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令和元年9月10日の記者会見動画(You Tube)<外部リンク>
冒頭まず台風15号についてのご報告を申し上げたいと思います。関東地方を直撃いたしましたが、本県への大きな被害はありませんでした。今回も危機管理監とはタイムリーに連絡を取り合って、速やかに災害警戒本部を立ち上げさせていただきました。昨日、実は上京して、東京でいろいろ重要日程をこなす予定だったんですけれども、これは取りやめて、県のいろんな被害状況を確認するなど、万全の体制で対応したということです。一昨日の時点で、確か17市町村が自主的な自主避難所を設置しておりましたが、昨日の早い段階で全て閉鎖されているということで、人的な被害がなかったのは本当によかったなというふうに安堵しております。今回は、これまでのように個々の市町村長と連絡を取り合うことはありませんでした。ずっとニュースなどを見ながら、今度は大丈夫かなと思ってたんですけれども、災害時に県と市町村が正確な情報を共有するということは、非常に大事だというふうに考えております。今後も災害が発生した場合は、市町村だけではなくて、警察とか消防とか自衛隊など関係機関と連携をして、対策に万全を期してまいりたいというふうに思います。
そしてもう一つ、庁議でも健康福祉部長から報告があったんですが、千葉県で台風15号によって大規模停電が発生しておりまして、病院の避難が必要となるということで、国からの派遣要請を受けて、本県からも前橋赤十字病院と太田記念病院のDMAT(ディーマット)の2つのチームが昨夜のうちに現地に到着して、活動を開始しているということです。人数で言うと、多分8人から9人ぐらいだと思いますが、そういう状況であることもご報告を申し上げたいというふうに思います。
次に働き方改革について、一言申し上げたいというふうに思います。ワークライフバランスをしっかりととっていくということが、非常に大事だというふうに考えておりまして、知事としても、これは率先垂範をしていかなければいけないと考えております。そこで、基本的に1週間に2日は公務を休ませていただきたいというふうに考えています。その心は、2日間、これ曜日はいつということは、なかなかいろいろ仕事の性質上決められないんですけれども、1週間に2日は原則として休ませていただきたいと思ってまして、1日は、公務としてではなく、やはり県内、今まで行っていないいろんな所があるんで、そういう所にちょっと足を運んでみたいし、話題になっている観光地にも行ってみたいし、あるいは私、今、県内に70の後援会があるもんですから、皆さんからしっかり市政の声を聞けと言われておりますので、地域の皆さんといろいろ懇談をしながら、直接、県民、市町村の方々の意見も拾いたいと、こういうことに1日を使いたいと思ってます。
もう1日はですね、これはしっかり頭と身体を休ませていただくと。知事就任以来、結構、全力疾走も続いているってこともあるんですけど、やはり人間1週間に1日ぐらいは休まないと生産性が上がらないと思います。1日しっかり休息を取りながら、いろんな本を読んだり、あるいはいろんなコンテンツを研究したり、充電をさせていただきたいと。どんな活動の中にも、きっと県政に反映できるような、いろんなヒントが隠されてるんじゃないかというふうに思っております。
この二つを申し上げた上で、9月補正予算案についてお話をさせていただきたいと思います。本日までにまとめた9月補正予算案の中身について発表させていただきます。まず、基本的な考え方ですが、今回の補正予算では、財政状況が厳しいということを踏まえつつ、5月補正予算編成後の事情によって必要となった事業とか、あるいは県民の幸福度を向上させ県民の新たなプライドを作っていくために早急に取り組むべき事業とか、こうしたことを中心に予算措置を行うことといたしました。よく内閣が新しくなると、キャッチコピーが出てくるんで、「さぁ働こう内閣」とか、そんな感じで言うと、「何かが始まる予算」とか、「新たな胎動予算」みたいな言い方が一番いいのかなと、こんな感覚のおそらく補正予算だというふうに私は捉えてます。知事として初めての補正予算ということで、こんな感触です。
主な内容ですけれども、まず補正予算の規模ですけれども、一般会計の9月補正予算の規模は、44億5,742万円とします。補正予算の中身は、主な中身は、次の3点ということで、1点目、これは今回の補正予算の最大の目玉でもありますが、動画スタジオを整備したいというふうに考えています。これは県の情報発信力を強化し、県民の新たなプライドを作っていくための重要拠点と考えておりまして、整備費用として、1億1,684万円を計上したいと考えています。場所ですが、県庁32階展望ホールの南西側ということで、ガラス面を大きく取ることで、来庁者からはスタジオ内が見えると。動画制作の様子、あるいは放送内容が分かるとか、あるいは必要に応じて公開放送もできるような施設にしたいと考えています。同時に、市町村のPRにも最大限活用してもらえるような場所にしたいということで、年度内の完成を目指して整備を進めていきたいと思います。
2点目は、外国人との共生とか、あるいは健康寿命延伸などの分野について、これから群馬モデルの構築に向けて本格的に取り組んでいくということなので、このための「芽出し」としてですね、有識者会議の開催費用などを計上させていただきたいと思います。
3点目は、安心を支える社会基盤整備ということですが、幼い子どもが巻き込まれる痛ましい交通事故が相次いでいるということも踏まえまして、交差点の安全対策を強化したいと思います。さらには、児童虐待への対応を強化するほか、医師確保、災害への対応などについて、今後の取り組みを検討するに当たっての必要な調査などを行う予算を計上しています。
なお、第三回の定例県議会ですが、9月18日の水曜日に招集をさせていただきたいと思います。私からは、冒頭以上です。何かご質問があればお受けしたいと思います。
(記者)
まず今ご説明をいただいた9月補正予算案についてなんですが、目玉事業については今ご説明いただいたところだと思うんですけれども、今回の補正の規模について額についてどのようにお考えになっておられるか教えてください。
(知事)
先ほど申し上げたとおり、財政がかなり厳しい状況にあることを踏まえて、緊急な対応が本当に必要なものを中心に補正予算を編成させていただいたということです。今、規模の話がありましたが、結果として、45億円ということなんで、昨年度比だと7億円増えてますけども、当初予算編成後の事情によって必要となった事業とか、あるいは先ほど申し上げた県民の幸福度を向上させる、プライドを作っていく新しい、こういうことを実現していくために、来年度当初予算を待たずに早急に「芽出し」をしたい、こういう事業等々、真に必要なものに限定して予算編成を行った結果だというふうに考えています。
なお、先ほどちょっと申し上げなかったんですが、念のために付け加えておくと、予算措置を「芽出し」ということで行ったのは、会議の設置等々、新たな予算措置が必要な事業に絞りました。それ以外の事業も実はあって、例えば(知事選挙の)候補者だった時の政策集にも書いた覚えがありますけれども、AIを活用した豪雨予測など、こういうものについてもアドバイザーとか、あるいは自我作古チームをはじめとする新たなチームの知恵を結集してもらって、既決予算の範囲内でしっかりと検討を進めていきたいと思っています。
(記者)
今回、9月補正予算案の編成、初めての予算編成ということになったかと思うんですけれども、それを通じてですね、県の財政状況ですとか、あるいはその知事の持っている強い権限である予算編成権について、お感じになったことがあれば教えてください。
(知事)
財政はいつも申し上げているとおりなかなか厳しい状況なので、何度かこの間、記者会見でも申し上げたとおり、財政についてはしっかりとその状況をこれまで以上にきちっと透明に、オープンにして、もちろん中期目標もしっかり作らなければいけないと思いますし、その上でしっかりと県民に説明しながら、工夫をしながら、必要な事業をやはり展開していかなければいけないということを改めて痛感をいたしました。
知事の権限ということですけれども、この補正予算案、相当庁内でも議論を重ねて、さらには例えば最大会派である自民党県議団ともいろんな協議をしながら練り上げたということで、知事の権限が強いというよりはですね、やっぱりこれだけの予算を作っていく責任の重さ、これを改めて痛感いたしました。
でも嬉しかったことはですね、かなり突っ込んだ本音の議論が県庁内でもできたし、自民党県議団でいうと、新しい執行部の星名幹事長をはじめとする方々とも公式、非公式ないろんな率直な議論ができたということとですね、やはり県議の方々からいろいろと出されている提言等々は、みんなやっぱり意味があるんで、それぞれ本当に勉強して、地域のことも考えて、前向きな議論を展開していただいたということはとても良かったと思っています。
(記者)
先ほど「芽出し」ということもおっしゃってましたけれども、これら新たに始められる事業というのは、来年度の当初予算案で本格的に事業実施をされていかれるということでよろしいんでしょうか。
(知事)
そうですね。「芽出し」をして、とにかく例えば外国人との共生についてもどういうコンセプトを作っていくかとか、そういったものを契機にして、よく状況も見ながら、場合によっては本予算(来年度当初予算)で更にしっかりと後押しをしていくということになると思います。
(記者)
動画スタジオについてですが、総額で1億円を超える予算を見込んでいますけれども、そのスタジオにどれほどお金がかかるのかっていうのが素人感覚で分からないんですが、やや規模が大きいんじゃないかというふうに感じる方もいると思うんですけれども、どういったものを積算する中で、こういった額が出ているんでしょうか。
(知事)
まず、このスタジオの設置というのは、県内外に向けて群馬県を発信する、例えば県の農産物もそうだし、観光資源もそうだし、あらゆるものを発信するという拠点なので、まずしっかりとした設備が、最新の設備が、必要だと思っています。そもそも何度も言っているように、これだけネットを通じた発信が主流になっている中で、県庁として自ら動画を制作できる、あるいは配信できるスタジオがないっていうこと自体が、私はおかしいと思っていたので、そういう意味で言うと特にこの(県庁の)最上階、このスペースをもっともっと生かせるというふうに思っていましたから、ここに最新のスタジオを作って、ここから県内外にアピールするっていうことは非常に意味があると思っています。そのために必要な予算だと考えています。
確かランニングコスト等々のいろんな質問も(これまでの会見時に)あったと思うんですけれども、スタジオはお金かければ、上はきりがないと思うんですよね。例えばテレビ局、民放とか、スタジオを新しくするっていうことになったら、もっとたぶんお金がかかるかもしれませんが、要は、最新のスタジオであると、県民に開かれたスペースで、ここから本当に新しく何か始まるっていう印象を与えるようなものじゃなきゃいけないっていうことに加えてですね、やはり県の職員がある程度使える、つまりそのためにいちいち例えばプロを呼んできてじゃないと使えない機材だったらあまり意味がないんで、そういう意味で言うとそういうことも全て勘案してデザイン等々も考えた上で、リーズナブルな、リーズナブルって言い方がどうか分かりませんが、意味のある予算規模だと思っています。
(記者)
インバウンドの誘客促進に関係したところでお尋ねします。観光ホームページのリニューアルというのをお考えになっているということで、調査検討を実施するために300万円ですかね、予算も割り当てていますが、この観光ホームページをリニューアルするというのが現状、今、必要に迫られているものなのかどうかというのをお尋ねしたいです。
(知事)
これまでの取り組みについて批判するつもりはないんですけど、県庁のホームページをご覧になったことありますか。これ、インバウンドを本当に引き付けられるホームページかというと、かなり疑問があると思うんですよね。ここから本当に直していかないと。やはり今、外国人観光客の人たちが最初に情報を検索するのはネットなので、ここのホームページを本当に外国人にとって魅力的なものにするというのは急務だと思うんですね。申し訳ないですけど、何度も見たんですけど、今のホームページでは十分な効果が得られないと思います。
例えば、あまり細かいこと言いませんけれども、和歌山県がホームページを変えた。もう素晴らしいホームページ。つまり日本人が見て、いいと思うものと、外国人が魅力と感じるものは違う。そこはやっぱり十二分に考えた、例えば写真の選び方とか、あるいはその言葉とか、こういうものをきちっと整備してインバウンドを本当に伸ばしている県もあるんですね。だからこれは、私の強い意向で、できるだけ早く着手したいということで300万円を計上させていただきました。
(記者)
新たに中国向けの発信を強化されるのかなということなんですが、具体的には、これは例えば中国からの観光客をどれぐらい増やしたいとか数値目標はあるでしょうか。
(知事)
数値目標は今のところ立てませんけれども、ただインバウンドは、結果として数字が出てくるものなので、例えばホームページを充実させるとか、あるいは動画スタジオ、公開スタジオ等々も使いながら、いろんな形で世界に発信していくので、インバウンドをとにかく1人でも増やしたいなと、もちろんそういう気持ちでやっていきたいと思います。
(記者)
中国人のWeibo(ウェイボー)のインフルエンサーの方を招いてということなんですけれども、具体的に何人ぐらいとか、いつぐらいとかというのは決まっているんでしょうか。
(知事)
それは、まだ細かくは決まっていないと思いますけど、たぶん、このぐらいの時期に何人くらいというのはあるかもしれません。何でWeiboかというと、やはり群馬県のインバウンドを考えた時に、やっぱり中国が最も大きな市場っていうか、潜在力を引き出せる場所なんですね。中国は基本的にSNSといっても、Facebook(フェイスブック)とかTwitter(ツイッター)が見れないということになっているので、ウェイボーとか微信(ウェイシン)とか、こういうところで例えば発信するブロガーだったりとか、あるいはインフルエンサーみたいな人たちが大きな影響力を持っているんです。
確か、ウェイボーの加入者は日本の人口より多いんで、こういうところにタイムリーな情報を打ち込むっていう感覚で言うとですね、特に中国の影響力を持っているインフルエンサーを呼んで、群馬の魅力を例えばSNSで発信してもらうというのは、これは非常に意味があると思います。いろんな県がやっていますけれども、特に群馬県として、これはしっかりとやっておくべきだというふうに思っています。
(財政課長)
補足ですけれども、ウェイボーの影響力を持っている方10人を呼んでという想定で、時期は決まっていません。細かいことは担当課である観光物産課にお願いします。
(知事)
10人だそうです。
(記者)
動画スタジオの整備についてお伺いします。今回は、整備に1億円ちょっとということで計上されましたけれども、今後また運用にお金がかかってくるかと思います。新年度予算につけるかと思いますけれども、山本知事は、今どれくらいの年間の規模を想像してらっしゃいますか。
(知事)
それは、まず回してみないとよく分からないですが、(テレビ局の)記者さんは、だいたい運営のコストって出てくると思うんですけども、今回、スタジオを設計するに当たってのポイントは、使いやすいということなんです。いちいちそこでプロを呼んだりしてお金が発生することはなるべく避けて、県庁の職員でも使える仕様にしたいと思っているので、そういう意味で言うと、普通よりもランニングコストを減らすことができるんじゃないかなと思っています。今の時点でどのぐらいのランニングコストになるかっていうのはちょっと分かりません。ただ、必要以上にかからないようにいろいろ工夫したいと思います。
(記者)
動画スタジオを作ることで人が集まる場所にされたいという話もありましたけれども、動画スタジオ以外に県庁32階に何か設置されたりという構想はありますか。
(知事)
あそこのスペースって本当にもったいないと思うんですね。私は、やり方によっては相当多くの県民が見に来ると思っているんですが、おっしゃったとおり、公開スペース、公開放送をやるスペースはもちろんあるんですけれども、そこにどんな整備をしていくか等々っていうのは、必要があればいろいろ本予算(来年度予算)等々でも考えたいと思いますが、そこにももうちょっと民間の知恵を入れるとか、民間と連携するとかいろんなことを、知恵を絞りながら、あそこを非常に県民の方々にとって魅力的なスペースにするっていうことは、これからもちゃんと考えていきたいと思います。
(記者)
週休二日という話がありました。知事で週休二日を公言してらっしゃる方というのは全国的に他にもいらっしゃるんでしょうか。
(知事)
それはちょっと調べてみないと分からないですけれども、あまり聞いたことないですね。
それから、もう一つちょっと言い忘れたことを加えると、働き方改革で、まず知事が率先してワークライフバランスをちゃんとやりますよっていうことを発信すると同時に、やはりもう前から言っているように、県庁の生産性を上げる一番のポイントは職員なので。知事にとってもそうですし、県民にとっても最も貴重なリソースはやっぱり職員だと思うので、そういう意味で言うと、例えば18℃(実際は17℃)から28℃ぐらいに庁内(空調温度)設定していて、これは管財課の課長とも相談していて結構柔軟にはやっているんですが、ここはもっとより柔軟に、やはり生産性が上がる環境を作るっていうことは、少し今までよりも徹底していきたいなというふうに思っています。
確か、市長で週休二日制みたいな公言した人がいると思うんですけれど、ちょっと調べていないんで分からないですが、あんまり聞いたことないですね。どうですか、あちこちいつも情報を取ってる片貝(首席)補佐官としては。
(首席補佐官)
実際に週に3日とか4日とか、予定を入れていない知事さんとか聞いてはいますが、それをきちんと宣言してるっていう話は、実際に聞いてはいません。
(知事)
週休二日制というか、2日間は公務を入れないというのが正確だと思います。
(記者)
知事が先週の定例会見の時に豚コレラ(対策予算)の専決処分のお話をされて、群馬のブランドの向上というのには、そういうのが入ってきたら大変な問題だとおっしゃっていたと思うんですけれども、今回のスタジオで1億円以上お金かけておりますが、そういったところに、もっと大事な緊急な課題だからこそ、もっとお金をかけたらよかったんじゃないのかなと思ったりするんですけど、その辺の考え方というのはどういうお考えなんでしょうか。
(知事)
まず豚コレラ対策、正確に言うと豚コレラを食い止めるための対策としては、全国でも最も手厚いと言ってもいいと思うんですね。
この間ご説明したとおり、例えば予算規模だったら茨城県の方が大きいんですけど、小規模な養豚農家が多いと。数も向こうの方が多いけど。それで余分に柵の長さがかかったりとか、あと最初から市町村の8分の1の(補助金の)義務負担を求めるっていうこと抜きに、群馬県としてできる最大限のことをやらせていただきました。
私は、財政調整基金のことを何度か言及していますけれど、やはり、これを積み上げていかなければ、いざという時のために積み上げていかなければいけないんですけれども、こういう時のためにやっぱり基金はあると思ったので、これも県庁内のみんなでいろんな議論をして、県議団ともいろいろと要望も受けてやらせていただいて、この4億数千万というのはですね、今、県ができる最大の対応だと思います。加えてちょっと手前みそで言わせていただけると、関係市町村にも全て知事と副知事と部長と手分けして丁寧に説明しました。これは今までなかったことだと思うので、これについてはできる限りのことをやらせていただいたというふうに思っています。
スタジオの話はですね、もう知事になる前から公約というか公言していたことで、私が知事になった一つの大きな理由というのは知事という肩書きを活用して、群馬に少しでもいいことをやると。つたない発信力だけど、みんなが求めているのは発信力なので、群馬県をいかに外に発信するか。さっき言ったように観光資源も農産物も良いもの山ほどあるので、こういうものを発信するための拠点としては、やはりこのスタジオは絶対に必要だと思うし、これはきちっと県議会の了解も得ないと実現しないわけですけれども、実現したら、それに見合った効果は必ずあると確信をしています。
(記者)
前に質問した時に、年間、週にどれぐらい活用するんですかとか聞いた時に、まだ具体的な話は決まってないとおっしゃったと思うんですけれども、そういう事を聞きたいし、合わせて例えば今いろんな自治体が動画を発信してPRされていると思うんですが、群馬県がこれから動画を出すに当たって、その基準というか、合格ラインと言ったらあれですけども、1回当たりどれくらいの視聴を目指しているのかとか、そういう細かなところは今のところどうなんでしょうか。
(知事)
今のところ、そういう細かいことまで決めていません。ただ、市町村に使ってもらうというのは一つのキーワードだと思っているんですよね。今、言ったちっちゃな町村とかね、例えばこういう農産物を売りたいとか、こういう観光資源をもうちょっとPRしたいっていう時にね、本当に効果的にできてるかというと、それぞれ市町村の予算を使って広告会社を頼んだり、あるいはいろいろパンフレットを作ったり、ですよね。でも、もしかしたらこのスタジオを使うことで、もっと効果的なPRを後押しできるかもしれないので、それはこれから運営のルールというのは、これからきちっと決めていきたいと思いますけれども、それは、市町村長がこういうことをPRしたいっていうことがあれば、県民に向けて発信できるここ(県庁スタジオ)を本当に名所みたいにしようと思っているから、そこでやってもらうことによって効果が倍増するかもしれないし、ちっちゃなコンテンツですけど、知事もコンテンツとして協力をしながら、できるっていうことはあると思います。
番組の視聴率。これも当然上げるように最大限の努力をしたいし、そのためには面白い企画もやんなきゃいけないし、番組作るんで面白い企画でなきゃいけないし、意味がある企画も作らなければいけないし、それがインバウンドを実際に数として増やしていくことにつながるように最大限の努力をしたいと思います。
(記者)
これから例えば大臣とかも呼びたいだとかお話されたと思うのですが、知事自身が自身のアカウントで制作番組をされてるわけじゃないですか、直滑降ストリームでしたか、このすみ分けみたいなものをどういうふうに考えられますか。
(知事)
それもとてもいいポイントなんで、とりあえずその直滑降ストリームは前もいろいろと質問が出て、官房長官を呼ぶのは公務かと。公務ですよね。だって官房長官がわざわざ高崎まで来て、群馬県のいろんな話をするっていうことだから、公務。スタジオはまだないので、私が自分の、知事のおそらくいろんな動画を作るための(自前の)スタジオの改修を決めていたので、そこを使ったと。あとボランティアに参加してもらったということで、そこのすみ分けっていうのは、これからよく考えていかなければいけないと思っています。
おっしゃったとおり、これもトランプ大統領の有名な議論があって、オバマ前大統領とトランプ大統領、ツイッターの使い方全然違うじゃない。オバマ大統領の前までは、公式の大統領としてツイッターと個人のツイッターとして使い分けって大問題になったんだけど、トランプ大統領になったら、もうどうでもよくなったんですよ。例えば今、河野外務大臣、今度、防衛大臣になると(報道があり)、(実際に)なるのかは分からないけれど、ぜひ河野大臣には主要閣僚をやってほしいとあらゆる意味で思っているのですが、外務省のツイッターと個人のアカウントのツイッターを非常に上手く使い分けている。ああいうこともよく参考にしながらやっていきたいと思います。直滑降ストリームは、もちろんこれからも続けます。山下法務大臣が実は、今日来るわけだったんですが、さすがに内閣改造の前で来れなくなったので、9月、新たな大臣に声かけようと、改造の時にと思っていますが、それは自前のスタジオに来てもらおうというふうに思っています。大臣のままだったら、ちゃんと公務、これが例えば党の幹部を呼ぶとかということになったら、これは政務にして、迎えからうち(個人事務所)のスタッフにやらせようというふうに思っていますが、直滑降ストリームの発信量が、たぶん増していくと思うので、本当に毎月、いろんな大臣が来ることになると思うので、これはおっしゃったとおり、年度末までに作ろうと思っているスタジオとの関係は、今のところどう連携させるかというのは固めていませんけれども、そこはおっしゃったとおり、大事なポイントで、ちゃんとしたすみ分け、あるいは連携をするのならば、きちっとしたルールを考えたいと思います。
(記者)
今、河野さんの名前が出たんで、ちょっとお聞きしたいんですけども、河野大臣はエクセルの使い方ですとか、最近ですと、ツイッター上で恋の悩みとかにも答えたりして、結構話題を呼んでいると思うんですけれども、ああいう形で県民と直接つながるようなSNSの使い方というのは想定していらっしゃいますか。
(知事)
河野大臣は何度も申し上げているとおり親友なんです。何十年来の友人で後輩で、外務大臣としては、私が24年間(国会議員として)見ている中ではナンバーワンだと思うんですね、発信力から含めてですね。今回、これは私がどうのこうの言う話じゃないんですけれども、防衛大臣にもし横滑りするという報道が本当だとしたら、これは本当に嬉しいし、安倍総理がやっぱり外務大臣としての実績をそれだけ評価されているということだと思うんですが、やはり河野大臣のすばらしいところは、もちろん海外メディアのいろんな取材にも答えられる英語力っていうのもあるんだけど、ツイッターの使い方が、極めてうまいと思うんですよね。河野大臣自体の発信力が、恋の悩み相談にもツイッターで答えたりしてる、これによって、河野大臣の発信力が上がることによって、ある意味、外務大臣としていろんな政策を国民に伝えていく説得力みたいなものが、実は増しているので、おっしゃったとおりツイッターをもうちょっとうまく使えたらと。
河野太郎外相のツイッターも50万人ぐらい(のフォロワー)になって、私は20万人ぐらいで差がついちゃいましたが、でもこの20万人のアカウントを(さらに)増やしながら、県民とつながっていくっていうのは、何度も言ったように野望なので、これはぜひ続けたいと思いますし、誰か前々回かその前ぐらいに聞いていただいたと思うんですけれど、「アスク知事」みたいなことはツイッター上でやっていきたいと思います。ああいうふうにできるかどうか分からないですけれども、河野大臣の戦略は、十二分に参考にさせていただこうと思っています。
(記者)
スタジオについてなんですけども、市町村の首長さんにも使えるようにしたいということでしたが、企画なんかをする時に、県のメディアアドバイザーのアドバイスを得られるようにもするというようなことは考えられますか。
(知事)
それもすごくいいポイントだと思うんですけれど、今まだ詳細が固まっていないから、今の時点で細かいことは言えないんですけれど、一番望ましい形はある程度県にも、例えば広報のチームみたいのがあって、それが市町村に何かいろんなアドバイスができるコンサルティング機能みたいなものを果たせれば最もいいと思うんですね。ただこれ、どのぐらいの予算がかかって誰が必要なのかっていうのも全然詳細に詰まっていないので、今のところ、これ以上申し上げられないんですけれど、とてもいいポイントだと思うんですね。例えばネットメディア戦略アドバイザーも群馬県全体の発信力を高めるために来てもらっているので、特にネットメディアは詳しいから、場合によってはこういうことを例えばPRしたい、県の新しい動画スタジオを使いたいっていう市町村長がいればですね、そっちに飛んでもらって、いろんなアドバイスをしてもらうということは考えています。
(記者)
今回の予算編成、いろいろ狙いもあったと思うんですけれども、知事ご自身として自己評価といいますか、どのように感じていらっしゃるのかというところも教えていただけますか。
(知事)
そうですね、自己評価をするといろいろ波紋を呼ぶので、ちょっと何点かっていうのは避けたいと思うんですけれども、一言で言うと、私が知事になって、その日から何か大きく物事が変わるっていうわけじゃないと思うんですね。ただ、空気は変えられると思うんです。県民の間に「これから群馬県、前に出ていくぞ」とか、「群馬県は本格的に動いていくぞ」みたいな、やっぱり期待、これを実は作ることが、ものすごくこれからの群馬県にとっては大事だと思っているんで、そういう意味で、あそこ(モニター)に書いた何かが始まる予算であってほしいと。動画スタジオもそうだし、これから「芽出し」していく項目もそうなんですよね。やっぱり改めて新しい県政になって今までと違う動きが始まったなと、こういう印象を与えるっていうことが一番の目的だったので、何とか及第点かなと。それとこの間、県庁各局と相当本音のきちっとした議論ができたっていうのもすごく良かったなと思っています。
(記者)
インバウンド誘客、今までもちょっと質問で出てましたが、全体にかける意気込み等、その意気込みをどう予算に落とし込んだかというところをちょっと伺えればと思うんですが。
(知事)
インバウンド誘客の意気込み、いろいろここ(予算案発表資料)に書いてありますけれども、動画スタジオも特に最たるもので、やっぱり世界に発信するっていうことになったらネットしかないんで、これをいかに例えば県内のメディアとうまく(組み合わせるか)。それぞれメディアだって自主性、独立性があるわけだから、組んでくっていうのは考えたいと思いますけれど。とにかくネット発信については、ものすごくこれは重視していきたいと。その現れがこの今回の目玉である新しい配信のできるスタジオでもあるというふうに思っています。
それから、予算には入ってないんですけど、やはりこれからインバウンドを考える上で大事なのは、IT企業との連携だと思っています。草津町は例えば草津温泉、今ものすごく人がいっぱい来て、バブルの入れ込みを超えたって町長が言っていましたけれどGoogle(グーグル)と組んでるし。私がものすごく注目してるのは何度も出てきていますけど、トリップアドバイザー。水上の宝川温泉を世界の十大温泉として、ロイターに認知させたトリップアドバイザー。このトリップアドバイザーの代表とは来週ぐらいに会おうと思っているんで、やっぱりそのネット企業と連携して、いかにネット戦略を効果的にやっていくか。ネット戦略ってどの都道府県も言ってるんですが、本当に本格的にやってる所ってないので、それは群馬県が一番先端を行っているというふうにしたいと思っています。
それからインバウンド、もう一つ言うと上海事務所。この間、所長さんに会ったんですけれども、たぶんもっと活用できるんじゃないかと思っていまして、さっきも質問が出ていましたが対中国については、農産物輸入の解禁を知事として中央政府に働きかけるだけじゃなくて、いろんな形で中国からもっと群馬県に人が来てもらうようにするっていうことはですね、知恵を絞っていきたいと思います。
(記者)
それと今、IT企業の方との連携みたいな話も出たので、群馬サミットについてどういう方をお招きして、どんな会議にしていきたいかということをちょっと伺えればと思います。
(知事)
この群馬サミットはですね、もう率直に言いますが、最初からダボス(会議)みたいになるはずがないんですよね。そこにちゃんとプレステージが生じて、なおかつメリットがない限り、本物は来てくれない。だけど、最初のきっかけとして、やっぱり群馬県にいろんなジャンルの人を呼び込む。そういう流れを起こしていくことが大事なんであって、これが本当にダボス会議、ミニダボス的になっていくかどうかっていうのは、そんな簡単じゃないし。これからいろいろ試行錯誤を重ねていくってことだと思うんですね。ただ、群馬県にいろんなジャンルの人を呼び込んで、今までみたいになんかこう、個別にじゃなくてもっと大きくマッチメイキングをするとかね。そういう動きはどっかで起こしていかなきゃいけないということで、これがきっかけになればなというふうに思っています。いつ、どういう形で最初のサミットをやるか分かりませんが、できるだけ活躍している人に来てもらうように私も頑張りますし、宇留賀副知事には最先端の人脈あるので、宇留賀副知事等々の知恵も借りながら頑張っていきたいと思います。
(記者)
いろいろ緊急課題が多い中で、今回、1% for art(ワンパーセントフォーアート)というのを他とちょっと毛色が違うと言ったらあれなんですけれども、入れたこの意味合いというか、この時期にここにも取り組むっていう考えを一言聞かせてください。
(知事)
私はこれからのキーワードはアートとデザインだというふうに思っています。日本が実は一番注目されているのは、アートとデザインで、地域振興にも実はアートとデザインというものが、ものすごく重要だというふうにずっと前から思っているんです。
例えば今、県議になっている入内島県議が町長だった時に始めたビエンナーレ。最初に始めた時に、みんながもうめちゃくちゃ批判したんですけれども、私だけはすばらしいって、彼に電話して言ったんですが、今これだけ時間が経ってみたら、このビエンナーレは、明らかに中之条の地域おこしになっているし、中之条をそれこそ内外に発信しているものになっている。アートってそのぐらい大事だと思ってるんです。1% for artというのは、もうよくご存じだと思うんですけども、北欧がおそらく始まりだと思うんですが、アメリカとか、あるいは韓国も確か冬季オリンピックを契機に導入したんですけど、公共建築物の1%をモダンアートに使うということなんですが、これは一応「芽出し」はしましたが、もうちょっと進化させたいと思っているので、このまま今言う1% for artの形になるかどうか分からないですよね。
両副知事ともいろいろと、いつもブレーンストーミングをやっている中で、アートってものすごく有名な人が作ったものだけじゃなくて、地域でもものすごくすばらしいものを作る方々っているわけじゃないですか。だから、そういうクリエーターとかアーティストを育てるみたいなコンセプトもかませながら、この1% for artっていう精神をうまく生かした群馬ならではのモデルを作っていきたいと、これとっても大事だと思っています。
(記者)
週休二日制、冒頭にありましたけれども、知事は何日いらっしゃるかは決まってないかと思うんですが、就任以来どれくらい休日があったかというのと、あと1ヵ月半を過ぎて、週休二日を発表された思いというのもお聞かせ願います。
(知事)
知事就任以来、それはメディアの皆さんが厳しい問題も含めて、いろいろと取り上げていただいているせいか、それから群馬テレビやNHKのローカルニュースでも結構出ているせいか、みんなとても心配していて、突っ走りすぎじゃないかと、ちゃんと少し休んだ方がいいと言う声が出てきて、私やる気も体力も十二分なんで、別に休まなくても平気なんですけれど、ただ考えてみたら、1週間に1回は休まないと、私が出て行くとまず知事車が出なきゃいけない、運転手の人たちが働かなきゃいけない、係長の1人が必ずつかなきゃいけない。県有施設を何回か見に行ったんですけど、そのときに部長を同席させるかっていう話があったんで、やめてほしいと。県有施設は土日に行っても人がいるから、県有施設の人たちとだけやったんですけれども、まずですね、1日やっぱり休みを入れてかないと、県庁が休めないんですよね。それがまず、ここまでやってきた感覚で。だから、途中から1週間に1日は休むようにしています。それと休みって言っても、政務もあるんで、これは本当に休暇って言っていいかどうか分からない状態もあるんですが、就任以来1週間に1回ぐらいは、ちゃんと休みを取っていると言ってもいいと思います。ここにきて、なぜそう思ったのかというと、やっぱりワークライフバランスというのは、特に知事の行動って周りにも影響を与えるので、みんなにもちゃんと充電してもらう、生産性を上げてもらうためには自分の行動も十分気をつけなきゃいけないなと思って、途中から1週間にいっぺんは休もうと決めて、あと働き方改革の話、県でも実はこれだけじゃなくて、いろんなことやっているんだけど働き方改革を率先してやるために知事として、できるだけ生活の質も上げていく、ちゃんと充電もするっていうことを言った方がいいかなと思って、今日さりげなく触れました。
(記者)
話は変わってしまうんですが、動画スタジオのことですが、先ほど草津温泉なども挙げられましたけれども、例えば現場から発信するからこそ魅力的なコンテンツになったりもすると思うんですけど、それを県庁に集約化というか、拠点化する意義というのは、もう1度ご説明いただけますでしょうか。
(知事)
とてもいいポイントだけど、拠点化って発信する拠点だから。番組どう作るか分からないですけれども、テレビ局の人がいますけれど、レポーターだっているし、どこに発信基地を置くかっていうことの問題であって、メディアはあらゆるとこで繋がっているので、別に県庁にあるから現場を取材できないわけじゃないんで。要は、一番県民にオープンな、しかも新しいことが始まるっていう期待を抱かせ、なおかつ、県庁の最上階のスペースも生かし、一般の人たちがオープンに見える場所でこういう番組を作ったり配信する方が最も効果的だと思ったということです。
(記者)
32階というと、かなりちょっとエレベーターだと行きづらかったりすると思うんですけれども、目標設定が今ない中で今年度に作られる。作られてから目標設定をするのか、それとも目標設定がない中で先に作ってしまうというのは、ちょっと違和感があるかなと思うんですけれども、その点はどうなんでしょうか。今後、目標をこれぐらいにしようとか設定される予定はありますか。
(知事)
それはちょっと状況を見てだと思うんですけれども、なかなか高くて行くの大変だって話があったんですけれど、良いコンテンツを作れば、きっとみんな集まってくれるというふうに思います。私はさっき言ったように、必ず県庁でも人がすごく集まってくれる場所になるっていう確信があるんで、今のところ、まだスタジオの設計をして、これから作る段階だから、その全体の仕様もよく見て、それからどういう使い方をするかっていうことを考えた上で、どのぐらいの人を集めようっていう目標を立てるかどうかっていう議論になってくるんだと思うので、今のところ、これから今、設計して、こういうスタジオを作りますって予算をかける前に、これだけこういう人たちを呼びますっていう話はしない、する必要ないと思います。ただ、おっしゃったとおり、きちっと政策の効果を検証できる数字とか、いろんなデータは、ちゃんとこれがオープンしたら説明しなければいけないと思います。ちゃんと予算を作って作る限りは、アカウンタビリティっていうのもあると思うんで。
(記者)
ということは、予算がついてからその目標設定をするかどうかも考えられるということか。
(知事)
今の段階で、何人どうするっていうことは別に設定しません。きちっと作った上で、その中で計画を立てていきたいと思います。
(記者)
スタジオを作って、そこから目標を立てるっていうことですか。
(知事)
スタジオの運営の仕方もこれから決めるから。だいたい大まかに今、言ったように、市町村に十分活用してもらうっていうこともあるけれど、その運営の仕方によっても多分変わってくると思うんで。
(記者)
スタジオの面積がやはり必要なんですけど、事務方が答えてくれないので、だいたい面積はどのくらいなのか。
(知事)
設置費用と設置の期間の話をちょっと改めてやりますが、この動画スタジオの構成は、スタジオとミキサー室の2室。来庁者に見てもらえるようにガラス面を広く取りたいと思っています。現在の想定では、8m×6m程度の広さを考えています。詳細については、今後ちょっと詳細設計の中で進めていきたいというふうに思っています。設置費用はさっき申し上げたとおり、1億2,000万弱。予算成立した後、設計に取りかかって、設計とか関係機関などとの協議、調整を含めて、設置までに約5ヵ月間を見込んでいます。今年度内に完成させて、来年度からの本格運営を目指していきたいと思います。
(記者)
約48平方メートルってことですね。
(知事)
はい。ここまで説明する必要はないと思うんですけれど、動画制作とか配信をやらなきゃいけないっていうこと、職員ができるようなシステムにしたいと思うんですけれども、例えば2、3人の対談とかの場合もあるかもしれないし、そういうところを十分勘案した上で、このくらいの広さかなということを一応出しています。
(以上で終了)
文章中の()内については、広報課において加筆したものです。