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令和元年8月14日の記者会見動画(テレビ会議(デモ運用)の動画)(You Tube)<外部リンク>
令和元年8月14日の記者会見動画(You Tube)<外部リンク>
それでは、知事に就任して3回目になると思いますが、定例記者会見を始めさせていただきたいと思います。
冒頭、まず申し上げたいのは、先ほど皆さんに公開させていただいた知事室のテレビ会議システムなんですけど、ちょっと急遽のお知らせにもかかわらず、ずいぶん大勢の方に取材に来ていただいたことを感謝を申し上げたいというふうに思います。あくまでもこれはデモでございまして、これからいろいろシステム含めてですね、きちっとした体制をとっていきたいと思いますが、先ほどお二人の市長さん、太田の清水市長さんとそれから高崎の富岡市長さんとのいろんなやりとりの中でも申し上げましたけれども、やはりこれだけITが進んだIT、AIがもてはやされている時代の中で、県庁にテレビ会議のシステムがなかったと。特に知事がテレビ会議をする仕組みがなかったということはですね、やはり不自然ではないかということで、モニターを設置をさせていただきました。県では情報政策課の山口課長はじめ、情報政策課のスタッフが、非常に頑張ってくれて、何とか今日のデモに間に合わせることができました。先ほど申し上げたとおり、このテレビ会議システムをしっかり導入することによって、民間企業はどこでもそうですけども、タイムリーにきちっと会議ができるようにすると。相手の顔を見てですね、なおかつ、資料もお互いに見せ合いながら議論もできるというふうに思ってますし、とりあえず今日は太田と高崎で試しましたが、これ全体、県全体に広げていきたいというふうに思ってますし、できれば北関東三県の連携ということも政策集の中で打ち出してますので、この三県知事との連携にもですね、ぜひ活用させていただきたいというふうに考えています。
先般、栃木県知事、福田知事とお目にかかったときも、構想だけお話して、知事もいいんじゃないかというふうにおっしゃってたんで、内諾をいただいてるんですが、これから大井川(茨城県)知事も含めていろいろと私の方から働きかけて、しっかりとした北関東連携の仕組みをですね、コミュニケーション強化という意味でも、しっかりこれを整備していきたいというふうに思ってます。
ゆくゆくは、日本だけじゃなくてですね、これからいろいろと群馬県を世界に発信するっていう中で、インバウンドの面でもそうですし、あるいは農林水産物のような輸出の面でもそうなんですけども、例えば、外国の知事とつなぐとか、あるいは海外の有力な国会議員とつなぐとか、こういう感じでキーパーソンとですね、人脈を作っていくうえでもですね、活用できるんじゃないかと思います。
それから庁議はできるだけ1週間に1回やりたいと思ってるんですけども、幹部の皆さんといろんな協議をやるにも、知事の日程上、なかなか県庁に来ることが難しいということも多くなると思います。県内あるいは国内、場合によっては海外を飛び回って、群馬県のPR、アピールをしたいということも選挙前から申し上げてたので、そういう時は、この仕組みさえあればですね、テレビ会議で幹部の皆さんとの協議もできるし、庁議だってできるというふうに思ってます。
例えば、知事車の中で、私がiPad(アイパッド)一つ持っていればですね、あのモニターの前に県庁の幹部の皆さんに座っていただければ、そこでいろんな決裁もできるし、あるいは、懸案事項についての議論もできるということだというふうに思ってます。
そういう意味で言うと、今日は、非常に象徴的なシーンを作れたかなと思ってますし、今日、清水市長さん、富岡市長さんとも話をしましたけども、こうやってコミュニケーションをとることで、やはりいろいろお互いの考えてることも分かると思ってますし、特に今日、お二人を選んだのは個人的にも親しいということもありますけども、群馬県の首長さん、みんなダイナミックですばらしい方々ばかりですけど、このお二人は、特に知恵も行動力もあり、太田も高崎もとても元気なんで、これからテレビ会議の中でも最初のデモでも申し上げたとおり、このお二人のですね、知恵と力を太田と高崎のためだけではなくて、群馬県全体を盛り上げるためには、ぜひ使っていただきたいと思いますし、いろいろ県と市町村が連携して、ウイン・ウインに伸びていけるような仕組みを作っていきたいと思います。
今日のテレビ会議、何とか技術的にも成功しましたが、その立て役者は情報政策課の山口課長なんで、山口課長からも一言もらいたいと思います。どうぞ。
(山口情報政策課長)
ご紹介いただきました情報政策課長山口です。
先ほど山本知事がおっしゃいましたように、県の方で今整備しようとしているシステムによって、先ほどご覧いただきましたように県組織外の方、当然、市町村の方、民間企業の方、それから海外の方ともインターネットの接続環境さえあれば、モバイルPCですとかタブレット、スマートフォンでテレビ会議ができるシステムを整備していきたいと考えております。これによって山本知事がおっしゃっているように、群馬県の発信力がより一層向上することがあるといいなと思って整備を進めていきたいと思います。
この間、記者会見をやった時に、SNSチームを作ったんですけども、(チーム長の)吉田(広報)課長いますけど、並んでいただいて、皆さんを紹介したんですけど、東京の友人たちが、アドバイザーというべき大勢の友人たちがいるんですけども、電話してきて、おまえはしゃべり過ぎだと。だいたい、おまえは元々おしゃべりがすぎると。みんな並ばせたんだったら、吉田課長になんで一言もらわないのかと、叱られましたので、これからこうしてですね、発信の主役になってもらう担当課長とか職員の皆さんには、一言いつももらうようにしたいというふうに考えております。
ということで、モニターの仕組みは、どんどん進化してきますし、知事とのいろんなコンタクトも作っていきますので、ぜひ皆さん、関心を持っていただければと思います。
続けて冒頭、防災ヘリ事故一周年の合同追悼式と、それから日航機事故の追悼慰霊式について、少し所感を述べたいと思います。
8月11日に防災ヘリ事故一周年の合同追悼式があり、翌12日には日航機事故、御巣鷹山のですね、慰霊登山と追悼慰霊式に参列をさせていただきました。
ブログにもちょっと心情を書いたんですが、ずっと慰霊登山をやりながらですね、とにかくまず墓碑が、慰霊碑があちこちにあると。それだけ大勢の方々が亡くなられたんだなっていう思いを改めて感じると同時に、黒澤村長にですね、同行していただいた上野村の黒澤村長に相当きちっと事故当時の状況とかですね、その後の現場の変遷とか、道路整備のいわゆる登山道の整備の状況とか、いろんなことを随分細かく説明をしていただきました。
知事として慰霊登山に参加するのも、慰霊式に参加するのも初めてだったんですが、慰霊式の時にですね、本当に大勢のご遺族の方々が献花をされたと。かなり大勢の方々が献花をされたということで、中には杖をついて献花をされているかなりご高齢の方々、ご夫婦もおられましたし、やっぱり人間の命っていうのは本当に重いものなんだなということも痛感をさせていただきました。私が同じ立場だったら、おそらく大事な肉親を失ったその日から多分時間はずっと止まってるんじゃないかと、そういうことも感じて、その時はとても胸が痛みました。ちょうど前の日に防災ヘリコプター事故の一周年のですね、この追悼式の時のご遺族の表情とか、そのあと少し言葉も交わしましたが、その時のお言葉なんかもいろいろと思い出してですね、やはりこうした事故への対応っていうのは、遺族の方々の心に寄り添ってやっていかなければいけないということですね、改めて強く感じました。
航空機事故は、やはり被害が大きいので、大きな悲しみをもたらすということを考えるとですね、何度も言ってますけども、こういうことが二度とあってはならないと思いますし、上野村長もおっしゃってましたけども、この記憶を、教訓をですね、しっかり、この現場である上野村から発信していきたいということでした。私も全く同じ気持ちです。
最後にもう一度言いますが、これから県民の安全・安心のために、安全管理を徹底した防災航空体制の整備をしっかりやっていかなければいけないということも改めて心に誓ったということでございます。
それからもう一つ、話(質問)があるかもしれないんですけども、これもですね、ちょっと最初にお話をしておいた方がいいかなと思うんですが、7日だったでしょうか、浅間山が噴火をいたしました。ちょうど1週間経ってるんですけども、現時点では火山活動の活発化とか新たな噴火報告はありません。これについては安堵しています。
ただ、現在も噴火警戒レベル3の状態が続いてますので、警戒体制の維持とか、適切な情報発信は必要だというふうに思ってます。火山活動は、これからもしっかりと注視をして、どんな事態が起こっても、県として万全な対策を取っていかなければいけないというふうに考えておりますし、地元の町村、気象庁、警察等との関係機関との連携もしっかりやって、緊張感を持って対応していきたいと思います。
今回は、知事として初めて危機管理の経験をさせていただきましたが、一報がですね、タイムリーに県の方から入って、いろいろと危機管理監とも夜12時ぐらいまで、いろいろと何度かやりとりをしながら、現状をお聞きをしてたんですけども、現場のですね、嬬恋村長さんと、それから長野原の町長さんにもですね、すぐ連絡をしました。嬬恋村長は、かなり早く対策を立てたという話をされてましたし、長野原の萩原町長はですね、最初は警戒本部だったんですけども、浅間園に来られてた方々を避難させなければいけないっていうことで、早速、対策本部に切り換えたというお話もされてました。
やっぱり、こういう時に県と地元の市町村、特に知事と市町村長もそうなんですけども、こうやって連絡を取り合うことは、とても大事だなという教訓を得ました。この二人の町村長とは、朝、次の日の7時位でしょうか、もう1回電話して、いろいろと状況をお聞きをしたりしたんですけども、改めて申し上げますけど、やっぱり、現場の地元との連携は、県にとって大事だなということを思いました。いずれにせよ、かなり県側としては、きちっと対応したと思いますけども、何か足りない点がなかったか、あるいは、もうちょっと改善できる点があるのかどうかってことはちゃんと検証して、次の事態、次のこういう危機管理にですね、しっかり経験として生かしていきたいというふうに思っています。
今日もちょっと思ったより最初の冒頭のコメントが長くなりましたが、何かあれば、これから皆さんのご質問をお受けしたいと思います。
ありがとうございました。
(記者)
一緒に伺った方がいいと思うのですが、一つは先日の記者会見で今週であれば、ある程度固まっているかもしれないとおっしゃっていた県議会、臨時議会開催の日程についてお伺いしたいと思います。もう一点、あわせて、副知事の人事について、現時点での状況も教えていただければありがたいと思います。
(知事)
臨時議会の日程については、令和元年の第1回の臨時県議会ということになるわけですけども、8月23日の金曜日に招集したいと思います。今後の日程も、予定もですね、重ねてご報告しておくと8月16日の金曜日に1週間前議運と呼ばれている議運が開かれると思います。そして23日の金曜日に議会運営委員会(が開かれる予定)と、臨時会を開かせていただこうと、こういう予定でございます。
(記者)
副知事人事の状況については。
(知事)
副知事人事については、検討中ということで、ずっとお答えしてきましたけれども、まだちょっとコメントできない状況なんですが、かなり人選を絞って、いろいろと検討させていただいてると、ここまでは言えると思います。
(記者)
議会の日程、今伺いましたけれども、そうしますと、例えば16日の議運の段階である程度、具体的な人選が出てくると思ってよろしいんでしょうか。
(知事)
この16日の1週間前議運では、副知事人事のことをお話はしますけど、具体的な名前は、まだ出てこないと思います。具体的な名前が出てくるのは、ちょっと先になると思います。ただ、私としては8月中にはしっかりと2人の副知事を任命したいと、そう考えて今人選を急いでいます。
(記者)
先ほどお話があったところですけども、防災ヘリの墜落事故と日航機の墜落事故についてなんですけども、両方の式典にご参加されてですね、やはり高齢の方、高齢の遺族の方も増えておられるようですし、これからやはり記憶、教訓の継承ということが大事になってくると思うんですけれども、そのために県として何かできること、何かやりたいというようなことのお考えはありますでしょうか。
(知事)
まず一つは、知事として初めて慰霊登山に参加したんですけども、思ったよりも登山道は整備されてるという感覚を、感触を得ました。ただ、場所によっては、結構急な所とか、少しもうちょっと整備をやり直した方がいいみたいな所もあると、黒澤村長もおっしゃってたんで、これはもちろん、日航の方もね、おそらく整備について、いろいろ支援をしてると思うんですけど、いろんな形で整備がされていく中で、県として何ができるかってことは、ちょっと見ておきたいなと思うのと、それからヘリコプター事故、防災ヘリの事故の件については、先ほど申し上げたとおり、慰霊碑の話も出てるわけですけども、これはやはり遺族の方々のよくお気持ちをお伺いしながら、慎重に進めていきたいなと思います。
(記者)
浅間の噴火等あって、お忙しかったと思うんですが、今各部局からもですね、ヒアリングを続けておられるところだと思います。今の時点で、各部局からのお話を伺って、これからこういう新しい取り組みをしたいとか、あるいはここは見直していきたいとか、そういったふうにお感じになったところがあれば教えてください。
(知事)
この一連の各部局からのレク、皆さん入ってもらえば分かってもらえるんですが、レクというよりもブレーンストーミングが半分なんですよね。各部局を呼んで、いろんな分野の議論させていただいていて、いろいろ問題意識はあるんですが、今の時点で、例えばこの事業をこう見直すとか、そういうことをコメントするにはちょっと時期尚早だと思っているんですね。私なりにいろいろ考えはありますけども、それぞれの部局でいろいろ政策を実施してきたり、努力してきた実績っていうのがあるので、そこはちゃんと踏まえていかなければいけないと思ってます。例えばさっき山口課長にここでお話をしてもらいましたけども、群馬県はですね、総務省の通達とかいろんな指示に従って相当真面目にいわゆるIT政策の管理をやってると。これ非常に真面目にやってるんですけども、これもうちょっと例えばね、少しオープンにできないかみたいな話があると。これは政策集にも書きましたけど、どこかでCIO、いわゆるネット環境を整備する専門家の力は借りたいと思うんですよね。ただ、どうやってネット環境、県庁の整備をしていくか、いろんなリスクをヘッジしながら整備していくかっていうことは、やはり山口課長の現場でずっと頑張ってこられた、県庁で一番詳しいとみんなが言ってるんで、やっぱり山口課長の知恵も借りて、よく新しいCIOと連携してやってもらおうと思ってます。山口さんには、ぜひ力を貸して欲しいとさっきお願いをしました。ことほどさように、それぞれの部局でいろいろやってきたことを十分に把握できないと困るので、だんだん分かってきたけど、これを踏まえて、だんだんいろんな見直し等々ですね、前に進めていきたいと思います。
ブログでもちょっと触れましたが、すごくいいと思うのは、部局のレクに結構いっぱい人が来てると。各担当部局の部長だけじゃなくて、課長・室長、知らない方もいるんで、まず自己紹介していただいてるんですけども、その他にもオブザーバーで、例えば若い室長がいたりとか若い職員の人たちが結構聞いてたりするんで、これは非常に、知事としてはいいなと。知事が何を考えてるかっていう臨場感を、それぞれやはり県庁の職員に持っていただくっていうことは、とても大事かなというふうに思っています。
今いっぱいアイデアあるんですけど、例えば、健康増進、健康寿命を伸ばすためにはどうするかとか、あるいは、その群馬県の医師不足の問題、研修医を増やしていくためにはどんな施策が必要だとか、こういうことをいろいろ議論しているので、知恵と工夫を絞りながら、それぞれの部局と協力していけばですね、だいたいどの政策も前に進めていけるんじゃないかという感触を持ってます。
(記者)
テレビ会議システムについて、いろいろとデモを見せていただきましたけれども、どのようなスケジュールでこれを導入しようとお考えでしょうか。
(知事)
今日、一応デモやって十二分に使えるっていうことが分かったんで、導入することはもう今日、もう決定です。これだけ情報政策課のスタッフの皆さんにも頑張ってもらって、なおかつ、今日つないだ相手方の二人の市長もすごくいいことだとおっしゃってたんで、ちょっと状況見ながら、これもよく担当課と相談しながらですけども、システム整備をきちっと定着させて、なおかつ、相手にも、今回iPad(アイパッド)だったんですけど、こういう形がいいのか、あるいは、もうちょっと違う形なのかってことを少し相談しながらいきたいと思いますが、とりあえず、今日デモをやったんで、この後まだ分かりませんけども、まだ正式にお二人の知事には申し上げてませんが、例えば北関東3県の知事に持ちかけるっていうのもあるし、あるいは、場合によっては他の町村でやりたいっていうところがあれば、そこと話すこともあるし、そういう状況を見ながら、考えていきたいと思います。
それから、庁議とか、あるいはテレビ会議、知事と職員のテレビ会議っていうのは、今日デモもあったので近いうちに1度ちょっと試してみようかなと。また情報政策課の力を借りなければなりませんが、知事が出張してる時に、県庁の幹部の皆さんと議論するという場面はどこかで、知事としては作りたいなと思ってます。
(記者)
そうすると、この導入自体の方向性は決まったということですけど、実際に運用始めるのは、秋にもということですか。
(知事)
それもちょっとシステム整備がどのぐらいかかるかっていうことを聞いてからにしたいと思います。ただ、実際にできるかっていうともうできるわけだから、ただ、細かいいろんなシステムのところをちゃんと固めなきゃいけないとこもあるので、それができ次第、いろいろこう相手の方の状況もあるので、それも考えながら、進めていきたいと思います。
(記者)
年内にもというぐらいなスパンで。
(知事)
今日やったんだから、当然年内にはもう1回、もう1回かもう2回かは分かんないけどやりたいと私は思ってますけど、それはもう1回言いますが、ちょっと現場の状況も確認しなきゃいけないと思ってます。知事の気持ちとしては、せっかく今日これだけデモができたんで、なるべく早くシステム整備をして、また2回目をやりたいなと思ってます。
(記者)
予算はどのように考えていますか。
(知事)
それもちょっとよく内部で相談したいと思います。ただ、モニターをつけるとか、あるいは仕組みを多分つなげるっていうこと自体には、そんなに大きなコストかからないんじゃないかなとそういう感触を持ってます。
(記者)
8月23日金曜日招集の臨時議会ですけど、1日だけということで、よろしいでしょうか。
(知事)
これ1日だけですね。
(記者)
その中で補正予算案などの提示もあるという。
(知事)
そういう補正(予算案の提示)はありません。そこで出てくるのは、だから副知事の話とか、おそらくそういうような議題になってくんだと思います。
(記者)
人事案件のみという理解で。
(知事)
人事案件とか、よくいつもあると思うけど他にね、いろいろいちいち言いませんけど、だいたいこういう時に出てくる案件は出てくるかもしれませんけど、その補正予算等々は、そこで出てきません。
(記者)
先ほど9月補正予算のお話が出ましたけれども、スタジオを庁内に作るってお話の中で、関連予算はだいたい規模的にどれくらいなんでしょうか。
(知事)
今検討中のところですよね。おっしゃったとおり、この県庁の中に最新のスタジオを作ると、コンテンツを発信する、ある意味で言うと舞台装置を作るっていうのは、これはぜひやりたいと思ってますが、今のところ、どういう仕様にするのか、どういうどのくらいの予算が必要なのかってことは検討中です。
(記者)
7月の日照不足だったりとか、8月の猛暑だったりとかで、農作物に結構影響が出てると思うんですけど、その対策について、現状何かこういうことやっていきたいとかっていうお考えはありますか。
(知事)
そうですね。その農作物の今回のかなり日照時間が少ない極めて異例な時期が続いたんで、これについても、県として何ができるかってことを考えなきゃいけないかもしれませんが、まだ担当部局から十分なレク受けてないんで、今のところは、今回の猛暑についての県の対応ということについては、具体的なことはまだ議論してません。ただ、おっしゃったとおり、日照時間がすごく短かったんで、それについて、どんな農産物への影響があったのかということはですね、農政部とかそういうところから、ちょっと聞きたいなと思ってます。
(記者)
先ほどお話にあった、この間、知事の記者会見ご覧になってた東京の方という、アドバイスを受けていらっしゃっている、この方達は一体どういう方なのか。
(記者)
アドバイザーっていうのは、個人的なアドバイザーと言っただけであって、そんな何か仕事を手伝ってくれてる人たちだけじゃないんですけど、とにかく欠点だらけの人間なんで、昔からみんな友達がアドバイスしてくるっていうことなんで、いろんなところで、いろんな分野で活躍している人たちがいるんですけども、みんな群馬県政にとても興味を持ってるんで、いつも記者会見とか見ては、率直に友人として意見を言ってくれるっていうことで、何か特別な東京のアドバイザーって言ったのは、イコール友人と思っていただければ結構です。でも、思ったことを言ってくれるんで、とてもありがたいなと思ってます。
(記者)
先ほど、ITの方でも専門家の方っていうお話ありましたけど、それは、いつぐらいに。
(知事)
それは、まだ時期はちょっと決まってないんで、いろんな人の意見を聞きながら人選をしたいと思ってます。まだ時期は決まってません。
(記者)
最初のテレビ会議の件なんですけれども、これは大規模な会議とかも想定されてるんでしょうか。
(知事)
大規模な会議っていう意味がちょっとよく分かんないけど。
(記者)
イメージとしては、ちょっと例えば、鳥インフルエンザとかが起きると、担当課の方が各市町村だったり、関係者皆さんを集めて大きな会議をされるんですけれども、例えばそういったときに逐一、全市町村から県に来てもらう必要がなくなるのか、そういう意味です。
(知事)
それは多分状況によると思うんですよね。今回テレビ会議のデモをやらせていただいて、世の中やっぱり、このITの時代、対面原則だけじゃないということを示したと思うんですけど、対面も大事ですよね。ただ、今日お二人の市長に言ったように必要があれば来ていただいたり、必要であれば知事の方から、やっぱりその足を運ぶと、これ、とてもまず大事だと思うんですよね。自ら会議に出るとか。ただ、その使い方、これから、いろいろまた検討したいと思いますが、おっしゃったように、例えば今日は、お二人の市長と知事だったんですけども、例えばそこに、さっきもちょっと言ったように、県庁の幹部の人たちに同席してもらう。向こうも例えば市の幹部の人たちに同席してもらう、そうすると、さらに実質的な、たぶん会議になると思うんで、そういう中で大規模なっていう意味分かりませんけども、もう少し多くの人が参加する会議に使うっていう可能性、ポテンシャルあるんじゃないかなと思ってます。
(記者)
御巣鷹の日航機の慰霊登山の関係なんですけれども、私もちょっとブログをその後、拝見しまして、その中で最初の方に知事が、すごく早く登れたっていうことが書かれてあったんですけれども、あれをあそこにお書きになった狙いっていうのは何なんでしょうか。
(知事)
いや、狙いっていうか、結果として結構早かったんです。ただ、それについて周りからとても反応があったので、そのことを書いたということです。その戦略的な別に狙いは、ありません。ただ、あそこに書いたとおり、無理したわけじゃなくて、元々ものすごく早いです歩くの。若い人たちがついてこれないぐらい。だから、あんなに早く登った理由は、結構ちゃんと道路(登山道)が整備されていたっていうことと、そこに書いたとおり、何となく選挙戦の余韻も残ってたりして、何となくこう体力も結構あったりして、だから、ぐんぐんぐんぐん登ったっていうことで、結果として、ものすごく短く着いたと、それについて、いろんな反応があったので、その反応を受けて、こういうことで早く登りましたという話をしたというだけです。でも、上野村長が全く遅れずに一緒に登られたので、やっぱ村長もすごく体力のある方だなと思いました。
(記者)
これはちょっとご質問というよりもなんですけど、そのブログの中で、国会議員さんとかが、あんまり登ってらっしゃらないとかっていうふうにお書きになってたと思うんですけども、たぶん、前原大臣が民主党(政権)が生まれたときに何人か民主党の議員さんが登ってらっしゃったなと私は記憶しているのと、あと福田達夫代議士さんは、おそらくほぼ毎年式典には参列されているかと思います。
(知事)
前原さんが行ったときに、民主党の国会議員が大勢登ったっていうのはちょっと知らなかったんで、それが事実だとしたら、ちょっと私の情報収集能力の不足だと思います。
ただ、ざっと一応記録を、資料見たら、初期の頃は、例えば国土交通大臣が行ってるんですけども、その後、やっぱり国会議員の方々は少ないです。1人か2人ぐらい、一応その記録で見た中では。福田達夫代議士のことは、ちょっと調べてみたいと思うんですけど、私が知る限り去年の追悼式には、ご本人が出てるんですけども、確か前の年は、秘書の方だったような気がして、毎年追悼式に出てるっていう記録はなかったんで、でもそれもご指摘なんで調べてみたいと思います。前原さんのときに民主党の議員がいっぱい登ったって知りませんでした。
(記者)
いっぱいかどうかは分からないんですけど、何人か登ったと記憶していたので。
(知事)
ご指摘ありがとうございます。調べてみます。
(記者)
テレビ会議でね、前向きな話なんですけども、ちょっと危機管理上に使うかどうかの確認なんですけどね、実は前任の方がある事情があって、そのご自宅の遠くの太田の方からお通いになってたりした時に、大雪が降ってですね、市内とかでも50センチとか相当な時に、やっぱり駆けつけられなかったり、遅れたりした経緯がございましてですね、知事は、今のところ高崎から通いになる予定なんですよね。そうすると高崎であっても雪が大変なことになったら、もちろん地元が草津ですから、ご存じでしょうし、大変なことになるし、あと途中に河川もありますのでね、いろんなことを考えると、どちらかというと知事のご自宅の高崎の方にiPad(アイパッド)とか、もちろんあるでしょうけど、それで今のシステムを使って危機管理上ですね、浅間の件もありましたし、使えないかって気がするんですけど、そこはいかがでしょうか。
(知事)
前向きにというか鋭い厳しい質問だと思うんですけど。まずね、テレビで会議の仕組みを危機管理に使うっていうのは、ちょっと慎重にやらなきゃいけないと思うんですよね。
今日お二人の市長とつないだと、これデモとして(情報)政策課長のお力も借りしてやったんですけども、やはりテレビ会議の仕組みってのは、結構入りやすいところもあるから、これ例えば危機管理みたいな、
本当に何か内々にいろいろ話をしなきゃいけない時に使えるかどうかってのは、相当ちゃんとセーフティーネットを整備しないといけないと思うんですよ。ご存知のとおりサイバーセキュリティの問題もあるんで、ただ、その本当の重要会議っていうか危機管理みたいなところにテレビ会議のシステムを使うかどうかってのは、ちょっと考えなきゃいけないと思ってます。
ただ今言ったご指摘の中であと思うのはね、SNSはやっぱり危機管理対応としては、十分活用できると思うんですよね。過去にそういうことを活用して、例えばその、どこに救急車が行ったらいいのか、どこに例えば除雪車、例えば災害対応車が行ったらいいのかっていうのをツイッターの情報も玉石混交の難しいんだけど、そういうものをうまく整理して結構スムーズにいった例もあるんで、これ確か私の記憶では、経産省もレポート作ってるから、この間も言いましたけども、そういうことも含めて、例えば今回、ツイッターも使ってみた、でも緊急、本当に緊急事態じゃなかったから、完全に確かな情報しか発信しなかったんですが、緊急時はですね、ツイッターも含めたSNSをもうちょっと使うっていうことはしっかり考えたいと思います。
それから、これも確か最初の会見で申し上げたんですけども、高崎の自宅からこれからも通いたいと。ずっと県庁のドライバーの方々もすごく熟練してて、運転も上手なんですけども、だいたい40分ぐらいで着くと、空いてると30分だから。それは、3,40分で来れるんだったらいいんじゃないかと思うのと、やはり、あそこがいろんな意味で発信の拠点にもなってくるんで、自宅が。だからここ(自宅)から行こうというふうに思ってます。
ただ、おっしゃったとおり、何か緊急事態が起きたときは、県庁の中に泊まれるし、それはそれで、きちっと対応していけばいいと思うし、
それから、例えば天候が変わる、あるいは重大な災害の危機があるってことは、よくちゃんと情報収集していれば、かなり前もっていろんなケースがあるかもしれませんけど対応できると思うので、そこを十分注意しながら、しっかりと高崎から普段は通いたいと思います。ただ、いいご指摘で、緊急、災害になった時の連絡網とか、今言った何ていうんでしょうか、いろんな市町村も含めた連絡体制っていうのは、よく考えたいと思いますし、特にもう一回言いますけど、SNSをどう災害対応に活用していくのかっていうのは、何年か前には国でも相当、もてはやされた議論なんで、これちょっともう1回引っ張り出して、群馬県としてどういう対応ができるかっていうのは、よく担当部局と相談しながら、
少し考えてみたいと思います。
(記者)
浅間山の噴火でですね、キャベツとか、観光業等に何か影響というのは。お聞きになられてたら。
(知事)
まず、観光は当然、少しこう影響がありますよね普通。それからキャベツの方も、これもだからさっきもお答えしましたけども、よくまた現状を把握したいと思うんですね。依然として、まだ警戒レベル3にあるということは、きちっと踏まえていかなきゃいけないんで。だから、そこの対応はよく慎重にしたいと思うんですよね。例えば、本当に危険性がある所には、なかなかみんな来ないし、むしろ、そういう所には、近づかないっていうのが原則なので、そことのいろんな現実の科学的な根拠とか、そういうものを踏まえながら、どういう発信をしていくかっていうことを慎重に考えたいと思います。
(記者)
この1週間で何か県の方で対応をとられたっていうようなことは。
(知事)
特にその後、あまり状況変わってないっていうことで、ちょっとまだ細かいことは聞いてませんけども、何か具体的な対応をしたということは聞いてません。今日そういうご指摘もありましたし、確かに農産物の話もあるし、この件はまた次のレクでだいたい定期的にね、いろいろとお聞きしてますけども、次のレクでよくまた説明を聞きたいと思ってます。
(記者)
あともう一点ですね、ネットメディアアドバイザーをお願いする件ですが、これは常勤で、どなたかにお願いするという。
(知事)
考えてます。お願いする相手の方の事情もあるんで。
(記者)
ポストを用意して、そこに。
(知事)
ポストは、この間も申し上げたとおり、いろんな多分、設置の仕方ってありますよね。おっしゃったとおり常勤なのか非常勤なのか、どういう形で手伝ってもらうのかっていうのは、いくつか方法があると思うんですが、相手の方の事情もあるので、それもよく相談しながら決めたいと思います。8月中には、任命したいと思います。
(記者)
スタジオの件でちょっとお伺いしたいんですけども、できた後、どれぐらいの頻度で活用したりだとか、あとは、市町村とかにも活用してもらいたいとお話されてたじゃないですか。その辺どういう予定で使っていきたいとかっていう考えをお聞かせください。
(知事)
まだ、さっき申し上げたとおり、どういうスタジオにするのか、どういう施設にするのか、どこに設置するのか、どのぐらい予算がかかるってのは、ちょっと今、検討中なので、それをまずよく議論してからじゃないと、なかなか今、申し上げるのは難しいと思うんですけども、作ったからには、できるだけ活用したいと思います。まず、こういうおそらく最新の動画スタジオみたいのができると注目されるので、ここからやっぱり群馬県のコンテンツ、群馬県のPRをしていくっていうことで言うとですね、もちろんもう1回言いますけど、できる限り活用したいと思います。
まず、どのぐらい、どう使うかっていうものは、まずスタートしてみないと分かんないとこもあるんですが、これは、知事としては、最大限活用させていただこうと思ってますし、理想的な姿としては、やはり、この間もちょっと話したとおり、市町村が何かPRしたい、アピールしたいものがあった時には、そのスタジオも使ってもらえるような仕組みを考えたいと。どういうふうなやり方でっていうところまでいってないんですけど、私の感覚としてはその仕組みも考えたいし、できれば、そんなに簡単じゃないんですけども、できれば何となく県の方でコンサルティング機能を準備できれば、できるか分かりませんけど。そしたらやっぱりね、財政基盤のちっちゃい町村が何かをPRしたい、アピールしたいっていう時にすごく助かるじゃないですか。そういう仕組みになればいいなと思ってるんですけど、具体的なシステム設計はこれからです。
それから、もう一つ、前回質問のあった例の男女共学等々の話、これも今、いろいろと今まで努力してきた部局の方々のいろんな説明も受けて、どう対応するかも含めていろいろと今考えてます。それから、表現の自由の件もですね、これもどういう作品がでて、どういう経緯だったのかってのも、ちょっと今説明聞いてるとこなんで、ご質問については、ちゃんと頭において、どういうふうにお答えできるか分かりませんが、しっかりとフォローさせていただこうと思ってます。
(以上で終了)
文章中の()内については、広報課において加筆したものです。