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令和4年第2回定例県議会 知事提案説明

更新日:2022年5月24日 印刷ページ表示

 令和4年第2回定例県議会の開会に当たり、提案説明に先立ち、一言申し上げます。
 まず、豚熱に関して申し上げます。
 去る5月10日、県内7例目となる豚熱の患畜が確認されました。4月に続き、2週間あまりでの発生となったことは、残念でなりません。
 防疫措置については、近隣市町村、JAグループ、建設業協会、トラック協会、バス事業協同組合など、関係の皆様の御協力をいただき、既に完了しております。この場をお借りして、関係の皆様には感謝申し上げます。
 豚熱対策に関しては、知事就任以来、群馬県にとって非常に重要な産業である養豚業を守るため、様々な対策を講じて参りました。農場の防護柵設置や飼養衛生管理の徹底に加え、野生イノシシ対策や知事認定獣医師制度の運用によるワクチン接種など、全国に先駆けた手厚い対策を実施して参りました。
 こうした中で7例目が発生してしまったことは、知事としてまさに痛恨の極みです。
 県としては、農家の皆様が、安心して養豚業を営むことができるよう、国や市町村、関係機関としっかりと連携し、原因の究明、再発防止に全力で取り組んで参ります。
 養豚農家の皆様には、これまで以上に、飼養衛生管理基準の遵守徹底をお願い申し上げます。
 次に、新型コロナウイルス感染症に関して申し上げます。
 県内の感染状況ですが、新規感染者数は依然として多い状況にはあるものの、徐々に減少傾向が見られます。これに伴い、病床使用率も減少傾向です。
 しかし、全国的には、ゴールデンウィーク明けに一部地域で過去最多の新規感染者数を更新するなど、依然として予断を許さない状況であると考えています。
 今後、たとえ「第7波」に見舞われたとしても十分な対応ができるよう、医療提供体制の強化を図るとともに、できる限り地域経済を回していく必要があります。
 引き続き、県民の命と健康、また、暮らしを守り抜くため、感染防止と経済活動の両立に全力を注いで参ります。
 県民の皆様、事業者の皆様には、引き続き、感染防止対策の徹底に御協力をいただくとともに、3回目のワクチンを早期に接種していただくことをお願い申し上げます。
 それでは、本日提出いたしました議案の大要について御説明申し上げます。
 今回の提出議案は、予算関係3件、事件議案10件の合計13件です。

予算関係

 はじめに、予算関係について御説明いたします。
 一般会計の補正予算額は、12億9,095万円であり、現計予算額と合算いたしますと、補正後の予算額は、8,199億9,695万円となります。
 その主な内容ですが、まず、ウクライナ避難民の受け入れに当たり、家具・家電等の購入のための一時金の支給や、県営住宅での受け入れを想定して修繕等にかかる経費を追加します。
 また、引き続き、新型コロナ対策として、救急等医療機関の感染防止対策や、介護サービス事業所等への支援を実施します。
 このほか、ぐんまフラワーパークのリブランディングにかかる基本計画の策定や、当初予算編成後に国から内示のあった事業などについて予算化します。
 また、企業会計については、流域下水道事業会計における債務負担行為の変更と、電気事業会計における債務負担行為の追加を行おうとするものです。

事件議案

 次に、事件議案のうち、主なものについて申し上げます。
 第91号議案は、県立森林公園について、「憩の森」及び「おうらの森」を追加するなどの改正を行うものです。
 第95号議案は、Gメッセ群馬に県央ワクチン接種センターを設置したことに伴い、中止や延期となったイベント等にかかる損失の補償について、和解しようとするものです。
 以上、提出議案の大要について御説明申し上げました。
 何とぞ、慎重御審議の上、御議決いただきますよう、お願い申し上げます。
 なお、第96号及び第97号議案の監査委員の選任につきましては、事案の性質上、早急に御議決くださいますよう、お願い申し上げます。