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保安林の種類
更新日:2011年3月1日
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群馬県の主な保安林は「水源かん養保安林」、「土砂流出防備保安林」、「土砂崩壊防備保安林」の3種類です。
この3種類で保安林面積の98%を占めます。
水源かん養保安林
降った雨を蓄え、ゆっくりと川に流すことで、安定した川の流れを保ち、洪水や渇水を緩和する働きがあります。また、きれいでおいしい水を育む効果もあります。
土砂流出防備保安林
樹木の枝葉が雨水の直接落下を和らげ、樹木の根と地面を覆う落ち葉や下草が、雨などによる表土の浸食、土砂の流出、崩壊による土石流などを防ぎます。
土砂崩壊防備保安林
木々が地面をおさえ山崩れを防ぎ、住宅や鉄道、道路などを守ります。
群馬県にはその他に7種類の保安林があります。
防風保安林
風の強い地域で、田畑や住宅などを守る壁の役割を果たし、風による被害を防ぎます。
水害防備保安林
洪水の時に、氾濫する水の流れを弱め、漂流物による被害を防ぎます。
干害防備保安林
簡易水道など、特定の水源を守り、水が枯れるのを防ぎます。また、きれいな水を供給します。
なだれ防止保安林
なだれの発生を防ぎます。また、なだれが発生したときにはその勢いを弱め、被害を防ぎます。
落石防止保安林
落石を斜面の途中で止めたり、樹木の根によって岩石を安定させたりして、被害や危険を防止します。
保健保安林
森林レクリエーション活動の場として、生活にゆとりを提供します。また、空気の浄化や騒音の緩和に役立ち、生活環境を守ります。
風致保安林
名所や旧跡、趣のある景色などを保存します。