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臨時記者会見(9月24日)

更新日:2019年9月24日 印刷ページ表示
  • 日時 令和元年9月24日(火曜日)午前9時00分~9時12分
  • 会場 記者会見室
  • 出席者 県:知事、副知事、総務部長ほか
    記者:記者クラブ所属記者等 17人
  • 記録作成 広報課(報道係)

令和元年9月24日の記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

会見要旨

知事発言

 それでは、豚コレラ対策について臨時の記者会見を始めさせていただきたいと思います。メディアの皆さんのところに、消毒ポイントの設置についてという1枚紙をお配りしておりますので、概要はそのとおりですけれども、改めてご説明をしたいと思います。
 本日の13時から車両等の移動による豚コレラウイルス侵入防止のために、緊急に消毒ポイントを設置いたします。関係者のご協力と県の予備費を活用したことによって、速やかに設置することができました。農政部に相当、不眠不休で頑張ってもらった、これも大きかったと思います。本日、設置するのは国道17号線上武道路尾島パーキング及び国道18号線群馬県トラック協会碓氷峠運転者共同休憩所の2カ所です。その他、JAたのふじ南部カントリーエレベーターにも明日の25日から設置をさせていただきたいと思います。消毒作業は業者に委託をして、消毒ポイントには、車両の引き込み、誘導及び消毒で1カ所当たり2人の人員を配置したいと考えています。対象車両は、農場に出入りする可能性がある家畜運搬車、飼料運搬車、死亡畜運搬車、それから獣医師、動物薬等を扱う薬事関係車等です。これらの関係者については、消毒ポイントの設置を周知するとともに、本県に入る際には、この消毒ポイントを通過するように依頼をしております。明日は午前5時から18時、土日もやる予定でございます。そういうことで、改めて説明させていただきたいと思います。
 今、言ったこの3カ所を考えておりますが、場合によってはもう1カ所も検討したいと思うんですけれど、ちょっと準備等々が整っていないので場所等は控えたいと思いますが、場合によってはもう1カ所増える可能性もあります。対象車両は、家畜運搬車、飼料運搬車、死亡畜運搬車、獣医師、動物薬等を扱う薬事関係車等です。先ほど申し上げましたが、消毒ポイントを三つですね。一つは安中市になりますが、国道18号線群馬県トラック協会碓氷峠運転者共同休憩所です。(モニター及び資料では)1カ所目は、国道17号線上武道路尾島パーキング、2カ所目は、この碓氷峠運転者共同休憩所、3カ所目が、JAたのふじ南部カントリーエレベーターということです。いろんなことを総合的に判断をして、この3カ所に設置させていただいたということです。
 ちなみに、一つ加えておいた方がいいと思いますけれども、消毒ポイントはこの3カ所でいいのかっていう議論もあると思うんですが、対象車両が多く通過する主要道路に近い場所に設置を考えてきたわけであって、いろんな総合的な判断でこういうふうになったんですけれども、先ほど申し上げたとおり、対象となる業者、農家に対しては、このことを事前に周知をして、対象車両が長野県、埼玉県から群馬県に入ってくる時には、必ずこの消毒ポイントを通るようにしてもらおうと思っていまして、その意味で言うと100%完全ということはありませんけれども、我々は十分効果があるというふうに判断をいたしました。
 何か質問があればお受けしたいと思います。定例記者会見は、明後日もやりますので、今日この後また初めての(議会)答弁の準備もありますので、今日の質疑質問は、できればこの問題に限らせていただければというふうに思っています。

質疑応答

豚コレラ対策について

(記者)
 今、総合的に判断をして、この3カ所ということだったんですが、もう1カ所検討されてるっていうことは、やっぱり、もしかしたらこれだけでは全部カバーが難しいかもしれないというご判断があるんでしょうか。
(知事)
 100%ということはなかなか難しいと思うんですけれども、今の段階でこの3カ所が最も効果的だということです。
 元々4カ所ということも考えたんですけれども、設置するためにはそれなりの準備とか交渉も必要なんで、ですから現段階ではどうなるか分かりません。ただ4カ所考えていたので、もう1カ所増える可能性もあるというふうに申し上げました。
(記者)
 以前にもご説明いただいたかと思うんですが、高速道路については、あまり関係車両の通行がないからということでしたか。
(知事)
 そうです。高速道路をなかなか止めるのは難しいんじゃないかっていう議論もあったんですけれども、実際に農政部の方で確認してもらったら、高速道路を通る車両はやはり少ないんです。ですから現段階で言うと、この3ポイントでしっかりやるっていうことで効果を上げられると私たちは考えています。
(記者)
 各団体、関係者に周知をされたということなんですけれども、今のところ協力はするというような返事がきているのかどうか、具体的にどういうところに周知されたのか教えてください。
(知事)
 それは、お渡しした紙に書いてあると思うんですけれども、JA、養豚農家、特に家畜の運搬車についてはJA、養豚農家にお願いをしていますし、また飼料運搬車については、系統だけじゃなくて商系もあるので、飼料業者への通知、そしてまた死亡畜の運搬車については、化成処理場から周知のお願いをしています。薬事関係者等は、獣医師会、農業共済、群馬県動物薬品器材協会等に周知を依頼しておりまして、今のところ協力をしていただけるという反応だと思います。
(記者)
 ワクチン接種の件について、今の検討状況、あるいはお考えがあればお聞かせください。
(知事)
 これは、まずきちんと国の判断を待ちたいと思います。先般、防疫指針の改定に踏み込むということをですね、江藤農水大臣がおっしゃったと。これは感謝をしたいと思いますが、まだ国の方針が明確になっていない点もあります。実施するとしたら、その(実施までの)期間を短くと言っても、まだいつ頃になるかということもはっきりしない。私が江藤大臣にお目にかかった時も強調した、万が一ワクチンを打つということになった後の流通の確保についてもですね、まだ十二分に明確な方針が出ていませんから、そこら辺を見極めながら最大限の対応をとっていくということに尽きると思います。
(記者)
 今日の設置の13時というのは、運用開始も13時ってことでいいっていう、そういうことでよろしいでしょうか。
(知事)
 そうです。13時運用開始ということです。
(記者)
 対象車両の何割ぐらいがカバーできるというイメージでいらっしゃいますか。
(知事)
 現段階では、ちょっとやってみないと分からないところもありますが、ただ、さっき申し上げたとおり、高速道路を通っている車両が少ないという中で、できるだけ(実施について)周知してくださいっていうこともお願いした上でやるので、相当の効果はあると思います。
 ただ、今の段階で何割ってことをちょっと明確には申し上げられないと思います。
(記者)
 県としては、とりあえずこの3カ所あれば、ほとんどがカバーできると。
(知事)
 ほとんどをカバーできるかどうか分からないですよ。100%ってことはありませんが、リスクを少しでも減らすことはできるだろうと。現時点では、できる最大限の対策かなと思っています。
(記者)
 今回の設置ポイントなんですけれども、どういったフェーズに戻るまでこの設置ポイントを置くというふうにお考えでしょうか。
(知事)
 これは、その状況を見ながら判断していくってことだと思うんですね。契約は一応12月までということにいたしました。これは一つは、この間ずっと状況を見ていかなければいけないっていうことと、それから12月の議会で今度きちっと予算対策をしなければいけないということもあって、一応12月ということにしてありますけれども、場合によっては、さらに延長していくということだと思います。
(記者)
 予算規模は、どのぐらいを見込んでいるんでしょうか。
(知事)
 現時点でちょっとはっきりは分かりませんが、この必要な対応はしっかりやるということです。今、予備費でやらせていただいていますので、これまた12月にさらに続けなきゃいけないってこともあれば、全体を見て考えてみたいと思います。
(記者)
 他県とか他の自治体との連携みたいなものっていうのは、いかがでしょうか。
(知事)
 それは先般の会見でもちょっと申し上げましたけれども、まだ正式には協議をしていませんけれども、特に北関東の養豚県とは、どんな協力ができるかっていうことは、しっかり検討したいというふうに思います。
(記者)
 12月までの契約ということであれば、それまでだいたい、いくらかかるのですか。
(知事)
 約6,600万円です。
(記者)
 また4カ所になったら変わるのでしょうか。
(知事)
 4カ所でです。もう1カ所はさっき申し上げたとおり、まだ設置できるかどうか分からない状況です。
 よろしいでしょうか。明後日もやりますので。ありがとうございました。

(以上で終了)
文章中の()内については、広報課において加筆したものです。