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第1回定例記者会見要旨(8月7日)

更新日:2019年8月7日 印刷ページ表示
  • 日時 令和元年8月7日(水曜日)午前11時00分~11時50分
  • 会場 記者会見室
  • 出席者 県:知事、荻澤副知事、総務部長ほか
    記者:記者クラブ所属記者等 28人
  • 記録作成 広報課(報道係)

令和元年8月7日の記者会見動画(You Tube)<外部リンク>

会見要旨

知事発言

 今日のですねメインのテーマは、知事直属のSNSチーム「G-SNSチーム」というふうに呼びたいと思いますが、この発足で、後ほどちょっとメンバーを皆さんにご紹介するとして、その前にですね、いくつか私の方から冒頭のコメントをさせていただきたいと思います。
 まず1つはですね、防災ヘリコプター。事故からですね、1年が経過して、8月11日にですね、合同追悼式を開催する運びになりました。痛ましい事故で亡くなられた方々に、改めて深く哀悼の意を表したいと思います。私自身が実は吾妻郡出身ということなので、亡くなられた方々の、実はご両親をよく存じ上げてたりする方もおられたりして、以前から大変関心を持ってましたし、心も痛めておりました。合同追悼式にはですね、同僚の消防隊の方々とか、あるいは自治体関係者の方々にもご出席をいただいて、亡くなられた方々の功績を胸に刻むということで、厳かに執り行いたいというふうに考えております。
 群馬県はですね、改めてさっきも知事室で地図をずっと眺めたんですけども、山岳地域が多いですから、やはり県民の安全を守るためには防災ヘリコプターの活用は、これは不可欠だというふうに思いますので、こうした痛ましい事故が二度と起こらないようにですね、きちっと対策を取ると同時に、防災航空体制という言い方でいいんでしょうか、この再整備には、しっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。それが1点目です。
 あと、もしかすると皆さんからご質問がでると思うので、その前にちょっとお話をしちゃおうと思うんですけども、先週の日曜日に新知事に就任をいたしました。月曜日から、先週の月曜日から県庁舎、この知事室での仕事も始まったわけなんですけども、1週間、1週間以上10日間ぐらいですかね、経った印象だけちょっと新知事としてお話をしたいというふうに思います。
 私、24年間国会議員をやってきて、国会議員として、いろんな官僚ともお付き合いさせていただきましたし、第二次安倍政権では内閣の担当大臣として相当多岐にわたる分野を担当したので、いろんな各省のですね、内閣府の役人も含めて、国家公務員っていうか官僚たちと、いろいろと関わってきたんですけども、私の率直な印象を言うとですね、群馬県の職員はですね、私が思っていた以上に真面目で優秀な方々が多いと、これが率直な印象です。
 秘書課の対応は、これはもう非常にいいんですけども、例えば今もずっとお付き合いのある大臣秘書官の2人、非常に優秀で気の利いた人達だったんですが、今私に付いて、今、同行していただいてる東京の大臣行脚もそうなんですけども、いろいろ日々の中で同行してもらってる2人の若手の係長、これ大臣秘書官とほとんど遜色ありません。非常になんていうんでしょうか、対応が早いというふうに感じてます。それからこれ前の記者会見でも申し上げましたけども、新しい知事になって実は内部でいろんな提案をしてるんですけども、これも相当早く対応してもらってるということで、もう1回言いますが、私が思った以上に県職員のモラルが高い、優秀な方が多いと、これはとても新しい知事として嬉しいことでした。
 もう1つ言うとですね、月曜日からずっと県庁の地下1階の食堂で食べてます。上毛新聞の何人かの記者と何度か遭遇しましたけども、ここはおいしいです。毎日定食を食べてるんだけど、どの定食もおいしい。やっぱり思ったんですけど、群馬県は豚がおいしいので、カツ丼系が非常においしいと、ただご飯が非常に多いんですね。でも、選挙で2キロ体重減ったんでこれを戻すために、すべて残さず食べてると。この食堂がかなりおいしい、これ、職員だけじゃなくて県民にも開放してるようですけども、それも強く印象に残りました。
 それからもう1つだけ。この間、育英高校のですね、球児、4年連続でしたっけ、甲子園出場を果たした球児の高校生4、50人がですね、県庁まで知事の表敬に来てくれて、一人一人から自己紹介を受けたんですが、あのまあちょっと一部心ない発言もありましたけども、この4年連続出場、本当に立派だと思うんですね。汗と努力の結晶だと思いますが、育英高校のやっぱり応援にぜひ行きたいと、その時に知事として約束をしたので、さっそく明日、甲子園に行きたいと思います。もちろん育英が勝つと信じておりますけども、とにかくまず、最初の試合から甲子園に行って応援をさせていただこうということで、今、事務方が日程を組んでるということも皆さんにご報告しておきたいと思います。
 ちょっと前置きが長くなりましたが、これからちょっとSNSチームのお話をさせていただきたいと思います。今朝いろいろずっといつものとおり、知事車で新聞各紙、群馬版も含めてずっと見てたんですけども、一部報道をされて、中身は別に不正確じゃないんですけども、ちょっとまだ十二分に説明しきれてないところもあるので、そのことを少しお話をしたいと思いますが、知事直属のSNSチームを作りたいと思います。何度もいろいろな所で発言をしていますので皆さんにとっては、あんまりそんなに新しい話ではないと思いますが、このチームを作りたいというふうに思っておりまして、こういう構成にしたいと思います。
 メンバーはですね、秘書課とそれから広報課の8人ということで、これはチームリーダーとして吉田広報課長にしっかりとまとめてもらうと。通称「吉田チーム」と呼んでいただきたいと思います。実はですね、月内にネットメディアアドバイザーを任命したいと思ってます。そのネットメディアアドバイザーが任命されたら、彼にこのネットメディアチームをうまく統括してもらうと、吉田チームのチーム長とよく連携取りながらこれ総括してもらうということで、月内には、もうだいたい人選が進んでるんで、ネットメディアアドバイザーを任命したいと思います。このネットメディアアドバイザーは、これもあちこちで皆さんに申し上げましたが、知事としての公約の1番目にやること、県庁の中にですね、最新の動画スタジオを作ると、群馬県のコンテンツを世界に発信できるような、最新の動画スタジオを作るっていう、実は約束をしてるんですけども、これおそらく補正予算の中に盛り込む、きちっと盛り込んで、きちっと県議会の了解も取ってやりたいというふうに考えていますけども、ネットメディアアドバイザーはですね、そこら辺のおそらく活用にも関わると。すなわち最新のこの動画スタジオを使ってこうしたG-SNSチームのですね、コンテンツの発信をすると、世界につなげるっていうことで言うと、やっぱりネットでも、発信しなきゃいけないんで、ネットメディアアドバイザーにはそっちの方にもずいぶん関わってもらうことになると思います。新しいスタジオの話は、またどこかで、もうちょっと固まってきたら、ここで発表したいというふうに思いますけども、構想をですね。他のメディアとのいろんなコラボは、いろいろと今考えてるんで、だんだん構想が固まり次第、皆さんにもお伝えしたいと思いますし、どのみちしっかり予算を取ってやりたいというふうに思ってます。
 ここ、写真をこう並べさせていただきましたが、簡単に言うと、今までの知事、別にスタイル批判するわけじゃないんですけども、やはり情報発信が十分でなかったところもあると。私、公約の中で県民に最も身近な知事になりたいと、県民が県政に関心を持ってくれることによって、県政が変わっていくっていうことをずっと言ってきたので、知事の活動を毎日ツイッター等のSNSを使って発信するチームです。佐野さんと福島さん、(秘書課の)係長なんですけども、なかなか実はカメラも秀でているっていうことが判明したんで、この2人がだいたい私にいつもくっついてるんで、この2人がツイッターのおそらく写真を撮るっていうことになると思いますが、月曜日から金曜日まではですね、公式行事ももちろん公務で入ってくるんで、ここは広報課からですね、しっかりとしたカメラマンを出してもらうというふうに考えてまして、バックアップのこの2人(広報課職員)も含めてですね、7人のチーム、吉田チームなんで、吉田さんを入れると8人のチームということになります。ちょっと並んでみますか、ここに。ここにこう並んでください3人ずつぐらいで、どうぞ皆さん並んでください。この8人が、山本知事直属のG-SNSチームのメンバーです。何か刑事ドラマみたいだけど。
 それで、SNSっていろいろ皆さんあるんで、ツイッターは、もう今すでに活用していてですね、ツイッターの話もきちっと県庁のホームページを作って、そこにアカウント作って発信しますけども、私のツイッターの、実はフォロワーが20万に近くて多いので、これをリツイートして連携するっていう仕組みを取っていきたいと思いますし、今みたいな形で知事の活動、1日何回もおそらくツイッターで発信すると、場合によっては広報課のスタッフが来た時には、インスタグラムで発信する、フェイスブックのアカウント作ってないんでフェイスブックでも発信すると、なおかつ、これからいろいろ相談しますが動画も発信する。さらにそれに加えて、私は私自身のツイッターで個人的につぶやきますので、そこら辺の相乗効果あるんじゃないかと。河野太郎外務大臣も40万人ぐらいフォロワーがいる個人のアカウントでどんどんつぶやいているので、河野太郎方式じゃないんですけども、外務省の例えばツイッターがあるように、それから外務大臣のツイッターが相乗効果を上げてるみたいなですね、流れを作っていきたいと思ってます。なんか報道でツイッターって書いてありましたが、やはりSNSっていうのは新しいものもどんどん出てきてるんで、これやりながらだんだん進化をさせていきたいというふうに思ってます。
 もう1つだけ皆さんに申し上げたいことはですね、こうやって今日、県庁の職員の皆さんに並んでもらいました。こういうことは1回もありませんでした。群馬県庁の職員は県民の幸せのために縁の下の力持ちでやってるっていうのはこれもちろんいいんですけども、これからやっぱり県がやってるっていうことをもっと県民に伝えていくためにはですね、こうして、これ吉田チームですけど、吉田さんをはじめとして、やはり自分たちがやっていることをきちっと県民に表現して伝えるっていうですね、そういう能力、技術もですね、ぜひ磨いてもらわなきゃいけないっていうことで、これからは縁の下の力持ちなんですけども、もうちょっと主役として県庁の役員に一歩踏み込んで、踏み込んで出てもらうということで、ある意味象徴的にですね、こうやって皆さんに顔を出させていただきました。
 この間、東京の大臣4人、現職の大臣に会って来たんですけども、お昼食べながら、こども未来部長と話してたら、例えば皆さん児童相談所、児童虐待相談、国の規定ではですね、だいたい相談が来てから48時間以内に対応するっていうのがあるんですけども、群馬県は24時間以内にやってるんです、内規で。12年前に板倉(町)である事件があって、それが契機になってやってる。これ、だれも知らないから県民は。群馬県は、5つ、内規で24時間の対応をやっている5つの県の1つで、さっき(担当課の)次長に来ていただいて説明を聞いたら、94、5%ちゃんと対応してると、こういうことをやっぱり県のですね、現場の部長、担当課長からもしっかり伝えてもらうようなそういう流れを作っていきたいと。県庁も、一人一人がどんな仕事やってる人も、主役で頑張ってもらってるっていうことを、これから発信するという意味でもですね、今日はこうして並んでいただきました。ぜひ皆さん、吉田チームに注目していただきたいと思いますし、このコンテンツは、かなり面白いものも出てくると思うし、目的は知事が何をやってるかっていうことをもちろん県民にしっかりと伝えていくっていうことですけど、もう一つは、例えば、どんどんどんどん進化させていってですね、群馬県の魅力を伝えると、例えば、ダム湖のある八ッ場ダムの近くでインスタグラムを撮るとかですね、あるいは、おもしろいことをやっているところを知事として視察をすると、これが出ることによって、群馬県の魅力を実はこの吉田チームでですね、発信するということにつなげていくとこういうことでございます。
 ということで、冒頭ちょっと長かったんですけども、だいたい私の方からは以上です。なお、この記者会見は、これから毎回ですけども、ネットで同時に生中継されておりますので、そのこともご報告申し上げておきたいと思います。
 何かご質問が、あればお受けしたいと思います。

質疑応答

組織再編等について

(記者)
 就任後ですね、その状況を踏まえた上で、例えば新たな施策だったりだとか、組織再編だったりだとか、何か方法をお考えになっているところがあれば教えていただけますでしょうか。
(知事)
 それはまだ今のところ具体的に発表できる段階じゃないんですけど、すごくいい質問していただいたと思うんですが、いよいよ事業部ごとの事業ごとのヒアリング、レクが始まりました。これはブログにも書いたんですけど真剣勝負なんですね。昨日、初めて20人ぐらいのメインの丸いテーブルに座ってる人の他にも座って、オブザーバー、オブザーブしてる人もいるんだけど、20人ぐらいいたと思いますが、いよいよ真剣勝負のレクが始まって、こっから例えば農政部とか、あるいは、経産部(産業経済部)とか、いろんなその分野ごとのいろんな事業の説明に入ってきてるんで、ここ相当突っ込んで議論してるんですね。だからこの議論を踏まえて、方向性を出していきたいと思います。例えばすごくいい質問していただいたんで、ブログに書いたんですけども、私は何度も東京新聞からやけに何度も何度も質問があったんですけど、コンベンションセンター、これについては、今までもかなり厳しい見方をしてきました。これはですね、やはり競争相手も多い。いろいろ課題もあるっていうことを考えると、これ中々、よほどの知恵がないとですね、群馬県経済の起爆剤にするとか、交流人口を増やすことにはつながらないと、これは大変な、やはり努力がいるというふうに言ってきました。その基本路線は変わらないんですけど、昨日はですね、コンベンション(推進)課の担当者からいろいろと質問というか説明を受けて議論して、いくつか疑問点に思ってたところは、こういうことだったのかと納得できたところもあったのと、やっぱりですね、コンベンション関係の人達は本当に一生懸命頑張ってきたっていうことはわかりました。それはその今あるいろんな制約とか、いろいろ難しい状況、彼らも運営するのは難しいと分かってるけど、その中でも知恵を絞り相当頑張ってきてるってことはわかりました。私自身のいろんな問題意識は全部そのまま率直にぶつけましたけども、とにかくね280億円の予算確保してできるんだから、できた限りは、簡単じゃありませんけど、できるだけ活用するのは当たり前なんで、これは昨日の話し合いも踏まえて知事としてトップセールスの先頭に立とうと、昨日初めてそういうマインドセットになりましたよね。それはやっぱり現場でいろいろ努力してきた人達の議論を聞かないと、何か独りよがりの考え方で結論を出すことはできないと、そういう最初からやるスタンスだったけど、そういうことを昨日改めて学びました。コンベンションは、いろいろ課題がありますけども、何とかその課題を乗り越えて、盛り上げられるように、これはもうやるしかないんで、知事が先頭に立ってトップセールスをしていこうと、こういう一応、覚悟を昨日レクの結果固めたと、ちょっと難しいですけれども、それだけはご報告したいと思います。
 おそらく、だから農政部からいろんな多分議論が出て、各、その例えば福祉施策についても、健康福祉部長からいろんな話があるとか、こういう中で個々の事業についてもどんどん突っ込んで議論していくと。何度も言いますが、県の施策は効率だけでやるもんじゃないんで、特に福祉の分野では、やはり本当に社会的に弱い立場の方々に手を差し伸べるっていうのが、基本的に県政のあるべき姿、政治のあるべき姿だと思いますから、そこはきちっと踏まえつつ、でも、成果の上がってないものは、大胆に見直していきたいなと、もう一回言いますが、各部局との議論も踏まえて、やはりコスパが全然良くないとか、これだけのリソースがあるんだったら、他に振り向けた方が県民のためになるっていうことはですね、これは申し訳ないけど大胆に決断をさせていただきたいと思ってます。

副知事人事について

(記者)
 副知事の人事についてです。副知事を決められる際には議会の同意も必要になると思いますが、臨時議会は、いつごろ招集されますか。
(知事)
 それは、いろいろ報道が出てますけども、まだ完全に調整ができていない段階なんで、それができたら、ちゃんと発表しようと。例えば来週の水曜日の記者会見ぐらいでは言えるのかと思うんですけど、いろいろ話し始めてますが、今の段階で私の方から何日というのは控えたいと思います。ただ一言申し上げたいのは、昨日の朝、自民党執行部と朝食会をやりました。これ、どのぐらいできるか分からないですけど、定期的にやりたいと思います。そういう中でいろいろ前向きな議論は進めていると。
 それから副知事の人事についてはですね、今月中には発表したいと。発表したいと言っても今月中には候補者を決めたいと。これ、もちろん議会の議決が必要なので、もちろん私自身が先頭に立って、しっかりご理解をいただくように議会には根回しをしたいと。今月中には2人とも任命したいと思います。
(記者)
 その日程については、議会事務局側と調整してるとか、議会側と調整しているところとか。
(知事)
 そうですね。今、報道ではいろいろね、23日とか何か出てるとこもありますけども、それは、それは別に良いんです、取材して書かれたことだろうから。ただ私の方からは、まだ調整が完全についてないんで、決まった時点で。来週水曜日(の定例会見)ぐらいには言えるんじゃないかと思いますけど、発表したいと思います。

防災ヘリ墜落事故(防災航空体制の再構築)について

(記者)
 防災ヘリに関して、冒頭いろいろな思いを語っていただいています。新たな機体の導入、購入についてもいろいろと、すでに決まってる部分もありますが、防災航空隊の活動再開に向けて、どのようなお気持ちで取り組まれていこうと思っていますでしょうか。
(知事)
 今おっしゃったことに尽きると思うんですけども、まずは防災航空体制の再整備をちゃんとやんなきゃいけないと思うんですよね。
一つは、ちょっと今ね、資料持ってきたんですけども。まず事故原因について、運輸安全委員会の調査とか県警の捜査が行われてると。これをしっかり見極めなきゃいけないと思いますんで、県としても、もちろん県警とか国の調査には最大限協力したいと思うんですけど、これ過去の例を見たら、ヘリの墜落事故の、例えば運輸安全委員会の調査結果で言うとね、長野県で平成29年の3月に事故起こってるんだけど、このメモを見ると、公表されたのが、(平成)30年、1年後。例えば埼玉の(平成)22年7月の事故は、2年後になってるんで、やっぱり2年近くかかるんですよね。こういうところもしっかりと見ていかなきゃいけないというふうには思ってます。
 それから、機体の話は、もうよくご存知のとおり、これもメモ作ってもらったんだけど。新規導入の体制整備、これもちゃんと今いろいろと検討してるんで、釈迦に説法ですけれど、この後、事故の後のいろいろな流れを見てみると、まず平成31年の4月に防災航空センターつくって、それから例のヘリコプターの運航に係る安全運航管理主監、これ自衛隊のOBの方を採用(に向け調整中)して、それから安全航行会議も毎月10日にやって、他県に依頼している防災ヘリの緊急運航もあるんで、これも検証していると。こういうことも既にずっとやってきているのと、それから、この機体導入のスケジュール、ご存知だと思うんですけど、平成31年4月25日に新機体入札してですね、令和元年の(第)2回の定例議会の議決を得て、令和2年の12月末に納入予定ということで、こういうことをしっかりと粛々と進めていくということだと思います。

尾瀬学校について

(記者)
 先ほどいろいろと事業を見直していく、成果が上がってないものについては、大胆に見直していくというお話がありました。いろんな部局からヒアリングを今してですね、課題等も検討されている段階だと思いますけれど、群馬県の小中学生が尾瀬に必ず行きましょうという尾瀬学校という取り組みをしているんですけれど、なかなか、その参加校が、あるいは、参加人数がなかなか伸びないという課題があると考えているんですけれど、これについては。
(知事)
 尾瀬学校のことはですね、いろいろと聞いたことあるんですけども、まだきちっと説明を受けてないんで、それについての対応等々については、ちゃんとレクを受けて議論した後にしたいと思うんですけども、実は、かなりの時間レクに費やしてるんですが、あんまり早く進まないんです。総合計画の議論もですね、相当まずやっているんですけども、そもそも何のためにあるのか、他県はどういう仕組みをとっているのかというところからちゃんと紐解いて議論してるんで、実はかなり議論は濃いんだけれど、そんなに今のところパッパッパッて進んでいないんで、昨日も経済産業部(産業経済部)が経産部(産業経済部)の仕組みとか、経産部(産業経済部)が統括しているいろんな補助金とか、いろんな機構とか、そういうことの中身について、相当、疑問、いろいろと質問があったんで、それで、いろんなやりとりをしてるっていうところで、相当時間食っちゃったし。その中で、例えば農産物のPRでいうと、いちごの選果機の話からね、どうやって農産物を売り込んでいくかという戦略まで、どんどんどんどん半分ブレーンストーミングなんで、だからあんまり実は、パッパッパッって進んでないんで、今の段階で、各部局からっていうほど、まだ進んでないんです。ただ昨日の午後はですね、本当にコンベンションセンターの議論に集中したんで、これは今までの流れはかなりよく分かりました。
 ここからまた今日、記者会見があったんで、ちょっと資料も読みたかったんで、この前は入れていませんけど、この後、またずっと多分夕方まで真剣勝負のレクが入るんで、その中でまたいろんな農政部のプロジェクトとか、あるいは観光戦略とかそういうものが出てくると思うんで、一つ一つのプロジェクト事業が出てきた時に、私の方がどんどん突っ込んで、いろいろ担当課のやってきたこととか、問題点とか洗い出して、そうやって決めていきたいと思います。

防災ヘリ墜落事故(ダブルパイロット制)について

(記者)
 先ほどの防災ヘリの墜落事故の関連なんですけれども、国としても、そのダブルパイロット制というのを推奨していると思うんですけれども、やはり課題なのがパイロットの人手不足とか、そのパイロットの教育する現場とかが、やはり課題だというふうに思うんですね。そうした中で、去年大きな事故が起きた県として、知事としてですね、この課題をどう克服していくべきかということをどういうふうにお考えなのか教えてください。
(知事)
 とてもいいご質問いただいたと思うんですけど、知事選に出る前の政策集にもちらっと書いた覚えがあるんですが、やはりパイロットの養成っていうことになると県だけではできないんで、これは今回の事故を踏まえた群馬県のいろんな経験みたいなものをしっかりと、今いろいろ調査もやってるんですけど、我々がまとめた課題みたいなものをしっかりまとめて、これはやっぱり知事として国に要請しようというふうに思っています。
 この間、大臣行脚やって現職の大臣9人に会ってきましたけど、これは前に言ったとおり、中央のトップセールスをまずある程度研ぎ澄ましていく過程なんですけど、やっぱり知事が直接、これもだから東京へのまさに中央政府にトップセールスという点で言うと、今の話は、これは国にちゃんと陳情したいと、要請したいと思います。これは県だけでできないことなんで、これは今おっしゃったように事故起こした県として、今、課題をいろいろ整理していますから、これは、どっかで9月の多分、中旬以降か分かりませんが、内閣改造があったあと、またざっと主要大臣にアポとって会いに行きますから、その時には群馬県の要請とか陳情として持っていきたいと思います。

SNSチームについて

(記者)
 最初のSNSチームの関係なんですけれども、やっぱり県民との距離感みたいな身近な知事でありたいというふうにおっしゃっていましたけれども、そうした中で県民の方から、例えば何か質問とかが、もしそのツイッターを通じてつぶやかれた場合、それは知事として、返信をしたりとかっていうことをするんでしょうか。
(知事)
 それもすごく良い質問していただいてありがとうございます。
 まずね、(知事個人の)ツイッターのフォロワーは20万人弱しか、まだいないんですね。これやっぱり本当に増やしていきたい。どうも山本一太のツイッター、東京、神奈川、大阪が多いんで、群馬県民にフォローしてもらいたい。これは、あちこちお願いしていこうと思うんだけど、例えばフォロワーが50万、100万のレベルになって、なおかつ、いろいろ物議を醸してるんですけど、(知事個人の)ブログ、アメブロでも結構、政治家部門でトップを取れるようになってきたんで、それから知事としても続けると宣言してるインターネット番組、こういうのをうまく組み合わせて、あるいは、今度のスタジオのプロジェクトもそうなんですけど新しいメディアミックスを作るとですね、今までとは違うレベルで、多分知事と県民が繋がると思うんで、そのためにやっぱりSNSっていうのは活用するべきだと思います。
 さっきの質問に戻ると、おっしゃったこととても大事で、ツイッターでよくやる手法で、ASK何とかっていうのがあるんで、実はIT担当大臣のときもやりましたが、ASK知事、これはやりたい。これは定例的にやりたい。これは吉田チームと相談して、吉田課長の双肩にかかってると言ったら言い過ぎかもしれないけど、吉田チームと相談して、メディアアドバイザーとも相談して、定例的にASK知事をやってですね、ツイッターのユーザーがずっと質問して、その時間帯、選んで答えていくみたいな、これはこの間は河野大臣もやって結構大成功してましたけども、これやっていきたいと思います。
 知事と県民との双方向のアイデア、手段というものは、今ちょっと指摘をいただいたように次々に展開していきたいと思います。

自動車関連産業について

(記者)
 輸出に関するものなんですけれども、今現在、だいたいドル円が106円なんですが、県内で主要産業として自動車があると思うんですが、SUBARUの先日の決算発表で1円円高が進むと、だいたい営業利益は100億縮まるというようなことをおっしゃってまして、県内の産業として自動車産業を守るべきか、守るのかどうするべきかのお考えをちょっと聞かせていただきたい。
(知事)
 まず、その為替のことっていうのは、知事としてコントロールできないんで、これは、すごく、なかなか私がコメントしにくいって(いうことが)あるんですけれど、自動車産業、知事として申し上げたいのは、少し前のブログにも書いたんだけど、県内のどの産業も大事なんですよ。今ある既存の産業も大事だし、これから、どんどんどんどん盛んにしていかなきゃいけない、いわゆる新産業も大事だし、ベンチャーの人たちも後押しをしていかなきゃいけないんですけども。自動車産業も、その中ではあるんですけども、自動車産業は、やはり日本の経済もそうだけど、やっぱり群馬県の経済の構造、昨日もちょっと勉強してたんですけど、やはり輸送機器みたいなの、すごく多いでしょ、これ自動車ですよ。だから自動車産業はとっても大事だと思っています。これは基幹産業として、釈迦に説法ですけど、裾野が広いので、二次下請け三次下請け含めて。だから、この自動車産業については、これはもう本当に重要だと思ってますし、例えばSUBARUも含めてですけれども、そういう企業は、県として、これは民間の企業なんで民間の努力っていうのはあると思うんですけども、もちろんいろんな形で協力、連携をしていきたいというふうに思っています。

拉致問題について

(記者)
 拉致問題についてなんですけれども、知事が、だいぶ昔にですね、今の安倍首相とか河野大臣とかと組んで改善に取り組んできたと思うんですが、県内にも特定失踪者の方、3人いらっしゃると思うんですけれども、知事の立場としてできることを何かお考えでしょうか。
(知事)
 これも知事としてできることっていうのは、ものすごく限られてると思うんですが、それは、1人の日本人として、拉致問題の解決を政府にやっぱり働きかけていくという姿勢は、とても大事だと思います。北朝鮮問題は、知事に立候補するときに、国会議員がルールメーカーで、知事がプレイヤーだと言ったんですけども、ルールメーカーとして関わった、ものすごく私にとっては大事な話で、北朝鮮の経済制裁法案2本、これは、自分が中心なって作ったと自負してますから、北朝鮮問題については、知事になったあとも、もちろんずっと関心を持ち続けていますし、1人の日本人として、拉致された方々、あるいは、特定失踪者の中で本当に拉致されてる方々、是非とも国として奪還をしていただきたいと思いますし、そういう要請は、もちろん国に対して機会があればですね、申し上げていきたいと思います。

豚コレラについて

(記者)
 先ほど豚がおいしいということがあったんですけれども、豚コレラがですね、近くまでちょっと来てると思うんですけれども、県として、既にいろいろ施策あるんですけれども、新たな手を何か考えていらっしゃいますでしょうか。
(知事)
 これは、先ほど申し上げたとおり、群馬県すごく養豚盛んですから、感染拡大っていうのは、農家にとっても大変心配なことだし、深刻な状況だと思います。県内の農場の取り組みがここに書いてあるんだけど、とにかく、県内の農場において、発生させないっていうことが、もう一義的に一番大事なことだと思うんで、例えば、野生のイノシシのモニタリング、あるいは、農家に対する迅速な情報提供、あるいは衛生管理基準の遵守等の対策、こういうものを今、徹底しているということです。国に対しても、当然、感染経路の解明、進入防止対策への支援とか、こういうことは、もう群馬県として、ずっと要請してるとこだと思いますけども、国家防疫として、これ万全の対策を講じるようにお願いしなきゃいけないと。これまで、農水大臣にお目にかかってませんが、9月にまた新しい内閣ができたら、この問題もあるんで、一度、知事として、直接お目にかかって、この豚コレラの問題もちょっと訴えていきたいと思います。それからあと、国の緊急対策として、農場周辺の野生動物侵入防止柵設置、この補助事業があるから、これは有効活用できるように県としても、しっかり支援をするということで、もし、県内に発生したら、これはもういろいろマニュアル手順決まってますけども、とにかく被害を最小限にとどめるために、防疫措置に万全を期すと、これに尽きると思います。
 あんまり受けてると、このあいだみたいに最長不倒の1時間半とかなっちゃうんで、どっかで切り上げますけど、申し訳ないです。

防災ヘリ墜落事故(防災航空隊の再構築及び登山道の整備等)について

(記者)
 防災ヘリ墜落事故の件で教えてください。冒頭、言及されたところでもあるんですが、群馬県の防災航空隊というのは、メンバーがですね、各地域の消防本部からの派遣というかたちで成立している組織で、そういった組織の中には、やはり事故を受けて、安全性に対して疑問の声も上がったような経緯があると思うんです。これから、新機体を導入して、防災ヘリ運行を再開するに向けてですね、その安全性について、知事がどいうふうにお考えで、どのようにその地域の消防本部の方々、あるいは地元の首長さんですね、訴えていかれるのか教えていただきたいと思います。
(知事)
 今、先ほど申し上げたとおり、事故の原因を正確に掴むっていうことは、とても大事だと思うんですが、まず調査委員会の報告が出てない、県としても、おそらく、いろいろその過程でヒアリングを受けたりすることもあるかもしれませんけども、これをまずしっかりさせなきゃいけないと思うんですが、今、言ったように、いろんな自治体から出ていただいてるっていうことを考えればですね、そういうその事故の経緯とか判明したいろんな原因とか、こういうことを新規機体の導入の計画等々も含め、丁寧に、やっぱり県として自治体に説明していく必要があると思います。具体的に言うと、例えば、太田市、清水市長さんが引き上げちゃったんですけども、きちっと防災ヘリの必要性とかも含めてですね、これはきちっと詳細に説明をして、その上で、やはり何とか、もう1回、太田から出していただくように、それは、知事が直接、必要によっては自治体の長にも説明をしていきたいと思います。
(記者)
 防災ヘリのことについてなんですけれども、現場までの登山道に関しても、結構かなり距離があるということなんですけれども、登山道の整備につきましては、知事としては、どのようにご対応していく考えなのか教えてください。
(知事)
 事故現場で慰霊したいっていうのは、それはもうご遺族の切なる気持ちだと思うんですよね。これはよくわかってるんで、昨日、ちょっと説明を受けたところだとですね、一応、登山道の安全を確保するための補修工事等はやったんですよ。それで、7月11日と書いてありますが、希望する一部のご遺族は、現地に案内しました。でもね、地図を見せてもらったんですけど、渋峠の辺から、普通に地図だけ見たら、南から真っすぐ上がれないかって思ったら、やっぱり地形の条件って難しいんで、西の方から、こんな感じでいかなきゃいけないんですね。多分、2時間以上かかるんじゃないかと思うんで、大変なんですけども、できるだけ県としても、対応いろいろとこれからも考えていかなきゃいけないと思うんですけど、最低限のいろんな補修工事みたいのはやって、少なくともそこまでは一部のご遺族を案内したということなんです。慰霊登山は、いろいろ、ご遺族の意見とか事情も伺いながら、参加者の負担もありますんでね、遠いから。だから、時期については、例えば天候もよく考えて、どっかでやらなければいけないだろうと思うんですね、ご遺族の方々のお気持ちを考えれば。大体、今のところ、9月頃、実施できないかなということで検討を進めてます。
 それから、もう一つ、関連でいうと慰霊碑の建立、私たちとしては、できるだけ事故現場に近いところにつくりたいと。これは、もちろんご遺族の皆さんが、そういう意向なのかどうかもちゃんと確かめて、よくご遺族と相談するということが大事なんで、それを踏まえて、慰霊碑を建てる場所とかですね、デザインもね、それはいろんなご遺族の方々の気持ち、ご意見もあると思うんで、ちゃんとご相談しながら、というふうに考えてます。

あいちトリエンナーレについて

(記者)
 あいちトリエンナーレの件でお聞きしたいなと思っております。今回の展示作品の中に、過去に群馬県の県立近代美術館で展示が取り止めになったものも含まれていました。そういう意味では、群馬県も関連があるのかなと思いまして、知事の受けとめを聞かせてください。
(知事)
 何か県の作品が含まれてたっていうことで、これもちょっと、まず事情を聞いてからコメントさせてください。それについて、私なりの考え方もあるんですけど、今おっしゃったように、県のやつも入ってたって昨日ちょっとあるとこで聞いたから、それはよく担当課とも、まず話を聞いてから少し考えをまとめたいと思います。

草津町の湯長制度について

(記者)
 草津温泉の件で、知事のふるさとの草津で、時間湯長制度が7月末で終了しました。それについて、知事のお考えを聞かせください。
(知事)
 時間湯については、多分いろいろと意見があってですね、選挙をやってる最中もですね、お手紙いただいたりとか、特に時間湯の制度をそのまま続けて欲しいという方々もおられるようで、いろんなところからメールきたり、お手紙をいただいたり、直接、訴えをいただいたりしてるんで、こういう何か動きがあるんだなというのは存じ上げています。
 一つは、これはもう草津町長の判断なんで、草津町長がお決めになることだというふうに思います。草津町長のことは、もちろんよく存じ上げてて、草津町長の仲人は、うちの亡くなった両親ですから。私のふるさと生まれ故郷の町長なので、よく存じ上げてますが、基本的に判断を間違わない人だと思ってます。(草津)白根山が噴火した時の危機管理の対応も非常に立派だったし、町長としては、それは細かいことはあれしてませんけども、おそらく時間湯っていう伝統を守りつつ、しかし、例えば、医療行為として、果たして医療行為の関係ルールに合ってるのかどうかというところも、いろいろ総合的に判断されて、こういう結論になったんだろうと。一言で言うと、草津町長は、私の知る限り、きちっとバランス感覚のある正しい判断をされる方ではないかと思ってます。

SNSチームについて

(記者)
 SNSチームのことなんですけれども、すでにお話に出たかもしれないんですが、このネットメディアアドバイザーという方は、具体的にはどういう立場の方を、どういう身分で任命されるのか教えてください。
(知事)
 どういう身分かっていうのは、これからよくちょっと検討しようと思うんですね。副知事と違って、議会の議決は必要ないんですけども、ちゃんとやっぱり県庁の中の了解も得たいと思うし、例えば知事が、こういうアドバイザーみたいなものを作る、参与みたいなものを作る、いろんな多分方法があると思うんで、少し人事課も含めて、可能性を今、検討してます。任期付き採用なのか、常駐なのか、どういう形で例えば報酬を渡せるのかとか、そういう多分選択肢があると思うんで、それは今、検討中です。ネットメディアアドバイザーは、一言で言うと、すごく有名な人とか世間的に名前が通っている人とか、そういう観点ではなくて、本当によく私が知っていて、ネットにも詳しくて、きちっと吉田チームなんで、吉田課長とも連携できるバランス感覚もあって、そういう人を選びたいと思います。

防災ヘリ墜落事故について

(記者)
 各社ともヘリに関心を持っているところで、1点確認なんですが、知事がですね、ご遺族の両親、亡くなった方のご両親をよく存じておるとおしゃっていましたが、そこをエピソードとして。
(知事)
 よくっていうか、吾妻の方なので、ある亡くなられた方のお父様のことは、父の時代から支援していただいてる方なんで。
(記者)
 支援者で。なかなか実名とかとなると、ちょっときついですか。
(知事)
 それはやめておいた方がよいですね。

副知事人事について

(記者)
 副知事がいらっしゃるとこで恐縮なんですけど、石田総務大臣に行かれたっていうことは、それは、今後も総務省からもしばらく派遣を受けるってことで、ある意味そういうお言葉として行ったということでよろしいんでしょうか。
(知事)
 それはノーコメントですね。あらゆる選択肢を考えて人選してるから、石田総務大臣に言ったのは、今日、おられますけど、荻澤副知事が大澤知事のもとでなさったんですけども、本当に一生懸命やっていただいて、群馬県に多大な貢献をしていただいたと。それは、やっぱり新知事としてお伝えしなきゃいけないということで申し上げたんで、それは総務省との関係が、これからどうなるかこうなるかって話は一切してません。
(記者)
 そうですか。じゃあ、ブログで書いてあることがすべてっていうことで。
(知事)
 すべてです。

防災ヘリ墜落事故(慰霊登山)について

(記者)
 先ほどのお話の中で、防災ヘリの墜落現場への登山道整備の関係で、9月頃に実施できないかと考えているというお話でした。それはご遺族の方や関係者の方がその現場に行く慰霊登山というものを9月頃を行うという意味なんでしょうか。
(知事)
 そうですね。
(記者)
 慰霊登山はご遺族だけですか。
(荻澤副知事)
 そうですね。ご遺族のご要望をこれから伺ってということで、8月中は一周年の追悼式もございますし、新盆でお忙しいこともありますので、まずは例えばと、我々が考えてますけれども、あくまでも最終的には、ご希望をしっかりお伺いしてから。
(記者)
 ご遺族の方以外にも一緒に働いていた仲間、消防関係の皆さんとか、希望される方もいらっしゃると思うのですが、知人の方ですとか、そういった方も対象にされるんでしょうか。
(知事)
 それは、まだはっきり決まってませんね。これから、まず、ご遺族の方のご希望聞いて、今、副知事がおっしゃったように、まずご遺族のご要望いろいろ聞いて、9月頃の慰霊登山をできるとすれば組み立てていくと。その中でいろいろ検討して場合によって、例えば、同僚とか消防隊員の同僚の方とか、こういう方がもし行きたいということであれば、また何ができるかを考えていくっていうことで、今、こういうふうにカチッとこういう体制でいくみたいなものは決まってません。

熱中症対策について

(記者)
 熱中症についてなんですけれども、昨日、伊勢崎で38.4度、前橋で38度、今年も多分、災害級の暑さになると思うのですが、こうなると熱中症の方々に対して行政としても何らかのですね、啓発とか対策をしたほうがいいと思うんですが、何か考えていらっしゃいますか。
(知事)
 とてもいいポイントだと思うんで、ちょっと熱中症の被害のことは関係部局から、よくまずレク聞いて、おっしゃったとおり、かなり危険なんで、そういうことについて、県としてどんな発信ができるかっていうのは、考えてみたいと思います。実は、今回の参議院選挙は夏の選挙なんですね。実は個人的な話なんだけど、一番心配したのは、大体選挙っていうのは、遊説カーでいくと沿道にいっぱい人が出てきて、私も70ぐらい後援会があるんで、本当に細かく沿道に人が出てきて、もし、去年並みの暑さだったら、これはもう本当に熱中症になられる方がいたら困ると思ってですね、例えば、水分をいつも用意しておくとか、日傘を用意するとか、いろんなことを実は考えたんで、そういう意味でもずっと熱中症対策っていうことを候補者としても考えていたんで、それはこのままこういう状況が続くようだったら、県として、あるいは知事として、どんなことができるのかっていうのは、ちょっとよく関係部局の説明を聞いた上で考えてみたいと思います。
 来週もまた同じ時間に実況生中継でやりますのでよろしくお願いします。

(以上で終了)
文章中の()内については、広報課において加筆したものです。