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令和2年10月29日記者会見動画(You Tube)<外部リンク>
モニター資料(PDFファイル:137KB)
それでは時間になりましたので、会見を始めさせていただきたいと思います。
今日も盛りだくさんでして、今日はですね、前半が山本龍前橋市長との共同会見。後半がですね、いつもの定例会見ということでやらせていただきたいと思います。
まず、スライドをご覧いただきたいというふうに思います。
これが、県と市連携プロジェクトチーム設置を示したスライドです。
本日、群馬県と前橋市は、「県都前橋の活性化と群馬県の発展を考えるプロジェクトチーム」を設置いたしました。
プロジェクトのテーマは、「資産の有効活用」を通じた県都前橋の活性化と群馬県の発展です。
次のスライドをご覧ください。プロジェクトチーム設置の背景についてのスライドです。
プロジェクトチームを設置する背景は、次の3点です。
1点目は、「県と市を取り巻く状況の大きな変化」があります。
人口減少や少子高齢化に加え、新型コロナの流行やデジタル化の進展など、地方を取り巻く状況は大きく変化をしております。
行政としても、時代の流れを読んだ対応が必要であり、公有資産の活用も、その例外ではないと考えております。
見直すべきところは見直し、お互いのパフォーマンスを最大化していくためにも、対等の立場で連携し、議論できる関係づくりが必要だというふうに考えました。
2点目は、「県有施設が前橋市内に多く所在していること」です。
県庁所在地である前橋市には、県が設置する「公の施設」のうち、約3分の1が集中しています。
こうした状況を踏まえ、お互いの役割分担を明確にし、施設等の有効活用を図ってまいります。
3点目は、「双方が所有する資産の有効かつ効率的な活用」です。
県と市では、お互いに多くの公共施設や公有地を前橋市内に抱えていることから、あらゆる選択肢を検討し、これからの資産の、より有効で効果的な活用を追求することが必要です。
次のスライドをご覧ください。
プロジェクトチームが「目指す未来」について、説明をしているスライドです。
今回のプロジェクトチームでは、それぞれが保有する資産を最大限、効率的に活用する方策等について検討し、住民サービスの向上を図ってまいります。
このことは、将来にわたる地域の活性化、ひいては、市民・県民の幸福度の向上につながるものと考えています。
特に前橋は、人工知能・AIや、ビッグデータなどを活用し、医療や教育、防災など、複数分野で先端的なサービスを大胆な規制改革によって世界に先駆けて実現する、いわゆる「スーパーシティ」の指定を目指し、国家戦略特区に申請することを表明しています。
県都前橋の発展なくして群馬県の発展はないと、知事としては考えています。「スーパーシティ構想」は、まさにこれからの群馬県のモデルとなるものだというふうに考えます。
県としても、この前橋市の取り組みを強力にサポートしていきたいと考えています。今回のプロジェクトチームの成果を「スーパーシティ構想」の後押しにもつなげたいと思っています。
なお、このプロジェクトチームで検討の対象とする施設や土地については、今後の協議の中で選定してまいります。
ただし、「県有施設のあり方見直し」で対象とした4つの施設については、当然、この検討に含まれてきます。
中間報告の県の考え方でありますが、前橋市の意見や提案をいただきながら、ゼロベースで議論を進めてまいりたいと思います。
私からは以上ですが、プロジェクトチームの設置に当たり、山本龍前橋市長からもコメントいただきたいと思います。
山本市長よろしくお願いします。
(前橋市長)
ありがとうございます。
何よりも今回、群馬県と県都前橋市の連携によって、それぞれの資産を有効活用していこうというプロジェクトチームができたこと、本当にありがたく思いますし、これから大きな前進を図っていく、その一歩だろうと、とてもうれしく考えております。
前橋市としても、今まで、前橋市の財産をいろんな有効活用していこうと、財政をどうにか立て直すために、この活用を図っていこうと取り組んでまいりましたけれども、今回、群馬県の所有する資産と本市の資産と枠が広がったことによって、様々な有効な手を打てるのではないか、知事からも「役割分担だ」という発言がありましたが、役割を分担し、それぞれが責任を持って同じビジョンの中で動いていくことによって、もちろん県民はもとより、我々、前橋市民にとりましても、大きなチャンスをいただいた、チャレンジのしがいがあることだと考えておるところでございます。
まさに知事のおっしゃられるようにゼロベースの中で、このプロジェクトを進めていく。これが、私たちが次の世代に示し得るモデルを作っていく。また、他の自治体の方々にも、このモデルを参考にしていただければいいなと考えておるところでございます。
県民・市民のサービスの向上、そして業務の効率化の推進のため、売買や交換、あるいは共同、様々な手法があろうと思います。それらを柔軟に組み合わせ、資産の活用を検討することによって、相互に行政のスリム化、そして、さらには地域の活性化に資するものであると、そのように信じております。
今後は、この協議をもとにして、様々なことに取り組んでまいりたいと思っております。
まさに、この一歩を踏み出していただいた、群馬県山本知事の決断に対して、大きく期待と感謝を申し上げて、前橋市としてのメッセージを送りたいと思います。
知事、ありがとうございます。
(知事)
山本市長、ありがとうございました。
このプロジェクトチームは、まずは検討の対象とする資産の選定から、速やかに着手してまいりたいと思っています。
プロジェクトチームの成果は、群馬県と前橋市の双方に着実に現れるように、いわゆるウィンウィンの効果が出るように、しっかり連携をし、作業を進めてまいりたいと存じます。
ここからは、皆さんのご質問をお受けしたいと思います。
(記者)
今ご発表いただいた件なんですけれども、今後の作業の見通しなんですけれども、だいたい時期的な見通しを教えていただけますか。
(知事)
時期的な見通しっていうか、総務部長、何かありますか。
一応、プロジェクトチームはですね、こちら(県)の方から、実務の最高責任者として友松(総務)部長に出ていただきますので、部長の方から、それではお答えください。
(総務部長)
前橋市さんとは財務部、それから政策部の方と、しっかり連携をして検討を進めていきたいと考えております。
スケジュールのところですけれども、今知事からお話がありましたように、今回、「公共施設のあり方見直し」の対象とする施設、前橋市さんのところに4施設ありますので、この4施設につきましては、この検討に含めさせていただきましてですね、(県有施設のあり方見直し)中間報告を出させていただいておりますけれども、最終報告を年度内に取りまとめる予定でありますので、最終報告に向けての検討をしっかり進めていきたいと考えております。
それ以外の施設、土地についても、対象とするということでありますけれども、それにつきまして、今後の協議によるわけでありますので、これからの協議によってくるということになると思います。
(記者)
前橋市さんの方なんですけれども、例えば、県民会館に対応するものとして、前橋市の文化会館であったり、県立図書館と市立図書館というところで、役割が重なる建物・施設があると思うんですけれども、そのあたり、もし具体的に県のこの施設と前橋市のこの施設で詳細を考えるとか、そういう計画がありましたら教えていただけますか。
(前橋市長)
知事や友松(総務)部長がおっしゃられるように、まずは課題感を持ち寄り、そしてベストなソリューションを導いていこうと。ただ、4施設につきましては、緊急性の高いものだろうと考えております。それらも含めて、県・市の力で、これを県民・市民にとって、「より良いものにしていく知恵を絞っていく」、「ゼロベースでそのスタートに立った」と、私どもは感じております。頑張ってまいりたいと思います。
(記者)
具体的な、何かこう、前橋市の施設名が上がっていたら教えていただけますか。
(前橋市長)
まずは、課題感を共有し、我々は市民の声を、そして、知事は県民の声を、その中でベストなものを私たちは目指していける、それだけの「知恵と絆と勇気」を持って、頑張っていきたいと思っております。
(総務部長)
ゼロベースということですので、これからということになろうかと思います。
(記者)
例えば、県民会館について考えていくときに、Gメッセであったり、高崎市の芸術劇場との兼ね合いというのもあると思います。
今後、前橋市以外の市町村と、何かこのような検討会を持たれるご予定はありますでしょうか。
(総務部長)
「県施設のあり方見直し」の10施設、前橋市以外にも6施設があるわけですけれども、この施設の所在する市町村ともですね、その辺はしっかり連携をして、検討を進めていきたいと考えております。
今回、前橋市さんとは4施設、非常に多くの施設があるということと、それ以外の施設、用地についても、検討の対象に含めていこうということでありますので、こういった形のプロジェクトチームを立ち上げさせていただいておりますけれども、残りの個々の施設につきましても、こういった形ではありませんけれども、しっかりよく協議をして進めてまいりたいというふうに考えております。
(記者)
今回、県有施設について、前橋市さんと考えていくということなんですが、今、県有施設としてあるものを、前橋市と話し合っていく中で、どういう選択肢が考えられるのか教えてください。
(知事)
それは、今、友松(総務)部長の方からも話してもらいましたが、ゼロベースで議論していきたいと思うんですね。現段階で、例えば具体的にこんな形があるというものは、ちょっとここで申し上げない方がいいと思うんですけれども、いろんな可能性をにらみながら、ゼロベースで議論を重ねていくということに尽きると思います。
(記者)
前橋市に施設自体を移管するっていうのも、一つのやり方なんでしょうか。
(知事)
もう1回言いますが、今具体的にこうということは申し上げませんけども、あらゆる可能性を考えていきたいと思います。
(記者)
知事にお伺いするんですが、今回の件をですね、「二重行政の解消」というキーワードでご説明できたらお願いいたしたいと思います。
(知事)
「二重行政の解消」というよりは、前々から申し上げてるとおり、群馬県にはいろんな市町村がありますけれども、それぞれ魅力と可能性のある市町村だと思うんですね。特に、やはり「県都前橋」という言葉をですね、このプロジェクトチームで入れさせていただいたのですが、そこにちょっと思いを込めましたが、やはり前橋市が、県都前橋が、今、山本龍市長が大変リーダーシップを発揮して頑張っておりますけれども、この前橋市がですね、やはり本当にその潜在力を開花させて、発展しない限り、群馬県全体の発展はないというふうに思ってます。
ですから、特に県有施設の問題についてはですね、前橋市に一番数があるわけですから、やっぱり、県と前橋市がいろいろと相談をする、議論をする、そういう中で、お互いの構想を持ち寄って、より良い形を考えていくということが、当然、これから、山本龍市長が考えている、「前橋市の新しい未来のまちづくり」にもつながると思いますし、ひいては県全体の利益にもつながると思います。
さっき、スーパーシティ構想の話をさせていただきましたけれども、群馬県からは前橋市がですね、県都前橋が勇気を持って手を挙げていただいたわけです。それは、山本龍市長のリーダーシップのもとに、今、様々な採択に向けて努力をされてるということで、あくまで、何度も言いますが、主役は前橋市だと思いますけれども、今まで県知事として、県は側面サポートすると言ってきたんですけれども、ここはですね、山本市長のリーダーシップをさらに強く後押しをさせていただきたいと、さらに、本格的に県としてですね、何とか前橋市がこのスーパーシティの認定を受けられるように、今まで以上にしっかりとサポートさせていただきたいと思います。
スーパーシティになるということは、山本市長の方からもあるかもしれませんけれども、前橋のプライドにもつながってくると思うんですよね。これは、いわゆるコンパクトシティみたいなものと違って、かなり多分野における規制改革をやるということで、相当、国の予算を活用するという可能性もあると思うし、やっぱり前橋市がスーパーシティになるというデモンストレーション効果もありますよね。他の自治体からも、必ず視察が来ますから、ぜひここは、もう1回言いますが、山本市長のリーダーシップで前橋市にしっかりと頑張っていただいて、このスーパーシティを目指していただきたいと。そこにも、このプロジェクトチームが貢献できるような形を考えていきたいと思います。
(記者)
今のお話ですと、このプロジェクトチームの中で、スーパーシティへの適用が認められるように、そのことについても話し合っていく、協議していくっていうことでよろしいでしょうか。
(知事)
基本的には、当面は、この県有施設をどうやって活用していくかということを議論することによって、県と前橋市の連携をどう図っていくかということなんですけれども、やはり、このプロジェクトチームの名前、「県都前橋の活性化と群馬県の発展を考えるプロジェクトチーム」ということなので、一つの切り口でありますけれども、やはり、前橋がこれからいろんな未来構想をやっていく、その中に、やっぱり活かせるような、いろんなアイディアとか提案みたいなものもですね、協力して出していければいいかなというふうに思ってます。
何かありますか。
(前橋市長)
「二重行政の解消」という言葉以上に、私達が知事と前橋市がこうやって、一つのプラットホームの上で考えるということ自体が、そういう意味では、「二重行政の解消」という面につながるんだろうと思います。
今まで県に頼みづらかったり、言いづらかったなっていうところが言えるっていうのは、これ市民にとっては、すごくいいことだろうと思います。
以上です。
(記者)
市長にお伺いしたいんですけれども、県有施設のあり方の方で少なくとも4施設については、県の(県有施設のあり方見直し)中間報告という形ですけれども、方針が示されておりまして、具体的には県民会館は県有施設としては廃止を検討し、県立図書館と敷島水泳場は再整備、フラワーパークについては民間に移管等を検討ということですけれども、ゼロベースっていうお話もありましたが、現時点で示されている県のこの方針について、市長のお考えをお聞かせください。
(前橋市長)
私どもとすると、それも含めて、群馬県と前橋市の間で様々な新たなアイディアによって、新しいチャレンジの可能性もあるのではないか、たぶん知事さんは、それも含めてゼロベースで、しかしながら、4施設に対しては、たぶん県としても進めなくてはいけない時間軸があるんだろうと思います。そこは、前橋市としても一緒になって考えながら進めてまいれればと思っております。
(記者)
現時点で、これについて賛否を示されるお考えというのはないですかね。
(前橋市長)
それを含めて、こういう協議の場所を与えていただいたということが、前橋市にとってはいろんな可能性を県に提案できるものであろうと考えております。
(記者)
スーパーシティをサポートするっていうことだったんですけれども、具体的にはこのプロジェクトチームがあるのかなと思いますが、他に何か具体的にこういうサポートがあるというのはあるのですか。
(知事)
枠組みは、まだ、いろいろ議論中ですか。
(前橋市長)
私の方から。スーパーシティ協議会を発会をいたしまして、山本知事が顧問に、そして岩下県土整備部長が理事(正しくは、運営委員会の委員)に就任をいただき、宇留賀副知事さんもオブザーバーとしていろんなサポートいただけることになったことをお礼申し上げたいと思います。
(知事)
それについて、宇留賀(副知事)さん、補足があったらお願いします。
(宇留賀副知事)
スーパーシティの話ですけれど、先ほど知事から話があったとおり、まさに前橋市のリーダーシップでどんどん進んでいくといことです。
今日、ご紹介させていただいた県有施設含めて、前橋市の施設も含めて、どういう相乗効果があるかとか、いろんな議論をこれからしていきます。
施設の話っていうのは、まさにこのプロジェクトチームでもいろんな議論がされると思いますし、本丸は当然ながら、今市長からご紹介あった協議会の中で、どういう形ができるかというところで、我々の方も施設だけではなくて、いろんな形で県と市というところは関係が出てきますし、また相乗効果を生んでいきます。
特に、プロジェクトチームでいうと、教育というところも非常に重要な関心テーマになっていまして、前橋市の教育というのが魅力的なものになってくると、マイナンバーカードの活用というところも、またもう一つ柱となってくると思いますし、そういったいろんな形で相談、協力をさせていただきたいと思います。
(知事)
スーパーシティに関して言うとですね、これに向けて今いろんな準備をする、採択に向けていろんな努力をする、その中心的なリーダーはやはり山本龍市長ですよね、前橋のプロジェクトなので。
ただ、県としてもですね、今市長おっしゃったように、協議会みたいなものを作る中でいうと、県からは、岩下(県土整備)部長を出しました。宇留賀さんはオブザーバー的に、いろいろとサポートしてもらうということで、私も一応、顧問という形でですね、微力ながら後押しをさせていただきたいと思ってます。
先ほどの質問とも重なるんですけれども、例えば県有施設、この4つの県有施設っていうものは前橋市内にあるわけですよね。この県有施設の見直しっていうものは、皆さんご存知のとおり、県としては協議を重ねて中間報告を出したと。現時点での県の考え方を出したわけですよね。
これについては、もちろん県議会ともしっかり議論していくと。いろいろと県民の皆さんの声もお聞きし、いろいろな団体の方々の考え方もしっかりと頭に置きながら、知事として最終結論を年度内に出していこうと思ってるんですけれども、この県有施設の見直しっていうのは、さっき宇賀副知事の方からもあったように、スーパーシティにもつながっていくと。それは、やっぱり新しい前橋のまちづくりをどうするかっていう時には、この県有施設をどうやって活用するかっていうことはですね、やはり前橋市の未来につながっていくことなので、そこは個別にやり、しっかり県と前橋市で話し合うと。前橋市のいろんな考え方も取り入れるという枠組みもしっかり作ったほうがいいという判断です。
(記者)
今の話で、最終報告はまだですけれど、県有施設のあり方は、ある程度、方向性が決まっているんですけれど、このプロジェクトチームの結果次第では、そっちもひっくり返ったりとか、そういうことは・・・。
(知事)
まだ県有施設の方向性は決まってません。
県有施設のあり方の最終的な方向性は、年度内に決定するということです。しかしながら、その前に現時点でのいろいろと庁内で議論を重ねた県としての考え方は、しっかりとやっぱり議会に示させていただいて、そこで、県民の前でオープンに、議会という場所でしっかりと議論してもらって、それを踏まえて年度内に決めるっていうことです。
そのいろんな、その方向性を決定する要素の中に、当然、このプロジェクトチームにおける、前橋市との議論の結果もですね、いろいろと参考にする、踏まえるみたいな話になってくんだと思います。
(記者)
山本市長に伺いたいのですが、昨日市長会見が予定されてたと思うんですけれども、案件なしということで中止になったと思うのですが、今回、知事会見の方には出てこられて、ちなみに中止された理由を伺いたいのですが。
(前橋市長)
昨日、フクロウが移住してきたことしかなかったので、ごめんなさい。
(記者)
やることがなかったってことですかね。
今回、このプロジェクトチームについては、県との話なので、昨日についても特にはやることは・・・。
(前橋市長)
もちろんです。
やはり、群馬県との連携は大切ですので、伺わさせていただいて、喜んで参加しております。
(記者)
先ほども少しお話がありましたけれども、見直し対象の県有施設については、行財政改革特別委員会でも、今議論が進められています。12月議会に提言も取りまとめられるということですけれども、県議会の意見というのも、このプロジェクトチームの議論の中に反映されていくというふうに考えてよろしいでしょうか。
(知事)
県議会の議論が反映されるっていうよりも、もちろん県議会のいろんな方針、例えば今、記者さんがおっしゃった行財政特別委員会の提言が、新聞の報道によると、12月10日ぐらいまでにまとめるということなので、それはしっかりと参考にしていきたいと思いますし、その間もいろいろ県議会で議論もあると思いますから、それも、もちろんしっかり踏まえて、県として、最終的に私が決定するしかないと思うので、しっかり決定していくと。
ですから、県議会での今の議論は県議会での議論、そして前橋市とのこのプロジェクトチームの議論はその議論として、それによって最終の方向性を決定する中で反映させていくということになると思います。
(記者)
先ほど知事のご答弁の中に、オープンに議論していくというお話があったんですけれども、今回県有施設のあり方を見直す検討チームについては、そのメンバーであったり、具体的なお話し合いの中身というのが、まだ今のところ明かされてなくて、それで先日の中間報告という形になっているんですけれども、その辺り、今後オープンに、どういった立場の方が検討に入ってるのかとか、そういった概要だけでもオープンにしていかれるご予定はありますか。
(総務部長)
今日の行財政改革特別委員会でも、そこのところのご質問あったのでお答えしてるんですけれども、どんなやりとりがあったかということにつきましては、今後委員会の方にも資料として出させていただきます。ホームページの方にも公開をさせていただければというふうに思っております。
今回こういったやり方をさせていただいてるのは、前回10年前の見直しの時には、委員会に諮問をして答申をしていただくというやり方をしておったんですけれども、今回の検討は、あくまでも県が検討をしているものです。
ただその際に、参考意見として専門家の方々から、建築の分野ですとか、中小企業経営の知見をお持ちの方からですとか、参考として意見をいただいて、私達の方で判断をしているという形をとっておりますので、前回との比較ということではありません。
最終報告をまとめた際にはですね、お世話になった委員さんのお名前も公表をさせていただければというふうに考えております。
(知事)
オープンな議論というのは県議会の議論ですよね。県議会の議論以上にオープンなことはないと思います。県議会という場で、県民の前で議論するということはオープンな議論だと思います。
例えば、前もちょっと申し上げましたが、私たちは行政府として、県として、県の考えをまず示すということが大事なんだと思うんですよね。県としてはこういう方向性を考えていると。それをしっかり、県民の見ている前で、最も開かれた最も正式な県議会という場で議論してもらうと。それを踏まえてよりよい方向性を見い出していくということだと思います。
他によろしいでしょうか。よろしいでしょうか、山本市長。
(前橋市長)
はい。ありがとうございます。
(知事)
どうもありがとうございました。
(以上で終了)
文章中の()内については、秘書課において加筆したものです。