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こんにゃく特産研究センターの紹介
更新日:2024年7月18日
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こんにゃく特産研究センター本館
榛名山南東麓で、県内こんにゃく産地のほぼ中心に位置し、標高360メートル、年平均気温13.1度、年間降水量は1,355メートル、土壌は浮石を含む表層腐植質黒ボク土です。敷地内にある約14,000平方メートルのほ場にて、コンニャクやタラノキの品種育成や各種栽培試験を行っています。
こんにゃく特産研究センターの業務概要
当センターでは、コンニャクと特産作物(タラノキ)の育種や各種栽培試験に取り組んでいます。これまで、コンニャク品種の「はるなくろ」、「あかぎおおだま」、「みょうぎゆたか」、「みやままさり」といった病気や気象災害に強く、収量の多い品種を育成し、これらは群馬県内だけでなく日本全国の産地に普及しています。特産作物は、タラノキで「ぐんま春王」、「ぐんま春王Nt(仮称)」という、そうか病に強く収量の多い品種を育成し、たらの芽の生産振興に貢献しています。現在も、より良い品種を育成するため継続的な育種と品種の能力を最大限に発揮するための栽培試験に取り組んでいます。
こんにゃく特産研究センターの試験研究課題
- コンニャク作況調査
- コンニャクの品種育成
- コンニャクの持続的な高品質生産技術の開発
- 周辺環境に配慮した持続的コンニャク栽培体系の確立
- タラノキ耐病性品種育成及び栽培安定化技術の開発
こんにゃく特産研究センターの主な研究成果
ぐんま農業新技術
- タラノキ新品種「ぐんま春王Nt(仮称)」の特性(ぐんまの農業研究と普及活動第28号)
- タラノキ新品種「ぐんま春王」の特性
- タラノキ新品種「ぐんま春王Nt」の現地適応性(ぐんまの農業研究と普及活動第36号)
主な成果
- ドローンセンシングを活用した コンニャク栽培管理マニュアル (生産者用)(PDF:6.09MB)
- ドローンを用いたコンニャクほ場のセンシング方法 標準作業手順書(普及指導員用)(PDF:6.96MB)
主な論文
- コンニャク品種「みやままさり」の育成(特産種苗ナンバー11、2015、7-10)
- コンニャク種いもの温湯浸漬処理による病害防除技術の開発(特産種苗ナンバー11、2015、11-14)
- 越冬栽培を基軸としたコンニャク低コスト生産マニュアルの策定(Jattafジャーナル3(11))
- コンニャク品種「みやままさり」生子における休眠覚醒促進技術(群馬県農業技術センター研究報告第13号、2016、11-20)
- タラノキ新品種「ぐんま春王Nt」の育成(群馬県農業技術センター研究報告第13号、2016、21-29)
- コンニャクにおける品種判別技術の開発(研究成果492農林水産技術会議事務局、129-133)
- タラノキ新品種「ぐんま春王」の育成(群馬県農業技術センター第8号、2012)
こんにゃく特産研究センターの沿革
- 昭和21年4月 こんにゃく腐敗病の発生防止をテーマに群馬県立農事試験場こんにゃく指定試験地として群馬郡金島村(現:渋川市)に設置
- 昭和22年4月 農林省農事改良実験所の設置に伴い農林省へ移管、前橋農事改良実験所金島試験地と改称
- 昭和26年4月 農事改良実験所の廃止に伴い群馬県へ移管、群馬県農業試験場金島試験地として発足
- 昭和29年4月 指定試験の研究テーマがこんにゃく育種に変更
- 昭和45年4月 群馬県農業試験場の組織改正に伴い、渋川こんにゃく試験地と改称
- 昭和58年4月 群馬農業総合試験場こんにゃく分場と改称
- 平成元年4月 渋川市渋川に移転
- 平成6年4月 群馬県農業試験場こんにゃく分場と改称
- 平成15年4月 群馬県農業技術センターこんにゃく特産研究センターと改称、タラノキ育種を開始
こんにゃく特産研究センターへのアクセス
こんにゃく特産研究センター地図【印刷用】(PDFファイル:690KB)
電車
JR上越線渋川駅で下車し、タクシーで約10分
自動車
※観光バスの場合は、道が狭いので当センターにご確認の上お越し下さい。
前橋方面から
- 渋川駅前より伊香保温泉方面へ
- 「市役所通り」を進み、渋川市民会館の先の「上郷西」信号を左折する(良柵寺の門柱が目印)
- 直進の後、Y字路を左折し山道を上る
- 良柵寺を過ぎ、しばらく林間を道なりに進む
- 「こんにゃく特産研究センター」案内看板のあるY字路を右に進む
- 曲がり坂を上り、畑がある台地に出たら、道なりに丁字路を左折する
- 直進し、民家の角の十字路を左折する
- 道なりに進み、十字路を直進する
- こんにゃく特産研究センターの裏口ゲートを通過し、敷地に入る
伊香保方面から
- 県道33号「秋保野」の信号を左折する
- 「大野」の信号を過ぎ、信号から400メートル程進む
- 案内標識「こんにゃく特産研究センター」を左折
- 左折後道なりに林間の坂を1.7キロメートル程下ると左側に入り口看板がある