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令和6年度当初予算の編成について

更新日:2023年10月12日 印刷ページ表示

1 基本方針

  • 国際情勢や経済状況により、税収などの歳入の先行きが不透明な状況のなか、少子高齢化に伴う社会保障関係経費の増加により、引き続き厳しい財政状況が見込まれる。
  • そうした厳しい財政状況を踏まえ、1.ワイズスペンディングの視点による費用対効果の高い事業への事業見直しや、2.民間リソース等の積極的な活用、3.自ら「稼ぐ」施策、4.デジタル化による事務の効率化を強力に進める。
  • 生み出したリソースを、「県民幸福度の向上」と「新群馬の創造」に向け、あらゆる分野で群馬の強みを活かした独自の「群馬モデル」を実行する「攻めの県政」を推進する予算に集中していく。
  • 物価高騰対策については、国方針等を踏まえ、補正予算での緊急的な対応を含め、必要な事業をしっかりと実施する。
  1. 各部局長は、時代の変化や事業の効果、他県との比較や市町村・民間等との役割分担に加え、ワイズスペンディングの視点から事業の必要性ややり方を検証し、より費用対効果の高い事業への見直しを行う、思い切って廃止するなど、前例を踏襲することなく大胆な見直しを行う。
  2. 官民連携による民間リソースの積極的な活用(民間の発想力の活用や連携した投資、ふるさと納税・企業版ふるさと納税等)のほか、国の当初予算・補正予算など、活用可能な財源がないか、十分な検討を行う。
  3. 県有施設の魅力向上による収入の増加や、県有財産の有効活用、広告料収入など、自ら「稼ぐ」施策に取り組む。
  4. デジタル技術を最大限活用し、ペーパーレス化による印刷費・消耗品費の削減、WEB会議の導入による会議・出張の廃止、調査事務や内部管理事務の徹底した効率化を進め、コスト及び事務量を削減する。
  5. 見直しにより生み出したリソースは、「県民幸福度の向上」と「新群馬の創造」に向け、あらゆる分野で群馬の強みを活かした独自の「群馬モデル」を実行する「攻めの県政」を推進するための予算に集中していく。
  6. 原油価格や食料品など物価高騰への対策については、国方針等を踏まえ、緊急的な対応が必要な場合は補正予算により対応するなど、しっかりと対応していく。
  7. 専門家や関係者、現場の職員からの意見等をよく聞くとともに、データを分析し、エビデンスに基づいた効果的・効率的な予算を編成する。
  8. 県民や市町村、地域機関等の声をよく聞き、県民の視点に立った予算を編成する。
  9. 予算編成にあわせ、組織・定員を一体的に見直し、効果的・効率的な執行体制を構築する。

2 要求基準

「1 基本方針」を踏まえ、各経費区分ごとの要求基準は、次のとおりとする。

要求基準一覧
経費区分 要求基準
社会保障関係経費 過去の実績を踏まえて伸び率を推計し所要額を要求
公債費 発行実績・発行計画に基づき所要額を要求
税交付金等 県税収入の見込に基づき所要額を要求
職員給与 適正な職員配置・退職者数の見込に基づき所要額を要求
継続中の建設事業等 執行計画等に基づき所要額を要求
公共事業 今年度の補正予算の状況等も踏まえながら、編成過程で規模を決定(要求規模については、別途調整)
一般事業
  • 前年度当初一般財源の90%を目途に既存事業の見直しや新たな歳入の確保、デジタル化等による内部管理経費の節減を徹底し、財源を新たな課題への対応に振り向けることで、全体として前年度当初一般財源の100%の範囲内で要求
  • 総合計画を加速化するため、群馬の強みを活かした独自の「群馬モデル」を実行する事業及び若手職員の能力・発想を県政に活かすために実施した「政策プレゼン」のテーマにかかる事業については、特別枠として所要額を要求
  • 個別算定経費(年度間の増減が大きい事業や法令等に基づく事業等)として財政課が指定した事業は、所要額を要求

3 今後の日程(予定)

  • 11月10日(金曜日) 予算要求書を財政課へ提出(査定開始)
  • 令和6年2月中旬までに 知事査定等を経て予算案決定