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環境農林常任委員会が県外調査を実施しました(令和6年7月23日~25日)

1 調査目的

 閉会中の委員会活動として下記事項について県外調査を実施し、今後の本県施策の進展に役立てます。

  1. 環境対策について
  2. 林業振興対策について
  3. 食料・農業・農村振興対策について

2 調査期日

令和6年7月23日(火曜日)~25日(木曜日)

3 調査項目

(1)株式会社ヤマップ(福岡県福岡市)

​ 株式会社ヤマップは、ダウンロード数400万を超える国内トップシェアの登山地図GPSアプリ「YAMAP」を中心に、Webメディア「YAMAP MAGAZINE」やオンラインストア「YAMAP STORE」などの事業を展開しています。自治体・企業向けサービスでは、自然を愛するユーザーとクライアントの間に、オンライン・リアル両方の接点をつくり、継続的なファン獲得に貢献する取組を実施しています。
 「地球とつながるよろこび」を目的に、人類が幸せに暮らすことと、山を含めた地球環境が豊かになることをつなぐ事業として、「循環型コミュニティポイントDOMO」を活用して森林保全や登山道整備を実施しています。
 ついては、独自のアプリを活用し、森林保全や登山道整備を行っている先進事例として、本県の林業振興の参考とするため調査を行いました。

ヤマップで説明を受ける様画像
株式会社ヤマップで説明を受ける様子

(2)株式会社三生(佐賀県鳥栖市)

 株式会社三生は、有害鳥獣駆除における捕獲器具のトップメーカーとして、研究を重ね、人と動物の共存を目指し、狩猟従事者の経験を元に、企画・開発・商品化を行っている。近年では日本初の電波法の認可を得た首輪型発信器を発売し、熊や猿の管理に活用されています。
 自然環境の変化や狩猟従事者人口の減少により、自然の特性、動物の行動志向、捕獲技術の知識や技術の習得が困難となってきている中、(株)三生では器具の販売だけでなく、有害鳥獣駆除の捕獲技術や駆除方法の指導や提案を行っています。
 ついては、本県の重要課題である有害鳥獣対策の先進事例として、本県の林業振興・農業振興の参考とするための調査を行いました。

株式会社三生塾を調査する様子
株式会社三生で説明を受ける様子

​(3)田中鉄工株式会社(佐賀県基山町)

 田中鉄工株式会社は、大正7年福岡県で創業し、昭和27年から道路機械建設分野であるアスファルトプラントを手がけています。CO2削減を始め、環境やエネルギー問題が叫ばれる中、「地球環境の保全、カーボンニュートラルの達成に貢献する」、「省エネ・リサイクル推進を通じて、循環型社会の発展に貢献する」、「従業員が働きやすい環境を追求し、お客様の働き方改革にも貢献する」をサスティナビリティ方針として業務に取り組んでいます。
 特に、「UCO(廃食油)の熱源転換による事業スキーム」は、道路建材であるアスファルト合材精製時に使用するバーナー燃焼の燃料に、CO2フリー&地産地消エネルギーである「廃食油」を利用し、その地域の誰もが利用する道路や歩道の建材燃料に転換することで、地域資源循環に寄与しています。
 ついては、カーボンニュートラル&循環型社会(ローカルSDGs)実現の先進事例として、本県の環境対策の参考とするための調査を行いました。

田中鉄工で挨拶する牛木委員長の画像
田中鉄工株式会社で挨拶する牛木委員長

(4)農業法人株式会社菌ちゃんふぁーむ(長崎県佐世保市)

 農業法人株式会社菌ちゃんふぁーむでは、発酵菌を使って土壌を豊かにすることで農薬を使わない野菜づくりを実践しています。
 土壌中の微生物の働きに注目し、生ゴミや雑草を微生物の力で発酵させ、土づくりをすることで、野菜自体の抗酸化力(抵抗力)が高まり、病害虫が付きにくい元気野菜(菌ちゃん野菜)を育てています。
 代表の吉田俊道氏は、元長崎県の農業改良普及員であり、平成8年に長崎県庁を退職し有機農家として新規参入し、現在では毎年全国各地で多数の講演を行い、持続可能で、土壌も野菜も人も元気になる農業を目指しています。
 ついては、環境負荷低減・資源循環型農業の先進事例として、本県の農業振興の参考とするための調査を行いました。

農業法人株式会社菌ちゃんふぁーむでの集合写真
​農業法人株式会社菌ちゃんふぁーむにて

4 出席委員

委員長:牛木 義、副委員長:追川 徳信
委員:久保田 順一郎、委員:狩野 浩志、委員:あべ ともよ、委員:金井 康夫、委員:宮崎 岳志、委員:水野 喜徳


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