ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 農政部 > 農業技術センター > 令和5年度病害虫発生予察情報 第3号(6月予報) 概要版

本文

令和5年度病害虫発生予察情報 第3号(6月予報) 概要版

更新日:2023年6月15日 印刷ページ表示

気象の1か月予報(令和5年6月1日気象庁発表)

  • 平年と同様に曇りや雨の日が多いでしょう。
  • 平均気温は高い確率40%、降水量、日照時間は多い確率40%です。

6月の病害虫予報 注目ポイント

イネ  縞葉枯病…発生量:並、ヒメトビウンカ…発生量:やや多

5月4半旬に行ったコムギほ場におけるすくい取り調査の結果、ヒメトビウンカの捕獲数は平年よりやや多くなっています。

コシヒカリやひとめぼれを栽培する場合、ヒメトビウンカに効果のある箱施用剤を使用しましょう。

トマト・キュウリ コナジラミ類…発生量:並

現在までの発生量は平年並です。

栽培終了後の対策については【コラム】を参照してください。

キュウリ アザミウマ類…発生量:並

現在までの発生量は平年並です。

栽培終了後の対策については【コラム】を参照してください。

コラム<施設トマト、促成キュウリ>現在の栽培で発生している害虫を次作に持ち越さないために栽培終了後の対策を行いましょう!!!

コナジラミ類の場合
  • 栽培作物の地際部の切断、適用薬剤による処理などで全ての株を枯死させます。
  • 施設を密閉し、蒸し込み処理(施設内気温40度以上、7日以上)を行います。
アザミウマ類の場合
  • 栽培終了時の気温が高い時期の場合、施設を密閉し、蒸し込み処理(施設内気温50度以上、7日以上)を行います。
  • 栽培終了時の気温が低い場合は株を速やかに枯死させ、1か月程度、施設を密閉します。

​その他の病害虫

その他の病害虫

作物名

病害虫名

発生量

特記事項

作物全般

アブラムシ類

各種トラップへの誘殺数は、中山間地はやや多いが、平坦地は平年並。

イネ

イネミズゾウムシ

現在までの発生量は平年並。

イネミズゾウムシに登録のある箱施用剤を使用しない場合は発生に注意する。

苗立枯病

床土の土壌水分を適正に保ち、温度管理に注意する。

果樹類

全般

チャバネ

アオカメムシ

各種トラップへの誘殺数は平年並からやや少ない。

ハダニ類

現在までの発生量は平年並。

ナシ

黒星病

現在までの発生量は平年並。

ナシヒメシンクイ

フェロモントラップへの誘殺数は平年並。7月に第二世代の発生のピークがあるので注意する。

野菜

花き類

オオタバコガ

現在までの発生量は平年並。

キュウリ

ベと病

現在までの発生量は平年並。

褐斑病

現在までの発生量は平年並。

うどんこ病

現在までの発生量は平年並。

夏秋ナス

アザミウマ類

現在までの発生量は平年並。

気温の上昇とともに発生量が増加するため、早期発見・早期防除に努める。

ハダニ類

現在までの発生量は平年並。

気温の上昇とともに発生量が増加するため、早期発見・早期防除に努める。

ネギ

ネギアザミウマ

現在までの発生量は多いが平年並。

夏秋キャベツ

コナガ

現在までの発生量は平年並。

生育初期の防除を徹底し、初期密度を下げることにより、生育期中盤以降の被害拡大を防止する。