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令和4年9月15日定例記者会見動画(You Tube)<外部リンク>
1.はじめに
2.新型コロナウイルス感染症対策本部会議の結果について
3.新型コロナ感染者の全数把握の見直し等について
4.オミクロン株対応ワクチンについて
5.米国訪問について
6.直滑降ストリームの告知について
それでは定例会見を始めたいと思います。
前回の定例記者会見は、アメリカからオンラインで開催させていただきました。記者の皆さんにもご理解いただいて、初めての試みでしたが、予想した以上によくできたのではないかと評価しています。
昨日、アメリカ・フィンランド訪問から帰国し、今日から通常の勤務となっています。海外渡航中には、多くの皆さんにご協力をいただきました。この場を借りて、改めて感謝を申し上げたいと思います。
特に、ホルコム・インディアナ州知事との友好関係づくりにおいては、福田康夫元総理に大変なご尽力をいただきました。具体的に申し上げると、ホルコム知事が、歴代大統領のサインを集めることがお好きだと伺っていたので、群馬県、そして日本の誇りでもある、福田康夫元総理にお願いして、福田元総理のサインをホルコム知事にお贈りしました。色紙を受け取ったホルコム知事は大変喜んだ様子で、その後の会談も、終始穏やかな雰囲気で行うことができました。この場をお借りして、福田元総理にお礼を申し上げたいと思います。
10日間という長期にわたって県庁を不在にしたのは初めてのことでしたが、渡航中に実感したこととして、海外にいても、県内の情報は適切に共有できるということです。県庁との協議も適宜行うことができましたし、この期間、必要な判断は、知事としてしっかり下せたと感じています。県庁は特に大きな混乱もなく、業務を滞りなく進めることができたという報告も受けています。
いつどこにいても、知事としての仕事はできる、必要な情報発信はできる。こういうことを示すプラクティス(実例)になったと考えています。
それでは会見の中身に移りたいと思います。スライドをご覧ください。主な今日の会見の中身です。
今日は「新型コロナ対策本部会議の結果」「新型コロナに関する全数届出の見直し等」、それから「米国・フィンランド訪問」です。フィンランド(訪問)については出張中の会見(9月9日の定例記者会見)でご報告しましたので、今日はアメリカ訪問についてご報告をしたいと思います。
まずは、本日開催した新型コロナ対策本部会議の結果をご報告したいと思います。
現在の警戒レベル期間が16日の金曜日で終了するということで、今日、第92回新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催いたしました。ここで、警戒レベル等について検討を行いましたので、その結果からご報告を申し上げます。
(フリップを掲げて)こういうことです。全県において、県のガイドラインに基づく警戒レベル2を継続いたします。期間は、9月30日金曜日までの2週間ということにさせていただきます。
それでは、今回の決定に至った理由について、ご説明いたします。
まずは、新型コロナの直近の感染状況です。スライドをご覧ください。新規感染者数の推移をまとめたスライドです。
直近1週間の新規感染者数は、今日の1,379人を含めて、8,591人になりました。これで、3週連続で前週を下回っているということで、明らかに減少傾向に入っていると言っていいと思います。
しかしながら、減少自体は、こう見てみると、鈍化しているということに加えて、いまだ、連日千人を超える感染者が確認されているということで、まだまだ油断できない状況だと捉えています。
続いて、客観的な数値です。スライドをご覧ください。
下段の医療提供体制についてですが、(1)の病床使用率は31.4%ということで、前回から10ポイントぐらい下がっています。それから(2)の重症病症使用率も8.1%まで、(前回から)半減していることが分かります。
また、この1週間で11人の方が亡くなられました。亡くなられた方々、そしてご遺族の皆さんに心からお悔やみを申し上げたいと思います。
続いて、新規感染者の年代別の状況です。スライドをご覧ください。
学校が再開した影響から、10代以下の割合がやや増加してきていることが分かります。
続いて、療養者の状況です。スライドをご覧ください。
昨日時点の療養者数は9,471人ということで、感染者数は減少しているということ、それから、先週から療養期間が短縮されたことで、療養者数も少なくなっているということが分かります。
以上のとおり、県内の新規感染者数は減少傾向が続いています。これに伴って、医療提供体制にも改善傾向が一定程度見られるということです。6月以降続いている第7波も、ピークアウトに向かっていると判断していいと思います。
しかしながら、先ほど申し上げましたが、病床使用率は30%台ということで、これは警戒レベル2の水準にとどまっています。まだまだ医療現場には負担がかかっており、警戒レベルを1に引き下げる段階にはないと判断しています。
以上を総合的に勘案して、今回の決定に至りました。
それでは、警戒レベル2における県民の皆さま、事業者の皆さまへの要請内容をご説明したいと思います。
次のスライドをご覧ください。警戒レベル2における要請内容に関するスライドです。
まず、県民の皆さまへの要請内容です。これはこれまでと変わりません。県民の皆さんにおかれましては、引き続き、感染リスクの高い場所への外出は十分注意していただきたいと思います。特に、大人数・長時間での会食や飲み会は感染リスクが高まりますので、慎重にご判断をお願いしたいと思います。
加えて、ワクチン3回目の接種はもちろんですが、4回目の接種をまだ受けていない方は、ぜひ積極的な接種をお願いしたいと思います。
以上が対策本部会議の結果になります。
続いて、全数把握の見直しに伴う対応について、ご報告したいと思います。
先般8月24日に、岸田総理が、新型コロナの全数把握見直しの方針を発表いたしました。
しかしながら、発生届の対象外となる方々には療養証明書が発行できないということで、医療保険の適用判断ができないという課題がありました。
県内の医療関係者からも「全数届出の見直しを行うならば、全国一律が望ましい」という意見もいただいておりました。
こうした課題について、9月26日から保険支払対象者が縮小され、この問題が解決されるという見込みになりました。
こうしたこともあって、国が、Withコロナの新たな段階への移行に向けた方針をしっかり示したことから、これを受けて、群馬県では全数届出の見直しを実施することにいたしました。
これによって、医療機関の負担が軽減され、重症化リスクが高い方に重点的に対応できるようになると思います。
一方で、重症化リスクが低く、届出対象外となった方々については、自宅療養に伴う生活支援物資の配送とか、体調悪化時の相談対応とか、こうした従来の支援体制を継続できなくなるという課題もありました。
この件については、これまで保健所長や医療関係者との意見交換を重ね、今後の対応方針を検討してまいりました。本日はその中身が決まりましたので発表したいと思います。
全国一律の、発生届の限定化に伴い、届出対象外となる患者をサポートするために、群馬県では、「健康フォローアップセンター」を設けることといたしました。運用開始日は、9月26日の月曜日となります。
健康フォローアップセンターでは主に、重症化リスクが低く、自宅療養となる方々を支援したいと思います。センターには医師や看護師を配置して、医療相談アプリとか電話による健康観察を行う予定です。
症状悪化時の相談は24時間対応とし、医療機関への受診案内などを行います。
そのほか、宿泊療養の調整とか、希望者への生活支援物資の配送業務を担わせていただきます。
次のスライドをご覧ください。健康フォローアップセンターの開設後に、新型コロナの症状が現れた場合の療養の流れをまとめてあります。
まず、妊婦の方や65歳以上の方、糖尿病や高血圧、呼吸器系の疾患等の持病をお持ちの方など、比較的重症化リスクが高い方、または症状が重く心配な方の場合についてです。こうした方で、発熱等の症状がある場合はまず、これまで同様、かかりつけ医や身近な医療機関を受診してください。検査の結果が陽性となって、届出の対象と判断された場合、医療機関から保健所へ発生届が提出され、療養方法が検討されます。
その結果、入院の必要がなく自宅療養が適切と判断された場合、健康フォローアップセンターに情報が移管され、ここで健康管理アプリや電話による健康観察が行われることになります。
続いて、軽症の方について見ていきたいと思います。
医療機関の受診も不要と思われる場合は、インターネットで入手できる医療用の抗原検査キット等によって自己検査を行っていただきたいと思います。その結果が陽性となった場合は、群馬県ホームページにて公開される登録用の電子申請システムから、必要事項を入力してもらいます。
これによって、健康フォローアップセンターに陽性者として登録され、健康観察が行われるということになります。
今回の健康フォローアップセンターの設置によって、医療機関が重症化リスクの高い方に重点的に対応できるようになるとともに、重症化リスクの低い方に対しても、これまで同様、切れ目のない支援を継続できると考えています。
県としては、今後も関係機関と調整を行いながら、感染者への支援をしっかりと行ってまいりたいと考えています。
続いて、オミクロン株対応ワクチンについてです。
今週12日、国は、ファイザー社とモデルナ社が開発した、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した改良型ワクチンを薬事承認いたしました。来週にも接種が開始される予定です。
接種対象者や接種開始スケジュールなど、皆さんの関心も高い内容だと思いますので、改めてこの内容を説明させていただきます。スライドをご覧ください。
現在、4回目接種は重症化予防を目的に、高齢者や基礎疾患のある方などに限定されております。一方で改良型ワクチンは、感染を防ぐ中和抗体の量が従来型と比べると多く、重症化予防効果に加えて、感染発症予防効果も期待されています。
こうしたことから、対象者が拡大され、2回目接種を終えた12歳以上の人で、最後の接種から5カ月以上経過した人が対象となります。なお、接種間隔は、今後短縮する方向で検討が進んでいます。
県内ではおよそ160万人が対象となる見込みです。スケジュールとしては、来週の20日以降、まずは重症化リスクが高い方など、4回目接種対象者のうち、まだ接種を受けていない方を優先して接種が始まります。
その後、10月中旬以降、12歳以上のすべての年代に対象を拡大していきます。なお、接種に一定の目途が立った場合には、各自治体の判断で、10月中旬を待たずに、前倒しが可能ということになっています。
詳しい接種開始日、接種場所等については、お住まいの市町村からの情報等でご確認いただければと思います。
改良型のワクチンは、現在の第7波で主流となっている、BA.5といった変異型にも一定の効果が期待されます。接種の対象となった方は、ぜひ早めの接種をご検討いただきたいと思います。
一方、ワクチン接種においては接種する時期も重要です。すでに接種時期が到来している方、特に重症化リスクの高い方は、今打てるワクチンを早めに接種いただきますように、重ねてお願いをしたいと思います。
加えて、これから冬に向かい、インフルエンザも流行する季節になります。新型コロナワクチンは、インフルエンザワクチンとの同時接種も可能となっています。これで選択肢も広がり、利便性が上がっているということです。同時接種についてもぜひご検討いただきたいと思います。
続いて、アメリカ訪問について、ご報告したいと思います。
先週の記者会見では、フィンランド訪問、それから、アメリカのホルコム・インディアナ州知事との会談、覚書の締結についてお伝えしましたが、本日はその後のアメリカの行程についてご報告をしたいと思います。
スライドをご覧ください。現地時間の9日金曜日は、インディアナ州ラファイエット市にあるパデュー大学を訪問し、元州知事でもあるミッチ・ダニエルズ学長と面会を行いました。
パデュー大学は、ノーベル化学賞を受賞した根岸英一さんが在籍したことでも知られています。米国屈指の名門大学です。ダニエルズ学長とは、群馬県とパデュー大学との連携の可能性について議論しました。
この人は2期知事を務めていて、非常に大物なんですよね。一時、大統領候補にも出す動きがあったくらいの方なんです。この方と会談をしました。
その後、チェン次期学長、実はダニエルズ学長は退任が決まっておりまして、次期学長予定者のチェンさんと主要学部の教授とのランチミーティングを行いました。パデュー大学側からは、主要学部の教授がほとんど出席し、各学部の活動について次々プレゼンしていただくという力の入れようでした。
大学側の対応を目の当たりにして、パデュー大学も、群馬との連携に強い期待を抱いているということを痛感いたしました。
具体的な連携についてはこれから中身をいろいろ詰めていきたいと思いますが、具体的な連携の可能性としては、学生同士の相互留学とか、企業からの研究生の派遣とか、企業からの研究投資などが検討できると思いますし、こうしたことについても議論いたしました。
鉄は熱いうちに打てと言いますから、早急に検討して、具体的な協力につなげていきたいと考えています。
その後、群馬県ゆかりのSUBARUの現地工場であるSIA(SUBARU of Indiana Automotive)を訪問しました。施設を訪問するとともに、会長を含む幹部の方々とも意見交換をさせていただきました。
日本の自動車メーカーとしては、最も早くインディアナ州に進出したSUBARUの現地での存在感は、私の想像以上に大きかったです。このSUBARUは、地元の方々からも大変高い評価を受けていることが分かりました。群馬県の知事としては、心強い思いがいたしました。
次のスライドをご覧ください。
その後はシカゴに移動して、11日の日曜日に、日本・米国中西部会の日米合同常任委員会に出席いたしました。この委員会は、日本と米国中西部諸州の官民相互交流によるネットワーキングを目的とした集まりです。
今回は、イリノイ州のプリツカー知事、それからインディアナ州のホルコム知事、ネブラスカ州のリケッツ知事、それからミシガン州のホイットニー知事、滋賀県の三日月知事、そして私が出席し、現職の米国の現職州知事4人と直接意見交換ができるという、大変貴重な機会となりました。
翌12日の月曜日には、シカゴ市内のホテルで開催された、日本米国中西部会日米合同会議に出席いたしました。開会式には、冨田中米大使、元シカゴ市長でもあるエマニュエル駐日大使等の各州、各県知事が出席し、各自がスピーチを行いました。
エマニュエル駐日大使からは、中西部は日本企業にとって投資の利点がある重要な地域であるということ等についての発言がありました。
インディアナ州のホルコム知事のスピーチでは、群馬県と覚書を締結したことに触れていただいて、経済、教育文化において、関係を強めていきたいという旨の発言がありました。
そして、皆さんのスピーチの後、最後が群馬県知事の順番だったんですが、10分間という短い時間でしたので、この中で群馬県の魅力を印象づけるために工夫を凝らして発表させていただきました。県のPR動画を流しました。ものすごく綺麗な動画で、外国人が見て、群馬県に行きたいなと思うような本当に素晴らしい映像なんですけれども、このいろいろな映像を編集して、5分間の短いムービーにいたしました。この映像をバックにして、ギターの弾き語りをしました。こういった方法で、群馬県が日本一の温泉地であるということや、企業立地に適した場所であることをPRさせていただきました。
会場からは、この日一番の喝采が沸いて、スタンディングオベーションが起きるという、日米の西部地域の会議では今までになかったような現象が起こったということで、想像以上に群馬県のインパクトを与えられたのではないかと自負しています。
その後、意見交換した方から、「You stole the show」と(言われました)。安倍総理が、オリンピックの閉会式で、スーパーマリオに扮した時にも、ニューヨークタイムスやワシントンポストのフロントページの記事にも書いてあった「Steal the show」という「一番おいしいところを持っていったね」という表現なんですけども、いろいろな人たちから声をかけられたんですね。
それから、会場に作った群馬県のブースに人が押し寄せたという報告も受けております。
インディアナ州とか中西部各州も含め、今回のトップ外交で構築したアメリカ・フィンランドでの幅広い人脈を生かし、様々な分野で連携していけると思っています。
ここでかなり目立ったので、このあとネットワーキングの昼食会があったんですけど、宇留賀副知事と2人でずっとテーブルを回って、相当いろいろな方々とお話をすることができました。そこにも繋がったかなと思っています。
できるだけ早く、具体的なアクションにつなげていきたいと考えています。
個人的な感想を言うと、アメリカ中西部は、日本の存在感がものすごく大きいんですよね。久しぶりに、そのことを感じました。日本の経済の相対的な規模が下がっていく中で、国会議員も20年以上やって、大臣も務めたんですけども、いろいろ相対的なアメリカでの存在感は低下しているという印象があって、いろいろな意味で、日本は大変だなと思っていたんですけれども、中西部では日本の存在感はすごく大きく、日本の投資がナンバーワンなんですね。特に、スバルみたいな製造業の方々が、30年前から定着して、現地で真面目に仕事をして溶け込んでいます。このことが、実は日米関係に大きな貢献をしているということを痛感いたしました。
この会議には現職の州知事が4、5人出席されましたが、そういう会議は普通ないんですよね。アメリカの州知事は大統領候補にもなる人たちで忙しいので。(そういうことからも)これは非常に重要な会議だということが分かりましたし、これでホルコム知事ともMOU(覚書)を結んで、インディアナとの協力関係もできたので、ここから、中西部との関係を、いろいろな形で広げていきたいと思っています。
それからもう一つだけ言うと、モニター資料にはギターを弾いているところが出ているんですが、この前に真面目なスピーチをちゃんとやっていますので。この5分間のスピーチは少し早口でやらないといけなかったんですが、もちろん英語で、資料も見ずに、かなり熱烈にやらせていただきました。その中で、群馬県の特徴を説明するために、英語で「Surrounded by rich nature. The region is less prone to earthquakes and typhoons」と言ったんですけど、「すごく豊かな自然に囲まれていて、この地域は地震とか台風が少ない」と(いう意味です)。「Naturally the location is attractive to companies」という文言も入れました。つまり、「企業立地についても、企業からは、災害が少ないということで非常に人気がある」ということです。その後に入れた言葉は「Gunma is also well-known as a prefecture which has produce four prime ministers」つまり「群馬県は、4人の総理大臣を輩出していることで知られている」と。「The most significant number in Japan since the World War 2」と言ったんですけど、戦後4人(の総理を輩出している)というのは群馬県と山口県だけなんですよね。4人総理が出ているというのは結構アメリカ人にアピールするということが分かりまして、福田元総理もそうですけれども、他の3人の総理、偉大なる先輩方にも、知事として感謝を申し上げたいと思っています。
こことの繋がりを作るというのは、群馬県の、おそらく製造業についても非常に意味があると思うので、ここから宇留賀さんとまた協力して、力を入れていきたいと思います。
最後に、直滑降ストリームについてもお知らせしたいと思います。スライドをご覧ください。
今週は、先週に引き続いて、群馬大学大学院の医学系研究科で、初めての女性教授に就任した小和瀬桂子教授との対談をお送りしたいと思います。今回は、コロナの後遺症について、目立つ症状とかワクチン接種の効果など、小和瀬教授が医療現場で日々感じていることを中心に詳しくお話を伺いました。
YouTubeのtsulunosチャンネルで、明日19時から配信しますので、ぜひご覧ください。
もう一つ言っておくと、小和瀬さんが、医療系では初めての群大の医学部の教授なんですけれども、アメリカの中西部会のネットワーキングの昼食会で座った人は、右側はデロイトトーマツの幹部で女性でした。左の人はインディアナ州知事の側近で、女性でした。フィンランドで、ホンコネンという若い30代の大臣と会談したんですけれども、そこに出てきた人は全部女性でした。やはり世界はそういうことになっているので、群馬県も今のところ、女性部長が(部長級に占める割合が)38%で、全国一で、今回、県警の本部長も女性ということで、もう圧倒的に一番なんですけれども、やはり、女性活躍というのは、もう当たり前のことのように行われているということも分かりましたので、その点、群馬県の女性活躍、これは県庁だけじゃなくて、経済界も含めて全般ですけども、これもしっかり知事としてやっていかなければいけないということを痛感したことも、最後に付け加えさせていただきたいと思います。
それではここからは、皆さんからご質問を受けたいと思います。
(記者)
先ほど、海外のトップ外交についてご説明いただきましたが、知事は任期中に、他にも外遊するご計画があるのか、あるいは検討されているのか、お聞きしたいと思います。
(知事)
まず先月、ベトナムに行かせていただきました。そもそももうちょっと早くベトナムにもアメリカにも、フィンランドにも行きたかったんですけど、なかなかコロナでかなわなかったので、まとめて行ったという感じなんですが、部外には発表してませんけれども、県独自の外交戦略のコンセプトというものを作っていますので、これに従って戦略的に群馬県の経済の活性化に繋がるようなところには行きたいと思っています。
今のところまだ決まっていませんけれども、いくつかの候補地も検討しているので、我々が作ったコンセプトに従って、今までにない独自の自治体外交を展開していきたいと(思います)。
おかげさまで、先月のベトナムでも国家主席にも会ったし、副首相にも会っていますので、今回フィンランドでも、ホンコネン大臣と直接お会いできましたから、こういう流れを作っていきたいと思っています。
(記者)
先ほどご説明いただきましたオミクロン株対応のワクチン接種についてですが、例えば若者でありますとか、県が接種を促すような施策、これについては何かお考えは今あるんでしょうか。
(知事)
これは、新型コロナワクチン接種推進局長の方から(お願いします)。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
若い人には、デジタル関係(媒体)を使ってということで、今、デジタル広報を行っています。具体的には、LINEとかSNSを使って広報をやっているんですけれども、LINEについては、ターゲット広告というものを活用して、年齢層別で、必要な広報を届けています。クリック率も高くなってきていますので、そこからワクチン接種の予約サイトに繋がるような仕組みで今いるところです。
(記者)
何か景品が当たるといったようなものを期待していたのですが。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
前回、(インセンティブ事業は)大々的にやって、協賛品を送り終わるぐらいのところですので、どういった方法が適切か考えたいと思います。
(記者)
今のところ計画はないということで。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
はい。
(知事)
これまでいろんなことをやっていますので、それを中心にしっかり進めていきたいと思います。
(記者)
私事ですが、今度の異動で群馬県を離れることになりました。これまで、知事には真摯にお答えいただき、誠にありがとうございました。失礼いたします。
(知事)
私の方からも、お礼を申し上げたいと思います。なかなか記者としては手強いお1人だったんですけども、群馬県で、いろいろと取材をしていただきました。ぜひ別の場所に行っても活躍していただきたいと思いますし、群馬県の情勢には興味を持ち続けていただければと思います。本当にいろいろありがとうございました。
他にありますか。
(記者)
ワクチン接種の関係で、県営センターについては、ご検討はありますでしょうか。
(知事)
新型コロナワクチン接種推進局長からどうぞ。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
県営のセンターですけれども、今回の新しいオミクロンワクチンの対応に当たり、設置するかしないかも含めて、県全体の接種体制を検討しました。
やらない方向で考えているんですけれども、論点とすると、三つ大きなところがあると思います。
一つ目は、段階的に接種を進めていくというスケジュール的なものがあります。まず、(重症化)リスクの高い、現行の4回目接種の対象者、60歳以上ですとか、基礎疾患をお持ちの方々、そういう方々から始めて、それからエッセンシャルワーカーですとか、3回目をまだ接種されていない方など、リスクの高い人から順に進めていくと(考えています)。ワクチンの供給についても、国からの供給が順次来るということもあって、最初立ち上げてすぐに殺到するような状況にはないということもあるので、そのような形になりました。
それから二つ目が、地域の医療従事者、医師会をはじめ、関係者皆さまのご尽力によりまして、各市町村の接種体制が非常に十分構築されていることもありまして、十分対応できると思っています。
それから、先ほど知事からも(発言が)ありましたけれども、インフルエンザワクチンとの同時接種も可能になりました。そういうことで、近所のかかりつけのお医者さんで受けていただく方が利便性が高いかなというようなこともあります。また将来的には、コロナワクチンも定期接種になっていくという議論も、今進められておりますので、そういうことも踏まえてになります。
以上の3点を総合的に考えて、(県としては、)県営接種センターは設置せず、市町村に頑張っていただこうと。そのような結論を考えているところです。
(記者)
安倍元総理の国葬に関してなんですけれども、知事への招待状の発送状況と、参加の意思について伺えればと思います。
(知事)
国葬については、過日正式な案内状も届きましたので、知事として、公務で参列をさせていただきたいと思っています。
(記者)
招待状が届いたのはちなみにいつになりますか。
(知事)
正式に届いたのは、先週の金曜日です。
(記者)
改めて一言、国葬への思いを伺えればと思うんですが。
(知事)
これも終始一貫しているんですけれども、私は国葬には賛成です。政府が決めた以上は、しっかりと粛々とやっていただくということだと思います。
これは国の公式行事として行われるということで、政府は、地方公共団体には弔意の表明を要請しないということですので、群馬県は県の方針でしっかりやっていきたいと思います。県としての弔意を表明するということで、当日県庁舎と合同庁舎においては、半旗掲揚させていただくことを考えています。それから、職員による黙祷についても、いろいろと議論があるようですけども、弔意の強制との誤解を招くことがないよう、特段呼びかけを行うようなことは考えていません。
(記者)
職員への黙祷は呼びかけずということで、ちなみに県庁舎と合同庁舎の半旗ということなので、各市町村とか県立学校とかへの半旗の要請とかはしないような方向ですか。
(知事)
一応、具体的に総務部長から(お願いします)。
(総務部長)
知事から話がありましたように、県庁舎とそれから県内10カ所の合同庁舎で半旗の掲揚をしたいと思います。
それから、国からも特に通知は今回ないということですので、市町村ですとか、教育委員会に対して県から通知をするという予定は今のところございません。以上です。
(記者)
今の関連で、県職員とは別に、県民に黙祷の呼びかけとか、一般的な広い呼びかけはないということでしょうか。
(知事)
はい。それは考えていません。
(記者)
県主催行事あるいは関連行事の自粛みたいな、関連した、その他の動きはありますか。
(知事)
ないと思いますが、一応、総務部長から答えさせます。
(総務部長)
今のところそういうことは予定はしておりません。
(記者)
今回の県庁舎や合同庁舎への半旗の掲揚は、例えば、以前の中曽根元総理の葬儀の際の対応をそのまま踏襲してるとか、何か過去の対応を参考にしていたりするんですか。
(総務部長)
例えば、中曽根元総理の関係ですと、県民葬をやったのと、それから政府と自民党の合同葬というのがあったと思うんですけれども、その際には、県民葬については、県の主催ですので、幅広く弔意を表明するということで、県のいろいろな機関で半旗の掲揚を行ったと思います。
それから、自民党と政府の合同葬の時には、国から協力の要請文みたいのがございましたので、それを踏まえて対応したということで、今回は、そういう国からの要請等もないものですから、知事が参列するということも踏まえて、なおかつ国からは、国民の皆さまにも要請はしないということなので、全体のバランスを考えて対応を検討したということであります。
(記者)
オミクロンワクチンのことをお尋ねしてもよいでしょうか。
先ほど、ワクチンの推進局の方で、エッセンシャルワーカーとか2回しか接種していない人を段階的に優先するような話だったんですけど、9月20日と10月中旬の時は、二段階の接種だったんですけど、その途中に、エッセンシャルワーカーとか2回しか接種できていない人が入ってくるということですか、優先対象として。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
その辺は、あまり厳密ではないですね。順番的には、やっぱりリスクの高いところからということで、まず現在やっている4回目接種の対象者から始めて、ある程度接種完了のめどが見えてきた時点で、だんだん(対象者を)広げるということで、最終的には10月中旬以降に、すべての対象者(への接種)が始まるようなイメージで(考えています)。国の方でそういう通知はしているんですけれども、具体的にどういうスケジュールを組むかというのを各市町村の方で行いますので、同時に行う場合もありますし、少しずつやっていくという場合もあるので、だいたいのイメージということで、先ほど申し上げました。
(記者)
ワクチンについてお聞きします。新しいワクチンなんですけれども、配られる量、県に最初に入ってくる量など、もし分かれば教えていただきたいと思います。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
160万人分が最終的(な県への配布量)ですけれども、今のところ、(県へ配布されるワクチン量は)47万回分(正しくは、約51万回)ということで聞いております。
(記者)
47万回が最初にまず入ってくると。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
最初入ってくるのではなく、3つか4つのクールに分かれて入ってくる感じになります。
(記者)
どのぐらい(の分量が)、いつ配布されるみたいな(スケジュールはありますか)。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
大体1週間に1回ずつです。20日(正しくは19日)の週に1回、それからその次の週に1回というふうに、(数回に)分かれて入ってきます。全部同じ(配布)数量ということではないです。
(記者)
いつまでに47万回分が配布されるような感じでしょうか。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
10月の中旬です。
(記者)
10月の中旬までに47万回分が入ってくる。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
はい。
(記者)
最初の数は何万回分になりますか。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
今は手元に(資料が)ないので申し訳ないです。
(記者)
後で担当課に聞けば分かりますか。
(新型コロナワクチン接種推進局長)
そうですね。はい。
(記者)
もう一つ別件なのですけれど、今日、各報道でG7サミットの、デジタル・技術大臣の会合(の会場)が高崎市に決まる見込みという報道が、数社出ているんですけれども、知事は、その話を聞いているのかということと、その受け止めをお聞きします。
(知事)
私のところに、会場が決定したという連絡はありません。
しかし、報道の方々がこうやって報道しているので、何かのソースから判断をされているのだと思うので、私のところに本当に決定したという話は来ていません。
ただ、もし本当に、できるのであれば、それは素晴らしいことだと思いますし、それはもう県としては全力を尽くしたいと思っていますが、残念ながら、その知らせは私には届いていないです。
(記者)
今日の会見と直接は関係ないのですけれど、10月で富岡製糸場が開業150周年を迎えるということです。ちょっと今、コロナの影響もあって、お客さんが減っていたり、整備が滞っていたりとか、ちょっと厳しい状況にあるようですが、知事として現状をどう見てらっしゃるのかということと、これからどうしていきたいみたいな展望がありましたらお伺いしたいです。
(知事)
そうですね。まずは、担当から。
(地域創生部長)
実は、来場者が減ってきていて、さらには保存整備に遅れがあるという課題がございまして、実際にいらっしゃった方が、どんなところから来て、どんな感想をお持ちになっているのか、正確にファクト(事実)を把握しなければいけないと思いまして、アンケートを実施いたしました。
以前からも実施はしていたのですが、来場者に紙に書いていただく(形式だ)と満足した人にしか回答を書いていただけないという問題がございましたので、QRコード等を示して、それによるWeb回答形式でお願いしましたところ、かなりの数の回答が出てまいりました。
富岡製糸場と4資産につきましては専門委員会というのを設けておりまして、こちらは、日本イコモスのトップの方がメンバーになっているような、どちらかというと保存整備に力を入れたような委員会なんですけれども、こちらに、デジタルですとか観光の専門、エキスパートの方に入っていただきまして、その中で、アンケート結果をよく分析して、検討していきたいと考えているところでございます。
(知事)
富岡製糸場は、やはり世界遺産ということで、群馬県にとってはすごく大事なコンテンツだと思うんですけれども、前から言っているように、相当根本的に戦略を練り直さないと、なかなか来場者の数の低下を食い止められないと思います。
やはり、いつも言っているように、磨き続けないと駄目だと。ぐんまちゃんのコンテンツも同じなんですけれど、一歩踏み出していかないと、なかなか新しい展開はないんじゃないかと思っています。
これはもう、富岡市の方もすごく努力をされているし、いろんな人たちの知恵も借りていかなきゃいけないと思うんですけれど、私がずっと知事になってから強調しているのは、富岡製糸場が世界遺産になった、このストーリー、これがやっぱり非常に素晴らしいものがあって、このストーリーづくりですよね。イコモスを説得した。いかにその富岡製糸場というものが、ある意味でいうと、ヨーロッパの近代服飾文明に影響を与えたかみたいな。こういう生きたストーリーみたいなものを、もうちょっとちりばめた形で発信する必要があるのかなと思っていますし、もう一回言いますが、市ともよく協力をしていきたいと思いますが、相当ちゃんと踏み込んでいかないと、なかなかこの世界遺産というのは生かしきれないんじゃないかと思って、そこは厳しく見ています。だからこそ、余計しっかりやんなきゃいけないと思っています。
(記者)
具体的にいつごろまでに、踏み込んだ戦略の練り直しみたいな、具体的なアクションを起こされるかというお考えはありますか。
(地域創生部長)
実は、今年、観光庁の事業なんですけれども、「将来にわたって旅行者を惹きつける地域・日本の新たなレガシー形成事業」、こういったものがございまして、世界遺産富岡製糸場を核とした新たなレガシー形成事業として手を挙げましたところ、採択になりました。
こちら、関東運輸局の方で、受託者を決めてのFS調査ですので、実際に富岡製糸場を中心にどんなことができるかっていうのをやっていく。その調査結果が出た上で、よく検討していきたいと考えております。
(知事)
これちょっと富岡市、富岡市と言っていますが、4市町。町もあるから、こういうところと、県がよく協力をしながらやっていかなきゃいけないと。
知事としての個人的な感想なんですけれども、相当、何か戦略を練り直していく必要があると思います。
(記者)
国葬に関して、もう1点聞かせてください。
結構世の中批判もある中で、知事としてどういう思いで参列なさるかコメントいただけますでしょうか。
(知事)
まず、安倍元総理に対しての思いがあります。これはもう政治家としては、私にとっては本当に、すごく特別な存在で、長年にわたって親交もありましたし、大変いろんな形で、お世話になりましたし、知事になってから最初の2年間、もういろんな形で官邸に応援していただいたということで、これも個人的に、もう、これは安倍元総理の国葬ということですから、これは、知事としてもそうですし、1人の政治家としても、人間としても、これはぜひ参列をしたいと思っています。
国葬についてはいろいろ議論があると思うんですけれども、安倍元総理の7年間の総理としての業績、これもいろんな見方あると思いますけれども、私は本当に戦後の歴史に残る名宰相だと、立派な宰相だと思っていますから。そういう意味でいうと、国葬は自然な流れだと思っています。
ただ、いろんな議論もある中なので、なるべく誤解を生まないようなやり方で、県として弔意を表したいと考えています。
(記者)
県民割と全国旅行支援の関連でちょっとお伺いしたいんですけれども、今かなり水際(対策)とかも緩和されて、かなり人の動きという意味では、国内外で動いている状況なので、政府としては全国旅行支援を今月内に開催するという動きは何となく分かるんですけれども、県民割が9月末までやる中で、9月の途中の段階から全国旅行支援が開始となると、手続的にどうなるのかなというところもあったりするのですが、この辺知事のお考えがあればお伺いしたいです。
(知事)
そこら辺は戦略セールス局長から。
(戦略セールス局長)
今、お尋ねになりました、全国旅行支援の関係なんですけれども、国に今確認をしている内容としましては、(国の方針としては)「9月中に開始したい。ただ、感染状況を見て決定をしたい」という段階までの話しか来ておりませんので、実際にいつから始めるという話としてはまだ来ていない状況でございます。
今、お話にありましたように、愛郷ぐんまを9月末までやるという形になりますので、もし、愛郷ぐんまをやっている間に始めるということになったならば、分かりにくくないように、(利用者が)混乱しないように、しっかりアナウンスをしていきたいと考えております。
(記者)
当然併用はできないので、切り換えみたいなことをせざるを得ないですよね。
(戦略セールス局長)
その辺りについても、詳細はまだ全く示されてない状況ですので、まだ何とも言えないというところでございます。
(知事)
もうちょっと、政府に中身をしっかり示してもらうということが大事だと思います。
(記者)
細かい話なんですけれど、(国葬に支出される県の)公費について、具体にどういうものがあるのかということと、また当日の知事の予定、日帰りなのか、1泊なのか、これもあわせてお願いします。
(秘書課長)
公費としては、知事が移動するときに旅費がかかる他、香典とかというお話あると思うんですけれど、香典についてはまだ検討しておりません。支出するかどうかも含めてですね。
(知事)
基本的に移動にかかる費用ということですよね。今のところは。
(秘書課長)
移動する経費は、公務として(国葬に)出席するということですので、(県の支出としては)旅費がかかるということです。
(記者)
それは、知事と随行する職員の方(の旅費)というところですか。
(秘書課長)
そうですね。
(記者)
今、香典については検討していないということなんですけれど、これは現段階で検討していなくて、今後も検討しないということですか。
(秘書課長)
いずれどうするかという対応は決定したいと思っています。
(記者)
それは当日までに。
(秘書課長)
そうですね。
(記者)
これから検討すると。
(秘書課長)
はい。
(記者)
今日、これから、みなかみ町と商工会と観光協会が、上毛高原駅の駅名の改名で、JR高崎の方に直接行って要望するということなんですけれども、上毛高原駅の駅名については、結構変えてくれと地元の要望が長くあると思うんですけれど、知事のお立場もあるとは思うんですけれど、知事のご所感をいただければ。
(知事)
まず、駅名を決めるということについて、完全にコンセンサスができているのかどうかよく分からないところがあるので、そこをまず、把握してないんですね。どういう駅名にするかというのも、多分まだ決まってないんですよね。そこら辺をまずしっかり(確認してから)、方針として固める必要があるのかなと思っています。
それから、駅名を変えるというのは、なかなかこれは大変なので、これ国会議員の時代にも、何とか変えようと思ってやってみたんですけれど、多分システムを改修するのはお金がかかるし、手間もかかったりするから、そこはそんな簡単じゃないと思います。
ちゃんと地元から、こういう駅名にしたいという形で要望があれば、それがやっぱりその地域のためになるんであれば、これは知事としてしっかり応援をさせていただきたいし、中央にいろいろ、JRにも働きかけていきたいと思います。ただ、ちょっとまだ駅名が固まったという情報も入っていないので。
(記者)
ひらがなで「みなかみ」というのを入れた駅名にしてくれという要望です。
(知事)
そうですか。いや、それまだちょっと聞いてないです。
(秘書課長)
ちょっと、私の先ほどのお答えを補足させていただきます。香典の話が出ていましたけれども、国葬ですので、基本的にそういった香典とか、生花はご辞退するというのが向こうから通知で示されていますので、それに沿って県としても判断することになると思います。
(記者)
辞退するというのは・・・
(秘書課長)
「お受けしません」というのが通知に明示されていますので、それに沿った判断をすることになると思います。
それでは、県民の皆さまに、最後に改めてお願いを申し上げたいと思います。
今日の会見でもご報告しましたが、第7波のピークアウト、これは確実に起こりつつあると思うんですけれども、まだまだ1日の感染者が多い状況が続いておりますし、ここ何日かを見ていると、だんだん減り方が緩やかになってきたりしてるので、会見で申し上げましたが、まだ油断ができない状況だと思っています。
毎回同じお話をさせていただきますが、県民の皆さまには引き続き基本的な感染対策をお願いしたいと思いますし、この段階までくると、もうこれも今日は何度も申し上げましたが、やはりワクチン接種が非常に重要な鍵になってくると思いますので、ぜひ、まだ済ませていない方は、このワクチン接種を急いで受けていただくように、ご検討をお願いしたいと思っています。
今回は、全部で10日間、初めてかなり長い海外出張で群馬県を留守にしましたが、その間もしっかり危機管理の対応ができるような状況をつくれたと思っています。
これからも、知事のトップセールスは、中央省庁とか大臣とか、経済人だけじゃなくて、外国に対しても、これが群馬県の経済の活性化、存在感の上昇、あるいは観光戦略に繋がるものであれば、積極的にトップ外交も展開していきたいと思いますので、ぜひ皆さまにも、応援していただければと思います。
今日もちょっと長くなりました。記者の皆さんには最後までお付き合いありがとうございました。定例会見を終わりたいと思います。
(以上で終了)
文章中の()内については、メディアプロモーション課において加筆したものです。