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産経土木常任委員会(令和6年3月18日)
産経土木常任委員会委員長報告
委員長 相沢 崇文
産経土木常任委員会に付託されました案件のうち、令和6年度関係議案の審査経過と結果について、ご報告を申し上げます。
はじめに、付託議案の審査についてでありますが、第1号議案「令和6年度群馬県一般会計予算」に関して、産業経済部関係では、航空宇宙・医療機器産業ビジネスや今春卒予定の高校生内定率について現状が質されました。
また、全県リビングラボ推進や北関東三県観光振興、リトリート推進、インバウンド誘客推進、tsukurun(ツクルン) のサテライト展開について質疑されました。
さらに、産業政策及び労働政策における「賃上げ」の位置付けについて当局の見解が質されました。
県土整備部関係では、敷島公園新水泳場整備運営事業の進捗に関して、利用中止中の競技団体への配慮と、施設の早期完成について要望されました。
また、公共工事における労務単価、県管理道路における道路照明の設置、自転車の交通安全対策、重点水害アクションにおける河川監視カメラの設置について現状が質されました。
さらに、緊急輸送道路の指定・管理状況、無電柱化の推進、群馬県耐震改修促進計画に基づく耐震診断義務付け対象建築物、県立都市公園における公募設置管理制度(Park-PFI)、ナショナルサイクルルートや北関東三県をつなぐサイクリングロードの今後の取組について質疑されました。
次に、第48号議案「群馬県県営住宅管理条例の一部を改正する条例」に関して、共益費管理に係る事務経費について質疑されました。
また、先行モデルとなる県営住宅での導入手続きについても質疑されました。
次に、第57号議案「群馬県産業振興基本計画の策定」に関して、高年齢者活躍の視点、賃上げ、スタートアップ支援について質疑されるとともに、デジタル・クリエイティブ産業へのみ注力するのではなく、従来型のものづくり産業を含む中小企業・小規模業者への支援にもしっかりと取り組むよう要望されました。
次に、第64号議案「令和6年度群馬県電気事業会計予算」に関して、売電契約の見直しや発電所のネーミングライツについて質疑されました。
また、大学等の再エネ・脱炭素化に係る研究開発等への助成や関根発電所復旧工事についても質疑されました。
次に、第67号議案「令和6年度群馬県団地造成事業会計予算」に関して、新規産業団地及び造成中の工業団地の状況について質疑されました。
以上を踏まえ、採決した結果、本委員会に付託されました各議案は、いずれも全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
この他、委員会の所管事項について、各般の議論が行われましたので、以下、その主な項目について申し上げます。
はじめに、産業経済部関係では、
- 企業誘致に係る課題解決に向けた対応方針について
- TUMO(ツーモ)センター導入に向けた進捗について
- 群馬県いきいきGカンパニー認証制度について
- パートナーシップ構築宣言について
- 障害者雇用の現状と今後の取組について
企業局関係では、
・藤岡インターチェンジ西産業団地の再分譲について
県土整備部関係では、
- 県営住宅におけるコミュニティの維持について
- 前橋駅から県庁までの道路空間等のデザインコンペについて
- ぐんま・県土整備プラン2025(仮称)の骨子について
- マイ・タイムラインの作成支援について
これらの事項につきましても、活発な議論が行われました。
以上、申し上げまして、委員長報告といたします。