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環境農林常任委員会(令和6年12月13日)
環境農林常任委員会委員長報告
委員長 牛木 義
環境農林常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告申し上げます。
はじめに、付託議案の審査についてでありますが、まず環境森林部では、第184号議案「指定管理者の指定について」、大沼キャンプフィールド及び赤城ランドステーションの指定管理者の選定において、どの項目でどんな点が優れていたか、選定理由が質されるとともに、納付金の活用方法が質疑されました。
また、赤城森林公園及び赤城ふれあいの森の選定については、1者の応募しかなかったことについて県の考えが質され、今後は複数の応募となるよう取り組むことが要望されました。
次に農政部では、第177号議案「ぐんまフラワーパークの設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」に関して、小人の入園料を有料化することに対して県の見解が質(ただ)されるとともに、今後の料金設定の考え方や主となる花の種類などについて質疑されました。
次に第171号議案「群馬県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例」については、農地の貸借手続きが農地中間管理機構を通じた方法に統一された背景や、市町村への権限委譲の状況が質疑されました。
以上の点をふまえ採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
このほか、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
環境森林部関係では、
- クビアカツヤカミキリの被害状況と対策について
- 銃によるカワウ対策について
- 尾瀬「入域料」の課題や今後のスケジュールについて
- 大沼キャンプフィールド及び赤城ランドステーションの工期や維持管理費用の見通しについて
- 群馬県安中総合射撃場クレー射撃施設の法令適合策の進捗状況について
- 県産木材の利用促進に関する指針の目標に対する実績の評価について
- 林業従事者の所得の状況について
- カラマツ種子及び苗木の確保について
- 代替プラスチックを利用したゴミ袋について
- ペレットストーブの活用について
次に、農政部関係では、
- 農振除外の手続きについて
- 会計検査での補助金返還事案の概要と再発防止について
- 旧境町トレーニングセンターの移転について
- 県産食肉の消費拡大とブランド化について
- 記録的高温による農作物の影響について
- 農家向け保険の内容と加入状況について
- 新規就農者の確保について
- 有害鳥獣捕獲に対する奨励金について
- 病害虫の防除対策について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして委員長報告といたします。