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咽頭結膜熱
更新日:2024年12月11日
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トピックス「子どもの夏かぜに注意」(2024年6月4日発行) (PDF:211KB)
群馬県内の流行状況
感染症発生動向調査では、咽頭結膜熱の患者は、夏に多く報告されています。
地域別・年齢別の詳しい患者報告数の情報はこちら:地域別・年齢別疾病報告状況
《グラフの説明》
- 縦軸(定点当たり報告数):1医療機関当たりの患者報告数。小児科定点医療機関(県内54ヵ所)からの1週間分の患者報告数を、その週に報告のあった定点医療機関数で割ったもの。
- 横軸(週):週対応表(国立感染症研究所)<外部リンク>
どんな病気?
アデノウイルスの感染を原因とする、発熱・咽頭炎及び結膜炎が主症状の急性のウイルス感染症です。夏の合宿など多数での活動時に集団感染を認める場合があります。
潜伏期間は5~7日であり、38~40度の高熱が4~7日続き、熱がなかなか下がりません。咽頭炎(咽頭発赤、咽頭痛)は、4~5日間痛みが続き、咳が出たり、扁桃炎を伴うこともあります。結膜炎は、目が赤く充血し、痛みや目やにを伴い、目を開けているのがつらくなることがあります。病原体は、目の粘膜(結膜)やのど(咽頭)で増殖し、症状がなくなった後も比較的長い間病原体が排出されます。
症状(発熱・咽頭痛など)がみられたら、医療機関、特に結膜症状がある時には眼科を受診しましょう。
学校保健安全法では第二種に指定され、主要症状が消退した後2日を経過するまでは出席停止になります。登校については校医もしくはかかりつけの医師と相談してください。
- 咽頭結膜熱の詳しい疾患情報(国立感染症研究所)<外部リンク>
- 咽頭結膜熱の届出基準(厚生労働省)<外部リンク>
予防方法は?
手洗い・うがいが基本です!
原因となるウイルスはアルコールが効きにくいため、手や指はせっけんと流水でよく洗い、うがいをしましょう。
感染者との密接な接触は避けましょう(タオルなどは別に使いましょう)。