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令和2年度12月号中部家保だより
年末年始の防疫について
(1)畜産関係者の海外渡航の自粛等について
畜産関係者は、口蹄疫、アフリカ豚熱、鳥インフルエンザ等の発生地域への渡航を可能な限り自粛して下さい。やむをえず渡航する場合には、以下の点に留意して下さい。
ア 渡航に当たっての留意事項
(ア)家畜市場、農場、と畜場等の畜産関連施設に立ち入らないこと。
(イ)動物との不用意な接触を避けること。
(ウ)肉製品等を日本に持ち帰らないこと。
(エ)帰国の際には、到着した空海港の動物検疫所カウンターに立ち寄り、家畜防疫官の指導を受けること
イ 帰国後の留意事項
(ア)飼養衛生管理基準に基づき、帰国後一週間、衛生管理区域に立ち入らないこと。
(イ)農場主や従業員等必要のある者がやむを得ず立ち入る場合には、洗髪・入浴、更衣等適切な処置を講じた上で立ち入ること。
(ウ)また、海外で使用した衣服及び靴を衛生管理区域に持ち込まないこととし、やむを得ず持ち込む場合には、事前に洗浄、消毒その他必要な処置を講ずること。
(2)衛生管理区域への病原体の持込みの防止の再徹底について
看板の設置等により、衛生管理区域に必要のない人を立ち入らせないこと。また、不要な物を持ち込まないこと。
人が立ち入る場合や物を持ち込む場合には、洗浄、消毒その他必要な措置を講じ、衛生管理区域へ病原体を持ち込むことがないように留意すること。
消毒の実施について
飼養衛生管理の一環として、改めて、農場での効果的な消毒の徹底をお願いします。
1 踏み込み消毒槽
冬の凍結防止のため、塩素系や消石灰液はウインドウォッシャー液(主成分:メタノール)を添加することで凍結防止できます。(ウォッシャー液の原液には引火性があるため、水と同量に混ぜて使用してください。また、主成分のメタノールは毒性があるため大量使用の際は注意が必要です。)
有機物により消毒液の効果が低下してしまいますので、踏込消毒槽の前に水を入れた長靴洗浄用の踏込槽を置いて、長靴の汚れを落としてから消毒槽にはいる方法もおすすめです。
また、汚れていなくても3日程度で消毒槽の液は交換してください。
2 畜舎周囲
消石灰は1平方メートル当たり1キログラムを目安に散布し、竹箒等で均一に広げます。
地面の表面がムラ無く白くなる程度まで広げてください。
中部家保だより(牛)
中部家保だより(豚)
- 【豚】中部家保だより令和2年12月号(PDFファイル:393KB)
- CSF・ASFの侵入防止対策を徹底しましょう!(PDFファイル:374KB)
- 飼養衛⽣管理マニュアル例(PDFファイル:2.29MB)
- 飼養衛⽣管理マニュアル例(⼩規模農家向け)(PDFファイル:449KB)
- 日本への肉持ち込み禁止(PDFファイル:2.62MB)
中部家保だより(鶏)
- 【鶏】中部家保だより令和2年12月号(PDFファイル:504KB)
- 鶏肉、鶏卵の安全性に関して(PDFファイル:130KB)
- 予防対策の重要ポイント(PDFファイル:635KB)
- 小規模飼養者向けHPAIリーフレット(PDFファイル:167KB)