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小規模グループ研修

更新日:2020年1月28日 印刷ページ表示

 小規模グループ研修は、各病院の看護職員で4人一組のグループを2グループ作ります。各グループは、県立病院共通の課題や運営の改善につながるような研修テーマを決め、各病院の副看護部長等のアドバイスを受けながら問題解決に向けた研修を進めます。テーマの内容に沿った看護現場での調査や関連した研修に参加するなど、約10か月にわたり研修に取り組みます。
 取りまとめた研修成果は、病院局長や各病院の看護部長等の病院局幹部職員と共有し、各病院における現場で活用できるよう推進していきます。

研修期間

 毎年6月から3月までの10ヶ月間

目的

 県立病院の看護職員が組織横断的に小規模グループを編成し、今後の県立病院運営の改善等につながる課題に取り組み、問題解決の手法を学ぶとともに、課題に対する方策を導き出す。

期待する成果

  • 医療現場で必要となる課題解決力・交渉力等の能力の向上を図る。
  • 研修の学びを業務に活かし、組織で問題解決できるリーダー的存在となり、活躍できる。
  • 県立病院の看護職員間の交流を深め、情報共有のネットワークを強化できる。

研修方法

研修アドバイザーのサポートを受けながら、組織で問題解決する技術である「ノンテクニカルスキル」を活用し、各班で課題形成、解決策立案、実行、評価までの一連のプロセスを実践する。

研修内容(研修終了者の声)

平成30年度

研修テーマ:患者のケアに直接関わらない業務を依頼された看護職員が、納得して業務に取り組める職場づくり

小規模研究グループ研修の様子写真その1

A班 研修参加者の感想

 患者のケアに直接関わらない業務を依頼された看護師の大半は、やりがいを感じつつも負担感を持っていました。そこで、委員会・係活動に焦点を当てた対策を検討し、業務の見える化をするため、「委員会・係の活動カレンダー」の導入と運用が効果的と考えました。今後「委員会・係の活動カレンダー」を使用し、看護師の負担感が軽減したかを評価していきたいです。

「委員会・係の活動カレンダー作成例」画像

委員会・係の活動カレンダー作成例

研修テーマ:ホスピタリティ・マインドにあふれた職場を目指して

小規模研究グループ研修の様子写真その2

B班 研修参加者の感想

 私たちのグループでは、問題解決シートを基に、何度も原点に戻りながら議論を重ね、一時はゴールにたどり着けないのではないかと思ったときもありましたが、形にすることができました。DVDは私たちの汗と涙の結晶です。是非皆さんで視聴していただき、一緒にホスピタリティ・マインドにあふれた職場を目指しましょう。

「ホスピタリティマインドとは」画像

ホスピタリティマインドとは

「目配り・気配り・心配り」画像

目配り・気配り・心配り

過去の研究テーマ

平成29年度

  • 承認できる環境づくりPart2
  • 看護について話し合えるケースカンファレンスの運営

平成28年度

  • 承認できる環境づくり
  • 県立4病院におけるリーダー育成の検討~リーダーの役割行動をイメージできる教育を考える~

平成27年度

  • 新看護方式パートナーシップ・ナーシング・システムを考える
  • 正しく伝達

平成26年度

  • 災害時危機管理行動日常化への取り組み
  • スタッフ目標管理をしていくための支援方法の検討

平成25年度

  • 時間外労働に関する意識調査-時間外労働縮減に向けて-
  • 県立病院で働く中堅看護師のキャリア・アンカーの傾向調査

平成24年度

  • 病院経営についての看護師の関心
  • 県立病院で働く中堅看護師の実態調査-中堅看護師が活き活き働くために-

平成23年度

  • 東日本大震災を想定した、災害急性期におけるクライシスマネジメントの検討-看護の視点から-
  • 看護師として就業経験をもつ新規採用看護師の県立病院就職志望動機と継続理由

平成22年度

  • 看護記録について
  • 夜勤体制について

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