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環境農林常任委員会(令和6年6月17日)
環境農林常任委員会委員長報告
委員長 牛木 義
環境農林常任委員会に付託されました案件の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
はじめに、付託議案の審査についてでありますが、第108号議案「令和6年度群馬県一般会計補正予算」に関して、まず環境森林部では、新たなツキノワグマ対策に関し、人身被害の発生要因や、市街地に熊が出没したときの麻酔銃の使用について質されました。また鳥獣管理の専門職員の有効性や、猟友会会員や狩猟登録者の増加対策などが質疑されました。
次に農政部では、ツキノワグマの生息数や増加している要因、奥山調査の委託先、調査のためのカメラの設置期間について質疑されました。
続いて、環境森林部関係では、第109号議案「大沼キャンプフィールド及び赤城ランドステーションの設置及び管理に関する条例」に関して、施設の維持すべき価値や利用料金の設定状況について質疑されました。
次に第119号議案「群馬県安中総合射撃場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」に関して、捕獲の担い手確保・育成の観点から管理棟の利活用について質疑され、鳥獣被害対策は県政の重要課題であることから、捕獲の担い手の育成につながるような施設整備推進が要望されました。
また、安中総合射撃場の開場遅れの原因や今後のスケジュール、国民スポーツ大会への影響などが質されました。
以上の点をふまえ採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
引き続き行いました請願の審査結果につきましては、お手元に配付の報告書のとおりであります。
このほか、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
環境森林部関係では、
- スマート林業について
- カラマツ種子不足について
- 赤城公園活性化のための地元企業参画について
- 安中市から提出されたツキノワグマ人身被害抑制に関する要望書について
- 県有林巡視員の安全対策について
- 大沼キャンプフィールド及び赤城ランドステーションの事業費、指定管理者、及び達成目標について
- 登山道整備の進捗状況について
- 製材工場の県内誘致について
- 林業振興に向けた県の取組について
- 榛名公園の活性化について
次に、農政部関係では、
- 野生動物のキョンによる農作物被害について
- 配合飼料価格高騰対策について
- 豚熱の発生予防対策について
- 組織再編について
- ぐんまフラワーパークのリニューアルについて
- こんにゃくいもの価格低迷対策について
- 降ひょう被害の状況と対応について
- 農薬の適正使用と病害虫対策について
- 企業の農業参入について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして委員長報告といたします。