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健康福祉常任委員会が県内調査を実施しました(令和6年1月24日)
1 調査目的
閉会中の委員会活動として社会福祉・社会保障の充実について県内調査を実施し、今後の本県施策の進展に役立てます。
2 調査期日
令和6年1月24日(水曜日)
3 調査項目
群馬大学医学部附属病院(前橋市)
群馬大学医学部附属病院は、昭和18年に設立された前橋医学専門学校附属医院を前身とし、約80年の歴史を誇る病院です。今では731床の病棟と約1700名を超えるスタッフを擁し、多くの外来患者、入院患者の診療を行う北関東有数の拠点病院です。大学病院として初の重粒子線がん治療を始め、数多くの先進医療が認可され、がんや難病に苦しむ患者に高度先進的な医療を提供しています。
特に、循環器系の疾患による死亡者が増加している中で、循環器内科は、心不全地域連携協議会、県医師会や前橋市医師会と連携し、先進的な地域連携パスの構築において中心的役割を果たすほか、心不全の早期診断において最先端の取組を行っています。また、県循環器病計画の策定作業への全面協力や、心臓病・動脈硬化の早期発見の意義と予防の重要性について、啓発活動にも精力的に取り組んでいます。
ついては、循環器病対策の取組についての参考とするため調査を行いました。
概要説明を受ける様子
群馬県立小児医療センター(渋川市)
群馬県立小児医療センターは、県内唯一の小児専門病院として昭和57年4月1日に開設されました。現在16診療科を有し、原則として他の医療機関からの紹介により診療を行っており、群馬県における小児・周産期医療の中核拠点としての役割を担っています。
しかし、築40年が経過し、施設の老朽化や狭隘化が深刻な課題となっていることや小児以外の患者への対応が困難であるという課題を踏まえ、昨年1月に再整備を行うことを決定したところです。
ついては、再整備に向けた検討についての参考とするため調査を行いました。
NICU車(新生児救急車)を視察する様子
群馬県医療的ケア児等支援センター「やっほ」(小児医療センター敷地内)
群馬県医療的ケア児等支援センター「やっほ」は、「医療的ケア児とその家族の支援に関する法律」に基づく総合相談窓口として、令和5年6月30日に開所しました。医療的ケア児に加えて、日常的な医療的ケアは必要でない重症心身障害児や18才以上の方も含めた「医療的ケア児等」を対象とした専門相談を行うとともに、研修や情報発信、支援に関する関係機関との連絡調整を行っています。
その他、家族交流室を設け、医療的ケア児等の家族会と連携した「ピアサポート(同じような悩みや経験を持つ者同士が支え合う)事業」にも力を入れています。
ついては、医療的ケア児等支援の充実についての参考とするため調査を行いました。
小児医療センターにて
4 出席委員
委員長:斉藤優、副委員長:大林裕子
委員:久保田順一郎、委員:酒井宏明、委員:金子渡、委員:須藤和臣、委員:追川徳信、委員:水野喜徳、委員:清水大樹