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結核対策について
更新日:2023年12月21日
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保健所では結核の早期発見と早期治療、まん延防止に努めています。
また、結核の医療や医療費の公費負担制度に関する相談、患者さんへの家庭訪問指導なども行っています。
結核とは
結核は今でも年間1万人以上の患者が発生している国内最大の感染症です。2週間以上続く長引く咳や痰に気をつけて、症状がある場合は医療機関を受診しましょう。
結核の医療
結核に感染しても、必ず発病するわけではありません。通常は身体の免疫機能が働いて、結核菌の増殖を抑えます。しかし、結核菌は強い菌で、免疫力だけでは菌を完全に殺すことができません。そのため、高齢や糖尿病などで免疫力が弱まると、再び菌が増殖を始めて発病するというケースが増えています。
発病しても、痰の中に結核菌を出していない軽症の場合は、他人にうつす恐れはありません。重症患者であっても、結核の薬を飲み始めると、痰の中の菌は激減します。発病しても治療を始めれば、まわりの人に感染させる危険性は少ないので、過剰に心配する必要はありません。
治療が終わった後も、治療の痕が安定するまでには2年かかるため、保健所では定期的に健康状態の確認をいたします。
結核公費負担制度について
結核は継続した治療が必要な病気です。安心して治療が受けられるように、結核医療公費負担制度(感染症法)により、治療費の一部(または全額)が公費により負担されます。