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平成21年11月定例県議会 知事提案説明

更新日:2011年3月1日 印刷ページ表示

 11月定例県議会の開会に当たり、提案説明に先立ち、一言申し上げます。

 天皇陛下におかれましては、本年1月に御在位満20年を迎えられ、11月12日には、政府主催による記念式典が挙行されましたことは、誠に慶賀にたえないところであります。

 天皇皇后両陛下におかれましては、これまでにも幾度となく、群馬県に御来県を賜り、地域を御視察され、県民との交流を深めてこられました。

 ここに県民を代表し、謹んで、天皇皇后両陛下の御健康と皇室の御繁栄を心からお祈り申し上げます。

 11月15日から20日までの間、海外戦跡慰霊巡拝のために、金田県議会副議長とともに、ミャンマーを訪問し、群馬県遺族の会が主催する慰霊祭に参列して、哀悼の誠を捧げて参りました。故郷と家族を思いつつ殉じられた戦没者各位の御遺志を受け継ぎ、二度と悲しみの歴史を繰り返さないよう、世界の恒久平和の確立に努力するとともに、私たちの子孫のために、真に豊かで平和な住みよい郷土群馬を目指して、県民の皆様と一歩一歩進んで参る所存であります。

 国においては、現在、「事業仕分け」が行われるなど、平成22年度予算の編成に向けた検討がなされております。新年度の国の事業がどうなるのか、地方の財源がどのように確保されるのか、まだまだ見通しは不透明でありますが、私は、県民の生活を第一に考え、県民の声をよく聞きながら、「県政改革の一層の推進」、「県民生活の安心・安全の確保」、「県内経済の活力向上」にしっかりと取り組んで参りたいと考えております。

 それでは、本日提出いたしました議案の大要について、御説明申し上げます。

 今回の提出議案は、予算関係8件、事件議案

21件、合計29件であります。

予算関係

 まず、予算関係であります。

 人事委員会勧告に基づき、職員の月例給及び期末・勤勉手当について、勧告どおりの引き下げを実施することとし、所要の減額補正を行っております。

 新型インフルエンザ対策では、現在、ワクチンの優先対象者への接種を進めているところですが、市町村が行う低所得者への費用負担軽減事業や、医療機関が行う感染拡大防止のための設備整備に対して、新たな支援を行うことといたしました。

 特定疾患医療給付については、国において新たに11疾患が医療費助成の対象とされたことから、その所要額を計上しております。

 この結果、今回の一般会計補正予算は、

32億7,300万円の減額となり、現計予算と合算すると、7,267億8,926万円となります。

 債務負担行為の補正については、公共事業の端境期対策として25億円の「ゼロ県債」を追加するなど、来年度以降に期間が及ぶ契約の締結を行おうとするものであります。

 このほか、企業会計など7会計の予算について、職員の給与改定等、所要の補正を行うことといたしました。

事件議案

 次に、事件議案のうち主なものについて申し上げます。

 第175号議案及び第184号議案は、人事委員会の報告を踏まえ、国家公務員の例に準じて、職員の勤務時間の短縮を行おうとするものです。

 第179号議案は、敷島公園の陸上競技場と野球場について、県内プロチームが使用する場合の料金を引き下げるなどの改正を行おうとするものであります。

 また、第186号議案は、公共施設のあり方検討委員会の答申に沿って、水産学習館を廃止しようとするものであります。

 以上、議案の大要について御説明申し上げました。

 何とぞ、慎重御審議の上、御議決くださいますようお願い申し上げます。

 なお、第174号議案及び第183号議案は、職員及び特別職の給与改定等を行おうとするものであり、期末手当等の支給基準日との関係から、早急に御議決くださいますようお願い申し上げます。