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産経土木常任委員会が県外調査を実施しました(令和6年7月23日~25日)
1 調査目的
下記事項について県外調査を実施し、今後の委員会活動の参考とします。
- 災害復旧対策について
- 公営企業の推進について
- 観光物産の振興について
- 企業誘致の推進について
2 調査期日
令和6年7月23日(火曜日)~25日(木曜日)
3 調査項目
(1)新阿蘇大橋(熊本県阿蘇郡南阿蘇村)
平成28年の熊本地震により通行不能となった阿蘇大橋について、国が災害復旧代行事業として工事を進め、令和3年3月7日に開通。着工からわずか4年で完成させました。
落橋した阿蘇大橋の約600メートル下流位置に橋長525メートルの新橋(新阿蘇大橋)を建設。24時間施工や施工合理化を導入し、全体で約1年4カ月の工期短縮を実現しました。
ついては、災害復旧対策の参考とするため、新阿蘇大橋の取組について調査を行いました。
新阿蘇大橋で挨拶する松本(基)委員長
(2)緑川第一発電所(熊本県下益城郡美里町)
緑川第一発電所は、国が管理する緑川ダムの直下に1970年(昭和45年)に建設し、60メートルの落差を利用して発電する、県営では最大出力(29,000キロワット)を持つ水力発電所です。老朽化に伴い、令和2年5月から発電設備のリニューアル工事が行われ、令和4年8月に発電を再開しました。
ついては、本県におけるリニューアル工事の参考にするため、取組状況等について調査を行いました。
緑川第一発電所で説明を受ける様子
(3)人吉球磨観光地域づくり協議会(熊本県球磨郡あさぎり町)
人吉球磨観光地域づくり協議会は令和3年に発足し、相良700年の歴史・文化資源をベースに「人吉・球磨 風水・祈りの浄化町」のブランド戦略を策定し、それを基本に観光による地域経済の活性化の実現を目指しています。
令和5年度には、県のDX実証事業において、「デジタルコンテンツ・データを活用した人吉球磨での観光客のリピート率向上本実証事業」を実施し、自動認識技術等のデジタルツールを用いたスタンプラリー型のイベントによる観光振興に向けた実証を実施しました。
ついては、観光振興に向けた取組について調査を行いました。
人吉球磨観光地域づくり協議会の説明を受ける様子
(4)熊本県商工労働部(熊本県熊本市)
熊本県内には、半導体関連企業が200社以上集積しています。平成9年に分譲開始した熊本県の工業団地「セミコンテクノパーク」の隣接地に台湾に本社を置くTSMCが進出するなど、「セミコンテクノパーク」を中心に、熊本県は半導体産業の集積地となっています。
また、その一方で、このことに伴って、工場の周辺には様々な影響(人口増、交通渋滞等)が生じています。
ついては、本県の半導体産業集積の参考とするため、取組や課題等について調査を行いました。
熊本県庁にて
4 出席委員
委員長:松本 基志、副委員長:鈴木 数成
委員:星野 寛、委員:後藤 克己、委員:井下 泰伸、委員:伊藤 清、委員:穂積 昌信、委員:金沢 充隆、委員:丹羽 あゆみ、委員:清水 大樹