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地盤沈下調査
更新日:2024年12月16日
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本県では、地盤変動の状況を経年的に調査するため、「一級水準測量」と「観測井による観測」を行っています。
一級水準測量
水準測量とは、2地点に標尺を立て、その中間に水準儀の望遠鏡を水平に置いて、2つの標尺の目盛りを読み、その差から高低差を求める作業をいいます。遠く離れた地点の高さは、この作業を繰り返すことにより求めることができます。
水準測量は、その精度により一級、二級、三級、四級水準測量、及び簡易水準測量に区分されていますが、本県の地盤変動量調査では、県東南部の10市町について、最も精度の高い一級水準測量を実施しています。
観測井による観測
地盤沈下は、過剰な地下水の採取による粘土層の収縮が主な原因であることから、本県では、県中央部から東南部に設置している観測井において、地下水位と地盤沈下量(地層収縮量)を調査しています。
令和5年度現在、地下水位観測井(地下水位のみ観測)15井、地盤沈下観測井(地下水位と地盤沈下量を観測)5井の計20井で観測を行っています。
群馬県地盤沈下評価懇談会
群馬県地盤沈下調査研究委員会は、設置及び運営方針の見直しを行い、令和4年4月1日に設置要綱を改正しました。これに伴い、名称が「群馬県地盤沈下評価懇談会」となりました。本懇談会は群馬県における地盤沈下の評価に関し、外部有識者等から幅広く意見を聴くために設置しています。本懇談会では、上記一級水準測量及び観測井による観測結果の評価及び検討、地盤沈下機構等の検討等を行っております。