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「ぐんま 住まい・暮らしのあり方ガイドライン」を策定しました
これまで本県では、居住地の拡大に合わせて行政サービスの供給や社会基盤の整備が進められてきました。しかし、人口減少・少子高齢化の進行、世帯構成の変化が進む中では、従来の「住まい・暮らし」を維持・継続していくことは困難になると考えられます。
県民が望む「住まい・暮らし」を持続していくためには、県や市町村等による行政サービスの供給だけでなく、県民一人一人の自助、地域コミュニティ内の互助による地域力の向上が不可欠であり、コミュニティレベルの圏域でのきめ細やかな対応が求められます。
本ガイドラインは、中長期的な「住まい・暮らし」のあり方を見据え、「県民」、「民間事業者等」、「市町村」、「県」の各主体が同じ方向を目指すための指針として策定しました。
ガイドラインの役割
本ガイドラインは、中長期的な将来の「住まい・暮らし」のあり方を見据え、以下の役割を果たします。
「住まい・暮らし」に関する様々な主体の取組が部分最適から全体最適に資するよう
- 県が広域調整や市町村施策を支援する際の指針とする
- 「県民」や「民間事業者等」と、「市町村」、「県」が連携・協働する際の指針とする
ガイドラインの構成
本ガイドラインでは、将来の「住まい・暮らし」に係る背景と課題を県土全体で捉え、対応の方向性を示したのち、「中心市街地」、「周辺市街地」、「郊外部」、「中山間地域」の4つの大まかな地域特性ごとに、地域別の施策の方針や取組例を示しています。
さらに、各地域の中からモデル地区を設定し、「住まい・暮らし」に関する具体的な取組をケーススタディしています。モデル地区でのケーススタディの結果は、地域の状況が類似している他の地区で施策を検討・運用する際の指針として活用していきます。
ガイドライン全体の構成
大まかな地域特性の設定
地域別 1.~4.(※注) |
説明 | 例(前橋市の場合) |
---|---|---|
1.中心市街地 | 人口が集中し、商業、行政機能が充実している地域。駅の周辺や商店街のある地域など | 前橋駅周辺、中央商店街付近 |
2.周辺市街地 | 中心市街地の外周で、住宅や生活に必要な施設のある地域 | 新前橋駅周辺や県立図書館周辺など |
3.郊外部 | 周辺市街地と中山間地域の中間の地域。市街地から離れて、農地が混在し、家並みが粗な地域 | 移転先の日赤病院周辺など |
4.中山間地域 | 平野の外縁部から山間地にかけての地域 | 赤城山の山腹にあたる地域 |
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