でも申し上げた記憶がありますが、知事としてはですね、群馬県内で働いているすべての方々が、エッセンシャルワーカーだと考えています。
本来であれば、すべての要望にお応えして、ワクチン接種を受けていたいただきたいと、こういう気持ちです。
しかしながら、現在すでにエッセンシャルワーカーとして指定した職種の皆さまの接種を、次々と進めているところであり、現時点で県としては、対象をさらに拡大することは考えておりません。
「群馬モデル」による職域接種をさらに使いやすくしていくとか、あるいは、県央ワクチン接種センターの接種能力向上などを通じて、できるだけ多くの方々に、早くワクチン接種を受けていただけるよう、引き続き全力を尽くしていきたいと考えています。
続いて、県内のワクチン接種率についてもご報告したいと思います。
まず高齢者の接種率です。スライドをご覧ください。
昨日、6月30日の時点ですが、全国の高齢者のうち、1回目の接種が終わった方の割合が61.89%となっております。
本県は68.26%ということで、全国の順位は、先週の14位から順位を上げて現在10位です。関東では依然として、一番高い接種率ということで、この点を見ていただくとですね、首都圏に位置する本県としては、相当健闘していると言っていいと思います。
2回目の接種が終わった方は、全国の28.15%に対して、27.39%ということで、31位ですが、先週32位だったのでちょっと上がりました。関東では、東京に次ぐ2位となっていて、これも1回目が上がってくれば、どんどん上がってくると思っていますので、今一番大事なことは、1回目の接種をとにかく早く進めることだと思っています。
高齢者接種率が伸びているということは、先週もちょっと申し上げましたが、これは県内の35市町村、35人の首長の皆さんが、それぞれ地域の実情に応じて、懸命に努力を積み重ねていただいているおかげにほかなりません。
知事として、県内35人の市町村長の皆さん並びに、接種にご協力・ご尽力をいただいているすべての皆さんに、心からの敬意と感謝の意を表したいと思います。
続いて、県全体の接種率に関してもご報告したいと思います。
次のスライドをご覧ください。県全体の接種率です。
昨日時点で国内の全人口に占める1回目の接種率は23.20%ということになっています。本県は26.14%ということで、全国23位で全国的に見るとまだなんですけれども、関東では一番高い接種率になっているということを、県民の皆さんにご報告したいと思います。
これも過去の会見で何度か申し上げましたが、欧米の例を見ると、だいたい全人口の半分まで1回目のワクチン接種が進むと、新規感染者、あるいは、新規入院患者が急激に減少するという傾向があります。
現在の県内の接種能力から考えると、ワクチン供給が予定どおり行われれば、今月の下旬から来月の上旬には、接種対象者の4割以上が、1回目の接種を終える見込みになっています。
ちょっと机上の計算で、1回目のことばっかり考えていたんですけれども、すでに2回目の方々が始まっていて、それもしっかり接種しなければいけないということになるとですね、だいたいこのぐらいのペースになってくると思います。
まずは、今申し上げた目標を達成できるように、市町村とも連携し、ワクチン接種を進めてまいりたいと思います。
こうした、県内の接種状況、あるいは、近隣都県の感染状況も踏まえながら、愛郷ぐんまプロジェクトとか、Go To Eatキャンペーンなどの経済支援策の再開日程も含めてですね、検討を進めてまいりたいと考えています。
県営の接種センターは、おかげさまで順調に稼動しておりまして、皆さんのご協力のおかげで、接種能力も日に日に向上してるという状況です。県としては、何度も申し上げますが、希望するすべての県民の皆さんに対して、2回の接種ができる限り早期に完了できるよう、さらなる接種能力の向上に努めてまいりたいと思っています。
しかしながら、ここで大事なことを一つ申し上げたいと思います。
それは、ワクチン接種は何度も申し上げてますが、新型コロナの闘いにおける唯一のゲームチェンジャーである。これは事実ですが、決して万能ではないということです。感染力の強い変異株の影響、これからもしかすると、さらに感染力の強い変異株が出てくる可能性も考えると、例えば、ワクチン接種が進んだとしても、再び感染が拡大する可能性というものは否定できないと思っています。現に世界の情勢を見ると、国民へのワクチン接種が日本よりはるかに進んでいる英国やイスラエルは、確か1回目の接種が国民の8割ぐらいまでいってると思うのですが、それでもですね、地域によっては、確かロックダウンを再開しました。さらに英国も、日本よりはるかに進んでるんですが、経済再開の予定も少し先延ばししたりしてですね、ここに来て再拡大に見舞われてるということです。
県民の皆さまには、こういう情勢も踏まえてですね、1回目の接種で気を緩めることなく、十分な免疫を確保するために、2回目の接種も必ず受けていただきますように、改めて知事としてお願いを申し上げたいと思います。
感染の波が落ち着いているこの段階で、とにかくワクチン接種をできる限り進めておくと。このことが、次に訪れる感染の波の影響を小さくすることに繋がります。しっかりとワクチン接種を進めておけば、例え第5波が襲来した場合にも、感染のペースとか、重症化のリスクを抑えることが可能になると思います。
このことは、あらゆる機会を通じて、県民の皆さまにお伝えしていきたいと思っております。何度も申し上げますが、県民の皆さまには、ぜひ積極的に接種を受けていただきますように、重ねてお願いを申し上げたいと思います。
続いて、県営のワクチン接種会場で放映している接種後の注意事項動画について、一つ動きがありましたのでご報告したいと思います。
スライドをご覧ください。ワクチン接種センターで今放映している動画に関するスライドです。
県営のワクチン接種センターでは、接種後の健康観察の時間に、ワクチンの副反応などを解説する動画をご覧いただいています。
この動画は、県庁職員がtsulunosの機材を使って制作したもので、ナレーションも県職員が行い、YouTubeでも、すでに1万回再生されています。
このたび、動画を見た大阪府の医療法人「友広会(ともひろかい)」から、同法人が行う職域接種の会場で、この動画を流したいという相談をいただき、もちろん快諾させていただきました。
先方からは、「副反応の症状や当日の過ごし方などの分かりやすい説明が、接種後の不安解消に役立つ」、あるいは、「ネット上で紹介されている他の動画と比べて、6分半という長さもちょうどいい」、こういった評価をいただいておりまして、動画制作のノウハウのない医療法人にとっては、大変ありがたいと感謝のお言葉も頂戴しています。
これは、tsulunosの動画制作力が、医療現場のプロの皆さんからも評価された証であり、大変うれしく思っています。さらに、この医療法人の代表の皆さんもですね、こうして他県の動画であろうと、良いものはどんどん活用していこうと、こういう前向きな姿勢で臨まれてることは大変すばらしいと思いますし、知事として、県職員の作った動画がこういう形で活用されるっていうのは、大変嬉しいことだと思いましたので、今日は会見でご報告させていただきました。
今後も、様々な分野にtsulunos動画を活用してまいります。こうした相談があれば、可能な限り対応させていただきたいと思っています。
昨日この件について、宇佐美メディア戦略アドバイザーともお話したんですけれども、群馬県はtsulunosがあって、県職員の自らの力でほとんどコストをかけずに、こういう動画をすぐに作れる。これ、たぶん他の都道府県ではできません。もしこれを外注したら、ものすごく時間とお金がかかるということなので、我々がtsulunosを作った目的はですね、タイムリーに様々な動画で必要な情報を発信すると。これは、ある意味、実践できたのではないかと考えています。
これを契機にですね、tsulunosの機能をさらに充実させてまいりたいと思っています。
続いて、台湾のオードリー・タン大臣とのオンライン対談について、お知らせをしたいと思います。
スライドをご覧ください。
群馬県の台湾総会と、県の共催により7月8日木曜日から開催する「台湾フェアin群馬2021」のメイン企画として、台湾のオードリー・タン デジタル担当大臣とのオンライン対談を実施いたします。
ご存知の方も多いかと思いますが、タン大臣は、デジタルを生かした政策作りで、世界的にも注目を集めています。台湾のコロナ危機においても、マスクマップアプリの開発をはじめ、感染拡大の阻止に大変なご貢献をされたということでも有名な方です。
今回、「デジタルが創り出す未来」というものをテーマに、対談に臨みたいと考えています。群馬の未来に向けて、大臣から1つでも2つでも、示唆に富んだヒントをいただければと考えています。
対談は7月8日木曜日の18時から、県庁32階の官民共創スペースNETSUGENを使って、ライブ配信させていただきます。
また、対談後、タン大臣と群馬の若者とのトークセッションも予定しています。ぜひ皆さまに、ご視聴いただきたいと思います。この企画はアーカイブでもお楽しみいただけます。
なお、今回の対談は、昨年度から開催している「湯けむりフォーラム」とのコラボレーション企画となります。
本年度も「ゆけむりフォーラム」では、有識者をお招きした最先端のトークセッションや、エンターテイメント中継、将来の様々な学びに繋がるレポート記事など、昨年度以上に充実したコンテンツを取りそろえ、進化させていきたいと思います。県民の皆さんにとって、広く、学びや気づきに繋がる情報発信を行ってまいりたいと思います。
詳細は随時発表してまいりますので、ぜひご期待いただきたいと思います。
続けて、これも今日は大事な発表になりますが、県のマスコット「ぐんまちゃん」を主人公にしたアニメ作品に関して、メインビジュアルや監督、出演者、放送局等が決定いたしましたので、お知らせしたいと思います。
スライドをご覧ください。アニメ「ぐんまちゃん」のメインビジュアルになります。キャッチコピーは「あそびにいこう」です。
ぐんまちゃんと新しいお友だちキャラクターを中心に、多様で本当に個性的なキャラクターたちとの触れ合いを描いた作品になります。
かなり製作が進んでいるんですけれども、子どもも大人も一緒に楽しめるエンターテイメント作品になっていると思います。ぜひ多くの方々に、アニメ「ぐんまちゃん」をご覧をいただきたいと考えています。
次のスライドをご覧ください。スタッフとメインキャストについて、正式に発表させていただきたいと思います。
監督と脚本は、「クレヨンしんちゃん」とか「本好きの下剋上」など、数多くの人気作を手がけている本郷みつるさんです。
アニメーション制作はですね、Netflixオリジナル「恐竜少女ガウ子」とか、劇場映画「カラフル」などを手がけた株式会社アセンションになります。
監督、脚本、製作、これアニメ業界のことを知ってる方々は、すぐに分かっていただけると思いますが、いずれも、今のアニメ業界のトップを走る方々にご協力いただけることになりました。
知事としては、非常に頼もしく思いますし、都道府県が作るアニメとしてはですね、本当に本格的だと。今までにない本格的なプロジェクトであるということを、皆さんに分かっていただけると思います。
次にメインキャストをご紹介したいと思います。
ぐんまちゃん役は、「アイドルマスター シンデレラガールズ」などに出演されている高橋花林(たかはし かりん)さんになります。
監督、ぐんまちゃんの作者、群馬県の担当でいろいろと相談した上で、プロの声優を対象にオーディションを実施いたしました。多くの候補者の中から選考させていただきました。
次に、皆さまから向かって右側、新キャラクターの「あおま」は、「ラブライブ!」などに出演されている、群馬県出身の内田彩(うちだ あや)さんに務めていただくことになりました。
続いて、皆さまから向かって右側、同じく新キャラクターの「みーみ」は、「HUGっとプリキュア」などに出演している、こちらも群馬県出身ですが、小倉唯(おぐら ゆい)さんに務めていただくこととなりました。
次のスライドをご覧いただきたいと思います。テレビ放送についてもご報告したいと思います。
アニメの放送は2021年10月3日の日曜日からスタートさせていただきます。
関東圏では、地元の群馬テレビはもちろんのこと、TOKYO MXテレビ、テレビ神奈川、テレビ埼玉、千葉テレビ、栃木テレビ、さらに関西圏でもですね、サンテレビとKBS京都の計8局で放送させていただきます。
なお、各局の詳細な放送時間については、今後決まり次第随時、発表させていただきたいと思います。
次のスライドをご覧ください。先行試写会についてもご報告したいと思います。
アニメ「ぐんまちゃん」を、テレビ放送に先駆けてご覧いただく機会として、一般の方々を対象にした先行試写会を開催いたします。
開催日は8月8日、会場は群馬会館です。テレビ放送の初回放送分、1話から3話、だいたい3つぐらいのストーリーをまとめて放送するサザエさん方式ですけれども、これをですね、皆さんにご覧いただけるということです。
申し込みは、群馬電子申請受け付けアプリからということになります。詳細は、「ぐんまちゃんオフィシャルサイト」で確認いただければと思います。
また、本日からアニメの公式ホームページとして、公式のTwitterを開設させていただきます。10月の放送に向けて、随時、情報発信をしてまいりますので、こちらもぜひ皆さま方にフォローをお願いしたいと思います。
アニメ「ぐんまちゃん」ってどういうキャラクターなのか、お友だちキャラはどういうものなのか、どんな絡みがあって、どんな世界が展開されるのか。ぜひですね、今後の発表、さらには、放送開始を楽しみにお待ちいただきたいと思います。
私の地元秘書のお孫さんもですね、「ぐんまちゃん」の放送をずっと心待ちにしているということです。1人でも多くのお子さんたちに、「ぐんまちゃん」の放送が始まるということを伝えたいと思います。宇留賀副知事のお嬢さんも非常にぐんまちゃんを気に入っているということなので、ぜひ見ていただければと思います。
最後に直滑降ストリームについてお知らせしたいと思います。
スライドをご覧ください。
ぐんまちゃんの話題が出たので、非常にタイムリーだと思っています。本日のゲストは、ぐんまちゃんの作者である中嶋史子(なかじま ふみこ)さんです。
先ほど、ぐんまちゃんのアニメについて、発表したところなんですけれども、作者である中嶋さんから直接、アニメ化への思いとか、ぐんまちゃん誕生秘話等について、お話していただきます。
昼食を食べた後のブログだったか、日程の合間だったか、ものすごいスピードでざっとブログを書いたんですけれど、そこでもちょっと言及したのですが、ぐんまちゃんの最大の特徴はですね、県職員が描いたということで、これはおそらく他の県のマスコットキャラクターとかゆるキャラにない特徴だと思うんですよね。やっぱり群馬県職員の才能の豊かさを示す、一例でもありますし、そういうことだったので、かなり県として自由に使えたというメリットもあったということは、放送の中でもですね、少しお話していただこうと思っています。
放送は7月1日、今晩の19時から1時間程度、群馬県動画・放送スタジオのtsulunosからライブ配信を行ってまいります。配信時間はですね、10分前倒ししたいと思います。18時50分からは、新型コロナの最新情報も、知事の方からまず、県民の皆さまにお話したいと思いますので、そちらもですね、ぜひご覧いただければと思っております。
今日もちょっと盛りだくさんででしたが、私からは以上です。
皆さんから何かご質問があれば、お受けしたいと思います。
(記者)
市町村の方から、ファイザー製のワクチンの供給量の見通しが立たないといった不安の声が相次いでいるんですけれども、知事は、この現状をどう見られているのかということと、国への要望活動など対応を考えられていますでしょうか。
(知事)
ちょっとまずは、正確な今の状況を大久保局長の方からお話をしていただきたいです。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
昨夜、河野大臣が会見されました。7月19日からの第10クールの見通しを示されたということであります。
市町村への基礎配分量につきましては、前週の第9クールと大きな差はないというふうに思っております。
しかしながら、これまで県にいただいておりました調整枠という部分が、この第10クールでは、昨日までの話ではないというお話だったかと思います。正式には、この後、国から正式な通知があるというふうに思いますけれども、調整枠がないと、かなりですね、これまでやりくりをしていた部分がないということなので、市町村さんと事前の調整をしていかないと、対応が難しくなるなというふうに考えております。
(知事)
全国知事会等でも発言いたしましたが、知事としてはですね、市町村から、7月以降も、特にファイザー製ワクチンの安定供給をお願いしたいという声が強いので、これは知事会として、改めて、強く政府の方に申し出てくださいというお願いいたしました。
近く、河野大臣にお目にかかってこようと思いますし、その点について、官邸とか担当大臣にも要請していきたいと思いますが、いろいろと話を聞いてみるとですね、これは、菅総理が接種の加速化を図ってきて、その中で、職域接種等々が思ったよりも進んだということで、これはやむを得ない事態なのかなというふうに思うんですね。これは何度も言ってるように、未曾有の状況の中の対策なので、なかなか計算とは違うことも起こると思うので、これは仕方がないと思うんですけれども、ただですね、どこもそうかもしれませんが、35市町村長の方々にとっては、それぞれの状況を踏まえて本当に懸命の努力をされてきたわけで、その前提は、やはりファイザー製ワクチンの安定供給なので、皆さんが不安を覚えたり、ぜひワクチンを確保してくれっていうのは当然だと思うんですね。
複数の首長さんからそのようなご要望をいただいたので、知事としてできることをやってきたんですが、政府の立場もわかる部分もあるんですけれども、さすがに、県ではどうしようもないことなので、ここは事実として受入れるしかないと。この中で、どうやったら、全体の接種を加速できるか、あるいは、少し苦戦されている市町村を少しでも県として応援できるのかということをよく考えていきたいと思います。
大久保局長が言っていた調整枠がなくなるということは、やはり混乱を招くと思うので、ここは我々も、仕方がないので、(調整枠が)ゼロになるという話なので、ここはよく市町村の方にご説明したいと思います。
ただ、何度も言いますが、早めに、独自の接種センターを立ち上げたので、県央ワクチン接種センターのモデルナ製ワクチンは確保していますから、ここをうまく活用して、全体のペースが落ちないように努力していきたいというふうに思います。
(記者)
調整枠がなくなった場合、何割ぐらいワクチンの供給量が減るんでしょうか。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
調整枠につきましてですね、これまでも2週間のクールごとに、非常に差が出ております。多いときでは20箱以上いただいた時もありますし、一桁の時もございました。潤沢に、市町村さんに出回っている状況であれば、調整枠は少なくて済むんですけれども、第9クールも前週の大体7割弱というところであったので、今回第10クールは調整枠がないというところはですね、市町村間への融通という面では、非常に心配なところがあると考えております。
(記者)
第10クールというのは8月1日分・・・
(新型コロナワクチン接種推進局長)
第10クールは7月19日からですね。
(記者)
県の話ではないですけれども、高崎市の方でですね、高崎芸術劇場を会場に、来月のソフトボールについて、パブリックビューイングが開催されるということを聞いております。それについて、全国的にはですねパブリックビューイングは中止になることが割と多いと思うんですが、高崎市はあえてやるようなんですが、知事その辺はどんなふうにお考えですか。
(知事)
そこは高崎市長の判断だと思うので、あまりちょっと細かい情報が入ってないのでコメントしにくいんですけれども、地元の状況が一番わかっている市長のご判断なので、それなりに理由があってのことかなというふうに思います。
これは、良い悪いとかじゃなくて、やはり我々としては、感染を抑えながら、いかに経済活動を安全に再開していくかという、この視点はとても大事なんじゃないかなと思いますが、ちょっとその辺の事情について、まだよく聞いてないので、またそれを聞いたら少しコメントできると思います。
現場の状況が一番わかっている市町村の判断というものは、やはり、それなりに理由があることだろうなというふうに感じています。
(記者)
今回、警戒度を引き下げるということなんですけれども、東京都でリバウンドが起きている中、群馬県では、今のところリバウンドが全く見られていないということについて、知事はどのように評価や分析をされているんでしょうか。
(知事)
これはなかなか分析も難しいのですが、最大の要因は群馬県民の皆さま、事業者の皆さまも含めて、感染対策にご協力をいただいているという努力のおかげだと思っています。
それから、我々もいろいろ厳しい時期もありましたし、これからもあるかもしれませんが、例えば、新型コロナの認定店制度をいち早く、新しいやり方を導入したりとかですね、あるいは高齢者施設でのモニタリングを一生懸命やったりとか、様々な取組をしてきたということもあるかもしれないので、総合的な状況かなという気がしています。
それから、まん延防止措置については、西村大臣にまたどこかで会ってこようと思うんですけれども、これは非常に効いたというふうに思っています。そうした、おそらく複合的な要因だと思います。
ただ、記者さんがおっしゃったように、首都圏、関東地域では断トツに低いんですよね。だからといって、油断できないと思いますし、何かのきっかけでまた増えてくるかもしれないし、今のところ、19日か20日連続ぐらいずっと一桁なんですね。
ただ、他県に行った方が持ってくるというケースも増えているので、そこは十分注意していかなきゃいけないかなというふうに思います。
おそらく、(リバウンドが見られない理由は)総合的な理由かなと思ってます。
(記者)
先ほどのスライドの中で、60代の方の感染が減ってきているというのと、東毛地域もちょっと減ってきているのかなと感じたんですけれども、ワクチン接種の効果というのは、専門家の方がご覧になると・・・
(知事)
私の感覚だと、1回目の接種が、ほぼ7割に達しつつあるので、これは、やはり何らかの関係があるんじゃないかと。高齢者全体の1回目の接種率が7割になってますから、これはある程度影響してるんじゃないかなと思いますけれども、武藤健康福祉部長いかがでしょうか。
(健康福祉部長)
ワクチンの方も、本当は早く皆さまに2回打っていただきたいのですが、やはり1回打てば、1回打っただけ免疫効果は期待できるところがありますので、そういったものも大きな要因じゃないかなと思っております。
(記者)
ワクチンに関連してなんですけれども、先週調べたところ、群馬県内でワクチン接種後に亡くなられた方が5名ほどいらしたということなんですけれども、詳しい因果関係というのは、国の方で調べているということなんですけれども、群馬県としても、例えば、お調べになったり、もしくは、今後何か情報発信されるのか、教えていただけますでしょうか。
(健康福祉部長)
基本的には、国の方に全て報告させていただいておりますので、全国的な状況の中で、国の方でいろいろ調べていかれるんだと思っております。
もちろん、県内で起こったことにつきましては、しっかりと国の方にも伝えていかなければならないんですけれども、なかなか、そこの分析というのは、難しいところなのかなと思ってます。
また、いろいろ国とのやりとりの中でですね、県の方として発信できるようなことがあれば、しっかりと発信していかなければならないと思っていますけれども、今は国の調査をしっかりと見守っていきたいと思っております。
(記者)
確認なんですけれども、東毛ワクチン接種センターの受付について、64歳以下の方が開始というところで、対象者の方が、東毛地域に在住の18歳以上の方というふうに(モニター資料の14枚目に記載して)あるんですけれども、先ほど知事が、(対象は)県内に居住の方と発言されていたので、どちらが正しいのでしょうか。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
東毛地域の一般予約受付の年齢制限の撤廃につきましてはですね、スライドは東毛地域に在住の方という記載になっておりました。
私どもの方でですね、読み原稿を間違えておりまして、あくまでも現行と同じ東毛地域の4市5町の方(が対象)ということにさせていただきたいと思います。
(知事)
すみません。失礼しました。
(記者)
ワクチンの関係で、ブログを拝見しまして、知事が群馬大学に出向かれて、医療従事者のさらなる協力をお願いされたということなんですけれども、現状の医療従事者の方の確保の状況というのを、改めて確認させてください。
(知事)
現在(県央センターでは)2ブース稼働している状態ですけれども、先ほど知事の方から、今後の展開見込みという中で示しましたとおり、今月中にはですね、6ブースの全部展開とさせていただきたいと思います。
本当に医療関係機関の方には、大変お世話になっておりまして、おかげさまで、その計画どおり医療従事者の方が今のところ確保できる見込みと考えております。今週末からは、3ブースを展開していきたいと考えております。
(記者)
ぐんまちゃんのアニメの関係で、改めて意気込みをお聞きしたいのと、認知度を上げたいということで、目標とされてるような数字などはあるんでしょうか。
(知事)
まずですね、これはある意味「未来への投資」ということで、何度も言ってるように、ここまで、県として、新型コロナ対策に全力を尽くしてきたということで、少し前の記者会見でも申し上げましたけれども、キーワードは「守る」ということですよね。県民の命と暮らしと生活を守っていくと。これは、やはり最も県として優先しなければいけない事項だと思うんですけれども、その中でも、やはり「未来への投資」、「未来に希望が持てるような夢のある投資」も必要だということで、この「ぐんまちゃんアニメプロジェクト」にはしっかり予算をつけさせていただきました。
(目標としている数字について)これは分かりませんね。なかなか難しいところだと思うんですけれども、私も63年生きてきたんですが、おそらく、全国の知事の中でって言うと怒られるかもしれませんけれども、最もアニメとか漫画に詳しい知事だと勝手に自負しているんです。鬼滅の刃もおそらく最も早くヒットを予測していたし、ワンピースも初期の頃から見ているので、もうこれ以上宣伝しませんけれども、ぐんまちゃんの作品はなかなかいいと思います。
大人が見ても、ほろっとするようなところがあるし、すぐに話題になるかどうか分からないですけれども、十分に国内外にアピールする潜在力があると思っているので、そこをすごく期待しているし、ぐんまちゃんのアニメを通じて、大勢の人が群馬県の魅力に気付いてくれたり、あるいは、子どもたちがぐんまちゃんの行動を見て、ロールモデルにしてくれたらいいなというふうに思っています。
今のところ、目標の数字みたいのは言いにくいんですけども、「くまモン」とか「ふなっしー」は経済効果もすごく大きいですから。やはり、ぐんまちゃんがブランド化、ぐんまちゃんが例えばヒットすることによって、群馬県産の物が売れるような、消費に繋がるような、いろいろな展開を考えていければなというふうに考えています。
(記者)
ぐんまちゃんについて、群馬県の魅力をPRするということで、なるべく多くの地域で放映した方が、PR効果があると思うんですけれども、今回の発表ですと、関東と関西圏の8局ということなんですが、今後これをさらに広げる予定があるのかということと、この8局によるPR効果についてはどういうふうに分析をされてるでしょうか。
(知事)
これはメディア戦略アドバイザーもいるんですけれども、まず、人口が一番多い関東地域で、ぐんまちゃんをアピールすることは、ものすごい大事だと思うんですよね。それぞれの放送局はローカルの独立系ではあるんですけれども、すべて地上波ですから、これは非常にインパクトがあるというふうに思っています。
加えて、スポンサーも探しながら、どのくらいの局で配信できるかということもいろいろ考えた上で、関西もですね、この2局を加えたので、これからぐんまちゃんをアピールするようなキャンペーンを展開していくのですが、これは群馬県内はもちろん力を入れていくのですが、他の県でも、いろいろなキャンペーンをやっていきますので、最初のスタートとしては、これだけ幅広い範囲で、特に関東全体をカバーできるような地上波で放映できるというのは、スタートとしては悪くないと思います。
これからの展開によっては、さらにネットワークを広げていくとか、あるいは、さらに違う展開にいくという可能性はあると思いますけれども、とりあえず今、この状況で、しっかりと(アニメの放送を)始めて、ぐんまちゃんの魅力を関東や関西で広げていくことが、とても大事なんだと思います。
(記者)
特に、関西の局で今回放送するという点について、その狙いですとか効果はどういうふうに考えてらっしゃいますでしょうか。
(知事)
それは関東も関西も、それぞれ経済圏があるわけで、人口も多いし、多分関東の次は関西だろうっていうことですよね。
全体の予算の関係もあるんですけれど、その中で、関東は最初からこの6局はカバーしようということだったんですけれども、それでも、少し余力もあるので、どうしようかということを戦略的に考えて、このサンテレビとKBSにしたということです。
(知事戦略部長)
少し補足させていただきます。
関東の6局と関西の2局を合わせて、世帯数で見ると、全国の約48%を占めていますので、やはり他の県にもという考えはありますけども、まずは、人口の多いところのテレビ局にお願いしてる中で、関東は全て、あと関西、サンテレビは兵庫になりますけれども、そこについては、当然大阪も範囲に入っていますので、かなりの世帯数をカバーしてるということでございます。
(知事)
人口や世帯数はわかりやすいですよね。
(記者)
ワクチン接種に関連してなんですが、今日高崎市が小中学生の接種希望者に、夏休み中に打てるようにというような形で、予約の方法などを発表されたんですけれど、群馬県のセンターだと、今18歳以上ということで、我々大人世代は、早く打ちたいと思えば予約をすればいいんですけれど、ちょうど小学生ぐらいから17歳ぐらいまで、早く打ちたいけども打つのが難しい世代がいると思うんですが、そのあたりの対応についてはいかがでしょうか。
(知事)
大久保局長、いかがでしょうか。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
県営センターについては、ご案内のとおり18歳以上と。これはモデルナを使用している関係でですね、どうしても18歳以上限定という形になっております。ファイザーにつきましては12歳以上ということで、まさに中学生等々ですね、入ってくるわけですけれども、ここら辺はファイザーを使用していただいてる市町村さんの方でですね、モデルナとファイザーをうまく使い分けていただいて、モデルナで対応できる部分については県央センターの方でですね、できるだけ有効活用していただくという形で考えております。
(記者)
高崎の場合だと、小中学生ということで、この高校生の部分、県立の高校生なども多いと思うんですが、そこがちょうど対象になっていなかったので、この辺りをフォローしたりとか、どう市町村を支援していくとか、その辺りの考え方を伺いたいんですが。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
高校生、年齢的に18歳のですね、微妙なところでございます。具体的にこれからまた高崎市さんといろいろな調整をさせていただくと思いますので、よく調整してですね、対象をどうするかというところは進めていきたいというふうに考えております。
(知事)
35市町村が基本的に実施主体なんでね、県としては各市町村としっかり連携して、接種の加速を図ってきたんですけれども、高崎もそうですし、太田もそうですし、接種券をかなり早めに配った渋川もそうですし、富岡も地域でまとめたりして、やはりそれぞれの事情を一番熟知している首長の皆さんの方から、いろいろ独自の方式とか、新しい展開があるというのは、これは非常に、知事としては心強く思ってますし、いいものは我々も学んだり、よく連携して、全体がいい方に行けばいいなというふうに思っています。
(記者)
非常に細かいところではあるのですが、ぐんまちゃんのアニメの件で、今日新しいキャラクターが2人ほど発表されていますが、2人というか動物ですけれど、「あおみ」と「みーみ」なんですが・・・
(知事)
「あおみ」じゃなくて「あおま」。
(記者)
「あおま」と「みーみ」は、ぐんまちゃんがポニーというのは存じているのですが、ポニーとリスか何かでしょうか。公式の発表があれば伺いたいのですが。
(知事)
これはどういうことになってるのか。ぐんまちゃんを一番知ってる宇佐美君いい?
今、メディア戦略アドバイザーを呼びます。
(メディア戦略アドバイザー)
今ご質問があった「あおま」と「みーみ」ですけれども、実はこのアニメの中に様々なキャラクターが出てくるんですけども、これですね、まだちょっと、何という「族」かというのは、実際のものを楽しみしておいていただきたいんですけども、ぐんまちゃんと同じグループというふうになりますので、同じ種族ということになります。
特徴は耳が大きかったりとか違うんですけれども、同じ仲間の中での個々の特徴というふうになります。
(記者)
まだ動物としての公式発表はまだないという、今の時点では。
(メディア戦略アドバイザー)
そうですね。
(知事)
ぐんまちゃんはもともと、ちょっとブログでも解説したんですけれど、もともと生まれたきっかけは、最初「ぐんまちゃん」じゃなくて「ゆうまちゃん」だったのね。これはもちろん、ポニーというか馬をモチーフにしたんですけれども、ぐんまちゃんは、何て言うか、生き物なんだよね、独立した。ぬいぐるみじゃないんですよ。生き物なんですよ。「あおま」も「みーみ」も生き物なんでね、何かの動物というわけじゃないから、そう思ってください。そうだよね?
(メディア戦略アドバイザー)
そうです。
(記者)
一応公式の見解をお伺いしたかったものですから、質問させていただきました。
(メディア戦略アドバイザー)
モチーフになったものは、もちろんあるんですけれども、とはいえ、何という動物ですということではありません。
(知事)
そうそう。生き物なんです。
他によろしいでしょうか。
それでは最後に、知事の方から県民の皆さまに、改めてお願いさせていただきたいと思います。
先週も今週も申し上げましたが、群馬県の感染状況はかなり落ち着いております。これは先ほど記者さんからの質問にもお答えしたとおり、県民の皆さんのご努力のおかげです。これは知事として、本当にありがたいと思っていますし、度重なるご不便、まん延防止措置もそうですし、時短要請もそうです、皆さんにおかけしてきたということには大変申し訳ないと思っていますが、おかげさまで、皆さんのご努力のおかげで、関東地域・首都圏では、ダントツに低い状況になっています。
それから、高齢者の方々への接種についてもですね、全国では10位ですけれども、これも首都圏・関東では、群馬県がトップを走っています。全体の接種率についても、関東圏では群馬県が一番ということでですね、感染をしっかり抑制するという点と、それからワクチン接種を進めるという点で、なかなか油断はできませんけれども、今のところ順調に進んでいるかなという感じがしております。
しかしながら、今日ちょっと強調させていただきましたが、ワクチン接種は「ゲームチェンジャー」ではありますが、皆さん、万能ではありません。ワクチン接種が全部済めばすべて問題が解決するかというと、そういうわけでもありません。
先ほども申し上げたとおりですね、接種が先行しているイスラエルとかイギリスで、ここに来て再び再拡大が起こっているということを、我々はよく頭に置いておかなければいけないというに思っています。
なぜ接種が進んでいるにもかかわらず再拡大をしてるのかというのは、先週の会見でもちらっと申し上げましたけども、いろんな分析があるんですけれども、やはり若い方々の接種率が低くて、その間ではやっているケースと、それから、1回目の接種で安心して、2回目を打たない方々が結構いるという、この2つの要因も挙げられていますので、今日も何度も申し上げましたが、県民の皆さまにはですね、できるだけ早く2回の接種を受けていただくと。1回目の接種でもそれなりの効果が出てくるんですけれども、しっかりとした免疫はですね、2回打たないと得られないということで、このことを知事として皆さんに改めてお願い申し上げておきたいと思います。
先般、群馬県の感染症危機管理チーム会議の中で、専門家の方々からいろいろご意見を伺いましたが、残念ながら東京がですね、状況がどうも深刻だという見方が多くて、場合によると、どんどんどんどん今デルタ株にたぶん置き換わってきているのだと思うんですけれども、8月とか、そこら辺から、また本格的な波に襲われる可能性もあると。こういう分析もあることを考えると、群馬県としては、できる限り早く接種を希望する県民の皆さんに、2回のワクチン接種を終わらせておくことがとても大事だと思っています。
アメリカのCDCの所長とか、ホワイトハウスのアドバイザーであるファウチ博士もですね、アメリカで相当感染が収まったということはあるんですけれども、一気にこの問題が解決したかのような状況になっていて、接種率がすごく落ちてきたりとかですね、本当にマスクフリーの雰囲気になってしまったことについて、警鐘を鳴らしていますが、こうやってやっぱり感染が続けば続くほどですね、皆さんよくご存知だと思うんですけれど、変異の可能性が高くなっいて、これ英語でミューテーションというんですけれども、感染が続いていけばいくほどですね、デルタプラスみたいな新しい強い感染力のある変異株が出てくる可能性もあるんだと思います。
そういうことを考えると、そういうことが起きたときにですね、もう1回言います。第5波が起きたときには、その時点で、希望する群馬県民の多くの方々にきちっとワクチン接種が終わって、免疫をしっかりと作っていただいてるということが、そういう状況になった場合も、県に対するダメージをですね、低く抑えることに繋がると思っています。
この話は専門家の方々にもしたんですけれども、全くそのとおりだというご意見が多かったので、ぜひ県民の皆さまには、もう1回言いますが、ワクチン接種をできるだけ早く受けていただきたいと思います。
接種券も相当市町村の方で配っていただいてますし、35市町村でそれぞれ知恵を絞ってご努力をされて、高齢者の接種を始めていただいたり、あるいは、一般の接種を始めていただいてるところもありますので、よく情報を集めていただいて、一番効率的な方法で、ぜひ接種を受けていただきたいと思いますし、県央センター、それから東毛センターの稼働率もかなり高いですので、ぜひ県営センターの方もですね、皆さんに最大限活用していただいで、2回のワクチン接種を受けていただきたいと思っています。
そのことを心からお願い申し上げ、今日初めて正式に発表させていただきましたが、アニメ「ぐんまちゃん」、10月から始まりますので、ぜひですね、県民の皆さんには特に見ていただきたいと思いますので、その点も楽しみにしていただきたいということを申し上げて、今日の会見を終わりたいと思います。
(以上で終了)
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。