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臨時記者会見要旨（9月18日）
- 日時 令和2年9月18日（木曜日）午後8時10分～8時20分
- 会場 記者会見室
- 出席者 県：知事、副知事ほか
記者：記者クラブ所属記者等 16人 - 記録作成 秘書課（報道係）
令和2年9月18日臨時記者会見動画（You Tube）＜外部リンク＞
会見要旨
知事冒頭発言
それでは、臨時記者会見を始めさせていただきたいと思います。報道機関の皆さま方には、お忙しい時間にお集まりいただきましてありがとうございます。
明日から4連休が始まるということで、その前に県民の皆さまに知事としてメッセージを発信しておきたいと、こういうことですので、ご理解をよろしくお願いを申し上げたいと思います。
本日のPCR検査の結果、27人の陽性が確認されました。昨日の24人を超える人数になってしまいました。
これは過去2番目に多い数ということになります。5月14日の緊急事態宣言解除後では最多ということになりました。
昨日の記者会見においても、直近の1週間の状況をご報告をさせていただきましたが、明日から4連休を迎える方々も多いということで、先ほど申し上げたとおり、さらなる注意喚起を行うべきだと判断し、急遽、この会見を開かせていただきました。
それでは、27人の方の内訳について、現在判明していることを、ご報告したいと思います。スライドをご覧ください。
9月18日公表の新規感染が確認された27名の方々の感染状況についてです。
先ほど申し上げたとおり、1日の公表件数としては、4月11日の35名に次いで2番目の多さ、5月14日の緊急事態宣言解除後では最多ということになります。
年代は10歳未満から40歳代ということで、比較的若い世代となっています。地域としては、東毛地域が多く見られます。濃厚接触者、感染経路がわかっている割合は6割程度になる見込みです。
また、最近の傾向として、外国籍と見られる方の割合が約7割程度と、昨日の会見でお伝えをいたしましたが、本日はその傾向がより強く見られます。
個々の詳細については、現在、各保健所が鋭意調査中ということですので、まとまり次第、ご報告させていただきたいと思います。
昨日の記者会見でも申し上げましたが、感染された方々も被害者です。感染された方、特に、外国籍の方の割合が高くなっているということがありますが、くれぐれも誹謗中傷や差別のようなことは、厳に控えていただくようにお願いを申し上げたいと思います。
こうした状況も踏まえ、県民の皆さまには、連休を控えて、お彼岸でのお集まりなどの機会があると思いますので、以下の点に十分ご注意をいただくようにお願い申し上げます。
県民の皆さまへのお願いに関するスライドです。
これまでも、繰り返し申し上げてまいりましたが、新しい生活様式の実践をさらにお願い申し上げたいと思います。
具体的には、「手指消毒、マスク、換気などの感染防止策の徹底」、「3密をともなう場所を避ける」、「リスクが高い状況を控える」などの対策のほか、家族以外との接触をできるだけ避けていただくようにお願い申し上げたいと思います。
旅行やお墓参りなどで外出を予定している方がいらっしゃると思いますが、体調の悪い方は、無理をしないようにお願い申し上げたいと思います。また、飲食店などにおいて、大声で話をしたり、カラオケ、イベント、スポーツ観戦などで大声を出したりすることは控えていただきたいと思います。さらに、家庭内でのホームパーティー、大人数での会食、飲み会などは避けていただきたいと思います。
なお、会食などで飲食店などを利用する場合には、座席の間隔の確保や換気などの3密予防といった感染防止に積極的に取り組んでいる店舗を利用していただくようにお願い申し上げます。
次のスライドをご覧ください。（モニターを指して）これは「COCOA」接触確認アプリと県LINEの「新型コロナ対策パーソナルサポート」ということで、こうしたツールの活用を改めてお願いを申し上げたいと思います。
今後の本格的な再流行に備えるためにも、もう一度申し上げます。厚生労働省の接触確認アプリ「COCOA」のダウンロードをお願いをしたいと思います。1人でも、多くの方が登録していただくことで、感染拡大防止に、より大きな効力を発揮することができます。ぜひ、職場単位での登録を推進していただくとともに、ご家庭においても、ご家族の方の登録について、ご確認をいただくように、お願い申し上げたいと思います。
加えて、ここにもありますが、県の公式LINE「新型コロナ対策パーソナルサポート」の友だち登録に対しましても、ぜひご協力をお願い申し上げたいと思います。
昨日の会見でも申し上げましたが、群馬県独自のガイドラインで定めさせていただいた警戒度移行のさまざまな基準があります。客観的な数値等を見てもですね、まだ警戒度を引き上げるところまでは至っておりませんが、この数字は、今日も最新の数字をチェックしましたが、だんだん上昇をしているということも事実です。今後の展開をよく見ながら、必要があれば、また新たな判断をすることもあると思いますが、現時点でこの連休前に警戒度を引き上げるということはいたしません。
その上で、最後に知事として、県民の皆さまに改めてお伝えをしたいと思います。
私たちが戦う相手は、新型コロナというウイルスであって、人間ではありません。何度も申し上げておりますが、感染者の方々は、被害者です。新型コロナは、誰もが感染し得る病気だということを改めてご理解いただきたいと思います。
患者、家族など、新型コロナウイルスと闘う方々に対する差別的な扱い、誹謗中傷、こういうことは、ぜひとも慎んでいただきたいと思います。厳に控えていただきますように、重ねて知事の方からお願いを申し上げたいと思います。
私からは以上です。何かご質問があればお受けしたいと思います。
質疑応答
（記者）
今、警戒度についてお話がありました。連休前に警戒度を引き上げることはないということですけれども、次の見直しは、いつされるご予定でしょうか。
（知事）
これは一応、2週間に1度ということになってますが、今日、宣言解除後、最多の数字が出ましたので、この後の展開をよく見極めていきたいと思います。クラスターも発生してますので、かなり数字が増える可能性もあります。ただ、今の段階で言うと、外国籍の方の割合がさらに高くなっているということなので、そこら辺もよく冷静に見極めながら判断をしていきたいと思います。
（記者）
連休中に見直すということもあり得るんでしょうか。
（知事）
今、この段階では見直すということはいたしませんけども、これからの状況によっては、そういう可能性はゼロではないと思っています。ただ、よく、これからの状況を見極めていきたいと思います。
（記者）
昨日の会見でもお話があったかと思いますけれども、こういうふうに感染が拡大している状況の中で、東京を含めたGo Toキャンペーンが始まりますけれども、そのあたりを改めてどのように受けとめてらっしゃるかお願いできますか。
（知事）
その点については、昨日の記者会見でも申し上げたとおり、Go Toトラベル自体は、これは地域経済の活性化という点では歓迎すべきことだと思いますが、群馬県が今こういう状況ですから、特に群馬に来ていただく方々には、十二分な注意をしていただきたいと思いますし、体調の悪い方は旅行を控えていただきたいと思います。
今、県内でも観光地で感染者が判明したというケースがありましたが、各観光地も大変努力をしていただいてますけども、重ねて感染予防対策の徹底をお願いをしたいなと思ってます。
（記者）
先ほどの呼びかけの中で、ホームパーティーだったり大人数での会食を避けて欲しいという話がありましたけれども、大人数というのはどれくらいを想定していらっしゃいます。
（知事）
何人までということは今、基準として設けてませんけども、常識の範囲で、やはり密が起こって、感染しやすい状況になるというような会合はやはり避けていただきたいなと思います。
知事メッセージ
他にご質問ありますか。よろしいでしょうか。
県民の皆さんにもう一度申し上げたいと思います。
今日、宣言解除後、最多の新規感染者が確認をされました。県民の皆さんも大変心配をされてることと思います。先ほど申し上げたような傾向があります。よく感染の経緯を改めて調査して、必要な対応をとってまいりたいと思います。
何度も申し上げますが、今大変苦しい状況でありますけれども、とにかくこの感染の拡大をしっかりと抑えていくためには、県民の皆さんのご協力が必要です。これから4連休になりますけれども、くれぐれも感染が起こりやすい状況、密を避けていただく、大人数の会合を避けていただく、飲み会のようなことは避けていただくように、重ねて、知事の方からお願いを申し上げたいと思います。
報道機関の皆さまには遅い時間にお集まりいただきまして、ありがとうございました。
それでは、これで臨時会見を終わりたいと思います。
（以上で終了）
文章中の（）内については、秘書課において加筆したものです。
