本文
令和2年2月4日記者会見動画(You Tube)<外部リンク>
それでは会見を始めたいと思います。急きょ、集まっていただいて申し訳なかったんですけれども、やはり細かく、大事なことなんでお伝えした方がいいと思って会見を開かせていただきます。
新型コロナウイルス関連肺炎に関する対応について、ご説明をしたいと思います。新型コロナウイルス感染症対策に係る緊急予算を組みたいたいと思っております。300万円ですけれども、これは令和元年の予備費で緊急に対応させていただこうと思います。4つの緊急対策を講じたいというふうに思っております。
1つ目が、「帰国者・接触者外来の設置及び個人防護具の配布」です。(モニターの資料を指して)これですね、先般の記者会見(昨日の緊急会議後の囲み取材)でも申し上げたとおり、国の方の要請でですね、「二次保健医療圏」に1カ所以上、「帰国者・接触者外来」を早急に設置してほしいというものを受け取っておりまして、ここで使用する使い捨ての個人防護具、マスク、ガウン、手袋などを配布、提供したいというふうに思います。(モニターの資料を指して)これだけ(2,406千円)の予算を組みました。
2つ目がですね、コールセンターの設置です。これはすでに県内の各保健所とか県の保健予防課では、県民からの相談等に対応しているんですけれども、さらに相談体制を充実させるために、県の保健予防課に専用のコールセンターを設置したいと思います。これは主に人件費です。
3つ目が、医療体制緊急対策会議の開催です。先般の定例記者会見でも申し上げたとおり、県内の医療機関等との緊密な連携を図るために、明日(2月5日)19時から(医療体制)緊急対策会議を開催することになりました。その開催費用ですね。医療機関等の関係者、行政関係者等で患者の受入体制等を協議するということで、明日の19時にセットさせていただきました。
4つ目が、有識者会議の設置です。前回の会見でも申し上げましたが、最新の情報をしっかりとフォローしてですね、本県の感染症対策を万全のものにするために、国、あるいは県内の感染症対策の専門家を招集してですね、感染症対策に特化した常設の危機管理チームとして、この有識者会議、これも全国に先駆けて、つくらせていただきたいというふうに思います。
続けてですね、産業面での対応についてですが、今後、感染が拡大するに伴ってですね、県内企業の事業活動にも影響が生じる可能性もあります。このまま中国の情勢が長引くということになれば、これはいろいろと経済活動に影響も出てくると思うので、そのためにですね、まず、資金繰り等の融資相談の窓口を県庁産業(経済)部の商政課に設置をいたしました。そして、同時に経営全般に関する相談窓口は県産業支援機構に設置をしました。両方とも今日、立ち上げさせていただきました。引き続き状況を注視するとともに、県民生活への影響を最小限にするため、県として今できる対応をとってまいりたいというふうに思っております。
皆さんにもこの(感染症対策)予算の中身について、ちょっと(資料を)お配りをしていると思いますけれども、私からは以上です。何かご質問があればお受けしたいと思います。
(記者)
幹事社から質問させていただきます。改めてですが、県民に向けて、蔓延防止に向けての知事からのメッセージをお願いしたいと思います。
(知事)
いつも申し上げているとおり、この記者会見の実況を見ている方々も増えているので、ぜひですね、体調が悪くなった方がおられたら、医療機関で診察を受けていただきたいと思いますし、例えば、37度5分以上の熱があって、特に中国から帰国された、湖北省から帰国されたような方がおられたらですね、ぜひ保健所にご連絡をいただき、また保健所からのいろんな連絡があると思いますので、そういう場合はですね、一刻も早く診察を受けていただきたいというふうに思います。
(記者)
新年度以降も予算措置というのは、現時点でお考えでいらっしゃいますか。
(知事)
その状況によりますよね。ただ、有識者会議を立ち上げますから、この活動について、必要な予算はしっかりと確保していかなきゃいけないというふうに思います。
とりあえず、今、緊急にやらなきゃいけないことは、とにかくまず明日も(医療体制)緊急(対策)会議を開くし、外来(帰国者・接触者外来)もかなり早く立てようと思いますから、そのために必要なことをやるということで、予備費でやらせていただきたいというふうに思っています。
(記者)
緊急対策会議と有識者会議は、日程がもうほぼ決まっているということですけれども・・・
(知事)
有識者会議は、まだはっきり決まっていないけれど、できるだけ早く。まず感染症の専門家とか人選をして、お願いをしなきゃいけないので。緊急会議の方は明日やります。
(記者)
(帰国者・接触者)外来の設置とコールセンターの設置については、いつ頃がめどになりますか。
(知事)
これは2月上旬までというふうに厚労省の方から言われてるので。
今のところどんな感じのめどでしょうかね。
(健康福祉部長)
(2月)上旬から中旬にかけてですね、今、一生懸命やらせていただいております。
(知事)
国からの要請が上旬ぐらい。
(健康福祉部長)
上旬を目途にということで。
(知事)
上旬をめどに、そのぐらいまでになんとか設置したいと思います。
(記者)
知事にちょっと細かい話で恐縮ですが、(配布資料)1の個人防護具について、配布するということですが、これ、予算が決まってるってことは、想定してる人数があるはずなんですけれど、それってだいたい何人分ぐらいだとか、何個だとか、そういうのはあるんですか。
(知事)
防護具ね。(健康福祉部長に対し)はい、どうぞ。
(健康福祉部長)
現時点ではですね、1カ所あたり80セットを想定しております。
10カ所において考えておりまして、1カ所あたり80セットを想定しております。
(知事)
そうすると、全部で800(セット)ってことね。
(健康福祉部長)
そうですね。800セットですね。
(記者)
2次保健(医療圏の)医療機関10カ所に対して(各)80セット配るって、そういうことですかね。
(知事)
そうですね。
(記者)
あと、明日の医療体制緊急(対策)会議、これ、関心高まっていると思うんですけれど、先ほど知事から19時、夜7時とおっしゃったんですけれど、場所とかはちょっとわかりますか。
(知事)
場所どこですか。
(健康福祉部長)
場所は県庁の中です。28階の会議室です。
(記者)
県庁でね。そうですか。
(知事)
(会議の開始時間が)ちょっと遅くなったんだけれど、一番みんなが集まれる時間にしなきゃいけないんで。
(記者)
なるほどね。
(知事)
医療関係者等々もお招きしなきゃいけないもんですから。
(記者)
そうですか。わかりました。
(記者)
先ほどのコールセンターの設置なんですけれども、これは体制とすると土日とか24時間体制とか、そういった部分はどうなんでしょうか。
(知事)
そこら辺はどうですか。
(健康福祉部長)
土日もですね、やるようにしたいと思っているんですが、さすがにまだ24時間体制というところまでは現時点では考えていないんですけれども、ただ、感染の状況によりまして、そこは柔軟に対応していきたいと思っております。
(知事)
すでに、ある程度、各担当機関でやっているけれど、それに加えてコールセンターをつくるっていうことですよね。
よろしいでしょうか。ありがとうございました。
(以上で終了)
文章中の()内については、広報課において加筆したものです。