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令和4年度のご意見/回答の紹介-わたしの提案(知事への手紙)
令和4年度
皆さまからいただいたご意見と県の回答を紹介します。
小学校への欠席連絡について(学校人事課)
ご意見
子供が昨年より、高崎市内への小学校へ通っております。
その中で学校への欠席連絡は連絡用紙に記入し、近所のお友達に預ける事になっております。コロナ第6波の中、家族の1人が濃厚接触者になり、学校を休ませる事にしたのですが、連絡用紙を直接渡すのは感染拡大に繋がる恐れがあると判断し学校への連絡は電話を使用しました。ただ電話を受ける学校側の負担も大変だと思います。
スマホがこれだけ普及した世の中ですので、ウェブ等を使った欠席連絡システムを整備できないでしょうか?Googleフォーム等のシステムとかを使えば簡単かつ安価に現場の教員でも用意できるとは思います。
保守をしていくと言う観点では県などの行政が整備する方が良いかと思い提案させて頂きます。ご検討よろしくお願いします。
回答
県教育委員会では、ICTによる業務改善を推進しております。
ウェブ等を使った欠席連絡システム整備に関するご提案ですが、児童・生徒の欠席連絡をGoogleフォームにより行う取組を、現在一部の学校で開始したところです。
県教育委員会としては、市町村教育委員会と連携しながら、学校と保護者間の連絡手段のデジタル化やICTを活用した業務改善に引き続き取り組んで参ります。貴重なご意見ありがとうございました。
(回答時点:令和4年4月13日)
田んぼダムによる水害対策について(農村整備課)
ご意見
2019年10月の台風19号により太田市、高崎市、大泉町では、床上、床下浸水が発生しました。太田市では、石田川が氾濫し床上122棟、床下97棟の被害がありました。
近年太田市では、工業団地造成が急速に進み、今まであった地域保水力が著しく低下しています。地域保水力活用として、他県では田んぼダムの推進が行われています。残念ですが群馬県はその推進がみられません。
佐賀県では、内水氾濫対策として、大雨の際に水田に一時的に雨水をためる「田んぼダム」を推進し、永続性制度になるよう、県が協力農家に10アール2000円等の支援行っています。群馬県でも水害対策の一つに田んぼダム推進を早急にして頂きたいです。
回答
田んぼダムを担当しております農村整備課から回答いたします。
本県でも、水田の有する洪水防止機能の発揮によって、河川や水路の水位の急上昇を抑え、下流域の浸水被害リスクを低減させるため、流域全体で行う共同の取組である「流域治水」の一環として水田の雨水貯留能力を高める田んぼダムの取組を推進しております。
これまでに県内の2地域において、田んぼダムの取組が行われております。
田んぼダムの推進に関する補助制度については、多面的機能支払交付金による田んぼダムの加算措置に加えて、本年度、生産基盤整備に関する国庫補助事業において、制度の拡充が行われました。
このことから、県では、多面的機能支払交付金だけでなく、国庫補助事業の活用も視野に市町村、土地改良区及び多面的機能交付金活動団体等と協力し、引き続き田んぼダムの推進に取り組んで参ります。
貴重なご意見をありがとうございました。
(回答時点:令和4年5月23日)
ぐーちょきパスポートについて(生活こども課)
ご意見
グーチョキパスポートについて、夫婦別々で使用する場合があるので2枚発行できるようにしてほしい。
あるいは、スマホで提示できるシステム(ライン等)にしてほしい。
回答
ぐーちょきパスポート事業の推進にあたり、これまで別の県民の方々からも同様のご要望をいただいておりましたので、ご夫婦等が同時に使えるデジタル版(デジタルぐーちょきパスポート)を今年の秋頃に導入する予定です。
デジタルぐーちょきパスポートはスマートフォンのブラウザ(SafariやGoogleChrome等)で開くウェブアプリとなっており、秋までに県内全子育て世帯へ配付を開始する新しい紙のパスポートに記載の専用QRコードからご登録いただけます。
デジタル版は紙のパスポート1枚につき、ご家族2名までがご登録いただけます。また、紙カードも継続してご利用いただけますので、お買物をできる年齢になったお子様自身も含め、ご家族最大3名がご利用いただけるようになります。
詳細につきましては、県ホームページにも掲載しておりますので、ご確認ください。
○県ホームページ「デジタルぐーちょきパスポートについて」
https://www.pref.gunma.jp/page/4118.html
よろしくお願いいたします。
(回答時点:令和4年8月12日)
こどもや若者への支援について(生活こども課)
ご意見
長年、未婚率や少子化についての問題が多くあがっていますが、群馬県としてはどのようにお考えでしょうか。
若者は欲がないと言われていますが、それは間違いです。給与は変わらず物価が高くなる一方で買いたいものが買えず、したいことができないので諦めているというのが現実です。
私の周りでは、結婚や結婚式をしたくてもお金がない、子どもが欲しいのに育てられる経済力がない、家が欲しいのにお金がなくて諦めるという人が多くいます。
そんな人たちに助成金を出したり、お金を貸与ではなく給付という形にしたら結婚率もあがり、もっと子どもが多く明るい群馬県になるのではないでしょうか。
どうか、事業者やお年寄りだけでなく、将来を担っている若者や子どもにお金を使ってください。
若者や子どものいる家庭を援助したら、もっと経済が回ると思います。観光に力を入れるのも良いと思いますが、その前に県民の生活に力を入れるべきです。
より良い群馬県のためにお考えください。また、これからそういったことに関して何か政策があるのか教えてください。よろしくお願いいたします。
回答
本県が取り組む少子化対策は「ぐんま子ども・若者未来ビジョン2020」に示してあります。この計画では、人口減少が続く今、結婚や子育てを希望する人、特にこれから未来を作る若者への支援が必要としています。生活こども課では、1人1人の希望がかなえられるよう「結婚応援パスポート」「ぐーちょきパスポート」による結婚・子育ての応援や、ライフデザイン(人生設計)支援などの施策を展開しているところです。
ご提案のあった助成金に関しては、現在は新型コロナウイルスによる影響が長期化する中で、国による低所得者の子育て世帯への給付金について、お住まいの市町村を通じて支給する取組等を行っています。
時代を担う若者が結婚や子育てに希望を持ち、それを実現していくためには、行政のほか企業、地域など社会全体で応援していく必要があります。県では、関係機関の協力のもと、それぞれの担当部署が子ども・若者への支援を実施しています。
今回頂いたご意見は、今後の施策検討の参考にさせて頂きます。
貴重なご意見ありがとうございました。
(回答時点:令和4年10月21日)