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令和5年度病害虫発生予察情報 第8号(11月予報) 概要版

更新日:2023年11月9日 印刷ページ表示

気象の1か月予報(令和5年11月2日 気象庁発表)

  • 平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
  • 平均気温は高い確率60%、降水量は平年並の確率40%、日照時間は多い確率40%です。

11月の病害虫予報 注目ポイント​

トマト・キュウリ コナジラミ類…発生量:多

現在までの発生量はトマトで平年並、キュウリでは平年より多くなっています。トマト黄化葉巻病やウリ類退緑黄化病のウイルスを伝搬します。キュウリ退緑黄化病の発生がやや多くなっているので注意してください。

野菜・花き類 有翅アブラムシ類…発生量:並

現在までの発生量は平年並ですが、トラップへの有翅アブラムシの誘殺数が一部の地点で平年を大きく上回っています。施設は開口部を防虫ネットで被覆、露地は寒冷紗等でトンネル被覆を行い、飛来や侵入を防いでください。

野菜・花き類 ハスモンヨトウ…発生量:並

現在までの発生量は平年並ですが、トラップへの誘殺数が一部の地点で平年を上回っています。施設は開口部を防虫ネットで被覆し、成虫の侵入を防いでください。また、施設内で幼虫を確認した場合は初期防除を徹底しましょう。

【コラム】〈抑制キュウリ〉コナジラミ類が多くなっています。

現在の栽培で発生している害虫を次作に持ち越さないために栽培終了後の対策を行いましょう!!

  • コナジラミ類の場合
    • 栽培作物の地際部の切断、適用薬剤による処理などで全ての株を枯死させます。
    • 施設を密閉し、蒸し込み処理(施設内気温40度以上、7日以上)を行います。
  • アザミウマ類の場合
    • 栽培終了時の気温が低い場合は、地際部の切断、適用薬剤による処理などで株を速やかに枯死させ、1か月程度、施設を密閉します。

その他の病害虫

その他の病害虫

作物名

病害虫名

発生量

特記事項

キュウリ

褐斑病

現在までの発生量は平年並。

べと病

現在までの発生量は平年並。

うどんこ病

現在までの発生量は平年並。

アザミウマ類

現在までの発生量は平年並。

イチゴ

うどんこ病

現在までの発生量は平年並。

ハダニ類

現在までの発生量は平年並。

天敵を導入するほ場では、導入前に防除を徹底する。

秋冬ネギ

さび病

現在までの発生量は平年並。

ネギアザミウマ

現在までの発生量は平年並。

シロイチモジヨトウ

現在までの発生量は平年並。

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