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本県は本州最大の養豚県であり、養豚業は県農業産出額の約2割を占める重要な産業です。このため豚熱対策については、知事就任直後から県の最重要課題として取り組んできましたが、残念なことに9月に県内の農場で豚熱が発生してしまいました。これまで野生イノシシ対策としての経口ワクチンの散布や飼養豚へのワクチン接種を国に要望し、いち早く実現するなど市町村や農家の方々とも協力し、先手先手で取り組んできただけに、まさに痛恨の極みでした。
今回の豚熱発生を教訓に県としてできる限りの対策を行います。農場の飼養衛生管理基準の遵守を徹底し、ワクチン接種の頻度を増やすことを検討中です。そのために、私から農林水産大臣に家畜防疫員以外の民間獣医師による接種を可能とするよう、強く要望したところです。
豚熱は人への感染はなく、感染した豚が市場に出ることもありません。皆さんの安心のために、これからも対策に万全を期してまいります。
農林水産大臣に要望する山本一太知事(10月14日)