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群馬県農業技術センター要覧
5つの重点目標、組織、あゆみ(沿革)、所在地を要覧として取りまとめました。
群馬県農業技術センター要覧(令和6年8月)(PDF:1023KB)
要覧内容
群馬県農業技術センター
農業技術センターは、地域に根ざした農業生産に寄与する技術開発の拠点として、次の5つの重点目標に基づいた試験研究に取り組むとともに、普及組織や生産現場と連携して、研究成果の普及と技術支援に努めています。
- 特色ある農産物づくりを支援する技術の開発【特色アップ】
- 収益性を高める農業生産技術の開発【収益アップ】
- 省力低コスト農業生産技術の開発【ゆとりアップ】
- 環境と調和した農業生産技術の開発【やさしさアップ】
- 気候変動に対応した農業生産技術の開発【適応力アップ】
企画部
研究調整官
試験研究の総合調整および進行管理を行っています。
また、農業関係組織との連携や他の研究機関・民間企業・大学等との共同研究を推進しています。
総務係
センターの庁舎管理、歳入歳出管理、契約事務など、研究員が研究に専念できる環境を整えています。
機械施設連携係
農業機械・施設の開発や効率的な利用方法について研究を行い、農作業の省力化・効率化を図ります。また、センター全体の試験研究の調整・研究成果の普及および広報などの情報発信を行っています。
分析・加工係
農産物の成分分析及び加工技術の開発や品質調査・加工適性に関する調査研究を行っています。また、農産物の放射性物質検査および豚熱対策等に係るイノシシの検査を行っています。
環境部
土壌保全係
農作物栽培の基本となる農耕地土壌の調査、合理的な施肥や有機物資材の利用法等、農作物を安定的に生産するための研究を行っています。
病害虫係
農作物の病害虫に対する環境に配慮した防除技術の開発と体系化、原因不明症の原因解明とその対策について研究しています。
発生予察係
農作物の病害虫の調査データや、気象の予報などをもとに、病害虫の発生予報を毎月発表しています。また、特定の病害虫の発生が多くなると予想される場合、病害虫情報、注意報などにより、注意を呼びかけます。その他、群馬県に侵入していない病害虫の侵入警戒調査を行い、侵入が確認された場合、情報の発信及び、必要な調査を行います。
園芸部
野菜第一係
イチゴなどの野菜について、消費者ニーズや産地の栽培条件に合った新品種の育成、およびバイオテクノロジーを活用した園芸作物の品種育成を行っています。
野菜第二係
主に平坦地の野菜を中心に、環境に配慮した栽培技術、農作業環境の改善、省力的で業務用需要に対応した安定生産技術など、総合的な野菜栽培研究を行っています。
野菜第三係
環境制御による施設野菜(キュウリ、トマト、イチゴなど)の安定生産技術の開発や、収量および品質向上に関する研究を行っています。
果樹係
ウメ・ナシ・ブドウの新品種育成の他、ナシ・モモ・スモモの新梢管理や整枝せん定法など、省力・高品質安定生産技術の研究開発に取り組んでいます。
花き係
花き類の新品種育成、産地間競争に対応した省力・低コスト・高品質生産技術、気象変動に対応した栽培技術の開発などの研究に取り組んでいます。
稲麦研究センター
主要農作物(水稲、麦類、大豆)奨励品種の原原種・原種生産、二毛作に適した水稲・麦類の品種選定試験に取り組んでいます。
中山間地園芸研究センター
中山間地域の気象条件等にあった寒冷地果樹(リンゴ・ブルーベリー等)や地域特産野菜(トマト等)の新品種育成と安定生産技術の研究を行っています。
東部地域研究センター
本県の東毛水田地帯に適応する水稲の品種選定や栽培技術に関する研究と環境制御施設等でキュウリ、ズッキーニの栽培研究を行っています。
高冷地野菜研究センター
キャベツ、ハクサイ、ベニバナインゲンなどの高冷地に適する野菜の栽培技術、病害虫防除法、化学肥料削減法、温暖化対策の研究を行っています。
こんにゃく特産研究センター
本県の特産作物であるコンニャクの新品種育成と栽培安定化試験を中心に、タラノキの新品種育成にも取り組んでいます。
群馬県農業技術センターのあゆみ
- 明治28年(1895)前橋市岩神町に農事試験場を創立
- 明示34年(1901)前橋市南町(旧 前代田町)に移転
- 昭和21年(1946)群馬郡金島村(現渋川市)にこんにゃく指定試験地を新設(現こんにゃく特産研究センター)
- 昭和25年(1950)農事試験場を農業試験場と改称
- 昭和30年(1955)本場を前橋市江木町(前橋研究拠点)に移転
- 昭和31年(1956)館林市当郷町に邑楽水稲試験地を新設(現東部地域研究センター)
- 昭和35年(1960)沼田市横塚町に沼田果樹試験地を新設(現中山間地園芸研究センター)
- 昭和45年(1970)園芸部門を分離し、佐波郡東村(現伊勢崎市)に園芸試験場を新設
- 昭和55年(1980)嬬恋村に園芸試験場高冷地試験地を新設(現高冷地野菜研究センター)
- 昭和58年(1983)組織改正により、農業試験場、園芸試験場、蚕業試験場、水産試験場、畜産試験場を農業総合試験場に統合
- 昭和61年(1986)農産加工指導センターを新設
- 平成 6年(1994)農業総合試験場を廃止し、農業試験場、園芸試験場、蚕業試験場、水産試験場、畜産試験場に改組
- 平成15年(2003)組織改正により、農業試験場、園芸試験場、病害虫防除所、農産加工指導センターを農業技術センターに統合、農業試験場を前橋研究拠点、中山間支場を中山間地園芸研究センター、東部支場を東部地域研究センター、高冷地分場を高冷地野菜研究センター、こんにゃく分場をこんにゃく特産研究センターに改称
- 平成24年(2012)組織改正により作物部を稲麦研究センターに改組、本所本館の新設により前橋研究拠点機能を移転
本所(農業技術センター)
〒379-2224 伊勢崎市西小保方町493
Tel(0270)62-1021/Fax2297
稲麦研究センター
〒371-0002 前橋市江木町1085-2
Tel(027)269-4171/Fax4172
中山間地園芸研究センター
〒378-0035 沼田市井土上町1278
Tel(0278)22-3358/Fax3875
東部地域研究センター
〒374-0006 館林市当郷町1132-2
Tel(0276)72-0355/Fax0981
高冷地野菜研究センター
〒377-1614 吾妻郡嬬恋村大字田代301
Tel(0279)96-1011/Fax1065
こんにゃく特産研究センター
〒377-0008 渋川市渋川3092-1
Tel(0279)22-2144/Fax2144
令和6年8月改訂