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取材先の碓氷製糸では、繰糸機により真っ白な繭から、次々と生糸が作られていました。1本の糸は、手で簡単に切れてしまうほどの細い物です。しかし、束ねて括にした生糸はずっしりと重く、独特の光沢も分かります。人の手を経て製品が作られていることを実感しました。
また取材した小学校では、実家で養蚕を手伝っていることを一生懸命説明してくれた男の子や、県内各地の「養蚕の神さま」について調査をしている世界遺産伝道師協会の人たちに会いました。
こうしたさまざまな人たちの活動を今後も紹介できたらと思います。(万年)