ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 群馬県の財政 > 平成30年第3回後期定例県議会 知事提案説明

本文

平成30年第3回後期定例県議会 知事提案説明

更新日:2018年11月29日 印刷ページ表示

 第3回後期定例県議会の開会に当たり、提案説明に先立ち、一言申し上げます。

 はじめに、11月3日の「ぐんまマラソン」には、県内外から1万5千人もの方々に参加いただき、様々なおもてなしを通じて群馬の魅力を楽しんでいただけたものと思います。
 改めて、御協力いただいたボランティアの皆様や、周辺にお住まいの方々、運営に携わっていただいた多くの皆様に深く感謝を申し上げます。

 今月8日から10日にかけて台湾を訪問し、本県産花きのPRや、台中市政府及び高雄市政府との連携に関する意見交換を行って参りました。
 中でも、2018台中フローラ世界博覧会では、国際室内花きコンテストにバラ、アジサイ、スプレーギクを出展したところ、切り花コンテスト部門で銀賞を受賞し、本県産の高品質な花を世界にアピールすることができました。
 これもひとえに、生産者をはじめ本県花き関係者の努力のたまものであり、県としても引き続き、花きの生産振興や海外も含めた販路拡大に取り組んで参ります。

 先日発表されました平成30年上期の工場立地件数及び工場立地面積について、ともに本県が全国第1位となりました。これは、高速交通網の整備に加えて、知事就任以来、一貫して進めてきた「7つの交通軸」整備によって、県内の交通環境が向上したことにより、民間企業から、本県の交通環境の優位性や拠点性の高さを総合的に評価していただいたものと考えております。
 今月19日の「ぐんま企業立地セミナー in 東京」では、本県の優れた立地環境を広く首都圏の企業にアピールし、参加していただいた企業の皆様からも好感触を得たところであります。新たな情報発信拠点として整備している「Gメッセ群馬」との相乗効果も図り、「人・モノ・情報」を本県に呼び込んでいきたいと考えております。
 来年度は総合計画の最終年となりますが、これまでの進捗状況を踏まえて来年度当初予算の編成作業を進め、「群馬で暮らし始めたくなる、住み続けたくなる、家族を増やしたくなる」といった魅力あふれる群馬の未来創生に向けて、しっかりと取り組んで参ります。

 8月10日に発生しました県の防災ヘリコプター「はるな」の事故対応につきまして、遺族の皆様へのケアをはじめ、事故原因究明への調査協力、運航管理体制の検証を進めているところであります。このような中、殉職された消防職員の方々の合同追悼式を12月9日に執り行うこととし、県を挙げて、お亡くなりになられた方々の御功績をたたえ、哀悼の意を表したいと考えております。
 今後は、今回の事故の教訓を生かし、再発防止に全力を尽くすとともに、防災航空体制の再建に向けて取り組んで参ります。

 それでは、本日提出いたしました、議案の大要について、御説明申し上げます。
 今回の提出議案は、予算関係9件、事件議案10件の合計19件であります。

予算関係

 はじめに、予算関係であります。
 一般会計の補正予算額は、10億5,591万円であり、現計予算額と合算いたしますと、補正後の予算額は、7,508億5,133万円となります。
 この内容ですが、人事委員会勧告に基づく給与改定に伴う増額のほか、国の補正予算を活用して特別支援学校等のブロック塀の安全対策に必要な経費を追加しようとするものであります。
 債務負担行為については、県有施設の指定管理に関する協定や、中小企業向け工事の発注時期を平準化するための「ゼロ県債」など、来年度以降にわたる契約の締結が必要な事業の追加に伴い、補正しようとするものであります。
 特別会計については、流域下水道事業費会計において管(かん)渠(きよ)築造工事等に関する繰越明許費の補正を行おうとするものであります。
 また、企業会計については、給与改定に伴う補正を行おうとするものであります。

事件議案

 次に、事件議案のうち、主なものについて申し上げます。

 第187号議案及び第188号議案は、人事委員会の勧告に基づき、職員の給与改定等を行おうとするものであります。
 第190号議案は、群馬の森など9施設について、次期指定管理者の指定を行おうとするものであります。
 第195号議案は、旧農業技術センター前橋研究拠点の土地及び建物の処分を行おうとするものであります。

 以上、提出議案の大要について御説明申し上げました。
 何とぞ、慎重御審議の上、御議決くださいますよう、お願い申し上げます。