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渋川市には、今年創建200年を迎える国指定重要有形民俗文化財の「上三原田の歌舞伎舞台」があります。この舞台は、回り舞台や役者を舞台に登場させる「せり」など、演出を盛り上げるためのいくつもの機構(からくり)を備えています。農村歌舞伎舞台は全国に多数ありますが、舞台下の奈落からせりを回転させながら上げ下げできる舞台は、他に例を見ないものです。
またこれらの機構を動かす操作技術も、脈々と受け継がれてきた大切な文化財です。何十人もの大人が息をぴったりと合わせ、拍子木の音を合図に一斉に操作します。
歌舞伎はテレビや映画などがない時代に、農閑期の貴重な娯楽として地域の人たちに愛されてきました。舞台の維持・設営、操作技術を伝承してきた「上三原田歌舞伎舞台操作伝承委員会」は、その取り組みが高く評価され、今年「サントリー地域文化賞」を受賞しました。11月2日(土曜日)、3日(日曜日)には「創建200年祭」が予定されています。詳しくは上三原田の歌舞伎舞台「創建200年祭」開催のお知らせ(渋川市ホームページ)<外部リンク>をご覧ください。
上三原田の歌舞伎舞台
問い合わせ先 県庁広報課 電話027-897-2695