本文
(ぐんまちゃん)
退屈だな~
(女の子)
おもしろいことないかな~
(ぐんまちゃん)
あっ、近所のおじさんだよ!
(ぐんまちゃん)
何が書いてあるの?
(女の子)
田んぼの水路工事のおしらせだって、うちは農業をやってないから関係ないのにね~
(女の子)
ねーお父さん。
今、こんなおしらせがお父さんに来たけど間違いじゃない?
(お父さん)
水路工事のおしらせだね!
いいんだよ…
お父さんはこれに参加するんだよ。
(ぐんまちゃん)
どうして?おじさんは関係ないでしょ?
(お父さん)
これからは、みんなで地域の施設を守ろうっていう「農地・水保全活動」があるんだよ!
一緒に参加してみるかい?
(ぐんまちゃん、女の子)
うん!
[そして当日]
(女の子)
あっ!隣のおじさんだぁ。こんにちは!
(おじさん)
こんにちは
(ぐんまちゃん)
おじさん、今日は何をするの?
(おじさん)
今日は水路の傷んだ所をみんなで直すんだよ。
(ぐんまちゃん、女の子)
えっ、おじさん達が水路を直せちゃうんだ。
すごいな~!
(おじさん)
はははっ、
今までは役場がやってくれてたけど、今は地域でも農地・水保全活動で直したりもしているんだよ。
(女の子)
あれ?
いろんな所(水路脇や農地)にお花もきれい咲いているよ!!
(お父さん)
この花もみんなで植えたんだよ!
(おじさん)
そうだ!みんなホタルは見たことがあるかい?
(女の子)
見たことな~い!!
もしかして、ホタル水路もみんなでつくったの!?
(お父さん)
じゃ、ホタル観察会に行ってみるかい?
(ぐんまちゃん、女の子)
わーい、行く行く!
[ホタル観察会当日]
月明かりの中、カエルが鳴いています。
「ケロケロ…」
「ケロケロ…」
「ケロケロ…」
ぐんまちゃんと女の子は、ホタル水路に向かって歩いて行きます。
(女の子)
ホタルの光、クリスマスツリーみたい!
(女の子)
農地・水保全活動って、素敵ね。
(お父さん)
そうだよ。地域で協力していろんな活動をするのが特徴なんだよ!
(女の子)
となり町の人も農地・水保全活動をすればいいのにね!
(ぐんまちゃん)
そうだね!「どろんっ子新聞」を読んでくれているみんなの町でも、活動した方がいいよね!
(ぐんまちゃん、女の子、地域の人たち)
みんなの地域でも、農地・水保全活動をして、活気ある町にしよう!!!