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令和5年度 病害虫発生予察情報第1号(4月予報)概要版

更新日:2023年4月10日 印刷ページ表示

気象の1か月予報(令和5年4月6日 気象庁発表)

  • 期間の前半は、気温がかなり高くなる可能性があります。
  • 天気は数日の周期で変わり、平年と同様に晴れの日が多いでしょう。
  • 平均気温は高い確率60%、降水量、日照時間ともに平年並の確率40%です。

4月の病害虫予報 注目ポイント

麦類 赤かび病…発生時期:早い 発生量:やや多

出穂期以降の気温が高く、雨が多いと感染しやすくなります。
気温が高くなるとムギの生育が早まる可能性があるので、防除時期に注意しましょう。

イチゴ アザミウマ類…発生量:並

これからの気温の上昇に伴い増加するので注意。

アブラムシ類…発生量:並

気温が高くなると有翅アブラムシが平年に比べやや多くなる可能性があります。
毎週更新のトラップデータをよく確認してください。

<ムギ類>出穂期は見た感じより早い???-赤かび病の防除時期に注意しましょう-

ムギ類が出穂期を迎えると、赤かび病の防除時期が近づいてきます。
ところで…防除時期を出穂期後○日でお知らせしていますが、出穂期ってどんな時期でしょう??
「出穂期とは全茎の40~50%出穂した日」(※注)とされています。
ここでいう出穂とは、穂先が葉鞘から出た状態(※注)のことで、止め葉から上に穂先が出てくれば出穂ということになります。
そのため、見た感じより出穂期は早く、農家の皆さんが「出穂したなあ」と感じる時期は、出穂期から4~6日くらいあとの穂揃期にあたることが多いです。
ほ場をよく観察して防除時期を逃さないように注意しましょう!

(※注)「参考:農研機構の小麦調査基準 第1版

​その他の病害虫

その他の病害虫の発生予報

作物名

病害虫名

発生量

特記事項

イネ

縞葉枯病

ヒメトビウンカに効果のある育苗箱施用剤を使用する。

ムギ類

うどんこ病

風通しや日当たりの悪い場所、軟弱過繁茂の場所は発生が多くなる。

ナシ

赤星病

胞子の飛散が平年より早く完了する見込み。

施設果菜類

灰色かび病

現在までの発生量は平年並。

コナジラミ類

多発すると防除困難になる。
早期防除に努める。

キュウリ

褐斑病

現在までの発生量は平年並。

ベと病

肥料切れや草勢の衰えにより発生が助長される。適正な肥培管理を行う。

うどんこ病

多発してからの防除は効果が劣る。
早めに防除を行う。

イチゴ

ハダニ類

気温の上昇に伴い発生量が増加する。
早期発見、早期防除に努める。

ナス

ハダニ類

現在までの発生量は平年並。

夏秋キャベツ

コナガ

現在までの育苗ほにおけるトラップ誘殺数は平年並だが一部で発生が早い。苗へのコナガの寄生が心配される場合は防除を行ってから採苗する。

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