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劇場型勧誘に注意しましょう

更新日:2016年3月24日 印刷ページ表示

劇場型勧誘とは?

 劇場型勧誘とは、いくつもの業者が手を組んで役回りを分担して、言葉巧みに勧誘し、未公開株や老人ホームの入居権などを消費者に購入させ、多額のお金をだまし取ろうとするものです。未公開株や老人ホームの入居権など実態のない証券や権利などを買わせようとしてくるほか、「あなたの個人情報が漏れているから削除してあげる」といった個人情報削除を名目にお金をだまし取ろうとするものなど様々なやり方で消費者をだまそうとしてきます。

相談事例

  • 県の消費生活支援センターと名乗る人物から連絡があり、「あなたの個人情報が業者間で流出している。このままだと悪質な勧誘やお金をだまし取られるなどの被害にあってしまう。個人情報の削除を希望するなら、削除を専門にしているA社を紹介するので、そこに依頼して欲しい」と言われた。A社に電話をすると、「あなたの個人情報がどのくらい漏れているかを調べたところ、500件近く漏れていた。削除料は1件につき1万円だが、今はキャンペーン中なので、半額の250万でいい」と言われた。そんな大金は支払えないが、個人情報が流出しているというのはかなり心配。どうすればいいだろうか。
  • ある日、有名な企業を名乗って電話があった。「あなたの家の近くに、老人ホームができる。周辺地域の方だけが入居権を優先的に安く購入できる。その入居権を購入してうちに売って欲しい。購入してくれれば、謝礼を上乗せして、購入金額の2倍を支払う」と電話で言われた。いい話だと思い、早速老人ホームを運営する会社に電話をかけ、入居権を200万円で購入する契約をし、レターパックで現金を送付した。その後、最初に電話をかけてきた会社に、購入したことを伝えようと何度も電話をかけたが、結局つながらなかった。
  • 証券会社を名乗る業者から、「近々あなたの住んでいる地域の会社が株式上場する予定。まだ未公開の株だが、上場すれば、必ず値上がりする。興味は無いか」との電話があった。本当にそんなことがあるのか。
  • 突然、自宅に「古銭を買わないか」と業者から電話がかかってきた。話を聞くと、「選ばれた人だけしか買えない貴重な古銭があり、あなたはその権利を持っている。」という内容だった。興味が無いと断ると、「どうしても古銭を購入したい。名前だけでも貸してくれないか。迷惑はかけない。購入金額の10%分の謝礼もする」と言われたので、名前を貸してしまった。その後、古銭を販売している会社から電話があり、「名前を貸すのは違反だ。責任を持って買い取れ。でなければ裁判を起こす」と脅された。怖くなり、言われたとおり古銭の代金100万円を小包で送ってしまった。冷静に考えるとだまされたのではないか。

被害にあわないために

  • 株などの投資において、「必ずもうかる」、「絶対に損はしない」などのうまい話はありません。特に未公開株や外貨投資、老人ホームの入居権などの勧誘があったら要注意です。
  • 「今だけしか買えない」、「選ばれた人しか買えない」などの誘い文句にのせられないようにしましょう。
  • 公的な機関や有名な企業などの名前を名乗り、信頼させようとする手口が多いので、注意が必要です。
  • レターパックや小包などで現金を送ることはできません。要求された場合は、すぐに電話を切りましょう。
  • 劇場型勧誘では、「名義貸し」と呼ばれる手口があります。「名前だけ貸して欲しい」などと持ちかけて、その後、「名義貸しは違法(犯罪)だ」などと脅し、お金をだまし取ろうとするものなので、安易に名前を貸してはいけません。
  • 少しでもおかしいな、不安だなと思ったらすぐに消費生活センターへご相談ください。

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