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第36回定例記者会見要旨

更新日:2020年12月10日 印刷ページ表示
  • 日時 令和2年12月10日(木曜日)午後3時03分~3時33分
  • 会場 記者会見室
  • 出席者 県:知事、副知事ほか
    記者:記者クラブ所属記者等 18人
  • 記録作成 秘書課(報道係)

 令和2年12月10日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

 モニター資料(PDFファイル:895KB)

会見要旨

知事冒頭発言

発表項目

1.はじめに
2.新型コロナウイルスに関する直近の感染状況について
3.会食事における注意点
4.直滑降ストリームの告知について

1.はじめに

 それでは、定例の会見を始めたいと思います。
 本日、県議会の行財政特別委員会において、「県有施設のあり方見直し中間報告に関する決議案」が取りまとめられました。
 決議案の主な内容としては、年度内に公表を予定している県の最終報告について、慎重な検討や関係市町村、関係団体等との綿密な協議を要望したものであるというふうに伺っております。
 その一方で、県議会としても、行財政改革を進めることや、県有施設を時代に合わせて見直していくことの必要性という点では、県と同じ方向を向いていただいていると聞いております。
 建設的な議論を行っていただいたことに、まず感謝を申し上げたいと思います。
 この決議案は、来週の本会議で正式に議決されると聞いておりますが、県議会で議論を深めていただいた結果として、まずはしっかりその中身を受けとめたいというふうに考えています。
 その上で、今後、さらに方向性の検討や関係者等との協議を行い、県として最終報告を取りまとめてまいりたいと考えています。
 それでは、本日の中身に移りたいと思います。
 新型コロナウイルスに関しては、昨日49人の新規感染者が確認をされました。先週、2日水曜日の44人を超え、1日の感染者数としては過去最多ということになりました。
 特に感染者の多い、桐生、伊勢崎、太田、館林、みどり市の5つの市長さんには、昨日直ちに私から電話をし、状況を共有するとともに、市内でのさらなる注意喚起についてお願いをいたしました。
 また、本日の感染状況も見極めた上で、場合によっては、近日中に、さらなる強い措置を講じる可能性があることもお伝えをしております。
 本日の新規感染者の状況ですが、これまでの情報では、本日も昨日並みの新規感染者数になるというような報告も受けております。
 この後、16時30分から(新型コロナウイルス感染症)対策本部会議を開催したいと思います。警戒度移行の判断並びに今後の対応について、この会議で検討を行う予定にしています。
 具体的な対策として、感染が拡大している一部市町村において、業種を絞った営業時間短縮を要請することも視野に入れております。
 詳細は、本部会議の後、臨時記者会見を開いて発表させていただきたいと思っています。

2.新型コロナウイルスに関する直近の感染状況について

 それでは、定例の会見を始めたいと思います。
 定例会見では、新型コロナの直近の感染状況について、ご報告をさせていただきます。
 スライドをご覧ください。客観的な数値による感染状況を示したスライドです。
 赤線で囲んだ部分をご覧ください。各項目の最新の数値です。
 (1)の直近1週間の1日当たりの新規感染者数は28.4人です。先週の27.9人からほぼ横ばいということで、高止まりの状態が続いていると言っていいと思います。
 (2)の感染経路不明の感染者については、38.7%となりました。先週の40%とほぼ同程度ですが、新規感染者数自体が増えておりますので、これは当然注意が必要だと思っています。
 (3)の検査の陽性率については、9.6%ということになりました。先週の11.9%から減少していますが、引き続き高い数値で推移をしています。
 特に新規感染者数が、これまでにない非常に高い数値で、2週間推移していると、この点を大変危惧しております。また、感染経路不明の割合も減少しておりません。市中感染が広がっているというふうにとらえています。
 続いて、新規感染者の状況についてご説明したいと思います。
 新規感染者の状況に関するスライドです。直近1週間の新規感染者について、年代、推定感染経路をまとめたものです。
 年代については、先週に比べて60代以上の方が若干減り、その代わり20代、30代の方が増えています。特定の世代に限定することなく、幅広い世代で感染が広がっていることがわかります。
 また、感染経路についてですが、経路不明の割合に次いで、家庭内感染の割合が高い傾向にあります。夏に比べると、その割合は10ポイントほど高くなっています。
 増加の理由としては、寒くなって、家にいる時間が長くなること、空気が乾燥し、飛沫が飛びやすくなること、また、寒いとなかなか空気の入れ替えが難しいこと等が考えられると思います。
 可能な限り、家庭においても換気や加湿をしていただきたいと思いますが、何よりも、外からウイルスを持ち込まないということが、家庭内での感染を防ぐ一番の方法です。
 特に家庭に高齢者の方がおられる場合には、外出時の行動には、より一層ご注意いただきますように、県民の皆さまにお願いしたいと思います。
 なお、先月から、スナックやパブなど、接待を伴う飲食店でのクラスターが4件発生しています。
 また、経路不明の方の中でも、行動歴を見ると、多人数での会食、友人と外食をされた方が多数いらっしゃることがわかります。
 食事をしながら、マスクを外し長時間会話をする、こういった行為は、感染リスクを高めます。さらに、飲酒を伴う場合には、基本的な感染防止対策がおろそかになりがちです。
 こうした場面での感染リスクをいかに抑えていくか、これが今後の課題だというふうに考えています。
 次のスライドをご覧ください。
 客観的な数値のうち、医療提供体制について示したものです。
 こちらも赤線で囲んだ部分をご覧ください。
 上の2段にありますとおり、現在、人工呼吸器を使用している方が9名、ECMOを使用してる方が1名いらっしゃいます。
 人工呼吸器を使用している方が先週の2名から9名に急増した、このことに大変強い危機感を抱いています。急増の原因は、高齢者の方々など、重症リスクの高い人への感染事例が増えていることにあると考えています。
 重症者が増加すると、医療提供体制に大きな負荷をかけることになります。高齢者の方々には、自分の命、さらには、群馬の医療を守るため、今まで以上に感染防止対策の徹底をしていただくようにお願いを申し上げたいと思います。
 なお、今週になって新型コロナウイルス感染症によって、新たに2名の方がお亡くなりになりました。
 ここに謹んで哀悼の意を表するとともに、ご遺族の方々には心よりお悔やみを申し上げます。また、現在入院されている皆さまの1日も早いご回復をお祈り申し上げたいと思います。
 また、スライド中段の「病床の稼働率」についてですが、先週の40.6%から増加し、43.6%ということになっています。病床の運用はステージ3に入っており、県内すべての病床を運用しており、医療提供体制に大きな負荷がかかっている状態が続いています。
 宿泊療養者数についても92人ということで、先週から増加をしているということです。
 なお、宿泊療養施設について、ホテル事業者のご協力、地元の皆さまのご理解のもと、来週15日の火曜日から2棟目の稼動を開始することが決定いたしました。
 場所は伊勢崎市、ホテルの名前は「東横イン伊勢崎駅前」です。この施設の稼働によって、新たに246室を確保し、現在の150人と合わせると、最大で396人を受けられる体制が整いました。
 これによって、医療機関への負担を減らすことができると思っています。
 以上が、客観的な数値の最新状況ということになります。
 加えて、「市町村警戒度」の基準となる保健所ごとの数値についても、あわせてご報告をします。
 保健所別の感染状況のスライドを、ここに示させていただいています。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数がこれです。
 桐生、伊勢崎、太田、館林(正しく、12月3日~12月9日の間では1.5人)、吾妻保健所管内で、「市町村警戒度」の引き上げの基準である2人を超えています。
 吾妻保健所管内が4.7人と飛び抜けてみえますが、管内の人口が少ないということ、陽性者もほとんどが濃厚接触者であることから、現状では、この地域に市中感染が起きているとは考えていません。
 それ以外の特に感染者の多い、桐生、伊勢崎、太田、館林、みどりについては、冒頭に述べたとおり、本日の感染状況も踏まえた上で対応を見極めたいと考えています。

3.会食事における注意点

 次のスライドをご覧ください。
 会食時における注意に関するスライドです。会食時には、ぜひ、こういうことに注意していただきたいということをまとめたスライドです。
 これから、忘年会、クリスマスもあるんでしょうか、飲酒を伴う会食等の機会が増えるかと思っています。これまで、何度も申し上げてまいりましたが、会食の際には、特に細心の注意を払っていただく必要があります。
 大人数や長時間での会食は控える、対面を避けた配席にする、隣り合う場合にも、一定の間隔は必ず確保する、こういった対策の徹底を改めて知事の方からお願い申し上げたいと思います。
 さらに、先ほど申し上げましたが、お酒が入ると声が大きくなりがちです。マスクなしで大声で会話する、これは非常に感染リスクを高める行為です。
 会食時でも、会話するときはマスクをつける、大声での会話や発声を控える、こういった対応についても、改めて県民の皆さまのご協力をお願いしたいと思います。
 先ほど申し上げました、これからクリスマス、年末年始を迎えることになります。クリスマス、年末年始はどなたにとっても、特別な時間であると思いますが、そのころに感染が落ち着いてるかどうかは、まさに今の県民の皆さまの行動にかかっているというふうに思います。
 その意味で、今一度、改めて県民の皆さまの新型コロナ感染拡大防止に関するご協力を重ねてお願いを申し上げたいと思います。

4.直滑降ストリームの告知について

 最後に、来週の直滑降ストリームについて、お知らせいたします。
 今晩の直滑降ストリームは、残念ながら臨時記者会見もあるということで、中止にさせていただきました。
 来週は桐生市出身のジャズピアニスト山中千尋さんにオンラインでご出演をいただくことになります。
 ジャズの魅力や、地域における文化振興などに関して意見交換を行う予定です。また、番組の後半、「一太の知らない県庁職員の世界」では、今回もすばらしい特技を持った県庁職員が登場予定です。
 ぜひ、ご期待をいただきたいと思います。
 来週は少しイレギュラーで、木曜日ではなく、14日の月曜日の放送ということになります。時間は19時50分から1時間程度、群馬県動画・放送スタジオのtsulunos、県庁32階のスタジオからライブ配信でお届けすることになります。
 ぜひ、1人でも多くの皆さんにご覧をいただきたいと思います。
 私からは以上です。何かご質問があればお受けしたいと思います。

質疑応答

(記者)
 今後の対応についてなんですけれども、今のご説明だと市中感染が広まっている東部の市町村を対象に、地域別の警戒度を上げるという理解でよろしいでしょうか。

(知事)
 地域別の警戒度を上げるということはいたしません。
 今の段階で言うと、県全体の警戒度を「3」に上げてます。この県全体の警戒度を「3」に上げた段階でも説明をしましたが、警戒度の「3」では、知事として、例えば営業時間の短縮の要請はできることになってますが、あえて先般は見送りました。
 今、群馬県は警戒度「3」を全体の警戒度ということにしてるわけですが、その中でも特に感染が広がっていると考えられる5つの市に絞って、営業時間の短縮のような措置をですね、検討させていただきたいと思ってます。
 最終的には、昨日のぶら下がり取材でも申し上げましたが、今日夕方の新規感染者数の結果も見極めながら、具体的なことを決めて、そのあとの臨時記者会見でご報告をしたいと思います。

(記者)
 そうすると、県全体でも、地域を限定しても警戒度を上げずに要請内容を変えていくということですか。

(知事)
 そうです。
 警戒度は現時点ではそのままというふうに考えています。

(記者)
 休業要請する場合ですね、期間であるとか、協力金については、どういうふうに考えていますか。

(知事)
 それも今日の感染症対策本部会議の中でよく相談して決めたいというふうに思いますが、周知期間は必要だと思いますし、それから、もう一つは、もちろん、当然期間を区切ってやるので、それがどのくらいが適当かということもですね、対策本部会議の中でよく話し合って決めたいと思います。

(記者)
 2週間前に警戒度を「2」から「3」に引き上げられたわけですけれども、この期間、感染者数はどちらかというと増加傾向だったと思いますが、「3」に引き上げた効果と、その後の変化ってのはどういうふうに分析してますか。

(知事)
 (警戒度を)「3」に引き上げたことによって、例えば県の警戒度が「3」に上がったっていうことを踏まえてですね、より踏み込んだ、例えば呼びかけを行った市町村も結構ありますから、(警戒度を)「3」にしたことについては、意味があったと思いますし、ある程度、県民の皆さんに緊張感を持ってもらえたということはあると思います。
 ただ、今、記者さんがおっしゃったように数字を見たら、これではなかなか抑えられなかったと。
 私としては、警戒度「3」にしてですね、さらに県民の皆さんに緊張感を持っていただいて、新たな生活様式をさらに徹底していただくと、こういうことで何とか乗り切りたかったんですけれども、今、記者さんがおっしゃったように数字がなかなか下がりませんから、これは今一段強い措置をとることが必要ではないかというふうに考えています。

(記者)
 重症者が増えているということですけれども、それは、どのぐらい医療現場にとっては負担なのかということを教えてください。

(知事)
 これは非常に心配してまして、(人工心肺を使用している方が)2人だったものが9人になってますし、ECMOも1台増えてますから、本当に注意深くウォッチしていかなければならないというふうに思います。
 先ほど申し上げたとおり、重症化すればですね、医療提供体制に負荷がかかりますから、これはですね注意深くウォッチしていかなければいけないというふうに思っています。
 どのぐらい大変かということについては、武藤(健康福祉部長)さんの方から一言。

(健康福祉部長)
 先ほど知事の冒頭の説明の中でもございましたけれども、感染されてる方(への対応)ですので、防護具着脱とかもありますし、本当に細かい作業も必要となっております。本当に何て言うんでしょうか、具体的に2倍とか3倍とかっていうような具体的な言い方ってなかなか難しいのですが、相当の負荷がかかってるってことは間違いない状況でございます。

(記者)
 病床の確保状況についてなんですけれども、335床っていうのは、現時点での最大ということだと思いますが、今後、医療機関からの協力を得て増やせる見込みっていうのはあるんでしょうか。

(健康福祉部長)
 なるべく多くのベッドを確保したいっていう気持ちはあるんですけれども、単純にベッドが増えれば、それがすべて稼働できるかというのもちょっと別の話になってきまして、医療スタッフの問題もございます。
 なるべく増やしていきたいという気持ちはあるんですけれど、今の段階で何床まで増やせるという具体的な明言ができるような状況ではございません。

(記者)
 医療機関での看護師さんの退職とかですね、そういうものも報道されているところですけれども、そういう医療従事者への支援とかですね、これまでもやられてきたと思うんですけれども、そういう部分での対策は、何か県で考えられているのでしょうか。

(健康福祉部長)
 その辺はですね、今、全国的に問題になっております。大きな問題だと思っております。
 いろいろ現場の方々のご意見等を聞きながらですね、医療提供体制がしっかりと維持できるようなことは考えていきたいと思ってます。

(記者)
 ちょっとコロナではないんですけれども、西日本中心に鳥インフルエンザの感染が拡大してまして、群馬県も上州地鶏なんかにも力を入れてますけれども、養鶏に対する何か対応というか、対策というのを考えてらっしゃるんでしょうか。

(知事)
 これは農政部長の方から。

(農政部長)
 今、お話がありましたように、西日本の方でですね、鳥インフルエンザが発生をしておりまして、これに対してはですね、国の方の指示で県内の全養鶏農場に対しまして、毎月の調査の報告を求めております。
 それと県独自の調査としてですね、毎週、どの程度、亡くなった鶏があるかというような調査もしておりまして、そういう点で、またしっかりと進めているというところであります。

(記者)
 今おっしゃった取り組みは、前から継続してやってるということですか。

(農政部長)
 新たに始めたということじゃなくってですね、これは継続してやっているものです。

(記者)
 現時点で、報告の中で異常が感じられるような報告というのは、どうでしょうか。

(農政部長)
 もちろん上がってきておりません。

(記者)
 コロナの関連で、Go Toキャンペーンについてなんですが、感染者がだいぶ増えてきております。Go Toトラベル、Go To Eatについて、知事の考えを教えていただけますでしょうか。

(知事)
 Go To事業についてのお話ですけども、何度も申し上げているとおり、Go Toトラベル事業の実施が、群馬県での観光地みたいなところで感染拡大と言いますか、クラスターみたいなものに結びついているという事例も証拠も今のところありませんので、これについては何度も言っているように、観光地の努力、あるいは旅館・ホテル関係者の方々の、まさしく徹底した対策が功を奏しているということだと思うんですけども、注意深く見ていきたいと思いますが、現時点で群馬県として、Go To Eat事業に対して何かの制限をかけるということは考えていません。

(記者)
 トラベルもいいと。両方いいと。

(知事)
 Go To Eatの方はですね、今ちょうど産業経済部の方で、記者会見でも申し上げたとおり、県内の飲食の傾向を調べております。
 細かいことは、産業経済部長から報告させますが、もうすでにそんなに大人数で行っていないという結果も出ています。
 せっかくですから、産業経済部長いいですか。そこを報告してください。

(産業経済部長)
 はい。産業経済部長です。県内の飲食店を訪問して、感染拡大防止を呼びかけておりますけれども、今日の正午現在で約4,000件のお店を回っております。
 その中で、いろいろお話は伺うんですけれども、それと併せて、飲食店組合さんにお願いしたアンケート調査、約1,000件からアンケート(の回答)がきておりますけれども、そういった状況を総合的に判断、勘案するとですね、今、店舗の利用状況を見ると、やっぱり少人数でのご利用が非常に多いということで、およそ9割の方が4人以下の利用というデータが出ております。
 また、お店の滞在時間も、ランチ、ディナーにかかわらず、総じて短くなってきているという傾向にございます。
 したがいまして、Go To Eatをご利用いただいてる店舗、それから利用者もたくさんいらっしゃいますけども、皆さんかなり気をつけていただきながら、少人数で短時間でご利用いただいてると。そういう状況にございます。以上です。

(記者)
 冒頭に知事がおっしゃっていた県有施設のあり方についてなんですが、今日の行財政改革特別委員会の慎重な検討を求めるという決議案について、そもそもこういう決議案が出されることについて、知事はどういうふうにお考えでしょうか。

(知事)
 これは健全なことだというふうに思います。何度も申し上げているとおり、地方自治においてはですね、二元民主制で、やっぱり県議会も民意で選ばれた議決機関ですから。そこで県のいろんな方針に対して、現場の声を聞きながら、いろいろ意見が出てくること自体は健全なことだというふうに思っています。
 今日の改革案の中身、まだ決議というか、実際に決議されたわけじゃないんですけども、少なくとも今の中身を聞いてみるとですね、県議会は県議会の立場でいろんな議論をされ、しかし、執行機関の県の立場もいろいろと配慮されながらですね、練り上げてくださったのかなというふうに思っています。
 ですから、先ほど申し上げたとおり、これはこれとして、しっかり中身を、まだ議決されていませんが、受け止めて、それを踏まえて県としてどういう方向性があるかということを最終判断していきたいと思います。

(記者)
 年度内の結論というふうにおっしゃっていると思うんですが、これは変わらないということで。

(知事)
 この決議案をしっかり踏まえて、方向性、全体をよく見ていきたいというふうに思います。

(記者)
 先ほど少しお話になっていましたが、年末年始ですね、3密などですね、非常に混み合う場面も想定されるわけですけれども、何か知事の方でですね、対策、注意喚起等で特別なことで検討されていることがありましたら、お聞きしたんですけど。

(知事)
 まず、今日の新規感染者がどのくらいになるのかということをしっかり見極めた上で、先ほど申し上げたとおり、場合によっては地域を絞って、営業時間の短縮の要請をかけたいと。
 その他にどういう対応があるのかというのも、よく夕方の対策本部会議で議論したいと思います。
 我々として、仮にここで営業時間の短縮みたいな要請をするということはですね、やっぱり記者さんがおっしゃったように、年末年始ということのタイミングも考えているわけであって、そういう全体の経済活動とかも考えた上で、もしですね、今日、そういう要請をするとすれば、そこをにらんでのことになると思うんですが、とりあえずまずですね、とにかく先ほど申し上げましたが、ここからクリスマスがあり、忘年会があり、新年会があるということで、特にお正月は日本人にとって、とっても大事な時期ではあるんですが、やはりですね、先ほど申し上げたとおり、感染しやすい状況をなるべく作らないようにしていただいて、大変申し訳ないんですが、県民の皆さまにはですね、大人数の会合を長くやるとか、あるいはマスクを外したところで大声で会話をするとか、お酒が入るとどうしても緩くなりますので、そこら辺はもう十分、年末年始、大変だと思うんですけども、気をつけていただくと。
 とにかく、できるだけ早くこれを押さえることによってですね、県内の経済活動も完全にまた再開できるということなので、それはもう粘り強く呼びかけていきたいというふうに思います。
 よろしいでしょうか。どのみち夕方に今日の人数が大体わかるので、それを踏まえて、もう1回・・・どうぞ。

(記者)
 先ほど冒頭にありました県有施設の見直しについて、特に注目が高いのは県民会館だと思うんですけど、そちらでも慎重な検討をということでしたけど、県民会館に対して、知事のご意見をいただきたいと思います。

(知事)
 先ほど申し上げたとおり、この決議案が正式に決議されたという段階で、しっかり中身をもう1回見て、それも踏まえながら、どういう方向にしていくかということを決めていきたいと思います。
 よろしいでしょうか。もう1回、臨時会見を開かせていただきますので。ちょっと時間はわかりませんが、16時半ぐらいに対策本部(会議)をやりますから、できれば6時ぐらいかな。まだちょっとわかりませんが、できるだけ早くと思っていますけども、なんとか18時半ぐらいまでには、やれればというふうに思います。
 もう1度、臨時会見でご報告させていただきたいと思います。そのときにまた質疑があればお受けしたいと思います。
 ということで、この定例会見はこれで終わりたいと思います。ありがとうございました。

(以上で終了)
文章中の()内については、秘書課において加筆したものです。