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県民一人一日当たりのごみ排出量 1,031グラム(平成27年度)
県民一人一日当たりの生活系収集可燃ごみ排出量 575グラム(平成27年度)
一般廃棄物の再生利用率(リサイクル率)15.4%(平成27年度)
県では、循環型社会づくりを県民、事業者、行政が協力して進めていくために、具体的な目標を掲げた「第二次群馬県循環型社会づくり推進計画」(二次計画)を平成28年3月に策定しました。
この計画は、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法)第5条の5に基づき、廃棄物の減量その他その適正処理に関する事項を定めた法定計画です。また、県が進める循環型社会づくりにあたっての基本的事項を定めたものとなっています。
県では、この計画に基づき、ごみの減量化やリサイクルを推進し、循環させる資源の「量」に着目した取組に加え、資源の性質を活かす「質」の高い資源の循環的な利用を実現する循環型社会づくりを目指しています。
この計画では、概ね2030年(平成42年)を展望し、群馬県における廃棄物の適正処理及び循環型社会づくりに向けた基本理念、基本目標を次のとおり定めています。
マイバッグ等の利用は、ごみの減量化や省エネ・省資源をはじめ、循環型社会の構築と温暖化防止を配慮したライフスタイルの醸成として大き活動を意識してな役割を担っています。
県では、低炭素・循環型社会の実現に向けたライフスタイルの普及のため、平成25年度に消費者(環境)団体、事業者、行政(県及び35市町村)の3者で構成される「群馬県環境にやさしい買い物スタイル普及促進協議会」を設置しました。
この協議会では、消費者(環境)団体を中心に店頭でマイバッグの持参を呼びかける啓発活動を実施し、県民の環境活動を後押ししています。また、環境に配慮した取組を行う事業者を支援するため、協議会の協力店に登録した事業者を県の環境情報サイト「ECOぐんま」に掲載し、情報発信を行っています。
平成28年度は県内コンビニエンスストア962店舗が新たに協力店に登録し、環境にやさしい買い物スタイルのさらなる普及促進に努めています。
県民一人ひとりが身近なところから3R(リデュース、リユース、リサイクル)に取り組んでもらえるよう、インターネットを活用した普及啓発を図りました。
県ホームページの3R宣言のサイトから、県民に継続して取り組むことのできる3Rの行動を宣言していただき、日頃から3Rの活動を意識してもらえるように、名前入りの宣言書を印刷できる仕組みです。
また、イベント会場でも、3Rの活動を啓発するため来場者が簡単に宣言できるよう、インターネットを使用しない記入式の宣言書を準備し、呼びかけました。
平成29年3月末までの宣言者の累計数は、1,848人です。
3Rリーダーは、県内で積極的に3R活動に取り組み、3Rについての知識やノウハウを持った3Rの推進者です。
地域や職場、学校等で実施される3Rに関する学習会への3Rリーダーの紹介、派遣をしています。
事業者及び県民を対象とした普及啓発冊子の配布事業を継続して行いました。平成28年度は、地域の環境学習の集まりなどで、約350部を配布しました。
【一人一日当たりのごみ排出量】
平成27年度の本県における一人一日当たりのごみの排出量は1,031グラムで、前年度の1,051グラムから20グラム減少しました。
平成18年度から減少傾向にありますが、平成27年度は、全国平均値の939グラムに比べて92グラム多くなっています。
【リサイクル率】
平成27年度の本県におけるリサイクル率は15.4%で、前年度の15.6%から0.2ポイント減少しました。近年は、概ね横ばい傾向で推移しています。
平成27年度は、全国平均値20.4%と比べ5.0ポイント低くなっています。
住宅のストックが量的に充足し、環境問題や資源・エネルギー問題がますます深刻化する中で、これまでの「住宅を造っては壊す」社会から、「いいものを造って、きちんと手入れして長く大切に使う」社会へ移行することが重要となっています。
住宅の長期使用により、解体や除却に伴う廃棄物の排出を抑制するとともに、建て替え費用の削減によって県民の住宅に対する負担を軽減します。より豊かでやさしい暮らしへの転換を図るため、長期優良住宅等の良質な住宅の供給、適正な維持管理の推進及びリフォームの促進等を進め、住宅を長く大切に使う社会の実現を目指します。
県では平成29年3月に策定した「群馬県住生活基本計画2016」において、以下の2つの指標を掲げ施策を実施しています。
平成26年:13.4%→平成37年:20%
また、平成28年4月に設立した「群馬県空き家利活用等推進協議会」を活用し、良質な既存住宅の資産価値が適正に評価され、その流通が円滑に行われるとともに、県民の居住ニーズと住宅のミスマッチが解消される循環型住宅市場の実現を目指します。
さらに、「ぐんま住まいの相談センター」及び「群馬県ゆとりある住生活推進協議会」等を活用し、リフォーム市場に関する情報不足等による消費者の不安解消に努めます。
二次計画に基づき、2Rを含む、3R推進に向けた取組について市町村、関係団体等が連携して協議、推進を図るため、「ぐんま3R推進会議」が設置されています。会議では、3Rに関する県内外の先進取組事例の共有などを行っています。
先進的な取組として、前橋市におけるごみ減量の取組についての発表があり、平成29年度のごみ減量・リサイクル推進に向けた取組について意見交換を行いました。
「みんなのごみ減量フォーラム」を群馬県環境アドバイザー連絡協議会と共催し、ごみ減量に関する講演会、ごみ減量等に積極的に取り組む団体等の事例発表、意見交換等を行っています。(平成28年11月8日開催 参加者100人)
「ごみと2Rと温暖化対策~消費者、事業者、自治体の役割」講師 服部美佐子(環境カウンセラー)
「再生資源事業者から~紙のリサイクル事例」
(群馬県再生資源事業協同組合連合会)
パネリスト:服部講師、事例発表者、群馬県環境アドバイザー連絡協議会代表、県廃棄物・リサイクル課長
展示コーナーでは、水切りグッズの実演や、環境アドバイザーが生ごみからコンポストで作った堆肥の展示等を行いました。