産経土木常任委員会（令和6年12月13日）

産経土木常任委員会委員長報告

委員長　松本　基志

　産経土木常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
　はじめに、付託議案の審査についてでありますが、第161号議案「令和6年度群馬県一般会計補正予算」に関して、都市整備費における繰越明許費が多い具体的な原因や、用地交渉が難航した際の土地収用法の手続きなどについて質疑され、やむを得ず土地収用法を適用する際は、速やかに執行するよう要望されました。
　次に、第163号議案「令和6年度群馬県電気事業会計補正予算」に関して、関根発電所の復旧工事の状況について質疑されました。
　次に、第167号議案「令和6年度群馬県施設管理事業会計補正予算」に関して、板倉ゴルフ場クラブハウス建替工事について、部材の見直しや仕様の明確化に伴う建築への影響、当初予算の組立て方等について質疑されるとともに、今後、入札不調が起こらないよう工夫することが要望されました。
　次に、第171号議案「群馬県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例」に関して、雨水浸透阻害行為の許可の件数や、要望のあった雨水貯留浸透施設の設置補助金の状況などについて質疑されました。
　次に、第178号議案「群馬県屋外広告物条例の一部を改正する条例」に関して、改正内容の周知方法や、定期点検を行う資格者の資格の種類等について質疑され、条例改正により広告設置者等が混乱することの無いよう適切に周知することが要望されました。
　次に、第184号議案「指定管理者の指定」に関して、産業経済部所管施設の指定管理者候補者及び選定結果等について、選考委員会の委員の選任基準等が質疑されました。
　その他の議案についても、慎重に審議の上、採決をした結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
　引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
　このほか、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
　まず、産業経済部関係では、

• タクシー業界等への支援について
• 沼田横塚産業団地に係る企業誘致への支援について
• カスタマーハラスメント防止条例素案について
• 群馬県の蓄電池の製造拠点について
• ユニバーサルツーリズムについて
• MAITSURUプロジェクトの実績について
• ぐんまフランス祭関連イベントの成果等について

　次に、企業局関係では、

• 県営ゴルフ場クラブハウスの整備等について

　最後に、県土整備部関係では、

• 建設工事における県産品の活用状況について
• 県土整備プラン2025素案における街路樹管理の記載及び取組の推進について
• 県土整備プラン2025素案における「災害対応組織力の維持」に係る表記について
• 次期県土整備プランの指標の検証方法について
• 次期県土整備プランの主要事業における完成予定年度の記載に係る考え方について

　これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
　以上、申し上げて委員長報告といたします。