本文
(ぐんまちゃん)
はやく大きくなぁ~れ!
(女の子)
私の花にも水をあげたい!
(おじさん)
ぐんまちゃんたち、水は、仲良く使わなくちゃいけないよ。
田んぼでも、昔はなかなか水が来なくて、争いがあったんだよ。
(ぐんまちゃん、女の子)
えっ!?本当?
(おじさん)
でもね、今はいろいろな工夫をして、川から田んぼまで水が引けるようになったんだ!
(ぐんまちゃん)
いろいろな工夫…?
(女の子)
教えて!おじさん。
(おじさん)
じゃぁ、施設探検にいってみるかい!
(ぐんまちゃん、女の子)
やった~!
(おじさん)
この施設はね、「頭首工」といって川をせき止めて、田んぼの水を取り入れているんだ!
(女の子)
あれは、なに?
(おじさん)
あれは、魚道だよ!見ててごらん、魚が川を上っていくから!
(ぐんまちゃん)
魚道?
(ぐんまちゃん)
あっ、魚だ!
(女の子)
ホントだ~
頭首工があってもこれで安心して魚がのぼれるね。
(おじさん)
ここは、沈砂池といって、頭首工で取り入れた水から砂を取り除いて、きれいな水にするところなんだ。
(ぐんまちゃん)
どうしてそんなことをするの?
(おじさん)
砂や泥が流れていくと、水路が詰まってしまうから、水の流れを遅くして沈めているんだよ。
(ぐんまちゃん)
へぇ~
(女の子)
見て!大変だ!川がある。
(ぐんまちゃん)
水路が途切れちゃったよ~!
(おじさん)
安心して!ぐんまちゃん、ちゃんと続いているよ。
(ぐんまちゃん)
でも、見当たらないけど…