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自助・共助・公助の連携のイラスト
地域防災力を高めるための三つの要素として「自助」「共助」「公助」があります。大規模災害が発生した場合、一つの要素だけでは被害の拡大を防ぐことはできません。これらが互いに連携することで、災害時の大きな力となります。
「自助」とは、自分の身を自分の努力によって守ることです。
例えば
「公助」とは、国や都道府県、市町村、消防機関、警察、自衛隊など公的な機関による救助・援助などのことです。
例えば
「共助」とは、地域や近隣の人が互いに協力し合うことです。
例えば
いざというときのために、日頃から何をすればよいのでしょうか。
防災の専門知識や技能を持ち、防災意識の啓発などを行う、日本防災士会群馬県支部長の飯塚さんにお聞きしました。
飯塚宗夫さん
「県内各地で防災イベントなどを開催すると、地域により防災意識の高さに差があると感じます。また大災害の直後は防災活動が盛んになりますが、その後、下火になってしまいます。定期的に訓練に参加する、訓練で得た知識を家族で共有する、備蓄品を用意しておくなど、一人一人が活動を継続することが大切です。
私もイベントを開催する時は、内容が参加者の心に残るよう、自衛官として派遣された時に見た被災地の様子を話したり、新聞紙でできるスリッパ作りなど楽しく体験できるコーナーを設けたりしています。
また家庭で備蓄をするときは、保管場所を一つにしてまとめておくことが重要です。そうすればいざというときに慌てなくて済みます。
群馬県は安全だという意識を払拭(ふっしょく)し、自分の命は自分で守ることを普段から意識してほしいですね。そのことが『共助』にもつながります」
ぐんまちゃんの防災メモ
県が管理する道路の通行規制などの情報を入手したり、県内の河川や道路の状況をライブカメラで見たりすることがです。
県土整備部防災情報<外部リンク>
スマートフォンで見られる県水位雨量情報システムの画面
市町村が発表する避難準備情報(28年12月に名称変更)を防災無線の他、インターネット、スマートフォンなどでも入手することができるので、適切に行動してください。