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令和6年度病害虫発生予察情報 第6号(9月予報) 概要版

更新日:2024年9月10日 印刷ページ表示

令和6年度 病害虫発生予察情報第6号(9月予報)概要版(PDF:562KB)

気象の1か月予報(令和6年9月5日発表気象庁発表)

 期間の前半は、気温がかなり高くなる見込みです。平均気温は高い確率80%、降水量、日照時間ともに多い確率40%です。

9月の病害虫予報 注目ポイント

野菜・花き類 オオタバコガ…発生量:多い

フェロモントラップへの誘殺数は7地点中6地点で平年を上回っています。高温・乾燥条件で多発します。7月12日に注意報を発表しており、引き続き注意が必要です。

果樹類 チャバネアオカメムシ…発生量:やや多い

フェロモントラップへの誘殺数は7地点中全てで平年を上回っています。一部のほ場では果実への被害が確認されています。7月18日に注意報を発表しており、引き続き注意が必要です。

果樹類 ハダニ…発生量:やや多い

現在までの発生量は平年並~やや多いです。高温・乾燥条件で多発します。発生量が多くなると防除が困難になるので早期に発見・防除を行いましょう。

イネ 紋枯…発生量:やや多い

現在までの発生量は平年並ですが、一部地域でやや多いです。高温・多湿で発生しやすくなります。病斑の進展に注意が必要です。

ネギ シロイチモジヨトウ…発生量:やや多い

フェロモントラップへの誘殺数は平年並~やや多いです。高温で多発します。

作物全般 ハスモンヨトウ…発生量:平年並

フェロモントラップへの誘殺数は一部で増加が早い傾向です。高温で多発します。

その他の病害虫

その他の病害虫の一覧

作物名

病害虫名

発生量

特記事項

作物全般

アブラムシ類

各種トラップ調査による有翅アブラムシの飛来数は平年よりやや少ない。

イネ

いもち病

(穂いもち)

現在までの穂いもちの発生量は平年並。葉いもちの発生量はやや少ない。葉いもちが少発生であっても、穂いもちが発生する場合があるので注意する。

斑点米カメムシ類

やや多い

現在までの発生量は平年並~やや多い。畦畔や水田周辺の雑草地の除草は、斑点米カメムシ類を水田に追い込むことになるため控える。

もみ枯細菌病

現在までの発生量は平年並。

ヒメトビウンカ

ヒメトビウンカはイネ縞葉枯ウイルスを媒介する。ひこばえは、ヒメトビウンカのウイルス保有割合(保毒虫率)を高めるため、収穫後、速やかに、耕起する。特に抵抗性を持たない「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」の栽培地帯では、徹底する。

ダイズ

吸実性カメムシ類

やや多い

現在までの発生量は平年並。

リンゴ

斑点落葉病

現在までの発生量は平年並。高温多湿条件で発生しやすく、連続した雨など短期間の気象条件で急増することがある。

ナシ

ナシヒメシンクイ

現在までの発生量は平年並。フェロモントラップ調査による誘殺数は平年よりやや多い。

キャベツ

黒腐病

現在までの発生量は平年並。やや低温で降雨が多いと発生が助長されるため注意する。

菌核病

現在までの発生量は平年並。発生適温は15~20℃。多湿条件で発生が助長されるため注意する。

コナガ

現在までの発生量は平年並。ほ場をよく見回り、若齢幼虫のうちに防除を行う。

タマナギンウワバ

現在までの発生量は平年並。ほ場をよく見回り、若齢幼虫のうちに防除を行う。

夏秋ナス

ハダニ類

現在までの発生量は平年並。高温乾燥条件で発生が助長されるため注意する。

ネギ

軟腐病

現在までの発生量は平年並。

ネギアザミウマ

現在までの発生量は平年並。

レタス

軟腐病

現在までの発生量は平年並。

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