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令和元年度第2回群馬県馬事公苑第三者評価委員会(抜き打ち調査)概要
1 開催状況
- 日時 令和元年9月5日(月曜日)10時から11時30分
- 場所 群馬県馬事公苑
2 出席委員
5名(2名欠席)
3 抜き打ち調査概要
通常営業時の状況について、抜き打ちで調査を実施した。
指定管理者へは、当日午前9時に電話で調査実施について連絡。
馬事公苑2階談話室の利用予定がなかったため、談話室で委員会を開会。
施設内を次の順序で回りながら、各委員がその場で指定管理者にヒアリングを行った。
- (1)受付
- (2)つなぎ場
- (3)本馬場
- (4)審判棟(更衣室、トイレ)
- (5)屋内馬場
- (6)第1厩舎
- (7)第2厩舎
- (8)物置
- (9)第3厩舎
- (10)練習馬場
- (11)待機馬場・芝馬場
4 主な質疑・意見
(委員)インターネットで予約状況を確認できないのか。
(指定管理者)今のところ確認できるものはない。予約は電話がほとんどである。ホームページ上で公表できれば便利になると思うが、そこまで手が回っていない。
(委員)例えば、ホテルの空き状況のように、混み具合を○・△・×で示すだけでも利用しやすくなるのでは。
(委員)乗馬予約は1時間に12頭までという話だったが、それ以上は全く受け付けてないのか。とびこみで来た場合は受け付けていないのか。
(指定管理者)全くの初心者だと初心者用の馬が空いていなければお断りすることもある。
(委員)可能な限りとびこみの利用者は受け付けた方が印象がいいし、次回以降の利用にもつながると思うので、臨機応変に対応した方がよい。
(指定管理者)その方の習熟度にもよるので難しいところ。インストラクターの状況にもよるが、ベテランの方だと受け入れられる場合もある。
(委員)乗馬利用はポイントカードのほかに何か特典はあるのか。
(指定管理者)10枚つづりの回数券がある。通常料金よりも安く利用できるようになっている。
(委員)10月から消費税が上がるが、料金の値上げはあるのか。
(指定管理者)通常乗馬の料金は据え置き。馬場や厩舎の使用料は増税分を値上げする。
(委員)乗馬を始める方はどんなきっかけで始めているのか。
(指定管理者)人によってさまざまだが、前からやってみたいと思っていたという方や、知り合いや友人に誘われてという方が多い。
(委員)上達具合が分かればやっていて楽しくなると思うが、級などはあるのか。
(指定管理者)馬事公苑の場合、B級・C級騎乗者資格技能審査会という比較的初心者向けの検定試験を行ったり、馬事公苑が主催する大会でも初心者向けの部門を設けたりして、初心者の方にもチャレンジしてもらえるような工夫をしている。また、チャレンジノートというものがあり、各々の習熟度を把握できるようにしている。
(委員)雨の日でも屋外での乗馬利用はあるのか。
(指定管理者)大雨だと利用を見合わせる方も一部いるが、多少の雨であれば通常どおり利用する方がほとんどである。大会は大雨でも行われることが多い。
(委員)募集期限までに定員に満たない乗馬教室は、もう少し期限を延ばして募集してみてはどうか。
(委員)芝馬場は普段使用していないのか。道路から目につくし、景色もよい場所なので、ここで何かやれればPRになるのでは。
(指定管理者)現状、毎年秋に行われる酪農畜産フェスティバル以外は使用していない。ここで馬を走らせることができればいいが、一部柵がない場所があって危険なため、使用できないでいる。
(委員)隣県には馬事公苑のような施設はあるのか。優位性はあるのか。
(指定管理者)隣県に公的に運営している乗馬施設はなかったと思う。関東近郊だと、山梨県に馬事公苑の4倍ほど大きい馬術競技施設があるが、大規模な大会を行うための施設であり、群馬県のように一般の方が気軽に乗馬利用できるような施設ではない。